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2章
30 影魔法と木材提供
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スキルポイントを2消費して、影魔法を取得した。
影魔法Lv1アーツは、シャドウムーブ。
影に潜って、影の間を移動出来るらしい。
夜の間は使い放題らしいが、夜の闇は、厳密には影なのだろうか。
《熟練度が一定に到達し【影魔法】スキルがLv5になりました》
《【影魔法】Lv5アーツ『シャドウバインド』を習得しました》
影に潜る感覚が面白くて、シャドウムーブを使いまくっている間にレベル5になり、新しいアーツを習得してしまった。
シャドウバインドは、文字通り、影で敵を縛る魔法だな。
今更かもしれないが、影魔法と火炎魔法の相性は、かなり良いかもしれないことに気づいた。
ファイアボールなどで、ある程度は影の位置を操作可能になるのだから。
マスタースキルになると、アーツの自由度が高くなるおかげだ。
そろそろ夜も遅いので、町に戻ってログアウトしよう。
僕は、トリプルダッシュを使用しながら、イスタリアの町へ向かった。
ログアウトして、明日の朝食を何にするか確認。
「お兄ちゃん、夕食ありがとうね!」
美鈴が僕より少し遅れてログアウトしてきたようだ。
「どういたしまして。美鈴も、片づけありがとうな?」
「それくらい当然だよ!私、お兄ちゃんに頼り過ぎてるし・・・!」
食事の件なら、負担になって居る訳でも無いんだが、律儀な妹だ。
「そう言えば、進み具合はどうだ?」
「それが、レベル10に中々上がらなくて・・・。お兄ちゃんもそうだったの?」
「いや?レベル8でボスを倒して、一気にレベル10まで上がったぞ?」
記憶が間違っていなければ、そうだったはずだ。
「うーん・・・。レベル9から10の間で、壁でもあるのかな・・・?」
「かもな。あのボスを倒してレベル10止まりというのは、確かに妙だから」
今更ながらに気づくとは、ずいぶん抜けてるな・・・。
美鈴を見習わなくては。
「それでね、レベル10が6人揃ったら、ボスに挑もうという話になってるよ」
「全員クラスアップしているフルパーティーか。妥当なところだな」
「お兄ちゃんは勝てると思う?」
また難しい質問を・・・。
熊との戦闘を思い出して、予想してみる。
「・・・犠牲は出るだろうが、上手く連携出来ればギリギリ勝てるんじゃないか?」
「・・・つまり、連携が出来なければ負けるんだね」
美鈴が目を細めている。
こういう美鈴は、高速で何かを考えている。
「・・・うん、決めた。戦いを観戦してから、ソロで挑むことにする」
「美鈴がそれで良いと思うなら、良いんじゃないか?」
僕にはそれくらいしか言えない。
戦闘パターンさえ把握してしまえば、いけそうな気もするのだ。
だから、パターン変更のタイミングを教えておいた。
「それって、初見だったら間違いなく無理だよ・・・」
「いや、そうでもないぞ?一発目を耐えて、二発目から気をつければいい」
「それが難しいんだよ、お兄ちゃん?」
多分、加速スキルのおかげだろうな。
使い続けている内に、やたらと判断力が高くなっている気がするのだ。
口には出さないけど。
「ところでお兄ちゃん」
「どうした美鈴?」
「小腹がすいたかも・・・」
「おい」
夕食はどこへ消えたんだ。
十分な量を用意したはずなんだが?
「ゲームで頭を使ったら、お腹がすくのが早くて・・・」
「はぁ・・・ちょっと待ってて、今何か作るから」
「ありがとうお兄ちゃん!」
おい待て、抱き着くな!
愛情表現は嫌いでは無いが、限度というものがあるだろう・・・!
何も言葉に出来ない僕も僕なんだがな・・・。
もう少ししたら、明日からの食事量を計算し直して買い出しに行かねば。
思わぬ出費だが、お金には困っていないので気にする必要も無い。
大学生ながら、こう見えて、僕の年収はそれなりなのだ。
勿論、無駄遣いなどしないが。
翌日の朝、用意しておいた朝食を食べて、FSOにログイン。
昨日ログアウトした、イスタリアの町にある宿屋だった建物内部へ降り立った。
《熟練度が一定に到達し【中級錬金】スキルがLv3になりました》
《熟練度が一定に到達し【中級剣術】スキルがLv7になりました》
《熟練度が一定に到達し【火炎魔法】スキルがLv5になりました》
《熟練度が一定に到達し【大発見】スキルがLv3になりました》
《熟練度が一定に到達し【予見】スキルがLv3になりました》
《熟練度が一定に到達し【影魔法】スキルがLv7になりました》
影狼の森で適当にシャドウウルフらと戦いながら、木材を入手。
狼影森の虚木は手に入らなかったが、影森の木は手に入った。
ポーションの方は、APポーションとMPポーションを20本ずつ作成した。
昨日は全く使わなかったし、次に作成したら売っても良いかもしれないな。
それでは、アライアの町に転移して、アリアさんに木材を売りに行こうか。
名前 アスト
種族 人間 Lv14
第一職業 中級剣士 Lv5
第二職業 火炎魔法士 Lv3
スキルポイント7
アナザースキル
加速Lv4
マスタースキルⅠ
剣術Lv10〔Master〕火魔法Lv10〔Master〕
索敵Lv10〔Master〕発見Lv10〔Master〕
解析Lv10〔Master〕錬金Lv10〔Master〕
マスタースキルⅡ
回避Lv10〔Master〕直感Lv10〔Master〕
照準Lv10〔Master〕疾走Lv10〔Master〕
闇魔法耐性Lv10〔Master〕
盲目耐性Lv10〔Master〕
スキル
中級剣術Lv7 火炎魔法Lv5 解体Lv11
中級錬金Lv3 気配察知Lv6 大発見Lv3
分析Lv1 予見Lv3 影魔法Lv7
称号
開拓者 冒険者 使徒 越境者 開放者
ジャイアントキリング
基礎能力値
物理攻撃力 16
物理防御力 16
魔法攻撃力 16
魔法防御力 14
平均速力 14
武具
【銀の剣】武器アイテム レア度3
物理攻撃力+4 魔法攻撃力+2 品質8
銀鉱石を加工して作成された剣。
使用時に、魔法攻撃力も上昇する。
【牙兎の剣】武器アイテム レア度3
物理攻撃力+4 品質7
ファングラビットの牙を使った剣。
普通の剣よりも切れ味が良い。
【牙兎と狂犬の革鎧】防具アイテム レア度4
物理防御力+5 平均速力+3 品質6
ファングラビットとクレイジーハウンド。
二体の皮を合わせて使った革鎧。
【巨大森熊の指輪】装飾アイテム レア度5
物理攻撃力+5 平均速力+4 品質8
ビッグベアーの力が宿った指輪。
【巨大森熊の籠手】防具アイテム レア度5
物理攻撃力+4 物理防御力+4 品質8
ビッグベアーの力が宿った籠手。
【大牙兎の首飾り】装飾アイテム レア度5
平均速力+9 品質8
ビッグファングラビットの力が宿った首飾り。
【大牙兎のブーツ】防具アイテム レア度5
平均速力+4 物理防御力+4 品質8
ビッグファングラビットの力が宿ったブーツ。
影魔法Lv1アーツは、シャドウムーブ。
影に潜って、影の間を移動出来るらしい。
夜の間は使い放題らしいが、夜の闇は、厳密には影なのだろうか。
《熟練度が一定に到達し【影魔法】スキルがLv5になりました》
《【影魔法】Lv5アーツ『シャドウバインド』を習得しました》
影に潜る感覚が面白くて、シャドウムーブを使いまくっている間にレベル5になり、新しいアーツを習得してしまった。
シャドウバインドは、文字通り、影で敵を縛る魔法だな。
今更かもしれないが、影魔法と火炎魔法の相性は、かなり良いかもしれないことに気づいた。
ファイアボールなどで、ある程度は影の位置を操作可能になるのだから。
マスタースキルになると、アーツの自由度が高くなるおかげだ。
そろそろ夜も遅いので、町に戻ってログアウトしよう。
僕は、トリプルダッシュを使用しながら、イスタリアの町へ向かった。
ログアウトして、明日の朝食を何にするか確認。
「お兄ちゃん、夕食ありがとうね!」
美鈴が僕より少し遅れてログアウトしてきたようだ。
「どういたしまして。美鈴も、片づけありがとうな?」
「それくらい当然だよ!私、お兄ちゃんに頼り過ぎてるし・・・!」
食事の件なら、負担になって居る訳でも無いんだが、律儀な妹だ。
「そう言えば、進み具合はどうだ?」
「それが、レベル10に中々上がらなくて・・・。お兄ちゃんもそうだったの?」
「いや?レベル8でボスを倒して、一気にレベル10まで上がったぞ?」
記憶が間違っていなければ、そうだったはずだ。
「うーん・・・。レベル9から10の間で、壁でもあるのかな・・・?」
「かもな。あのボスを倒してレベル10止まりというのは、確かに妙だから」
今更ながらに気づくとは、ずいぶん抜けてるな・・・。
美鈴を見習わなくては。
「それでね、レベル10が6人揃ったら、ボスに挑もうという話になってるよ」
「全員クラスアップしているフルパーティーか。妥当なところだな」
「お兄ちゃんは勝てると思う?」
また難しい質問を・・・。
熊との戦闘を思い出して、予想してみる。
「・・・犠牲は出るだろうが、上手く連携出来ればギリギリ勝てるんじゃないか?」
「・・・つまり、連携が出来なければ負けるんだね」
美鈴が目を細めている。
こういう美鈴は、高速で何かを考えている。
「・・・うん、決めた。戦いを観戦してから、ソロで挑むことにする」
「美鈴がそれで良いと思うなら、良いんじゃないか?」
僕にはそれくらいしか言えない。
戦闘パターンさえ把握してしまえば、いけそうな気もするのだ。
だから、パターン変更のタイミングを教えておいた。
「それって、初見だったら間違いなく無理だよ・・・」
「いや、そうでもないぞ?一発目を耐えて、二発目から気をつければいい」
「それが難しいんだよ、お兄ちゃん?」
多分、加速スキルのおかげだろうな。
使い続けている内に、やたらと判断力が高くなっている気がするのだ。
口には出さないけど。
「ところでお兄ちゃん」
「どうした美鈴?」
「小腹がすいたかも・・・」
「おい」
夕食はどこへ消えたんだ。
十分な量を用意したはずなんだが?
「ゲームで頭を使ったら、お腹がすくのが早くて・・・」
「はぁ・・・ちょっと待ってて、今何か作るから」
「ありがとうお兄ちゃん!」
おい待て、抱き着くな!
愛情表現は嫌いでは無いが、限度というものがあるだろう・・・!
何も言葉に出来ない僕も僕なんだがな・・・。
もう少ししたら、明日からの食事量を計算し直して買い出しに行かねば。
思わぬ出費だが、お金には困っていないので気にする必要も無い。
大学生ながら、こう見えて、僕の年収はそれなりなのだ。
勿論、無駄遣いなどしないが。
翌日の朝、用意しておいた朝食を食べて、FSOにログイン。
昨日ログアウトした、イスタリアの町にある宿屋だった建物内部へ降り立った。
《熟練度が一定に到達し【中級錬金】スキルがLv3になりました》
《熟練度が一定に到達し【中級剣術】スキルがLv7になりました》
《熟練度が一定に到達し【火炎魔法】スキルがLv5になりました》
《熟練度が一定に到達し【大発見】スキルがLv3になりました》
《熟練度が一定に到達し【予見】スキルがLv3になりました》
《熟練度が一定に到達し【影魔法】スキルがLv7になりました》
影狼の森で適当にシャドウウルフらと戦いながら、木材を入手。
狼影森の虚木は手に入らなかったが、影森の木は手に入った。
ポーションの方は、APポーションとMPポーションを20本ずつ作成した。
昨日は全く使わなかったし、次に作成したら売っても良いかもしれないな。
それでは、アライアの町に転移して、アリアさんに木材を売りに行こうか。
名前 アスト
種族 人間 Lv14
第一職業 中級剣士 Lv5
第二職業 火炎魔法士 Lv3
スキルポイント7
アナザースキル
加速Lv4
マスタースキルⅠ
剣術Lv10〔Master〕火魔法Lv10〔Master〕
索敵Lv10〔Master〕発見Lv10〔Master〕
解析Lv10〔Master〕錬金Lv10〔Master〕
マスタースキルⅡ
回避Lv10〔Master〕直感Lv10〔Master〕
照準Lv10〔Master〕疾走Lv10〔Master〕
闇魔法耐性Lv10〔Master〕
盲目耐性Lv10〔Master〕
スキル
中級剣術Lv7 火炎魔法Lv5 解体Lv11
中級錬金Lv3 気配察知Lv6 大発見Lv3
分析Lv1 予見Lv3 影魔法Lv7
称号
開拓者 冒険者 使徒 越境者 開放者
ジャイアントキリング
基礎能力値
物理攻撃力 16
物理防御力 16
魔法攻撃力 16
魔法防御力 14
平均速力 14
武具
【銀の剣】武器アイテム レア度3
物理攻撃力+4 魔法攻撃力+2 品質8
銀鉱石を加工して作成された剣。
使用時に、魔法攻撃力も上昇する。
【牙兎の剣】武器アイテム レア度3
物理攻撃力+4 品質7
ファングラビットの牙を使った剣。
普通の剣よりも切れ味が良い。
【牙兎と狂犬の革鎧】防具アイテム レア度4
物理防御力+5 平均速力+3 品質6
ファングラビットとクレイジーハウンド。
二体の皮を合わせて使った革鎧。
【巨大森熊の指輪】装飾アイテム レア度5
物理攻撃力+5 平均速力+4 品質8
ビッグベアーの力が宿った指輪。
【巨大森熊の籠手】防具アイテム レア度5
物理攻撃力+4 物理防御力+4 品質8
ビッグベアーの力が宿った籠手。
【大牙兎の首飾り】装飾アイテム レア度5
平均速力+9 品質8
ビッグファングラビットの力が宿った首飾り。
【大牙兎のブーツ】防具アイテム レア度5
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