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「もう飛ぶまいぞ、この蝶々」 モーツァルト

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<タイトル>

アリア「もう飛ぶまいぞ、この蝶々」 ~ 歌劇「フィガロの結婚」第1幕から

<作曲者>

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト

<おすすめCD>

ニュー・フィルハーモニア管弦楽団

オットー・クレンペラー(指揮)

旧EMI(音源) ※現在はワーナー傘下になっているはずです

<解説>

 オペラの主人公である町の何でも屋フィガロが、フィアンセのスザンナに色目を使った少年ケルビーノが兵役を課せられるとの通達を受け、ここぞとばかりに「いざ、勝利へ!」と牽制けんせいする、第1幕最後のアリアです。

 有名な曲ですので、聴いたことのある方も多いのではないでしょうか。

 ケルビーノは少年ですが、オペラでは女性が演じます。

 女性が男性を演じるのを、オペラ用語で「ズボン役」といいます。

 内容が内容だけに、通勤にはもってこいの一曲かもしれません。

 紹介したクレンペラー盤はとにかくゆっくりテンポですが、細部までえぐすかのような巨匠きょしょうの棒に、ただただ酔いしれるばかりです。
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