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牛五郎はいつも通り夕食を作ると、哉汰に持っていく。
食事をテーブルに並べ、哉汰の夕食が終わったら食器を下げる。
これで牛五郎の仕事は一旦終了だ。
あとは夜の見回りをするだけ。
牛五郎はこれが終わったらいつも通り夜学に行く予定だった。
だが、いつも通りに服を着替えてこっそり屋敷を抜け出そうとした時だ。
闘牛に捕まった。
「牛五郎さん、ご主人様から外出を禁止されています。何か要件が有れば我々に」
「何で急に……」
闘牛に言われ、屋敷に連れ戻されてしまった。
今まで咎められた事は無かったのに。
「やぁ、牛五郎。今日は来るのが早いな」
主人に文句を言おうと部屋をノックして中に入る牛五郎。
哉汰は涼しい顔でまだ仕事をしていた。
食後直ぐに仕事して、胃が痛くなっても知らないぞ。
「どうして今まで無視していたのに、今になって止めるのですか!」
こっそり抜け出していた牛五郎であるが、哉汰が気づいている事は知っていた。
知っていて何も言って来なかった。
それなのに今更止めるのは何でなんだ。
「ちょっと自由にしすぎてきたと反省してね。乳牛を夜の外に出すのは危険だし」
「私なら返り討ちに出来ます。勉強がしたいんです」
「お前は牛だよ。執事としての知識はもう十分だし、人間の様になる為の勉強なんてさせられない」
「私は人間になりた……」
「まだ言うの? やっぱり甘やかし過ぎたかな? お前は牛なの。いい加減に自覚しな」
「ううーー」
興奮する牛五郎の口を押さえる哉汰。
牛五郎はウーウー唸って哉汰を威嚇する。
「おいで、ちゃんと牛だと解らせないといけないね」
「痛い、嫌だ、何をするんですか!」
牛五郎に首輪を付けて引っ張る哉汰。
他の乳牛を囲っている部屋に連れて行く。
哉汰の牛小屋には服を着せていない乳牛を三頭飼っている。
「哉汰様ぁ~」「哉汰様ぁ~」
哉汰が牛小屋に入れば、牛達は喜んで近づいて来た。
牛小屋と言って牛達が過ごしやすい様に綺麗な部屋にしている。
常に管理している部屋だ。
全員を常に哉汰が相手する事は出来ないので、お乳搾りは従業員や機械を付け行っていた。
「哉汰様、私のお乳を搾って下さい」
「僕のお乳を搾って」
「僕!!」
牛達は従業員や機械に搾られるのより哉汰に搾られる方が幸せを感じる。
こぞって搾って搾って~と胸を突き出してアピールしていた。
「そうだな。今日は牛美(うしみ)のお乳搾りをしてやろう」
「わぁ~い」
名指しされ、喜ぶ牛美。
「その前に新入りの用意をするな。ちょっと待ってろ」
哉汰は牛美の頭を撫で、待てをさせる。
「ご主人様? 私をどうするのですか?」
こんな牛小屋に連れてこられ、牛五郎は困惑する。
新入りって何だ?
「ここで牛として勉強しなさい」
哉汰はそう言うと、牛五郎の服を脱がせる。
「嫌です。服を取らないでください! 私は執事ですよ」
「牛だよ。せっかく新しいリボンもあげたのに。これも要らないね」
「なんで…… こんな……」
首輪だけを残し、身につけている物は全部取られてしまった。
牛五郎は裸で髪も縛れない、ただの家畜の様にされてしまった。
哉汰がくれたリボンまで奪われてしまい、急に悲しくなる牛五郎。
「搾乳機は良いか。まだ出ないもんな。バイブを挿れておこう」
牛五郎のお尻をパンパン叩く哉汰。
「んアッ、ううッン」
自然と尻が上がってしまう。
「本当にイヤらしい牛だ。お前の様な卑しい牛が人間になれるわけ無いだろう。執事を止めるなら乳牛になるんだな! お似合いだ」
「いや、イヤ、牛にならない! 人間……」
「黙れ!!」
「ンーンー」
人間になりたい等と他の牛の居る場所でまで言ってしまう牛五郎は危険であった。
誰が父や施設に言いつければ、牛五郎は連れて行かれてしまう。
哉汰は牛五郎に口枷を付ける。
お尻には少し大きい前立腺バイブを押し込んだ。
スイッチを入れてやる。
「ンンン! ンー! ンーー!!」
涙目でイヤイヤ首を振る牛五郎。
「ほら、直ぐおちんちん勃起してきた。お尻でこんなに気持ちよくなるなんて牛だけだよ。あーあ、牛五郎は人間よりの癖にな。検査を間違えたのかもなぁ。本当は牛よりの乳牛になるべくして産まれたんじゃないか?」
アハハッと嘲笑う哉汰。
実際、前立腺を刺激すれば人間の男でもこうなるだろうが。
「イヤらしい牛には尿道にもバイブ入れてあげようね」
「ンンンーーー!!」
ぷちゅリと、太めの差し込む。
「尿道でも気持ちよくなれるなんて優秀な牛だよ。ほらご褒美」
「ンン、ン、ウウ~~」
牛五郎の勃起ちんこに、プレゼントしてあげたリボンと同じリボンを結んであげる。
「お前は髪に付けるより、こっちに付けた方がお似合いだ」
「んん、んん」
ポロポロ泣き出してしまった牛五郎。
ああ、可哀想。
だけど、ちゃんと自分が人間にはなれない牛だと解って欲しい。
で、ないと、本当に引き離されて乳牛にされてしまう。
「牛美、待たせたね」
牛五郎を立たせたまま放置し、牛美の側に行く哉汰。
「上手に待てが出来て偉かったよ」
大人く待っていた牛美を褒める。
「アッ、哉汰様ぁ、アン」
頭を撫でるだけで、気持ちよさそうに声をあげる牛美は、早く搾乳してと、可愛い胸を突きだす。
哉汰が乳首を掴んで引っ張ると、ビュービューと、乳首からミルクを出す。
「アアンン、キモチイイ、乳首からビュービューミルク出すのキモチイイ。もっと搾って、アンアン」
「沢山ミルク出せて偉いな。牛美は良い子だ」
ヨシヨシと腰を撫でて褒めてやる。
「おちんちんからも出したいれしゅ。おちんちんと乳首からミルクらしたいでしゅ」
「両方責て欲しいなんて、牛美は欲張りな牛だな」
「アアンン、ごめんなしゃい。我慢れきない~ お尻、バンバンしてくらしゃい~」
「可愛くお強請り出来て良い子だ。ご褒美をあげよう」
「アアンン、来たぁ。おちんちん、哉汰様のおちんちん、牛美の中、ミルクの袋突っつかれてキモチよくなっちゃうよぉ~~ アアンン!! キモチイイ、キモチイイ、ミルク出るの止まらない~」
「たくさん出てるよ。偉いな牛美は」
牛美を褒めながら激しく腰を打ち付ける哉汰。
牛美はひっきりなしに絶頂し、ミルクを沢山バケツに出している。
早くも3つのバケツ一杯にしていた。
「アアンン、たくさん出ちゃう。ミルク止まらない、哉汰様ぁ、おちんちんキモチイイのぉ」
「いいよ。たくさん出してくれて有難う。こんなに出せて偉いな」
沢山ミルクを出す牛に、それを褒める哉汰。
そんな様子を見せつけられる牛五郎。
おちんちんもアナルも気持ちいい。
だけど、すごく虚しくなった。
あの牛は哉汰に可愛がられて、沢山ミルクを出して幸せそうだ。
それに引き換え、俺は、気持ちよくてもミルクは出ないし、お漏らしばかり。
哉汰は俺を見てくれない。
別の牛ばかり可愛がる。
寂しい。悲しい……
人間になれば、対等になれば。
哉汰とも友人としてずっと居れるのでは無いかと考えていた。
人間ならば、執事としてじゃなくても側に居れるのでは無いかと。
でも駄目なんだ。
俺は人間にもなれなければ、牛にもなれない。
何もなれない。
ただのゴミなんだ。
哉汰からも愛されず、人間にもなれない。
人間になったら色々したい事があった。
牛人や、他の人間よりの牛達を助けたい。
哉汰と友人になりたい。
自由になりたい。
それも全部、叶わない夢だったんだ。
俺はただの役立たずな牛。
「ンンーンンーンンー」
こんな必死に哉汰を呼んでも振り向いてもくれない。
「ンンンーンーンンー」
こんなに泣いているのに。
俺の事なんて、やっぱりどうでと良いんだ。
生産性も無い、牛だから。
牛五郎は、ただただ寂しかった。
絶望的で、辛くて、泣く事しか出来ない。
少しでも良い。俺を見てよ。
食事をテーブルに並べ、哉汰の夕食が終わったら食器を下げる。
これで牛五郎の仕事は一旦終了だ。
あとは夜の見回りをするだけ。
牛五郎はこれが終わったらいつも通り夜学に行く予定だった。
だが、いつも通りに服を着替えてこっそり屋敷を抜け出そうとした時だ。
闘牛に捕まった。
「牛五郎さん、ご主人様から外出を禁止されています。何か要件が有れば我々に」
「何で急に……」
闘牛に言われ、屋敷に連れ戻されてしまった。
今まで咎められた事は無かったのに。
「やぁ、牛五郎。今日は来るのが早いな」
主人に文句を言おうと部屋をノックして中に入る牛五郎。
哉汰は涼しい顔でまだ仕事をしていた。
食後直ぐに仕事して、胃が痛くなっても知らないぞ。
「どうして今まで無視していたのに、今になって止めるのですか!」
こっそり抜け出していた牛五郎であるが、哉汰が気づいている事は知っていた。
知っていて何も言って来なかった。
それなのに今更止めるのは何でなんだ。
「ちょっと自由にしすぎてきたと反省してね。乳牛を夜の外に出すのは危険だし」
「私なら返り討ちに出来ます。勉強がしたいんです」
「お前は牛だよ。執事としての知識はもう十分だし、人間の様になる為の勉強なんてさせられない」
「私は人間になりた……」
「まだ言うの? やっぱり甘やかし過ぎたかな? お前は牛なの。いい加減に自覚しな」
「ううーー」
興奮する牛五郎の口を押さえる哉汰。
牛五郎はウーウー唸って哉汰を威嚇する。
「おいで、ちゃんと牛だと解らせないといけないね」
「痛い、嫌だ、何をするんですか!」
牛五郎に首輪を付けて引っ張る哉汰。
他の乳牛を囲っている部屋に連れて行く。
哉汰の牛小屋には服を着せていない乳牛を三頭飼っている。
「哉汰様ぁ~」「哉汰様ぁ~」
哉汰が牛小屋に入れば、牛達は喜んで近づいて来た。
牛小屋と言って牛達が過ごしやすい様に綺麗な部屋にしている。
常に管理している部屋だ。
全員を常に哉汰が相手する事は出来ないので、お乳搾りは従業員や機械を付け行っていた。
「哉汰様、私のお乳を搾って下さい」
「僕のお乳を搾って」
「僕!!」
牛達は従業員や機械に搾られるのより哉汰に搾られる方が幸せを感じる。
こぞって搾って搾って~と胸を突き出してアピールしていた。
「そうだな。今日は牛美(うしみ)のお乳搾りをしてやろう」
「わぁ~い」
名指しされ、喜ぶ牛美。
「その前に新入りの用意をするな。ちょっと待ってろ」
哉汰は牛美の頭を撫で、待てをさせる。
「ご主人様? 私をどうするのですか?」
こんな牛小屋に連れてこられ、牛五郎は困惑する。
新入りって何だ?
「ここで牛として勉強しなさい」
哉汰はそう言うと、牛五郎の服を脱がせる。
「嫌です。服を取らないでください! 私は執事ですよ」
「牛だよ。せっかく新しいリボンもあげたのに。これも要らないね」
「なんで…… こんな……」
首輪だけを残し、身につけている物は全部取られてしまった。
牛五郎は裸で髪も縛れない、ただの家畜の様にされてしまった。
哉汰がくれたリボンまで奪われてしまい、急に悲しくなる牛五郎。
「搾乳機は良いか。まだ出ないもんな。バイブを挿れておこう」
牛五郎のお尻をパンパン叩く哉汰。
「んアッ、ううッン」
自然と尻が上がってしまう。
「本当にイヤらしい牛だ。お前の様な卑しい牛が人間になれるわけ無いだろう。執事を止めるなら乳牛になるんだな! お似合いだ」
「いや、イヤ、牛にならない! 人間……」
「黙れ!!」
「ンーンー」
人間になりたい等と他の牛の居る場所でまで言ってしまう牛五郎は危険であった。
誰が父や施設に言いつければ、牛五郎は連れて行かれてしまう。
哉汰は牛五郎に口枷を付ける。
お尻には少し大きい前立腺バイブを押し込んだ。
スイッチを入れてやる。
「ンンン! ンー! ンーー!!」
涙目でイヤイヤ首を振る牛五郎。
「ほら、直ぐおちんちん勃起してきた。お尻でこんなに気持ちよくなるなんて牛だけだよ。あーあ、牛五郎は人間よりの癖にな。検査を間違えたのかもなぁ。本当は牛よりの乳牛になるべくして産まれたんじゃないか?」
アハハッと嘲笑う哉汰。
実際、前立腺を刺激すれば人間の男でもこうなるだろうが。
「イヤらしい牛には尿道にもバイブ入れてあげようね」
「ンンンーーー!!」
ぷちゅリと、太めの差し込む。
「尿道でも気持ちよくなれるなんて優秀な牛だよ。ほらご褒美」
「ンン、ン、ウウ~~」
牛五郎の勃起ちんこに、プレゼントしてあげたリボンと同じリボンを結んであげる。
「お前は髪に付けるより、こっちに付けた方がお似合いだ」
「んん、んん」
ポロポロ泣き出してしまった牛五郎。
ああ、可哀想。
だけど、ちゃんと自分が人間にはなれない牛だと解って欲しい。
で、ないと、本当に引き離されて乳牛にされてしまう。
「牛美、待たせたね」
牛五郎を立たせたまま放置し、牛美の側に行く哉汰。
「上手に待てが出来て偉かったよ」
大人く待っていた牛美を褒める。
「アッ、哉汰様ぁ、アン」
頭を撫でるだけで、気持ちよさそうに声をあげる牛美は、早く搾乳してと、可愛い胸を突きだす。
哉汰が乳首を掴んで引っ張ると、ビュービューと、乳首からミルクを出す。
「アアンン、キモチイイ、乳首からビュービューミルク出すのキモチイイ。もっと搾って、アンアン」
「沢山ミルク出せて偉いな。牛美は良い子だ」
ヨシヨシと腰を撫でて褒めてやる。
「おちんちんからも出したいれしゅ。おちんちんと乳首からミルクらしたいでしゅ」
「両方責て欲しいなんて、牛美は欲張りな牛だな」
「アアンン、ごめんなしゃい。我慢れきない~ お尻、バンバンしてくらしゃい~」
「可愛くお強請り出来て良い子だ。ご褒美をあげよう」
「アアンン、来たぁ。おちんちん、哉汰様のおちんちん、牛美の中、ミルクの袋突っつかれてキモチよくなっちゃうよぉ~~ アアンン!! キモチイイ、キモチイイ、ミルク出るの止まらない~」
「たくさん出てるよ。偉いな牛美は」
牛美を褒めながら激しく腰を打ち付ける哉汰。
牛美はひっきりなしに絶頂し、ミルクを沢山バケツに出している。
早くも3つのバケツ一杯にしていた。
「アアンン、たくさん出ちゃう。ミルク止まらない、哉汰様ぁ、おちんちんキモチイイのぉ」
「いいよ。たくさん出してくれて有難う。こんなに出せて偉いな」
沢山ミルクを出す牛に、それを褒める哉汰。
そんな様子を見せつけられる牛五郎。
おちんちんもアナルも気持ちいい。
だけど、すごく虚しくなった。
あの牛は哉汰に可愛がられて、沢山ミルクを出して幸せそうだ。
それに引き換え、俺は、気持ちよくてもミルクは出ないし、お漏らしばかり。
哉汰は俺を見てくれない。
別の牛ばかり可愛がる。
寂しい。悲しい……
人間になれば、対等になれば。
哉汰とも友人としてずっと居れるのでは無いかと考えていた。
人間ならば、執事としてじゃなくても側に居れるのでは無いかと。
でも駄目なんだ。
俺は人間にもなれなければ、牛にもなれない。
何もなれない。
ただのゴミなんだ。
哉汰からも愛されず、人間にもなれない。
人間になったら色々したい事があった。
牛人や、他の人間よりの牛達を助けたい。
哉汰と友人になりたい。
自由になりたい。
それも全部、叶わない夢だったんだ。
俺はただの役立たずな牛。
「ンンーンンーンンー」
こんな必死に哉汰を呼んでも振り向いてもくれない。
「ンンンーンーンンー」
こんなに泣いているのに。
俺の事なんて、やっぱりどうでと良いんだ。
生産性も無い、牛だから。
牛五郎は、ただただ寂しかった。
絶望的で、辛くて、泣く事しか出来ない。
少しでも良い。俺を見てよ。
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