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3章
51 ウェルトの町開放戦前
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ギルドの事は後回しにして、FSOへログイン。
フランはまだ来ていなかったので、その間に掲示板の確認をしようかな。
おっ、西側の境界ボスが倒されたらしい。
僕が今いる境界地帯の南側エリアへプレイヤーが進出してくるということだ。
町の開放まで、そう遠くはないだろうな。
運営のデータには、様々なことが載っている。
例えば、現在におけるプレイヤーのレベル。
レベル20が一名。
レベル17が二名。
レベル14が二名。
レベル13が八名。
レベル12が十一名。
レベル11が十九名。
レベル10が四十二名。
総プレイ人口は三万人を超えている。
さて、上位陣三名は誰なんだろうかね。
・・・僕たちのことでした。分かってたことだけどな!
職業ごとの人数を少ない順に見ていくと、一番最初に舞踏家が一人。
その次に光明魔法士が一人。
光明魔法士は光魔法使いの上位職だろうな。
光魔法は補助に特化しているので、魔法使い職で選択する者が少ない。スキルポイントが足りないのだ。
光魔法だけという者はさらに少ないだろう。まともに戦えなくなる恐れが強いのだから。
氷雪魔法士も一人。
氷魔法使いの上位職っぽいが・・・。
光明魔法士と同様に、どんな人なのか気になるところだ。
後の職業は複数居るが、農家と牧畜家が二人と三人。
何を思ってこの職業にしたのだろうか。
初期スキルに農業と牧畜はあったけれど、活躍はまだ先の話ではないかな。
色々眺めている間にフランが来たので運営データを閉じる。
「すまない、遅れたな」
「まだ約束の時間になってないから大丈夫だよ!」
僕も頷いておく。
「では、ウェルトの町周辺の探索に出発!」
右腕を突き上げるミレアは可愛らしかったです、はい。
「二人とも全力攻撃!エアリアルエクスプロージョン!」
「トリプルスラスト!」
「イエローステップ!ダブルスラッシュ!」
「ブヒィーッ!?」
体勢を崩していたオークキーパーに攻撃が集中して、HPバーを削り切った。
《第三職業が舞踏家Lv10になりました》
《職業アーツ『コネクトステップ』を習得しました》
《熟練度が一定に達し【気配察知】スキルがLv13になりました》
《熟練度が一定に達し【予見】スキルがLv17になりました》
《熟練度が一定に達し【立体機動】スキルがLv13になりました》
《熟練度が一定に達し【火傷耐性】スキルがLv8になりました》
《熟練度が一定に達し【軌道予測】スキルがLv13になりました》
《熟練度が一定に達し【反応】スキルがLv11になりました》
《熟練度が一定に達し【疾駆】スキルがLv9になりました》
どうやら勝ったようだ。
オークの大集団とかち合った時はどうなることかと思ったぞ。
「大勝利!でもMPが半分を切っちゃったよっ!」
これは・・・MPポーションを求めているのか?
「ミレア、MPポーション要るか?」
「えっ・・・?もらっても良いの・・・?アスト兄が天使に見えるよ!」
悪魔と言ったり天使と言ったり、ころころ変わる奴だな・・・。
というか、暗に要求していたわけではないのか。
「勿論いいぞ。・・・1000ゴールドで」
「買った!」
ま、当然の判断だろうな。
現在ポーションの値段は600ゴールド~800ゴールド。
店売り価格になるともう少し上がるだろうな。
MPポーションはその二倍を超えるくらいなので、とても安い値段設定なのだ。
「フランもAPポーションをどうだ?・・・・・・5000ゴールドで」
「では有難く・・・って、高いぞ!?」
「冗談だよ。こっちも1000ゴールドな」
フランに手渡して、自分も使用する。
連続使用は不可なので、一本だけだが。
「ふぅ・・・。それにしても、何だってあんなに大量のオークが居たんだ?」
簡単に数えただけでも、五十体くらい居んだが。
「確か、オーク四十体、メイジ四体、ランサー二体、ソードマン二体、キーパー一体だったかな・・・?」
「よく覚えてるな・・・」
ミレアの記憶力については今更なので別にいい。
【ウェルトの鍵Ⅲ】特殊アイテム レア度ー
ウェルトの町へ入るための鍵。
全部で三種類存在する。
オークキーパーからは鍵を入手。
キーパーを含むオークたちの集団は、エリア内を徘徊していたのだろう。
鍵が動き回るとか、できればやめてほしかった。
エリアの端から端まで探すことになってしまったではないか。
あ、北西第三エリアは西と北へ進む道が無かったな。
ウラードの町がある北東第三エリアと似たようなものだ。
聳え立つ壁からは土石鉱石を採掘した。
「満を持して、ウェルト開放戦だね!」
「うむ、どんな戦いになるだろうか・・・」
フラン、こういう時に笑みを浮かべるから戦闘狂と言われるんだぞ?
そこんとこ、ちゃんと分かってるのかね?
《熟練度が一定に達し【疾駆】スキルがLv10になりました》
ウェルトの町の門前へ到着。
結界にできた鍵穴に、鍵を使用。
「今回も合図しよっか?」
「必要は無いと思うが、やってもいいんじゃないか?」
前回はミレアのフェイントに騙されたが、今回は騙されないぞ。
「じゃあやるよっ!せーのっ!」
ガチャリ。
「・・・アスト兄とフラン、何で鍵を差さないの?」
「「フェイントが入るのかと・・・」」
なんてこったい。
「はぁ・・・。フランと同レベルなのか・・・」
「アスト、それはどういう意味なのか詳しく聞かせてもらおうか!」
ガチャリ。
「あ、私の鍵も・・・」
ガチャリ。
締まらないなぁ・・・。
町の中央広場へ向かうと、そこには三体の魔物が居た。
ミレアの言った通りだが、念のために解析しようかね?
名前 アスト
種族 人間 Lv20
第一職業 中級剣士 Lv11
第二職業 火炎魔法士 Lv10
第三職業 舞踏家 Lv10
スキルポイント17
アナザースキル
加速Lv6
マスタースキルⅠ
剣術Lv10〔Master〕火魔法Lv10〔Master〕
索敵Lv10〔Master〕発見Lv10〔Master〕
解析Lv10〔Master〕錬金Lv10〔Master〕
マスタースキルⅡ
回避Lv10〔Master〕直感Lv10〔Master〕
照準Lv10〔Master〕疾走Lv10〔Master〕
暗視Lv10〔Master〕予測Lv10〔Master〕
迎撃Lv10〔Master〕ステップLv10〔Master〕
軽業Lv10〔Master〕瞬発Lv10〔Master〕
闇魔法耐性Lv10〔Master〕
火魔法耐性Lv10〔Master〕
盲目耐性Lv10〔Master〕
視覚強化Lv10〔Master〕
マスタースキルⅢ
影魔法Lv10〔Master〕魔剣術Lv10〔Master〕
スキル
中級剣術Lv17 火炎魔法Lv16 解体Lv14
中級錬金Lv8 気配察知Lv13 大発見Lv11
分析Lv12 予見Lv17 立体機動Lv13
火傷耐性Lv8 見切りLv15 舞踏Lv15
受け流しLv15 軌道予測Lv13 反応Lv11
疾駆Lv10
称号
開拓者 冒険者 使徒 越境者Ⅱ 開放者Ⅱ
ジャイアントキリング
基礎能力値
物理攻撃力 17(+13)
物理防御力 16(+17)
魔法攻撃力 17(+ 8)
魔法防御力 22(+ 8)
平均速力 16(+20)
フランはまだ来ていなかったので、その間に掲示板の確認をしようかな。
おっ、西側の境界ボスが倒されたらしい。
僕が今いる境界地帯の南側エリアへプレイヤーが進出してくるということだ。
町の開放まで、そう遠くはないだろうな。
運営のデータには、様々なことが載っている。
例えば、現在におけるプレイヤーのレベル。
レベル20が一名。
レベル17が二名。
レベル14が二名。
レベル13が八名。
レベル12が十一名。
レベル11が十九名。
レベル10が四十二名。
総プレイ人口は三万人を超えている。
さて、上位陣三名は誰なんだろうかね。
・・・僕たちのことでした。分かってたことだけどな!
職業ごとの人数を少ない順に見ていくと、一番最初に舞踏家が一人。
その次に光明魔法士が一人。
光明魔法士は光魔法使いの上位職だろうな。
光魔法は補助に特化しているので、魔法使い職で選択する者が少ない。スキルポイントが足りないのだ。
光魔法だけという者はさらに少ないだろう。まともに戦えなくなる恐れが強いのだから。
氷雪魔法士も一人。
氷魔法使いの上位職っぽいが・・・。
光明魔法士と同様に、どんな人なのか気になるところだ。
後の職業は複数居るが、農家と牧畜家が二人と三人。
何を思ってこの職業にしたのだろうか。
初期スキルに農業と牧畜はあったけれど、活躍はまだ先の話ではないかな。
色々眺めている間にフランが来たので運営データを閉じる。
「すまない、遅れたな」
「まだ約束の時間になってないから大丈夫だよ!」
僕も頷いておく。
「では、ウェルトの町周辺の探索に出発!」
右腕を突き上げるミレアは可愛らしかったです、はい。
「二人とも全力攻撃!エアリアルエクスプロージョン!」
「トリプルスラスト!」
「イエローステップ!ダブルスラッシュ!」
「ブヒィーッ!?」
体勢を崩していたオークキーパーに攻撃が集中して、HPバーを削り切った。
《第三職業が舞踏家Lv10になりました》
《職業アーツ『コネクトステップ』を習得しました》
《熟練度が一定に達し【気配察知】スキルがLv13になりました》
《熟練度が一定に達し【予見】スキルがLv17になりました》
《熟練度が一定に達し【立体機動】スキルがLv13になりました》
《熟練度が一定に達し【火傷耐性】スキルがLv8になりました》
《熟練度が一定に達し【軌道予測】スキルがLv13になりました》
《熟練度が一定に達し【反応】スキルがLv11になりました》
《熟練度が一定に達し【疾駆】スキルがLv9になりました》
どうやら勝ったようだ。
オークの大集団とかち合った時はどうなることかと思ったぞ。
「大勝利!でもMPが半分を切っちゃったよっ!」
これは・・・MPポーションを求めているのか?
「ミレア、MPポーション要るか?」
「えっ・・・?もらっても良いの・・・?アスト兄が天使に見えるよ!」
悪魔と言ったり天使と言ったり、ころころ変わる奴だな・・・。
というか、暗に要求していたわけではないのか。
「勿論いいぞ。・・・1000ゴールドで」
「買った!」
ま、当然の判断だろうな。
現在ポーションの値段は600ゴールド~800ゴールド。
店売り価格になるともう少し上がるだろうな。
MPポーションはその二倍を超えるくらいなので、とても安い値段設定なのだ。
「フランもAPポーションをどうだ?・・・・・・5000ゴールドで」
「では有難く・・・って、高いぞ!?」
「冗談だよ。こっちも1000ゴールドな」
フランに手渡して、自分も使用する。
連続使用は不可なので、一本だけだが。
「ふぅ・・・。それにしても、何だってあんなに大量のオークが居たんだ?」
簡単に数えただけでも、五十体くらい居んだが。
「確か、オーク四十体、メイジ四体、ランサー二体、ソードマン二体、キーパー一体だったかな・・・?」
「よく覚えてるな・・・」
ミレアの記憶力については今更なので別にいい。
【ウェルトの鍵Ⅲ】特殊アイテム レア度ー
ウェルトの町へ入るための鍵。
全部で三種類存在する。
オークキーパーからは鍵を入手。
キーパーを含むオークたちの集団は、エリア内を徘徊していたのだろう。
鍵が動き回るとか、できればやめてほしかった。
エリアの端から端まで探すことになってしまったではないか。
あ、北西第三エリアは西と北へ進む道が無かったな。
ウラードの町がある北東第三エリアと似たようなものだ。
聳え立つ壁からは土石鉱石を採掘した。
「満を持して、ウェルト開放戦だね!」
「うむ、どんな戦いになるだろうか・・・」
フラン、こういう時に笑みを浮かべるから戦闘狂と言われるんだぞ?
そこんとこ、ちゃんと分かってるのかね?
《熟練度が一定に達し【疾駆】スキルがLv10になりました》
ウェルトの町の門前へ到着。
結界にできた鍵穴に、鍵を使用。
「今回も合図しよっか?」
「必要は無いと思うが、やってもいいんじゃないか?」
前回はミレアのフェイントに騙されたが、今回は騙されないぞ。
「じゃあやるよっ!せーのっ!」
ガチャリ。
「・・・アスト兄とフラン、何で鍵を差さないの?」
「「フェイントが入るのかと・・・」」
なんてこったい。
「はぁ・・・。フランと同レベルなのか・・・」
「アスト、それはどういう意味なのか詳しく聞かせてもらおうか!」
ガチャリ。
「あ、私の鍵も・・・」
ガチャリ。
締まらないなぁ・・・。
町の中央広場へ向かうと、そこには三体の魔物が居た。
ミレアの言った通りだが、念のために解析しようかね?
名前 アスト
種族 人間 Lv20
第一職業 中級剣士 Lv11
第二職業 火炎魔法士 Lv10
第三職業 舞踏家 Lv10
スキルポイント17
アナザースキル
加速Lv6
マスタースキルⅠ
剣術Lv10〔Master〕火魔法Lv10〔Master〕
索敵Lv10〔Master〕発見Lv10〔Master〕
解析Lv10〔Master〕錬金Lv10〔Master〕
マスタースキルⅡ
回避Lv10〔Master〕直感Lv10〔Master〕
照準Lv10〔Master〕疾走Lv10〔Master〕
暗視Lv10〔Master〕予測Lv10〔Master〕
迎撃Lv10〔Master〕ステップLv10〔Master〕
軽業Lv10〔Master〕瞬発Lv10〔Master〕
闇魔法耐性Lv10〔Master〕
火魔法耐性Lv10〔Master〕
盲目耐性Lv10〔Master〕
視覚強化Lv10〔Master〕
マスタースキルⅢ
影魔法Lv10〔Master〕魔剣術Lv10〔Master〕
スキル
中級剣術Lv17 火炎魔法Lv16 解体Lv14
中級錬金Lv8 気配察知Lv13 大発見Lv11
分析Lv12 予見Lv17 立体機動Lv13
火傷耐性Lv8 見切りLv15 舞踏Lv15
受け流しLv15 軌道予測Lv13 反応Lv11
疾駆Lv10
称号
開拓者 冒険者 使徒 越境者Ⅱ 開放者Ⅱ
ジャイアントキリング
基礎能力値
物理攻撃力 17(+13)
物理防御力 16(+17)
魔法攻撃力 17(+ 8)
魔法防御力 22(+ 8)
平均速力 16(+20)
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