【完結】俺の可愛い牛

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 哉汰は部屋から続いて行ける様になっている哉汰専用のお風呂に向かった。
 ペットは別に入れる風呂が有るので、ここに入れるのは牛五郎だけである。
 いつも牛五郎が掃除して、お湯を張ってくれている風呂だ。

 牛五郎はシーツを洗濯機に入れて回す。
 哉汰が脱いだ服は、後で自分のと一緒に手洗いしよう。
 盥に水を張って漬けておく。

「ほら、早く。時間が無いんだ」

 次の予定が迫っている。
 出来ればゆっくに入りたいが、そんな暇は無さそうだ。
 急いで牛五郎の服を脱がせ、風呂に連れて行く哉汰。
 シャワーでサッと流して、直ぐ湯船に浸かった。
 牛五郎が選んだのだろう入浴剤から薔薇の香りがしていた。
 薔薇の香りが好きなのか。
 俺としてはお風呂にも牛五郎のミルクを入れてほしい。
 今度、リクエストしてみようかな。

「牛五郎もおいで」

 湯船の外で此方を見ている牛五郎。
 お風呂の介助をする気でいるので、湯船に浸かる気は無いのだろう。

「私が入ると狭くなってしまいますし、ここは御主人様専用のお風呂じゃないですか」
「俺が入れって言っているんだ。入りなさい」
「……はい」

 哉汰に命令され、牛五郎はおずおずとお風呂に入る。
 ジャバジャバと、沢山お湯が溢れてしまった。
 ほら、勿体無い。

「ヨシヨシ、牛五郎は俺の言う事を良く聞ける良い牛だな」

 溢れるお湯をあーあと、言う顔で見ている牛五郎の頭を撫でてやる哉汰。
 牛五郎は割と節約家だ。
 残り湯も洗濯に使っている様子である。
『お金が有るからと湯水の様に使っては後で困ることになりますよ!』
 と、よく言う牛五郎。
 俺を心配してくれている様で嬉しいのだが、ただ単に自分の給料の心配をしているのかもしれない。

「100数えて出よう」

 時間が無さすぎて悔しいが、仕方ない。
 牛五郎が良い声で100まで数え、風呂を出た。

 牛五郎は自分の事をそっちのけで、哉汰の体を拭いたり頭を乾かしたりして、新しく用意した服を着せる。
 
「有難う。牛五郎のお陰で仕事に間に合いそうだよ」

 本当はちょっと遅刻しそうだが、許容範囲だ。

「私がお漏らししたのが原因ですから……」
「射精したんだってば」

 まだお漏らしを気にいしている牛五郎。
 
「プラグ入れておこうね。次は尿道も広げよう。自分で入れて広げるんだよ?」

 哉汰は牛五郎をベッドに連れ戻すと、アナルプラグを戻し、再びストッパーをする。
 追加に尿道ブジーを用意してやった。
 細い物から太い物まで、ビーズになっている物や、透明な物、色々用意してやる。

「良いかい? 細い物から順番に入れて行くんだよ。奥くまで入れて、馴れたら次のを試すんだ。一本入れてみようね」
「やっ…ヤメて……」

 アナルプラグは慣れた様だが、尿道ブジーは怖い様子だ。

「大丈夫。牛は尿道もある程度広がる様になっているからね。広げないとミルクの出口が細くて上手く出せないよ」
「うう…… 怖いです」
「見ててあげるから、入れてごらん」

 足を開かせ、ある程度押し込むと後は自分でやりなさいと、誘導する。

「うう…… いやだぁ、変な感じするぅ、怖いです」

 ちょっと入れる様に手を動かした牛五郎だが、直ぐに怖がって止めてしまう。

「ほら、もっと入るよ。最後まで入れて。早くしないと俺、仕事に行けないよ」
「出来ません。ごめんなさい。イヤだぁ」
「仕方ない子だね。ほら」
「ンンン! ヤァ…… 気持ち悪い!」

 牛五郎の代わりに奥まで入れてやる哉汰。
 
「うう、やだぁ。抜いて。イヤだぁ怖い……」

 ブジーは嫌らしく、抜いて欲しそうだが、自分で抜くのも怖いらしい。
 懇願した様に見つめてくる。

「自分で出来ないか。仕方ない子だね」

 一旦、プジーを引き抜く哉汰。

「アッ、アアっ……」

 引き抜く感覚が気持ちいいのか、腰が揺れている。
 牛五郎はもう立派なビッチだ。

「これを入れておこうね」

 カテーテルを牛五郎の尿道に入れていく。

「ンンン、やだぁ……」
「これね、一定時間を過ぎると勝手に空気が入って膨らんで行くんだ。だから勝手に尿道拡張してくれるよ。おしっこはこのバケツに出してね」
「イヤだぁ、やだぁ、お願いします抜いて下さい。イヤぁ!!」
「抜かない様に拘束するね。牛五郎がやりやすいように提案したのに。嫌がったのは牛五郎なんだから我慢しなさい」
「うう、やだぁおちんちん痛い。やだぁ」
「嘘をつかない。痛く無いだろ?」
「痛い~~、イヤだぁ抜いて。いたいいぃぃ」

 痛がったら抜いてくれると思って。
 確かに最初はちょっと痛みや違和感を覚えるだろうが、そこまで痛く無いはずだ。
 ちゃんと安心した作りになっているし、安全な器具だ。
 嘘をついて気を引こうとするなんて、本当に悪い子だ。

「じゃあ、頑張って。俺は仕事に行くからね」
「やだぁ抜いて! 行かないで! お願いします。ご主人様ぁ、うわああぁぁんーー」

 牛五郎を拘束したまま、部屋を出ると牛五郎の泣き声が聞こえた。
 ちょっと可哀想だと思ったが、自分で拡張してくれない牛五郎が悪い。
 これも牛五郎の為だ。
 哉汰は心を鬼にして、牛五郎を部屋に残したまま仕事に向かう。
 万が一が有っては悪いので片耳にインカムを付けて、部屋の音を聞いておくことにした。
 牛五郎はエグエグ泣いている様だ。
 まぁ、直ぐに尿道も良くなるだろう。
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