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3章
84 高級な木とギルドの事情
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「オラクレア・ペンタグラム!」
「・・・!!」
《熟練度が一定に達し【疾駆】スキルがLv20になりました》
《【疾駆】スキルが最高値になりました》
《熟練度が一定に達し【アクロバット】スキルがLv16になりました》
上級剣術Lvアーツで止めを刺した。
ややタフな印象を受けたが、苦戦する程ではないな。
木魔法という魔法は文字通り木を操る魔法らしいが、木の枝を飛ばしてきただけだったので大したことはない。
敵が動けないので、三次元的な動きをすれば翻弄できる。
【湖畔の水化木】素材アイテム レア度4
アクアトレントから手に入る木。
水分を多量に含み、上手く調和している。
杖や弓に加工可能。水の属性が付くことも。
《熟練度が一定に達し【解体】スキルがLv16になりました》
湖畔というのはおかしい気もするが、気にしたら負けだろう。
では、引き続きアクアトレントを探そう。気配は把握したから見つけやすくなっているはずだ。
《第一職業が中級剣士Lv18になりました》
《第二職業が火炎魔法士Lv15になりました》
《第三職業が舞踏家Lv15になりました》
《熟練度が一定に達し【中級槍術】スキルがLv14になりました》
《熟練度が一定に達し【闘気】スキルがLv5になりました》
《熟練度が一定に達し【舞闘】スキルがLv4になりました》
エリアの北側から東側で、白鳥とトレントを次々に討伐していく。
トレントが少ないのはガセ情報だったのかと思いきや、そうではないらしい。
アクアトレントの数が、どんどん減っているのだ。
一体誕生するのに時間が掛かるのだと思う。今は長い間放置されていた場所だけに、そこそこの数がいるのではなかろうか。
そのアクアトレントだが、どうにも槍との相性が良くない気がする。
スキルレベルなどを考慮しても、明らかに与えるダメージが少ないのだ。
逆に、剣の攻撃・・・特に精霊の剣に火属性を込めて攻撃すると効果が大きい。
木が燃えるのは何となくイメージ出来るので直ぐに納得できた。
湖畔の水化木を二十個以上手に入れて、湖白風水鳥の翼もそこそこ。
アクアトレントが見当たらなくなってしまったので、そろそろ引き上げよう。
アライアの町に転移して、冒険者ギルドへ。
討伐証明部位を提出しながら話しかける。
「ソフィア、白鳥とトレントの討伐をしてきたから報酬をよろしく」
「かしこまりました。しかし、本当にアクアトレントを狩ってきてしまわれるとは、流石ですね」
「あー、まあ・・・どういたしまして?」
半分くらいズルしたようなものなので、褒められるのはむずがゆいな。
というか、ソフィアの反応がやたらと好意的だ。称号のアイシスキラーが仕事をしているのかと考えると、微妙な気分になるが、妙な勘繰りは失礼だろうな。
「お待たせしました。こちらが討伐報酬の20万ゴールドになります」
「確かに。それで、水化木の納品についてなんだが・・・」
二十個以上あるのだから、幾つかは冒険者ギルドへ卸してもいいだろう。
「・・・もしや、納品して頂けるので?」
「ああ。数は少なくて申し訳ないけどな」
「いえいえ、納品して頂けるだけでとてもありがたいことです・・・!」
「お、おう・・・そうか・・・」
現在の状況として、冒険者ギルドへ納品するのは生産ギルドに伝手が無い者たちが主だ。
また、冒険者ギルドが優秀だと目をつけている者は大抵生産ギルドに伝手があるので、そちらで売却を行う。
つまり、質のいい素材はあまり入ってこないのが現状・・・らしい。
木材や食材、鉱石に薬草などは町の中での需要が尽きないので、あればあるほど儲かるし、ギルドが潤うのだとか。
現状は人数の多さも手伝って、質素な暮らしを強いられているみたいだからな。
ギルドの儲けは職員の給料にも直結するので、上司からはっぱをかけられていることもソフィアの愚痴から分かった。
「そういう訳でして、誠にありがとうございます。ついでに、これで上司に嫌味を言われずに済みそうです。中には私がアスト様の専属のようになっていることに不満を持つ者もおりますので・・・」
「なるほど・・・。ギルド職員って思っていたより大変なんだな・・・」
「前線で戦っておられる使徒の方々よりは楽ですけれどね。あっ、すみません・・・!愚痴を零してしまって・・・!」
少し頬が赤くなったな。恥じるようなことでもないと思うが。
「気にするな。それじゃあ、査定を頼みたいんだが・・・ここには出せないよな?」
「そうですね。ギルドの裏へ案内いたしますので、こちらへどうぞ」
そう言われたので、ギルド内部を通りつつ、ソフィアについて歩いていく。
「では、ここでお願いします」
「了解。一メートルくらいの木が三本な」
「・・・何度も申し上げますが、誠にありがとうございます」
ソフィアは深くお辞儀をしつつそう言ってから、査定に入った。
まあ、かなり珍しいみたいだし、おかしな反応でもないのだろうな。
結果として、三本の木はかなりの高値で売れた。
まさかの一本十万ゴールドとは驚きだ。
次はウェザリアに向かって、その後でログアウトしよう。
名前 アスト
種族 人間 Lv24
第一職業 中級剣士 Lv18
第二職業 火炎魔法士 Lv15
第三職業 舞踏家 Lv15
スキルポイント13
アナザースキル
加速Lv7
マスタースキルⅠ
剣術Lv10〔Master〕火魔法Lv10〔Master〕
索敵Lv10〔Master〕発見Lv10〔Master〕
解析Lv10〔Master〕錬金Lv10〔Master〕
料理Lv10〔Master〕槍術Lv10〔Master〕
中級剣術Lv20〔Master〕火炎魔法Lv20〔Master〕
マスタースキルⅡ
回避Lv10〔Master〕直感Lv10〔Master〕
照準Lv10〔Master〕疾走Lv10〔Master〕
暗視Lv10〔Master〕予測Lv10〔Master〕
迎撃Lv10〔Master〕ステップLv10〔Master〕
軽業Lv10〔Master〕瞬発Lv10〔Master〕
遠見Lv10〔Master〕
闇魔法耐性Lv10〔Master〕
火魔法耐性Lv10〔Master〕
水魔法耐性Lv10〔Master〕
盲目耐性Lv10〔Master〕
視覚強化Lv10〔Master〕
火傷耐性Lv10〔Master〕
予見Lv20〔Master〕舞踏Lv20〔Master〕
受け流しLv20〔Master〕見切りLv20〔Master〕
立体機動Lv20〔Master〕疾駆Lv20〔Master〕
マスタースキルⅢ
影魔法Lv10〔Master〕魔剣術Lv10〔Master〕
スキル
上級剣術Lv2 中級槍術Lv14 火焔魔法Lv1
中級錬金Lv12 中級料理Lv8 解体Lv16
気配察知Lv18 大発見Lv17 分析Lv17
軌道予測Lv19 反応Lv17 縮地Lv18
アクロバットLv16 梟の目Lv8 水中歩行Lv14
水中機動Lv14 闘気Lv5 舞闘Lv4
称号
開拓者 冒険者 使徒 越境者Ⅱ 開放者Ⅱ
ジャイアントキリング レイドボス討伐者
アイシスキラー 熟練戦士 小金持ち
基礎能力値
物理攻撃力 20(+26)
物理防御力 16(+24)
魔法攻撃力 18(+14)
魔法防御力 25(+10)
平均速力 17(+22)
「・・・!!」
《熟練度が一定に達し【疾駆】スキルがLv20になりました》
《【疾駆】スキルが最高値になりました》
《熟練度が一定に達し【アクロバット】スキルがLv16になりました》
上級剣術Lvアーツで止めを刺した。
ややタフな印象を受けたが、苦戦する程ではないな。
木魔法という魔法は文字通り木を操る魔法らしいが、木の枝を飛ばしてきただけだったので大したことはない。
敵が動けないので、三次元的な動きをすれば翻弄できる。
【湖畔の水化木】素材アイテム レア度4
アクアトレントから手に入る木。
水分を多量に含み、上手く調和している。
杖や弓に加工可能。水の属性が付くことも。
《熟練度が一定に達し【解体】スキルがLv16になりました》
湖畔というのはおかしい気もするが、気にしたら負けだろう。
では、引き続きアクアトレントを探そう。気配は把握したから見つけやすくなっているはずだ。
《第一職業が中級剣士Lv18になりました》
《第二職業が火炎魔法士Lv15になりました》
《第三職業が舞踏家Lv15になりました》
《熟練度が一定に達し【中級槍術】スキルがLv14になりました》
《熟練度が一定に達し【闘気】スキルがLv5になりました》
《熟練度が一定に達し【舞闘】スキルがLv4になりました》
エリアの北側から東側で、白鳥とトレントを次々に討伐していく。
トレントが少ないのはガセ情報だったのかと思いきや、そうではないらしい。
アクアトレントの数が、どんどん減っているのだ。
一体誕生するのに時間が掛かるのだと思う。今は長い間放置されていた場所だけに、そこそこの数がいるのではなかろうか。
そのアクアトレントだが、どうにも槍との相性が良くない気がする。
スキルレベルなどを考慮しても、明らかに与えるダメージが少ないのだ。
逆に、剣の攻撃・・・特に精霊の剣に火属性を込めて攻撃すると効果が大きい。
木が燃えるのは何となくイメージ出来るので直ぐに納得できた。
湖畔の水化木を二十個以上手に入れて、湖白風水鳥の翼もそこそこ。
アクアトレントが見当たらなくなってしまったので、そろそろ引き上げよう。
アライアの町に転移して、冒険者ギルドへ。
討伐証明部位を提出しながら話しかける。
「ソフィア、白鳥とトレントの討伐をしてきたから報酬をよろしく」
「かしこまりました。しかし、本当にアクアトレントを狩ってきてしまわれるとは、流石ですね」
「あー、まあ・・・どういたしまして?」
半分くらいズルしたようなものなので、褒められるのはむずがゆいな。
というか、ソフィアの反応がやたらと好意的だ。称号のアイシスキラーが仕事をしているのかと考えると、微妙な気分になるが、妙な勘繰りは失礼だろうな。
「お待たせしました。こちらが討伐報酬の20万ゴールドになります」
「確かに。それで、水化木の納品についてなんだが・・・」
二十個以上あるのだから、幾つかは冒険者ギルドへ卸してもいいだろう。
「・・・もしや、納品して頂けるので?」
「ああ。数は少なくて申し訳ないけどな」
「いえいえ、納品して頂けるだけでとてもありがたいことです・・・!」
「お、おう・・・そうか・・・」
現在の状況として、冒険者ギルドへ納品するのは生産ギルドに伝手が無い者たちが主だ。
また、冒険者ギルドが優秀だと目をつけている者は大抵生産ギルドに伝手があるので、そちらで売却を行う。
つまり、質のいい素材はあまり入ってこないのが現状・・・らしい。
木材や食材、鉱石に薬草などは町の中での需要が尽きないので、あればあるほど儲かるし、ギルドが潤うのだとか。
現状は人数の多さも手伝って、質素な暮らしを強いられているみたいだからな。
ギルドの儲けは職員の給料にも直結するので、上司からはっぱをかけられていることもソフィアの愚痴から分かった。
「そういう訳でして、誠にありがとうございます。ついでに、これで上司に嫌味を言われずに済みそうです。中には私がアスト様の専属のようになっていることに不満を持つ者もおりますので・・・」
「なるほど・・・。ギルド職員って思っていたより大変なんだな・・・」
「前線で戦っておられる使徒の方々よりは楽ですけれどね。あっ、すみません・・・!愚痴を零してしまって・・・!」
少し頬が赤くなったな。恥じるようなことでもないと思うが。
「気にするな。それじゃあ、査定を頼みたいんだが・・・ここには出せないよな?」
「そうですね。ギルドの裏へ案内いたしますので、こちらへどうぞ」
そう言われたので、ギルド内部を通りつつ、ソフィアについて歩いていく。
「では、ここでお願いします」
「了解。一メートルくらいの木が三本な」
「・・・何度も申し上げますが、誠にありがとうございます」
ソフィアは深くお辞儀をしつつそう言ってから、査定に入った。
まあ、かなり珍しいみたいだし、おかしな反応でもないのだろうな。
結果として、三本の木はかなりの高値で売れた。
まさかの一本十万ゴールドとは驚きだ。
次はウェザリアに向かって、その後でログアウトしよう。
名前 アスト
種族 人間 Lv24
第一職業 中級剣士 Lv18
第二職業 火炎魔法士 Lv15
第三職業 舞踏家 Lv15
スキルポイント13
アナザースキル
加速Lv7
マスタースキルⅠ
剣術Lv10〔Master〕火魔法Lv10〔Master〕
索敵Lv10〔Master〕発見Lv10〔Master〕
解析Lv10〔Master〕錬金Lv10〔Master〕
料理Lv10〔Master〕槍術Lv10〔Master〕
中級剣術Lv20〔Master〕火炎魔法Lv20〔Master〕
マスタースキルⅡ
回避Lv10〔Master〕直感Lv10〔Master〕
照準Lv10〔Master〕疾走Lv10〔Master〕
暗視Lv10〔Master〕予測Lv10〔Master〕
迎撃Lv10〔Master〕ステップLv10〔Master〕
軽業Lv10〔Master〕瞬発Lv10〔Master〕
遠見Lv10〔Master〕
闇魔法耐性Lv10〔Master〕
火魔法耐性Lv10〔Master〕
水魔法耐性Lv10〔Master〕
盲目耐性Lv10〔Master〕
視覚強化Lv10〔Master〕
火傷耐性Lv10〔Master〕
予見Lv20〔Master〕舞踏Lv20〔Master〕
受け流しLv20〔Master〕見切りLv20〔Master〕
立体機動Lv20〔Master〕疾駆Lv20〔Master〕
マスタースキルⅢ
影魔法Lv10〔Master〕魔剣術Lv10〔Master〕
スキル
上級剣術Lv2 中級槍術Lv14 火焔魔法Lv1
中級錬金Lv12 中級料理Lv8 解体Lv16
気配察知Lv18 大発見Lv17 分析Lv17
軌道予測Lv19 反応Lv17 縮地Lv18
アクロバットLv16 梟の目Lv8 水中歩行Lv14
水中機動Lv14 闘気Lv5 舞闘Lv4
称号
開拓者 冒険者 使徒 越境者Ⅱ 開放者Ⅱ
ジャイアントキリング レイドボス討伐者
アイシスキラー 熟練戦士 小金持ち
基礎能力値
物理攻撃力 20(+26)
物理防御力 16(+24)
魔法攻撃力 18(+14)
魔法防御力 25(+10)
平均速力 17(+22)
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