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4章
246 侵入者たちの悲劇
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ミレアたち攻撃部隊が出発してから、およそ四十分後。
見張りをしながらアリアさんと雑談していると、敵ギルドの第二陣がやってきた。
敵総数は百人近くに上っているが、どうも彼らは一枚岩というわけでもないらしく、今まさに砦の坂前で小競り合いを繰り広げている最中だ。
一つ目の集団は、十五人から成る『ウィーンフライト連合』。
先遣部隊が全滅したせいで人手が足りず、何とか攻撃部隊を絞り出したような印象を受ける。
恐らくだが、『ウェザリア』の砦情報を持ち帰ることに重点を置いているのだと思う。
二つ目は、ギルド《筋肉礼賛》。
彼らはウィーンフライトの北東、『ウェルトの町』エリア南部に拠点を置いている。
プレイヤーは三十二人で、数の上では『ウィーンフライト連合』の倍以上。
率いているのは、個人戦でベスト十六に入った、【撃滅の斧鬼】アラン。
そして、最も大勢力である三つ目、ギルド《龍の咆哮》。
こいつらのリーダーは、リュウガの副長を務める男、【竜の右腕】ジークだ。
ウェザリアのような零細ギルド相手に、四十八人ものプレイヤーを割いてくるとは、余程敵ギルドマスターの恨みを買っていると思われる。
はてさて、一体誰のせいなのやら。
「ねえアスト。他人事みたいに言わないでほしいのだけど?」
「あ、はい。申し訳ありません」
どうやら、心の声が外に漏れ出ていたらしい。
横に立つアリアさんにジト目を向けられ、思わず謝ってしまった。
どう考えても、僕が個人戦でリュウガをボコボコにしたのが原因だよな、うん。ちゃんと分かってますから、その怖い目はやめてくれるとありがたいです。
そんな具合に、我らがギルドマスターに恐々としつつ、幻影に隠れたまま敵たちの様子を窺う。
……おっと。他者を蹴落として戦域から抜け出し、砦の坂を上り始める輩が現れだした。
「クソッ、なんで地面が凍ってんだよ!?」
「す、滑って登れな――のわっ!?」
「おいいいっ!? 転ぶのはいいがこっちに滑ってくんなっ……うあああああっ!?」
黒髪の男が、つるっと転んで頭を打ち、ほかのプレイヤーを巻き込みながら滑り落ちていった。せっかく半分くらいまで辿り着いてたのにな。ご愁傷様。
とまあ、ミレアの魔法で地面が凍ったままなので、誰もが登るのに難儀している。
「アスト。そろそろ、アレを試してみましょう」
氷エリアに人が溜まってきた頃、冷静に状況の推移を見つめていたアリアさんから一つの指示が出た。
僕は「了解です」と返事をし、近くにある特大バケツを両手で抱え、風景の幻影から一歩足を踏み出す。
氷の上で足をガクガク震わせている敵プレイヤーが、バケツを持った僕の姿を視界に捉え、こちらを指差す。
「おい、あれっ! 【瞬刻の戦神】だ!」
「やべぇ! こんな足場じゃ、碌に戦えねぇぞ!?」
プレイヤーたちがにわかに色めき立つ。
そんな彼らの中には、僕が抱えるバケツに注目する者も居た。
「いや、コイツだって条件は同じ――おい、そのバケツはなんだ……?」
傾斜の三分の二まで登ってきていた赤髪のプレイヤーが、僕を見て恐る恐る尋ねてきた。顔が引き攣っているので、半ば中身の正体に気づいているのかもしれない。
ま、バケツに入れるものなんて、かなり限られてるよな。
僕は軽く石バケツを傾けて、氷が浮いていて見るからに冷たそうな、キンキンに冷えた氷水を見せてやった。
このミレア特製氷水は、もし体にかかったら、痛いでは済まない程度に温度が下げられている。
「じ、冗談だよな……? いくらなんでも、そんな鬼畜の所業をするわけないよな……?」
「……ニヤリ」
僕は軽く微笑んだ後、自分の頭上へとバケツを持ちあげる。
「ままま待て! 頼むからやめてくれッ! なんども滑りながら、せっかくここまで登って――ぎゃああああっ!?」
凍てつく水を容赦なくぶっかけてやった。
赤髪男――《龍の咆哮》のメンバーはあまりの冷たさと痛みで絶叫し、ダメージを追いながら坂道を転げ落ちていく。
「「「「うわあああああっ!?」」」」
彼の後ろに居た数名のプレイヤーが、巻き添えを食らって転び滑っていく。
彼らは直接水を浴びなかったため、せいぜい流れる水が足に襲い掛かるくらいで、与えたダメージそのものは少ない。
だが、ただでさえ滑りやすい今の環境に水を投下されたら、痛みや冷たさ、水流などにより、氷坂でまともに立ち続けることなど不可能に近いのだ。
ただ、さすがにバケツ一杯分だけでは、十人程度を外に流すのでやっとといったところか。
氷水被害を受けなかった奴らはホッと胸をなでおろしているが……甘い。
僕は一度幻影の内側に帰り、二つ目のバケツを手にしてから再び戦場へ舞い戻る。
「……ニヤリ」
「ううう嘘だろ!? 二杯目とか準備万端すぎじゃ――ひゃあああああっ!?」
続いて第三バケツ、いきまーす!
「三杯目!? やめろっ、こっちじゃなくて向こうに――もごごごがばあああっ!?」
続きまして、第四~第六バケツ~。
「ま、待つんだ。そう、話をしようじゃないかっ。僕たちは同じ人間なんだから、話せば分か――うわあああああああっ!!」
「な、なあ、俺たちパーティーを組んだ仲だよな? な? だからその物騒なバケツは、一度地面に降ろし、おわああああああっ!?」
「我こそは! ギルド《妖精魔女》がサブマスター【風呼びの魔女】ハイリ! ……ねえ、私は女なのよ?だから、少しだけでいいから手加減をしてあばばばばばば!!」
魔女帽子を被ったプレイヤーが綺麗に流されていった。
次で登山者を一掃できるかな? 第七バケツー!
狙いは……先程から真ん中あたりで慌てている《龍の咆哮》のジーク。
「この外道がっ!! 貴様には慈悲というものがないのかっ!? この俺と、正々堂々戦え!」
「はいはい。よく効くお薬出しておきますねー。そいやっ」
「それのどこが薬――ぬあああああああああああああっ!?」
かくして、凍結の状態異常で身動きできなくなったプレイヤーたちが、坂の下で山のように積み重なった。ちょっとした防壁代わりだな、こりゃ。
《熟練度が一定に達し【上級投擲術】スキルがLv12になりました》
《熟練度が一定に達し【奇襲】スキルがLv9になりました》
なぜ【奇襲】のスキルが上がったのだろう。
冷水攻撃がが予想外だったからか?
投擲術のレベルアップで思い出したが、次で【上級剣術】と【上級槍術】がレベル15になる。新しいアーツを覚えるはずだし、積極的に使うべきだろうか。
まあ、今はいいや。
実験も終わったことだし、落石でとどめを刺すとしよう。
慈悲? 知らない言葉ですね。
―――――――――――――――――――――――――――――――
『ギルド対抗「攻城戦」開催中!』 <残り二十一時間三十分>
・参加ギルド 302ギルド
・残りギルド 292ギルド/302ギルド
・獲得フラッグ0 喪失フラッグ0
・獲得ポイント0 喪失ポイント0
・総合ポイント0
・広域マップ確認
・周辺マップ確認《ウェザリア》
・―――――――
・―――――
―――――――――――――――――――――――――――――――
見張りをしながらアリアさんと雑談していると、敵ギルドの第二陣がやってきた。
敵総数は百人近くに上っているが、どうも彼らは一枚岩というわけでもないらしく、今まさに砦の坂前で小競り合いを繰り広げている最中だ。
一つ目の集団は、十五人から成る『ウィーンフライト連合』。
先遣部隊が全滅したせいで人手が足りず、何とか攻撃部隊を絞り出したような印象を受ける。
恐らくだが、『ウェザリア』の砦情報を持ち帰ることに重点を置いているのだと思う。
二つ目は、ギルド《筋肉礼賛》。
彼らはウィーンフライトの北東、『ウェルトの町』エリア南部に拠点を置いている。
プレイヤーは三十二人で、数の上では『ウィーンフライト連合』の倍以上。
率いているのは、個人戦でベスト十六に入った、【撃滅の斧鬼】アラン。
そして、最も大勢力である三つ目、ギルド《龍の咆哮》。
こいつらのリーダーは、リュウガの副長を務める男、【竜の右腕】ジークだ。
ウェザリアのような零細ギルド相手に、四十八人ものプレイヤーを割いてくるとは、余程敵ギルドマスターの恨みを買っていると思われる。
はてさて、一体誰のせいなのやら。
「ねえアスト。他人事みたいに言わないでほしいのだけど?」
「あ、はい。申し訳ありません」
どうやら、心の声が外に漏れ出ていたらしい。
横に立つアリアさんにジト目を向けられ、思わず謝ってしまった。
どう考えても、僕が個人戦でリュウガをボコボコにしたのが原因だよな、うん。ちゃんと分かってますから、その怖い目はやめてくれるとありがたいです。
そんな具合に、我らがギルドマスターに恐々としつつ、幻影に隠れたまま敵たちの様子を窺う。
……おっと。他者を蹴落として戦域から抜け出し、砦の坂を上り始める輩が現れだした。
「クソッ、なんで地面が凍ってんだよ!?」
「す、滑って登れな――のわっ!?」
「おいいいっ!? 転ぶのはいいがこっちに滑ってくんなっ……うあああああっ!?」
黒髪の男が、つるっと転んで頭を打ち、ほかのプレイヤーを巻き込みながら滑り落ちていった。せっかく半分くらいまで辿り着いてたのにな。ご愁傷様。
とまあ、ミレアの魔法で地面が凍ったままなので、誰もが登るのに難儀している。
「アスト。そろそろ、アレを試してみましょう」
氷エリアに人が溜まってきた頃、冷静に状況の推移を見つめていたアリアさんから一つの指示が出た。
僕は「了解です」と返事をし、近くにある特大バケツを両手で抱え、風景の幻影から一歩足を踏み出す。
氷の上で足をガクガク震わせている敵プレイヤーが、バケツを持った僕の姿を視界に捉え、こちらを指差す。
「おい、あれっ! 【瞬刻の戦神】だ!」
「やべぇ! こんな足場じゃ、碌に戦えねぇぞ!?」
プレイヤーたちがにわかに色めき立つ。
そんな彼らの中には、僕が抱えるバケツに注目する者も居た。
「いや、コイツだって条件は同じ――おい、そのバケツはなんだ……?」
傾斜の三分の二まで登ってきていた赤髪のプレイヤーが、僕を見て恐る恐る尋ねてきた。顔が引き攣っているので、半ば中身の正体に気づいているのかもしれない。
ま、バケツに入れるものなんて、かなり限られてるよな。
僕は軽く石バケツを傾けて、氷が浮いていて見るからに冷たそうな、キンキンに冷えた氷水を見せてやった。
このミレア特製氷水は、もし体にかかったら、痛いでは済まない程度に温度が下げられている。
「じ、冗談だよな……? いくらなんでも、そんな鬼畜の所業をするわけないよな……?」
「……ニヤリ」
僕は軽く微笑んだ後、自分の頭上へとバケツを持ちあげる。
「ままま待て! 頼むからやめてくれッ! なんども滑りながら、せっかくここまで登って――ぎゃああああっ!?」
凍てつく水を容赦なくぶっかけてやった。
赤髪男――《龍の咆哮》のメンバーはあまりの冷たさと痛みで絶叫し、ダメージを追いながら坂道を転げ落ちていく。
「「「「うわあああああっ!?」」」」
彼の後ろに居た数名のプレイヤーが、巻き添えを食らって転び滑っていく。
彼らは直接水を浴びなかったため、せいぜい流れる水が足に襲い掛かるくらいで、与えたダメージそのものは少ない。
だが、ただでさえ滑りやすい今の環境に水を投下されたら、痛みや冷たさ、水流などにより、氷坂でまともに立ち続けることなど不可能に近いのだ。
ただ、さすがにバケツ一杯分だけでは、十人程度を外に流すのでやっとといったところか。
氷水被害を受けなかった奴らはホッと胸をなでおろしているが……甘い。
僕は一度幻影の内側に帰り、二つ目のバケツを手にしてから再び戦場へ舞い戻る。
「……ニヤリ」
「ううう嘘だろ!? 二杯目とか準備万端すぎじゃ――ひゃあああああっ!?」
続いて第三バケツ、いきまーす!
「三杯目!? やめろっ、こっちじゃなくて向こうに――もごごごがばあああっ!?」
続きまして、第四~第六バケツ~。
「ま、待つんだ。そう、話をしようじゃないかっ。僕たちは同じ人間なんだから、話せば分か――うわあああああああっ!!」
「な、なあ、俺たちパーティーを組んだ仲だよな? な? だからその物騒なバケツは、一度地面に降ろし、おわああああああっ!?」
「我こそは! ギルド《妖精魔女》がサブマスター【風呼びの魔女】ハイリ! ……ねえ、私は女なのよ?だから、少しだけでいいから手加減をしてあばばばばばば!!」
魔女帽子を被ったプレイヤーが綺麗に流されていった。
次で登山者を一掃できるかな? 第七バケツー!
狙いは……先程から真ん中あたりで慌てている《龍の咆哮》のジーク。
「この外道がっ!! 貴様には慈悲というものがないのかっ!? この俺と、正々堂々戦え!」
「はいはい。よく効くお薬出しておきますねー。そいやっ」
「それのどこが薬――ぬあああああああああああああっ!?」
かくして、凍結の状態異常で身動きできなくなったプレイヤーたちが、坂の下で山のように積み重なった。ちょっとした防壁代わりだな、こりゃ。
《熟練度が一定に達し【上級投擲術】スキルがLv12になりました》
《熟練度が一定に達し【奇襲】スキルがLv9になりました》
なぜ【奇襲】のスキルが上がったのだろう。
冷水攻撃がが予想外だったからか?
投擲術のレベルアップで思い出したが、次で【上級剣術】と【上級槍術】がレベル15になる。新しいアーツを覚えるはずだし、積極的に使うべきだろうか。
まあ、今はいいや。
実験も終わったことだし、落石でとどめを刺すとしよう。
慈悲? 知らない言葉ですね。
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『ギルド対抗「攻城戦」開催中!』 <残り二十一時間三十分>
・参加ギルド 302ギルド
・残りギルド 292ギルド/302ギルド
・獲得フラッグ0 喪失フラッグ0
・獲得ポイント0 喪失ポイント0
・総合ポイント0
・広域マップ確認
・周辺マップ確認《ウェザリア》
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