異世界転生? いいえ、チートスキルだけ貰ってVRMMOをやります!

リュース

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2章

20 ギルド依頼と決闘

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 生産ギルド「ウェザリア」を後にして、冒険者ギルドへ向かう。


 東の森関連の依頼も出始めていたので、それを受ける。

 昨日までに討伐した分は、後から依頼を受けても達成になるそうだ。


 森蛇十体の討伐3300ゴールド。

 森小熊十体の討伐3000ゴールド。

 森影蛇の討伐8000ゴールド。

 森熊の討伐7000ゴールド。


 これらの依頼を達成して、約50000ゴールドを受け取った。


「アスト様のギルドランクがHからGへと上がりました。おめでとうございます」


 そういえばそんなものもあったなぁ、と、言われてから思った。

 その後、町の中で受けられる依頼を探すと、丁度いいものが見つかった。


 町の中のゴミ拾い1000ゴールド


 内容を詳しく読むと、最近増えて来たゴミを一定量拾えば良いらしい。

 ゴミが増えた・・・って、プレイヤーの影響だろうか。

 ポイ捨てすると、そのまま残るらしいので、可能性は高い。

 普通に収納しておけばいいのに・・・。


 APの回復を待つのに都合がいいので、受けることに。





 ギルドでカゴを受け取ってゴミを拾っていく。

 串焼きの串やら食べ残しやら、色んなゴミがある。


【何かの原石】素材アイテム レア度1
 何かの原石。
 宝飾師が磨いていくと正体が分かる。


 なんでこんなものが落ちているのか。


《熟練度が一定に到達し【発見】スキルがLv6になりました》


 他にも、ゴールドが落ちていることがあった。

 けち臭いかもしれないが、有難く懐へ。


《熟練度が一定に到達し【発見】スキルがLv7になりました》


 鉱物発見のアーツを使ったら、反応が。


【銀鉱石】素材アイテム レア度2
 銀でできた鉱石。
 武器などに加工することが可能。


 ゴミに紛れて銀が落ちているなんて・・・。


 鍛冶師であるミアへ見せに行こうと決めて、収納へ。





 ギルドでゴミ拾いの報酬を受け取った後、再びウェザリアへ向かう。

 すると、やはりポーションの件で騒ぎになって居た。


「この時間の販売は以上になります!またのお越しをお待ちしております!」


 ログインして来ていたらしいレインが完売を告げて、客に挨拶をしている。

 大半の人は素直に帰っていくし、文句のありそうな人も渋々引き上げた・・・のだが、世の中迷惑な奴が一定数居るのだ。


「おい!この時間の、ってことは、まだあるんだろ!?」

「俺たちにポーション売りやがれっ!」

「ポーションがねぇと碌に戦えねぇんだよ!」


 三人の男たちが、レインに詰め寄り始めた。

 嫌な予感がするので、速足で近くへ向かう。


「すみませんが、別の時間にログインしてくるお客さんも居ますので・・・」

「うるせぇ!てめぇはさっさと俺たちに売りゃあいいんだよ!」

「っ!?」


 男の一人がレインに殴りかかろうとしたので、大至急、間へ入る。

 町の中は結界のおかげでダメージは入らないのだが、レインへ衝撃はあるので、出来ることなら防ぎたい。


「よっ、と」

「おわっ!」


 間に割り込むことに成功して、男を弾き飛ばした。


「あっ、アストさん・・・ありがとうございます!」

「どういたしまして。必要ないかもしれないけど、一応ね」


 何だか、レインにはお礼を言われてばかりな気がするな。

 そうしているうちに、弾き飛ばされた男とその仲間が僕に近づいてきた。


「何しやがんだ、てめぇ!」

「何って・・・暴力を止めただけだが?」

「そいつがポーションを売らないのが悪いんだろうがっ!」

「ちゃんと説明を聞いていたのか?他の時間に販売するんだってさ」


 恐らく聞いてはいたが、納得したくないんだろうな。


「ふざけるな!前線組の俺が優先されるべきなんだ!」


 前線組というのは、主に最前線で開拓を進めている者たちのこと。

 現在は、草原から東西南北へ進んでいる人たちを指すと見ていい。


 解析してみると、三人ともレベル6なので、まあまあ高いな。


「そんな理屈は通らないぞ?方針はここのギルドが決めるんだから」

「生産職がなんだってんだ!」

「そうだ!滅多に戦いもしない癖に、偉そうにしてんじゃねぇ!」


 駄目だこりゃ。

 滅茶苦茶なことを言い出したし、論理的に追い詰めることは出来そうにない。

 
「はぁ・・・。とにかく、もう帰ってくれ。こっちも暇では無いんだ」


 適当にあしらったのだが、それが男たちの更なる怒りを買ったらしい。


「舐めやがって!おいてめぇ、決闘だ!」


 決闘というと、PvPをしろということか。

 面倒だが、やらないと纏わりつかれそうで面倒だし、受けるとしよう。

 人型魔物と戦う練習にもなって丁度良いからな。


 あ、勝っても面倒だったらGMコール一択で。









 名前 アスト

 種族 人間 Lv10
 第一職業 中級剣士 Lv1
 第二職業 火魔法使い Lv6
 スキルポイント8

 アナザースキル
 加速Lv3

 マスタースキル
 剣術Lv10〔Master〕

 スキル
 中級剣術Lv2 火魔法Lv8 解析Lv7
 解体Lv6 錬金Lv6 発見Lv7
 索敵Lv6 照準Lv6 回避Lv6
 疾走Lv3 直感Lv5

 称号
 開拓者 冒険者 使徒 越境者 
 ジャイアントキリング

 基礎能力値

 物理攻撃力 16
 物理防御力 16
 魔法攻撃力 12
 魔法防御力 10
 平均速力  14

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