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3章
40 境界に聳え立つ壁
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夕食後にFSOにログイン。
《熟練度が一定に達し【中級錬金】スキルがLv6になりました》
減った分のHPポーションを超える量を作った。
MPポーションやAPポーションもそれなりに作っておいた。
MPポーションとAPポーションは、僅かながら販売が開始されている。
まだまだ需要を満たしているとは、とても言えないような状況だが。
掲示板を覗いたら、魔法使い系の愚痴が結構あった。
魔法使いにとって、MPは生命線だからな。
それはさておき、ゴブリン狩りを進めようか。
《熟練度が一定に達し【火炎魔法】スキルがLv11になりました》
《熟練度が一定に達し【気配察知】スキルがLv10になりました》
《熟練度が一定に達し【予見】スキルがLv9になりました》
《熟練度が一定に達し【見切り】スキルがLv7になりました》
戦闘をこなしつつ、ウラードの町東端までやって来たのだが・・・。
「・・・何だこれ」
僕の目の前には壁があった。
もちろん、概念的な意味の壁ではないぞ?
そのままの意味で、壁、なのだ。
高さは・・・十メートルくらいか?
ちょっと飛び越えることは無理な高さだし、登れる気もしない。
途中で落ちて死に戻りとか、溺れたディアスを笑えなくなってしまうぞ?
ガキンッ!!
試しに斬りつけてみるも、歯が立たない。
これは諦めるべきだろうな。
一応、南北の確認はしておこう。
《熟練度が一定に達し【見切り】スキルがLv8になりました》
《熟練度が一定に達し【大発見】スキルがLv8になりました》
南北を確認したら一部だけ脆い壁があり、そこに採掘ポイントを発見した。
手に入ったのは銀鉱石と火炎鉱石。
壁についてはエリアの境界まで続いており、北と東へ抜けられる気がしない。
空でも飛べれば別かもしれないが、回り道するのが正しい選択肢なのだろうな。
東方第二エリアであるイスタリアの町から東へ進んでみた。
この辺りはファングラビットだらけなので、適当に倒しながら進む。
ビッグファングラビット Lv1
魔物 上位種Ⅱ 格上
スキル 強突進 大跳躍 ???
ちょっと待て。
レベルこそ低めだがエリアボスじゃないか!
フレイムアップとコンセントレーションを使用して、戦いを挑む。
「シャドウバインド!フレイムエクスプロージョン!」
「グゥゥッ!?」
距離があったので、火炎魔法で先制攻撃。
ビッグファングラビットは回避を試みていたようだが、範囲が広すぎて失敗。
敵のHPバーを程々に削れた。
兎がこちらに突っ込んで来たので、軽々と回避。
慣れもあり、普通の突進では既に脅威には値しない。
回避後に加速を発動し、アクセルドライブを使用。
「カウンターダブルプラス!パワースラッシュ・ドライブ!」
ザンッ!!
紙一重の回避から、カウンターで最大級の一撃を喰らわせた。
敵のHPバーは五割を下回った。
その後は敵の突進を回避しながら、少しづつHPを削っていった。
回避から攻撃、攻撃から回避、
一連の動きを違和感なく自然に行えるようになった。
《マスタースキル【迎撃】【ステップ】を確認しました》
《プレイヤースキルの条件達成を確認しました》
《取得可能スキルに【舞踏】が追加されました》
そんなアナウンスが聴こえたとき、ビッグファングラビットによる例の高速突進モーションが見えたので、加速を発動。
流れるような動きで突進をいなして、敵を転倒させた。
《マスタースキル【回避】【迎撃】を確認しました》
《プレイヤースキルの条件達成を確認しました》
《取得可能スキルに【受け流し】が追加されました》
加速Lv5アーツ『アクセルドライブ』を使用。
「パワースラッシュ・ドライブ!」
カウンターでクリティカルに決まったその一撃で、敵のHPバーは消滅した。
《アストのレベルが18になりました》
《能力値ポイントを2獲得しました》
《スキルポイントを1獲得しました》
《第一職業が中級剣士Lv9になりました》
《第二職業が火炎魔法士Lv8になりました》
《熟練度が一定に到達し【中級剣術】スキルがLv13になりました》
《熟練度が一定に到達し【火炎魔法】スキルがLv12になりました》
《熟練度が一定に到達し【予見】スキルがLv10になりました》
《熟練度が一定に到達し【見切り】スキルがLv9になりました》
能力値ポイントは平均速力へ2ポイント。
もっと平均速力があれば、攻防一体の動きがスムーズになって、格上相手でも戦いやすくなるのでは?
そういう理由からの振り分けだ。
それで、新たに取得可能になったスキルなのだが。
舞踏、それに受け流し?
どういう基準で取得可能になっているのか、まるで分からないな、これは。
その手の解析は早々に諦めたので、なにか問題があるわけでも無いが。
舞踏は2ポイントで受け流しは1ポイントだったので、ここは取得だ。
きっと僕の力になってくれるだろう。
【大牙兎の毛皮】素材アイテム レア度3
ビッグファングラビットの毛皮。
比較的軽く、軽装備にはうってつけ。
【大牙兎の牙】素材アイテム レア度3
ビッグファングラビットの牙。
先端が鋭く、槍の穂先にも使用可能。
《熟練度が一定に到達し【解体】スキルがLv13になりました》
毛皮の方は防具に使えそうだが、現状の防具に不満は無いので保留だな。
牙の方は売ってしまえばいい。
「イエローステップ!トリプルスラッシュ!」
「グゥッ!?」
《熟練度が一定に到達し【舞踏】スキルがLv5になりました》
《熟練度が一定に到達し【受け流し】スキルがLv5になりました》
舞踏と受け流し・・・おおよその感覚は掴めた。
舞踏Lv1アーツ『イエローステップ』は、機敏なステップで、連続攻撃との相性がとても良い。
一番ピッタリのコンボだったのはトリプルスラッシュだ。
アーツによるシステムアシストとも噛み合わせが良さそうだった。
受け流しは、イエローステップとは相性が良くなさそうなので、別々に使うべきであるという結論になった。
新しいステップを覚えたら、またコンビネーションを試してみよう。
それで、東方第二エリアの東端に向かっていたのだが、聳え立つ壁は無かった。
平原の先にあったのは、普通に境界地帯で、境界ボスも存在している。
シャドウウルフリーダー Lv4
境界ボス 魔物 上位種Ⅱ 格上
スキル 暗闇魔法 統率 ???
シャドウウルフの上位個体ということか。
イスタリアの町の西側にある影狼の森が、エリアの南側を中継して、こちらにもつながっているのだろう。
今日はコイツを倒してログアウトにしようかな。
名前 アスト
種族 人間 Lv18
第一職業 中級剣士 Lv9
第二職業 火炎魔法士 Lv8
スキルポイント10
アナザースキル
加速Lv5
マスタースキルⅠ
剣術Lv10〔Master〕火魔法Lv10〔Master〕
索敵Lv10〔Master〕発見Lv10〔Master〕
解析Lv10〔Master〕錬金Lv10〔Master〕
マスタースキルⅡ
回避Lv10〔Master〕直感Lv10〔Master〕
照準Lv10〔Master〕疾走Lv10〔Master〕
闇魔法耐性Lv10〔Master〕
盲目耐性Lv10〔Master〕
視覚強化Lv10〔Master〕
暗視Lv10〔Master〕予測Lv10〔Master〕
迎撃Lv10〔Master〕ステップLv10〔Master〕
マスタースキルⅢ
影魔法Lv10〔Master〕魔剣術Lv10〔Master〕
スキル
中級剣術Lv13 火炎魔法Lv12 解体Lv13
中級錬金Lv6 気配察知Lv10 大発見Lv8
分析Lv8 予見Lv10 立体機動Lv9
火魔法耐性Lv3 火傷耐性Lv3 見切りLv9
舞踏Lv5 受け流しLv5
称号
開拓者 冒険者 使徒 越境者Ⅱ 開放者
ジャイアントキリング
基礎能力値
物理攻撃力 17(+13)
物理防御力 16(+13)
魔法攻撃力 17(+ 2)
魔法防御力 18(+ 2)
平均速力 14(+20)
《熟練度が一定に達し【中級錬金】スキルがLv6になりました》
減った分のHPポーションを超える量を作った。
MPポーションやAPポーションもそれなりに作っておいた。
MPポーションとAPポーションは、僅かながら販売が開始されている。
まだまだ需要を満たしているとは、とても言えないような状況だが。
掲示板を覗いたら、魔法使い系の愚痴が結構あった。
魔法使いにとって、MPは生命線だからな。
それはさておき、ゴブリン狩りを進めようか。
《熟練度が一定に達し【火炎魔法】スキルがLv11になりました》
《熟練度が一定に達し【気配察知】スキルがLv10になりました》
《熟練度が一定に達し【予見】スキルがLv9になりました》
《熟練度が一定に達し【見切り】スキルがLv7になりました》
戦闘をこなしつつ、ウラードの町東端までやって来たのだが・・・。
「・・・何だこれ」
僕の目の前には壁があった。
もちろん、概念的な意味の壁ではないぞ?
そのままの意味で、壁、なのだ。
高さは・・・十メートルくらいか?
ちょっと飛び越えることは無理な高さだし、登れる気もしない。
途中で落ちて死に戻りとか、溺れたディアスを笑えなくなってしまうぞ?
ガキンッ!!
試しに斬りつけてみるも、歯が立たない。
これは諦めるべきだろうな。
一応、南北の確認はしておこう。
《熟練度が一定に達し【見切り】スキルがLv8になりました》
《熟練度が一定に達し【大発見】スキルがLv8になりました》
南北を確認したら一部だけ脆い壁があり、そこに採掘ポイントを発見した。
手に入ったのは銀鉱石と火炎鉱石。
壁についてはエリアの境界まで続いており、北と東へ抜けられる気がしない。
空でも飛べれば別かもしれないが、回り道するのが正しい選択肢なのだろうな。
東方第二エリアであるイスタリアの町から東へ進んでみた。
この辺りはファングラビットだらけなので、適当に倒しながら進む。
ビッグファングラビット Lv1
魔物 上位種Ⅱ 格上
スキル 強突進 大跳躍 ???
ちょっと待て。
レベルこそ低めだがエリアボスじゃないか!
フレイムアップとコンセントレーションを使用して、戦いを挑む。
「シャドウバインド!フレイムエクスプロージョン!」
「グゥゥッ!?」
距離があったので、火炎魔法で先制攻撃。
ビッグファングラビットは回避を試みていたようだが、範囲が広すぎて失敗。
敵のHPバーを程々に削れた。
兎がこちらに突っ込んで来たので、軽々と回避。
慣れもあり、普通の突進では既に脅威には値しない。
回避後に加速を発動し、アクセルドライブを使用。
「カウンターダブルプラス!パワースラッシュ・ドライブ!」
ザンッ!!
紙一重の回避から、カウンターで最大級の一撃を喰らわせた。
敵のHPバーは五割を下回った。
その後は敵の突進を回避しながら、少しづつHPを削っていった。
回避から攻撃、攻撃から回避、
一連の動きを違和感なく自然に行えるようになった。
《マスタースキル【迎撃】【ステップ】を確認しました》
《プレイヤースキルの条件達成を確認しました》
《取得可能スキルに【舞踏】が追加されました》
そんなアナウンスが聴こえたとき、ビッグファングラビットによる例の高速突進モーションが見えたので、加速を発動。
流れるような動きで突進をいなして、敵を転倒させた。
《マスタースキル【回避】【迎撃】を確認しました》
《プレイヤースキルの条件達成を確認しました》
《取得可能スキルに【受け流し】が追加されました》
加速Lv5アーツ『アクセルドライブ』を使用。
「パワースラッシュ・ドライブ!」
カウンターでクリティカルに決まったその一撃で、敵のHPバーは消滅した。
《アストのレベルが18になりました》
《能力値ポイントを2獲得しました》
《スキルポイントを1獲得しました》
《第一職業が中級剣士Lv9になりました》
《第二職業が火炎魔法士Lv8になりました》
《熟練度が一定に到達し【中級剣術】スキルがLv13になりました》
《熟練度が一定に到達し【火炎魔法】スキルがLv12になりました》
《熟練度が一定に到達し【予見】スキルがLv10になりました》
《熟練度が一定に到達し【見切り】スキルがLv9になりました》
能力値ポイントは平均速力へ2ポイント。
もっと平均速力があれば、攻防一体の動きがスムーズになって、格上相手でも戦いやすくなるのでは?
そういう理由からの振り分けだ。
それで、新たに取得可能になったスキルなのだが。
舞踏、それに受け流し?
どういう基準で取得可能になっているのか、まるで分からないな、これは。
その手の解析は早々に諦めたので、なにか問題があるわけでも無いが。
舞踏は2ポイントで受け流しは1ポイントだったので、ここは取得だ。
きっと僕の力になってくれるだろう。
【大牙兎の毛皮】素材アイテム レア度3
ビッグファングラビットの毛皮。
比較的軽く、軽装備にはうってつけ。
【大牙兎の牙】素材アイテム レア度3
ビッグファングラビットの牙。
先端が鋭く、槍の穂先にも使用可能。
《熟練度が一定に到達し【解体】スキルがLv13になりました》
毛皮の方は防具に使えそうだが、現状の防具に不満は無いので保留だな。
牙の方は売ってしまえばいい。
「イエローステップ!トリプルスラッシュ!」
「グゥッ!?」
《熟練度が一定に到達し【舞踏】スキルがLv5になりました》
《熟練度が一定に到達し【受け流し】スキルがLv5になりました》
舞踏と受け流し・・・おおよその感覚は掴めた。
舞踏Lv1アーツ『イエローステップ』は、機敏なステップで、連続攻撃との相性がとても良い。
一番ピッタリのコンボだったのはトリプルスラッシュだ。
アーツによるシステムアシストとも噛み合わせが良さそうだった。
受け流しは、イエローステップとは相性が良くなさそうなので、別々に使うべきであるという結論になった。
新しいステップを覚えたら、またコンビネーションを試してみよう。
それで、東方第二エリアの東端に向かっていたのだが、聳え立つ壁は無かった。
平原の先にあったのは、普通に境界地帯で、境界ボスも存在している。
シャドウウルフリーダー Lv4
境界ボス 魔物 上位種Ⅱ 格上
スキル 暗闇魔法 統率 ???
シャドウウルフの上位個体ということか。
イスタリアの町の西側にある影狼の森が、エリアの南側を中継して、こちらにもつながっているのだろう。
今日はコイツを倒してログアウトにしようかな。
名前 アスト
種族 人間 Lv18
第一職業 中級剣士 Lv9
第二職業 火炎魔法士 Lv8
スキルポイント10
アナザースキル
加速Lv5
マスタースキルⅠ
剣術Lv10〔Master〕火魔法Lv10〔Master〕
索敵Lv10〔Master〕発見Lv10〔Master〕
解析Lv10〔Master〕錬金Lv10〔Master〕
マスタースキルⅡ
回避Lv10〔Master〕直感Lv10〔Master〕
照準Lv10〔Master〕疾走Lv10〔Master〕
闇魔法耐性Lv10〔Master〕
盲目耐性Lv10〔Master〕
視覚強化Lv10〔Master〕
暗視Lv10〔Master〕予測Lv10〔Master〕
迎撃Lv10〔Master〕ステップLv10〔Master〕
マスタースキルⅢ
影魔法Lv10〔Master〕魔剣術Lv10〔Master〕
スキル
中級剣術Lv13 火炎魔法Lv12 解体Lv13
中級錬金Lv6 気配察知Lv10 大発見Lv8
分析Lv8 予見Lv10 立体機動Lv9
火魔法耐性Lv3 火傷耐性Lv3 見切りLv9
舞踏Lv5 受け流しLv5
称号
開拓者 冒険者 使徒 越境者Ⅱ 開放者
ジャイアントキリング
基礎能力値
物理攻撃力 17(+13)
物理防御力 16(+13)
魔法攻撃力 17(+ 2)
魔法防御力 18(+ 2)
平均速力 14(+20)
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