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3章
44 最上位種と激戦
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「グギャッ!」
「っ、パワースラッシュ!」
キンッ!!
一回打ち合っただけで手がしびれそうなんだが、ギリギリ対抗できた。
相手はただのスラッシュだったが、相殺は相殺。
初めは加速を適宜使いながら、対抗策を一つずつ形にしていこう。
「グゲギャッ!」
これは・・・ダブルスラッシュのモーションだな。
なら、こちらの行動は・・・。
「ブルーステップ!」
「ギャッ!?」
青いエフェクトのステップを踏んで、敵の二連撃を受け流す。
《熟練度が一定に達し【舞踏】スキルがLv11になりました》
《熟練度が一定に達し【受け流し】スキルがLv11になりました》
「シャドウバインド!カウンターダブルプラス!パワースラッシュ!」
攻撃を完璧に回避されて驚いているゴブリンナイトへカウンターの一撃。
クリティカルヒットとなり、僅かにHPバーが削れた。
カウンターでもこれだけとは、かなりしんどいことになりそうだ。
こちらに斬りかかって来たゴブリンナイトの攻撃を、シャドウムーブで回避。
回避した先でファイアボールを使用し、空中へ飛ばして待機させる。
ゴブリンナイトがこちらへ向かって来るので、敵の剣が当たる直前で加速を発動し、ギリギリのタイミングを計ってシャドウムーブで移動。
移動先はゴブリンナイトの背後にできた影。
未だにゆっくり動くゴブリンナイト。
大きなダメージを与えるべく、加速Lv5アーツ『アクセルドライブ』を発動。
「パワースラッシュ・ドライブ!」
「グガゲェェェッ!?」
クリティカルポイントの首に炸裂し、HPバーが残り九割に。
今の一撃でもこれだけって、随分とタフだなぁ・・・。
「イエローステップ!ダブルスラッシュ!」
黄色いエフェクトの機敏なステップを踏みつつ、連続技を当てていく。
「グゲギャギャッ!」
スラッシュの対応は、見切りで軌道を把握し、ブルーステップからの受け流し。
その直後にカウンターのパワースラッシュ。
「ギャグギャッ!」
ダブルスラッシュの対応は、二撃目まで予見した後、イエローステップで回避。
回避しつつもカウンターのトリプルスラッシュ。
《熟練度が一定に達し【予見】スキルがLv13になりました》
《熟練度が一定に達し【見切り】スキルがLv12になりました》
《取得可能スキルに【軽業】が追加されました》
クリティカルコンボ6HIT!
パワースラッシュへの対応は、敵が溜めに入ったタイミングで加速を発動。
敵の剣が僕に届くより早く、シャドウムーブで背後か側面へ移動し、カウンターで渾身の一撃、パワースラッシュ・ドライブを炸裂させる。
「ギャッ・・・!」
トリプルスラッシュへの対応は、段階を踏む必要がある。
モーションを見たら直ぐに、イエローステップとブルーステップを連続発動。
イエローステップで二発目までを回避し、同時にダブルスラッシュで攻撃。
ブルーステップで三発目を受け流し、カウンターでパワースラッシュ。
クールタイムなども考慮し、これが最も安全かつダメージを与えられると見た。
予見と見切りもいい仕事をしている。
クリティカルコンボ10HIT!
《熟練度が一定に達し【中級剣術】スキルがLv15になりました》
《熟練度が一定に達し【舞踏】スキルがLv12になりました》
《熟練度が一定に達し【受け流し】スキルがLv12になりました》
問題は、まだ使用していないアーツ。
サークルスラッシュはどうとでもなるのでいい。
中級剣術Lv20で習得するアーツと上級剣術Lv1で習得するだろうアーツ。
この二つはまだ使用されていないのだ。
上級剣術のアーツはHPバーが二割五分を割り込んでからだとしても、中級剣術のアーツはどんなものなんだ?
って、言ってる傍から知らないモーションだ。
ここは安全策をとって加速を発動させる。
「ギャ!」
「っ!?どわっ!?」
なんと、振り下ろされた剣から刃が飛んできた!
至近距離だったせいで、危うく回避し損ねるところだった。
自分の瞬発力を褒めてやりたい。
《プレイヤースキルの条件達成を確認しました》
《取得可能スキルに【反応】が追加されます》
《取得可能スキルに【瞬発】が追加されます》
お、おう。システムもご褒美をくれたとか?
違いますよね、はい。
それはさておき、仮称・飛刃にどのように対応しようか。
受け流しや回避を選択するなら加速は必須で、その上、次に繋がらない。
それなら、少し危険で効果が不確かだが、火炎魔法を使おう。
モーションが見えた瞬間にフレイムエクスプロージョンを僕とゴブリンナイトの中間に炸裂させる。
・・・やはり却下で。余りにもリスクが高い。
「ギャ!」
飛刃が比較的有効と見たのか、敵が再びそのモーションに入った。
予見と見切りを強く意識しながら、トリプルダッシュで距離をとる。
敵が剣を振りかぶった瞬間に加速を発動して軌道を予測。
一歩ズレた位置に移動してから、再びトリプルダッシュで接近した。
すぐ横で斬撃がすれ違ったのを確認して、冷や汗が流れたぞ・・・。
《マスタースキル【予測】【照準】を確認しました》
《プレイヤースキルの条件達成を確認しました》
《取得可能スキルに【軌道予測】が追加されました》
「パワースラッシュ!」
加速が切れてクリティカル判定になったが、更に追撃。
「イエローステップ!ダブルスラッシュ!」
クリティカルコンボ13HIT!
まだ敵のHPバーは半分以上残っているが、順調ではある。
ちらりと周囲を伺うと、離れた場所で戦闘するミレアとフランの姿があった。
どちらも優勢で、フランの方はもうすぐ終わりそうだ。
事前にパターンの情報があるとはいえ、よく一人で勝てるよな。
僕のように加速がある訳でもないのに。
「ギャギャギャ!!」
「おっと、よそ見は良くないな」
エリア開放戦も後半。気合を入れ直していこう。
名前 アスト
種族 人間 Lv18
第一職業 中級剣士 Lv9
第二職業 火炎魔法士 Lv8
スキルポイント17
アナザースキル
加速Lv5
マスタースキルⅠ
剣術Lv10〔Master〕火魔法Lv10〔Master〕
索敵Lv10〔Master〕発見Lv10〔Master〕
解析Lv10〔Master〕錬金Lv10〔Master〕
マスタースキルⅡ
回避Lv10〔Master〕直感Lv10〔Master〕
照準Lv10〔Master〕疾走Lv10〔Master〕
闇魔法耐性Lv10〔Master〕
盲目耐性Lv10〔Master〕
視覚強化Lv10〔Master〕
暗視Lv10〔Master〕予測Lv10〔Master〕
迎撃Lv10〔Master〕ステップLv10〔Master〕
マスタースキルⅢ
影魔法Lv10〔Master〕魔剣術Lv10〔Master〕
スキル
中級剣術Lv15 火炎魔法Lv13 解体Lv13
中級錬金Lv6 気配察知Lv11 大発見Lv9
分析Lv10 予見Lv13 立体機動Lv10
火魔法耐性Lv3 火傷耐性Lv3 見切りLv12
舞踏Lv12 受け流しLv12
称号
開拓者 冒険者 使徒 越境者Ⅱ 開放者
ジャイアントキリング
基礎能力値
物理攻撃力 17(+13)
物理防御力 16(+17)
魔法攻撃力 17(+ 8)
魔法防御力 18(+ 8)
平均速力 16(+20)
「っ、パワースラッシュ!」
キンッ!!
一回打ち合っただけで手がしびれそうなんだが、ギリギリ対抗できた。
相手はただのスラッシュだったが、相殺は相殺。
初めは加速を適宜使いながら、対抗策を一つずつ形にしていこう。
「グゲギャッ!」
これは・・・ダブルスラッシュのモーションだな。
なら、こちらの行動は・・・。
「ブルーステップ!」
「ギャッ!?」
青いエフェクトのステップを踏んで、敵の二連撃を受け流す。
《熟練度が一定に達し【舞踏】スキルがLv11になりました》
《熟練度が一定に達し【受け流し】スキルがLv11になりました》
「シャドウバインド!カウンターダブルプラス!パワースラッシュ!」
攻撃を完璧に回避されて驚いているゴブリンナイトへカウンターの一撃。
クリティカルヒットとなり、僅かにHPバーが削れた。
カウンターでもこれだけとは、かなりしんどいことになりそうだ。
こちらに斬りかかって来たゴブリンナイトの攻撃を、シャドウムーブで回避。
回避した先でファイアボールを使用し、空中へ飛ばして待機させる。
ゴブリンナイトがこちらへ向かって来るので、敵の剣が当たる直前で加速を発動し、ギリギリのタイミングを計ってシャドウムーブで移動。
移動先はゴブリンナイトの背後にできた影。
未だにゆっくり動くゴブリンナイト。
大きなダメージを与えるべく、加速Lv5アーツ『アクセルドライブ』を発動。
「パワースラッシュ・ドライブ!」
「グガゲェェェッ!?」
クリティカルポイントの首に炸裂し、HPバーが残り九割に。
今の一撃でもこれだけって、随分とタフだなぁ・・・。
「イエローステップ!ダブルスラッシュ!」
黄色いエフェクトの機敏なステップを踏みつつ、連続技を当てていく。
「グゲギャギャッ!」
スラッシュの対応は、見切りで軌道を把握し、ブルーステップからの受け流し。
その直後にカウンターのパワースラッシュ。
「ギャグギャッ!」
ダブルスラッシュの対応は、二撃目まで予見した後、イエローステップで回避。
回避しつつもカウンターのトリプルスラッシュ。
《熟練度が一定に達し【予見】スキルがLv13になりました》
《熟練度が一定に達し【見切り】スキルがLv12になりました》
《取得可能スキルに【軽業】が追加されました》
クリティカルコンボ6HIT!
パワースラッシュへの対応は、敵が溜めに入ったタイミングで加速を発動。
敵の剣が僕に届くより早く、シャドウムーブで背後か側面へ移動し、カウンターで渾身の一撃、パワースラッシュ・ドライブを炸裂させる。
「ギャッ・・・!」
トリプルスラッシュへの対応は、段階を踏む必要がある。
モーションを見たら直ぐに、イエローステップとブルーステップを連続発動。
イエローステップで二発目までを回避し、同時にダブルスラッシュで攻撃。
ブルーステップで三発目を受け流し、カウンターでパワースラッシュ。
クールタイムなども考慮し、これが最も安全かつダメージを与えられると見た。
予見と見切りもいい仕事をしている。
クリティカルコンボ10HIT!
《熟練度が一定に達し【中級剣術】スキルがLv15になりました》
《熟練度が一定に達し【舞踏】スキルがLv12になりました》
《熟練度が一定に達し【受け流し】スキルがLv12になりました》
問題は、まだ使用していないアーツ。
サークルスラッシュはどうとでもなるのでいい。
中級剣術Lv20で習得するアーツと上級剣術Lv1で習得するだろうアーツ。
この二つはまだ使用されていないのだ。
上級剣術のアーツはHPバーが二割五分を割り込んでからだとしても、中級剣術のアーツはどんなものなんだ?
って、言ってる傍から知らないモーションだ。
ここは安全策をとって加速を発動させる。
「ギャ!」
「っ!?どわっ!?」
なんと、振り下ろされた剣から刃が飛んできた!
至近距離だったせいで、危うく回避し損ねるところだった。
自分の瞬発力を褒めてやりたい。
《プレイヤースキルの条件達成を確認しました》
《取得可能スキルに【反応】が追加されます》
《取得可能スキルに【瞬発】が追加されます》
お、おう。システムもご褒美をくれたとか?
違いますよね、はい。
それはさておき、仮称・飛刃にどのように対応しようか。
受け流しや回避を選択するなら加速は必須で、その上、次に繋がらない。
それなら、少し危険で効果が不確かだが、火炎魔法を使おう。
モーションが見えた瞬間にフレイムエクスプロージョンを僕とゴブリンナイトの中間に炸裂させる。
・・・やはり却下で。余りにもリスクが高い。
「ギャ!」
飛刃が比較的有効と見たのか、敵が再びそのモーションに入った。
予見と見切りを強く意識しながら、トリプルダッシュで距離をとる。
敵が剣を振りかぶった瞬間に加速を発動して軌道を予測。
一歩ズレた位置に移動してから、再びトリプルダッシュで接近した。
すぐ横で斬撃がすれ違ったのを確認して、冷や汗が流れたぞ・・・。
《マスタースキル【予測】【照準】を確認しました》
《プレイヤースキルの条件達成を確認しました》
《取得可能スキルに【軌道予測】が追加されました》
「パワースラッシュ!」
加速が切れてクリティカル判定になったが、更に追撃。
「イエローステップ!ダブルスラッシュ!」
クリティカルコンボ13HIT!
まだ敵のHPバーは半分以上残っているが、順調ではある。
ちらりと周囲を伺うと、離れた場所で戦闘するミレアとフランの姿があった。
どちらも優勢で、フランの方はもうすぐ終わりそうだ。
事前にパターンの情報があるとはいえ、よく一人で勝てるよな。
僕のように加速がある訳でもないのに。
「ギャギャギャ!!」
「おっと、よそ見は良くないな」
エリア開放戦も後半。気合を入れ直していこう。
名前 アスト
種族 人間 Lv18
第一職業 中級剣士 Lv9
第二職業 火炎魔法士 Lv8
スキルポイント17
アナザースキル
加速Lv5
マスタースキルⅠ
剣術Lv10〔Master〕火魔法Lv10〔Master〕
索敵Lv10〔Master〕発見Lv10〔Master〕
解析Lv10〔Master〕錬金Lv10〔Master〕
マスタースキルⅡ
回避Lv10〔Master〕直感Lv10〔Master〕
照準Lv10〔Master〕疾走Lv10〔Master〕
闇魔法耐性Lv10〔Master〕
盲目耐性Lv10〔Master〕
視覚強化Lv10〔Master〕
暗視Lv10〔Master〕予測Lv10〔Master〕
迎撃Lv10〔Master〕ステップLv10〔Master〕
マスタースキルⅢ
影魔法Lv10〔Master〕魔剣術Lv10〔Master〕
スキル
中級剣術Lv15 火炎魔法Lv13 解体Lv13
中級錬金Lv6 気配察知Lv11 大発見Lv9
分析Lv10 予見Lv13 立体機動Lv10
火魔法耐性Lv3 火傷耐性Lv3 見切りLv12
舞踏Lv12 受け流しLv12
称号
開拓者 冒険者 使徒 越境者Ⅱ 開放者
ジャイアントキリング
基礎能力値
物理攻撃力 17(+13)
物理防御力 16(+17)
魔法攻撃力 17(+ 8)
魔法防御力 18(+ 8)
平均速力 16(+20)
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