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「いともたやすく行われるえげつない行為」 AC/DC

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<タイトル>(荒木飛呂彦 訳?)

いともたやすく行われるえげつない行為

<邦題>

悪事と地獄

<原題>

Dirty Deeds Done Dirt Cheap
(ダーティ・ディーズ・ダン・ダート・チープ)

<収録アルバム>

Dirty Deeds Done Dirt Cheap

<アーティスト>

AC/DC

<解説>

 AC/DCは有名バンドとはいえ、このエッセイでは初めての紹介になりますから、本来であればバンドの紹介などから入るべきなのですが……

 タイトルでピンと来た方はかなりのジョジョ・ファンでしょう(汗)

 そう、ジョジョの奇妙な冒険第7部「スティール・ボール・ラン」のラスボスである、アメリカ合衆国大統領ファニー・ヴァレンタインのスタンド名の元ネタです。

 彼の名前自体はジャズの名曲「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」から来ていますが、そのスタンド名はロックの名曲というわけです。

 AC/DCの紹介は長くなりそうなので、申し訳ありませんがまたの機会に(オイ!)

 ちなみに、やはりジョジョ第2部のエシディシは、このバンド名が元ネタです。

 さらに言えば、第6部「ストーン・オーシャン」に登場したスタンド「ハイウェイ・トゥ・ヘル」もAC/DCの曲ですね。

 タイトルに選ばせてもらった「いともたやすく行われるえげつない行為」は、おそらく荒木先生のオリジナル翻訳だと思われます。

 しかしながら、かなりセンスのいい訳ですよね。

 邦題よりよっぽど(コラ!)、失礼しました。

 「ダーティ・ディーズ」は「きたない行為」、そのあとの「ダン・ダート・チープ」がそれを修飾する形です。

 「チープ」は「安価な」の意味で使用されますが、「安っぽい」転じて「いともたやすく」というイメージも含んでいるようです。

 このタイトルについて、「思うところがある」という方は、少なくないでしょう。

 マンガでは単語の頭文字をとって「D4C(ディー・フォー・シー)」と呼ばれていました。

 すき間があればそこに入ることで並行世界を行き来できるという、かなり難解な能力、しかしチートなスタンドでした。

 もちろんというか、ナンバー自体もライブではかかせないすばらしい名曲ですので、興味のある方はぜひご視聴ください。

 ああ、久しぶりに読みたくなってきた(汗)
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