248 / 264
4章
247 追い打ちと二つ名持ち
しおりを挟む
眼下のプレイヤーたちが、投下された大岩に引き潰されてお亡くなりになった。
……ご臨終です。
《第四職業が<土石魔法士>Lv9になりました》
《熟練度が一定に達し【土石魔法】スキルがLv9になりました》
満タンのMPを消費しようとガンガン魔法を使ったため、【土石魔法】が立て続けにレベルアップ。
アリアさんはアリアさんで、新調した緑の弓を使い、生き残りを射抜いて経験値を稼いでいる。
「くっ、このままやられて、なるものかああああああっ!!」
「っ!?」
死屍累々の中からぬっ、と現れたジークが、雄たけびを上げて横薙ぎに剣を振るい、【中級剣術】Lv20アーツ『スラッシュショット』を放ってきた。
部下を盾にしてしぶとく生き残っていたらしい。
思わぬ攻撃に息を呑むアリアさんだが、こちらも『スラッシュショット』で迎撃。飛ぶ斬撃を縦に斬り裂いた。
ついでに、鼻で笑ってジークを煽っておく。
あ、顔を真っ赤にして怒ってやんの。煽り耐性のない奴め。
「ありがとう、アスト。助かったわ」
「いえ。アリアさんなら、僕が対応しなくとも普通にかわしてたでしょうし」
「……貴方の中で、私はどんな超人扱いをされているのかしらね」
ん? なにやら呆れられてしまったようだ。
斬撃が飛ぶ速度に、マスタースキル化で可能になるブーストがかかっていなかったし、ジークとの距離もそれなりにある。
決して過大評価の類ではなく、アリアさんの反射神経ならギリギリかわせる、はず。
そう伝えたところ、
「突然の攻撃だと本能的に恐怖して体が強張るから無理よ」と言われた。納得。
なお、アリアさんと話しながらも、僕はジークの『スラッシュショット』を相殺し続けている。いい加減諦めろよな。当てたいなら怒鳴り散らしてないで、せめて速度ブーストくらい掛けろって。
そうこうしている内に、剣を氷に突き立て杖代わりにして坂を上るプレイヤーが現れた。
でも、それやり方を考え付くのに思いの外時間が掛かったよな。なまじ身体能力が高まっているせいで、自らのスペックに頼りがちなのかもしれない。
こうなると、岩と氷水の攻撃は避けられやすくなる。
残るは十数人ってところだし、あとは直接対決で勝負をつけるか。
「アリアさん、ちょっと行ってきます」
「分かったわ。くれぐれも、拠点エリア内から出ないようにね」
「ええ、分かってます」
レインとミア合作のスケート靴を履いて、やや緊張しながら氷の上へと繰り出す。飛刃でプレイヤーを弾き飛ばしながら滑り降り、坂の前で止まった。
すぐさま、周囲百八十度を敵に囲まれてしまったが、これくらい個人戦の予選で経験しているので慣れっこだ。
強い奴も数人混ざっているし、油断するような愚かな真似はしないが。
数秒待ったにもかかわらず、敵が武器を構えたまま動きを見せないので、遠慮なく戦闘の準備させてもらう。
「――『エンドレスステップ』『ブルーステップ』『フレイムアップ』『ストーンアップ』」
一歩踏み出した僕の足元から、青い光が同心円状に広がっていく。
ブルーステップは、ランク2スキル【舞踏】のレベル10アーツである。
同時に、赤く淡い光と黄色く力強い光が僕の体全体を包む。
こっちは【火炎魔法】と【土石魔法】Lv1呪文アーツのエフェクトだ。
「うおおおおおおおっ!!」
最初に突撃してきたのは、右方向に居た【撃滅の斧鬼】ことアラン。
馬鹿力で振り下ろされた大斧は、まともに受ければ一発でHPが全損しかねない危険を孕んでいる。
剣を構え、舞闘Lv1アーツ『流水』で斧を受け流す。
アランは攻撃をいなされたと見るや、地面を振るわせた大斧を放置し、アイテムボックスから通常サイズの赤い斧を取り出した。
レア度6――銘は【大地の轟斧】
「まだだっ! 『ジャイアントインパクト』『デヴァン・デストロイ』ッ!」
「『流水』!」
高破壊力の連撃を受け流し――っ、僕のHPが減った?
そうか、【中級斧術】Lv20アーツ『ジャイアントインパクト』で、武器越しに衝撃を通しているのか。このアーツをこんな使い方もできるとは、初耳だった。
今更回避に変えるのは無駄なリスクを生む。
やむをえず三連撃をやりすごしたが、僕のHPは合計で二割も削られた。
一撃でも直撃していたら、HP半減まで追い込まれていただろう。
やりきった表情のアランは大技を使った影響で硬直している。
前方から飛んできた魔法を『ブレイズブラスト』で撃ち落とし、左手に水飛沫の槍を装備して――
「『トリニティ・ロード』!」
「ぐはっ……」
槍の攻撃は三発とも頭部を貫き、HPバーがゼロに。アランの体は光に包まれ、待機場(?)に転送されていった。
五秒にも満たない短期決戦だったが、いい勝負だったと思う。
アリアさんの矢で足止めされていた数人を『スラストショット』で倒す。
剣に持ち替えて、近くまで迫っていた数人を【上級剣術】Lv1アーツ『オラクレア・ペンタグラム』で斬り捨てた。
《第四職業が<土石魔法士>Lv10になりました》
《熟練度が一定に達し【土石魔法】スキルがLv10になりました》
《【土石魔法】Lv10呪文アーツ『ストーンエクスプロージョン』を習得しました》
《熟練度が一定に達し【集撃】スキルがLv9になりました》
《熟練度が一定に達し【城塞】スキルがLv14になりました》
《熟練度が一定に達し【城塞】スキルがLv15になりました》
《熟練度が一定に達し【城塞】スキルがLv16になりました》
残る敵プレイヤーは三人。
ギルド《龍の咆哮》サブマスター 【竜の右腕】ジーク。
ギルド《妖精魔女》サブマスター 【風呼びの魔女】ハイリーン。
ギルド《守護の家紋》サブマスター【不動の鉄塊】アールグラン。
誰一人逃がすつもりはないし、敵もそれが分かっているからか、こちらに背を見せようとはしない。
ちなみに、全員が闘技大会個人戦で本選に進んでいる実力者だ。
ハイリは《花鳥風月》のフー・リーンに、アールグランはフレグランスに負けたんだっけ?
開始早々、二つ名持ちをこれだけ投入してくるとは、《ウェザリア》も高く評価されたものだな。
「風よ轟け――『風天連鎖』『エアリアルバースト』ッ!!」
「っ、『アクセラレーション』!」
聞き慣れない詠唱が耳に届き、パワー、スピード、ともにブーストされた下降気流が連続で襲い来る。
今の『風天連鎖』というアーツ、風魔法には存在していなかったはず。だとすれば、変異種の魔石で得たスキル。スローになった世界でそのように推理した。
加速Lv10アーツ『オーバーアクセル』を発動。
僕の存在は光速を超えることが可能になり、一部物理法則の戒めから解き放たれた。
迫りくる二連『エアリアルバースト』を、【精霊の剣】で切断。同時に加速が終了し、風の魔法は僕の両脇を通り抜け、地面に叩きつけられた。
――【気配遮断】【魔力遮断】【気配制御】【魔力制御】【消音】【奇襲】を起動。
「っ、消えた!?」
さらに、【閃駆】Lv1アーツ『シャイニング・ムーブ』を使用。
真横から高速でハイリへと迫り――
「――『オラクレア・ペンタグラム』!」
「なっ――」
気づいた時にはもう遅い。
右手に持つ【精霊の剣】が、緑の目を見開くハイリを斬り裂いた。
《熟練度が一定に達し【気配遮断】スキルがLv9になりました》
《熟練度が一定に達し【魔力遮断】スキルがLv9になりました》
《熟練度が一定に達し【魔力制御】スキルがLv7になりました》
《熟練度が一定に達し【消音】スキルがLv10になりました》
《熟練度が一定に達し【超反応】スキルがLv9になりました》
《熟練度が一定に達し【閃駆】スキルがLv5になりました》
《熟練度が一定に達し【城塞】スキルがLv17になりました》
《熟練度が一定に達し【敏捷強化】スキルがLv15になりました》
《熟練度が一定に達し【敏捷強化】スキルがLv16になりました》
HPを失ったハイリは呆然とした表情のまま、眩しい光に包まれ転送された。
《第一職業が<上級剣士>Lv14になりました》
《熟練度が一定に達し【上級剣術】スキルがLv15になりました》
《【上級剣術】Lv15アーツ『フラッシング・ハウル』を習得しました》
おっ、ついに来たな。【上級剣術】の新アーツ!
ちょうど実力者が目の前に居るのだし、この場で試させてもらおうか!
―――――――――――――――――――――――――――――――
『ギルド対抗「攻城戦」開催中!』 <残り二十一時間二十五分>
・参加ギルド 302ギルド
・残りギルド 290ギルド/302ギルド
・獲得フラッグ0 喪失フラッグ0
・獲得ポイント0 喪失ポイント0
・総合ポイント0
・広域マップ確認
・周辺マップ確認《ウェザリア》
・―――――――
・―――――
―――――――――――――――――――――――――――――――
……ご臨終です。
《第四職業が<土石魔法士>Lv9になりました》
《熟練度が一定に達し【土石魔法】スキルがLv9になりました》
満タンのMPを消費しようとガンガン魔法を使ったため、【土石魔法】が立て続けにレベルアップ。
アリアさんはアリアさんで、新調した緑の弓を使い、生き残りを射抜いて経験値を稼いでいる。
「くっ、このままやられて、なるものかああああああっ!!」
「っ!?」
死屍累々の中からぬっ、と現れたジークが、雄たけびを上げて横薙ぎに剣を振るい、【中級剣術】Lv20アーツ『スラッシュショット』を放ってきた。
部下を盾にしてしぶとく生き残っていたらしい。
思わぬ攻撃に息を呑むアリアさんだが、こちらも『スラッシュショット』で迎撃。飛ぶ斬撃を縦に斬り裂いた。
ついでに、鼻で笑ってジークを煽っておく。
あ、顔を真っ赤にして怒ってやんの。煽り耐性のない奴め。
「ありがとう、アスト。助かったわ」
「いえ。アリアさんなら、僕が対応しなくとも普通にかわしてたでしょうし」
「……貴方の中で、私はどんな超人扱いをされているのかしらね」
ん? なにやら呆れられてしまったようだ。
斬撃が飛ぶ速度に、マスタースキル化で可能になるブーストがかかっていなかったし、ジークとの距離もそれなりにある。
決して過大評価の類ではなく、アリアさんの反射神経ならギリギリかわせる、はず。
そう伝えたところ、
「突然の攻撃だと本能的に恐怖して体が強張るから無理よ」と言われた。納得。
なお、アリアさんと話しながらも、僕はジークの『スラッシュショット』を相殺し続けている。いい加減諦めろよな。当てたいなら怒鳴り散らしてないで、せめて速度ブーストくらい掛けろって。
そうこうしている内に、剣を氷に突き立て杖代わりにして坂を上るプレイヤーが現れた。
でも、それやり方を考え付くのに思いの外時間が掛かったよな。なまじ身体能力が高まっているせいで、自らのスペックに頼りがちなのかもしれない。
こうなると、岩と氷水の攻撃は避けられやすくなる。
残るは十数人ってところだし、あとは直接対決で勝負をつけるか。
「アリアさん、ちょっと行ってきます」
「分かったわ。くれぐれも、拠点エリア内から出ないようにね」
「ええ、分かってます」
レインとミア合作のスケート靴を履いて、やや緊張しながら氷の上へと繰り出す。飛刃でプレイヤーを弾き飛ばしながら滑り降り、坂の前で止まった。
すぐさま、周囲百八十度を敵に囲まれてしまったが、これくらい個人戦の予選で経験しているので慣れっこだ。
強い奴も数人混ざっているし、油断するような愚かな真似はしないが。
数秒待ったにもかかわらず、敵が武器を構えたまま動きを見せないので、遠慮なく戦闘の準備させてもらう。
「――『エンドレスステップ』『ブルーステップ』『フレイムアップ』『ストーンアップ』」
一歩踏み出した僕の足元から、青い光が同心円状に広がっていく。
ブルーステップは、ランク2スキル【舞踏】のレベル10アーツである。
同時に、赤く淡い光と黄色く力強い光が僕の体全体を包む。
こっちは【火炎魔法】と【土石魔法】Lv1呪文アーツのエフェクトだ。
「うおおおおおおおっ!!」
最初に突撃してきたのは、右方向に居た【撃滅の斧鬼】ことアラン。
馬鹿力で振り下ろされた大斧は、まともに受ければ一発でHPが全損しかねない危険を孕んでいる。
剣を構え、舞闘Lv1アーツ『流水』で斧を受け流す。
アランは攻撃をいなされたと見るや、地面を振るわせた大斧を放置し、アイテムボックスから通常サイズの赤い斧を取り出した。
レア度6――銘は【大地の轟斧】
「まだだっ! 『ジャイアントインパクト』『デヴァン・デストロイ』ッ!」
「『流水』!」
高破壊力の連撃を受け流し――っ、僕のHPが減った?
そうか、【中級斧術】Lv20アーツ『ジャイアントインパクト』で、武器越しに衝撃を通しているのか。このアーツをこんな使い方もできるとは、初耳だった。
今更回避に変えるのは無駄なリスクを生む。
やむをえず三連撃をやりすごしたが、僕のHPは合計で二割も削られた。
一撃でも直撃していたら、HP半減まで追い込まれていただろう。
やりきった表情のアランは大技を使った影響で硬直している。
前方から飛んできた魔法を『ブレイズブラスト』で撃ち落とし、左手に水飛沫の槍を装備して――
「『トリニティ・ロード』!」
「ぐはっ……」
槍の攻撃は三発とも頭部を貫き、HPバーがゼロに。アランの体は光に包まれ、待機場(?)に転送されていった。
五秒にも満たない短期決戦だったが、いい勝負だったと思う。
アリアさんの矢で足止めされていた数人を『スラストショット』で倒す。
剣に持ち替えて、近くまで迫っていた数人を【上級剣術】Lv1アーツ『オラクレア・ペンタグラム』で斬り捨てた。
《第四職業が<土石魔法士>Lv10になりました》
《熟練度が一定に達し【土石魔法】スキルがLv10になりました》
《【土石魔法】Lv10呪文アーツ『ストーンエクスプロージョン』を習得しました》
《熟練度が一定に達し【集撃】スキルがLv9になりました》
《熟練度が一定に達し【城塞】スキルがLv14になりました》
《熟練度が一定に達し【城塞】スキルがLv15になりました》
《熟練度が一定に達し【城塞】スキルがLv16になりました》
残る敵プレイヤーは三人。
ギルド《龍の咆哮》サブマスター 【竜の右腕】ジーク。
ギルド《妖精魔女》サブマスター 【風呼びの魔女】ハイリーン。
ギルド《守護の家紋》サブマスター【不動の鉄塊】アールグラン。
誰一人逃がすつもりはないし、敵もそれが分かっているからか、こちらに背を見せようとはしない。
ちなみに、全員が闘技大会個人戦で本選に進んでいる実力者だ。
ハイリは《花鳥風月》のフー・リーンに、アールグランはフレグランスに負けたんだっけ?
開始早々、二つ名持ちをこれだけ投入してくるとは、《ウェザリア》も高く評価されたものだな。
「風よ轟け――『風天連鎖』『エアリアルバースト』ッ!!」
「っ、『アクセラレーション』!」
聞き慣れない詠唱が耳に届き、パワー、スピード、ともにブーストされた下降気流が連続で襲い来る。
今の『風天連鎖』というアーツ、風魔法には存在していなかったはず。だとすれば、変異種の魔石で得たスキル。スローになった世界でそのように推理した。
加速Lv10アーツ『オーバーアクセル』を発動。
僕の存在は光速を超えることが可能になり、一部物理法則の戒めから解き放たれた。
迫りくる二連『エアリアルバースト』を、【精霊の剣】で切断。同時に加速が終了し、風の魔法は僕の両脇を通り抜け、地面に叩きつけられた。
――【気配遮断】【魔力遮断】【気配制御】【魔力制御】【消音】【奇襲】を起動。
「っ、消えた!?」
さらに、【閃駆】Lv1アーツ『シャイニング・ムーブ』を使用。
真横から高速でハイリへと迫り――
「――『オラクレア・ペンタグラム』!」
「なっ――」
気づいた時にはもう遅い。
右手に持つ【精霊の剣】が、緑の目を見開くハイリを斬り裂いた。
《熟練度が一定に達し【気配遮断】スキルがLv9になりました》
《熟練度が一定に達し【魔力遮断】スキルがLv9になりました》
《熟練度が一定に達し【魔力制御】スキルがLv7になりました》
《熟練度が一定に達し【消音】スキルがLv10になりました》
《熟練度が一定に達し【超反応】スキルがLv9になりました》
《熟練度が一定に達し【閃駆】スキルがLv5になりました》
《熟練度が一定に達し【城塞】スキルがLv17になりました》
《熟練度が一定に達し【敏捷強化】スキルがLv15になりました》
《熟練度が一定に達し【敏捷強化】スキルがLv16になりました》
HPを失ったハイリは呆然とした表情のまま、眩しい光に包まれ転送された。
《第一職業が<上級剣士>Lv14になりました》
《熟練度が一定に達し【上級剣術】スキルがLv15になりました》
《【上級剣術】Lv15アーツ『フラッシング・ハウル』を習得しました》
おっ、ついに来たな。【上級剣術】の新アーツ!
ちょうど実力者が目の前に居るのだし、この場で試させてもらおうか!
―――――――――――――――――――――――――――――――
『ギルド対抗「攻城戦」開催中!』 <残り二十一時間二十五分>
・参加ギルド 302ギルド
・残りギルド 290ギルド/302ギルド
・獲得フラッグ0 喪失フラッグ0
・獲得ポイント0 喪失ポイント0
・総合ポイント0
・広域マップ確認
・周辺マップ確認《ウェザリア》
・―――――――
・―――――
―――――――――――――――――――――――――――――――
0
お気に入りに追加
4,949
あなたにおすすめの小説

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています

スライムと異世界冒険〜追い出されたが実は強かった
Miiya
ファンタジー
学校に一人で残ってた時、突然光りだし、目を開けたら、王宮にいた。どうやら異世界召喚されたらしい。けど鑑定結果で俺は『成長』 『テイム』しかなく、弱いと追い出されたが、実はこれが神クラスだった。そんな彼、多田真司が森で出会ったスライムと旅するお話。
*ちょっとネタばれ
水が大好きなスライム、シンジの世話好きなスライム、建築もしてしまうスライム、小さいけど鉱石仕分けたり探索もするスライム、寝るのが大好きな白いスライム等多種多様で個性的なスライム達も登場!!
*11月にHOTランキング一位獲得しました。
*なるべく毎日投稿ですが日によって変わってきますのでご了承ください。一話2000~2500で投稿しています。
*パソコンからの投稿をメインに切り替えました。ですので字体が違ったり点が変わったりしてますがご了承ください。

【ヤベェ】異世界転移したった【助けてwww】
一樹
ファンタジー
色々あって、転移後追放されてしまった主人公。
追放後に、持ち物がチート化していることに気づく。
無事、元の世界と連絡をとる事に成功する。
そして、始まったのは、どこかで見た事のある、【あるある展開】のオンパレード!
異世界転移珍道中、掲示板実況始まり始まり。
【諸注意】
以前投稿した同名の短編の連載版になります。
連載は不定期。むしろ途中で止まる可能性、エタる可能性がとても高いです。
なんでも大丈夫な方向けです。
小説の形をしていないので、読む人を選びます。
以上の内容を踏まえた上で閲覧をお願いします。
disりに見えてしまう表現があります。
以上の点から気分を害されても責任は負えません。
閲覧は自己責任でお願いします。
小説家になろう、pixivでも投稿しています。

夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
田舎暮らしと思ったら、異世界暮らしだった。
けむし
ファンタジー
突然の異世界転移とともに魔法が使えるようになった青年の、ほぼ手に汗握らない物語。
日本と異世界を行き来する転移魔法、物を複製する魔法。
あらゆる魔法を使えるようになった主人公は異世界で、そして日本でチート能力を発揮・・・するの?
ゆる~くのんびり進む物語です。読者の皆様ものんびりお付き合いください。
感想などお待ちしております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる