【完結】俺の可愛い牛

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 牛五郎には刺激が足りず、ミルクを出したいのにチョロチョロとしか出ないのが辛い様子だ。
 もう、こうなったら先に腹に溜まったミルクを出させた方が良いか。
 乳牛の腹に溜まったミルクはアナルから強く刺激し、溜まった袋を中から突いて出させるのが基本だ。
 だが、牛五郎はアナルの拡張をまだしていない。
 流石に俺を入れるのは可哀想だった。
 哉汰はアナルビーズを選び、牛五郎のアナルへ押し当てた。
 ユックリと中に入れて行く。

「ヒッ! 何?」

 何かがお尻に入ってくる感覚に、牛五郎は恐怖で震える。
 無機質な感覚のそれは、一粒入る事に大きくなって行く気がする。

「大丈夫。初めての牛さん用アナル拡張アイテムだ。痛く無いだろう?」

 牛のアナルは拡張すれば簡単に人の腕だって飲み込める程広がる。
 そこまで拡張する予定は無いが、この程度のアナルビーズを最後まで入れても痛みは無いだろう。 
 気持ちよくも無いだろうが。
 ただ異物感が気になるだけだ。
 アナルプラグを一日入れさせておけば、アナルの拡張は十分だろう。
 
「いや、怖い。怖いです。やっ…… 大きくなるのヤダァ」

 痛くは無いが、怖がってプルプル震えてしまう牛五郎。
 その様子がまた加虐心を煽る。
 大きくなるのはアナルビーズの話しか、自分のアナルの話か解らないが。
 大きくしないと俺が入れないし、拡張はさせてもらうしかない。

「そろそろかな?」

 アナルビーズを奥まで押し込むと、ビクンと、牛五郎の体が跳ねる。

「あがっ……」

 声にならない声が出た。
 ミルク袋に当たったな。

「ほら、好きなだけミルク出せ」

 勢いよくアナルビーズを引き抜き、また直ぐ奥くまで押し込む。
 
「ゔぐぅ、アッ、あグッ、あガッ、いぐっ」

 牛五郎らしからぬ汚い声を漏ら、舌を出しながら陰茎からビュービューと、ミルクを出す。
 暫く刺激し続けると、堰を切ったようにドバドバとミルクが出た。
 あ、焦って手順を間違えたな。
 先に尿道を拡張するのだった。
 出たいのに出る道の無いミルクが、出口で鬩ぎ合い、牛五郎は飛んでもない事になっている。  
 足を大きく開き、白目を向いてミルクを飛び散らかす牛五郎は、声も出せない様子だ。
 普段、涼しい顔をしている美人がこんな顔をしてミルクをバケツに入れているのは凄い興奮する。
 たまんねぇなぁ。

「あっ、あっ……」
「ごめん牛五郎、尿道拡張済ませて無かったからキツかったな。カテーテル入れてやるからな」

 流石にこれ以上は可哀想である。
 牛五郎を苦しめたい訳ではない。

「やっ、もうヤダァ、壊れる」

 落ち着きを取り戻し、黒目が戻ってきた牛五郎はその綺麗な瞳に涙をいっぱい浮かべている。 

「そうだな。壊れてしまえば良い。そうしたら気持ちよくなれるからな」
「イヤだ。俺は人間なんだ。人間の愛玩動物なんかじゃない。執事なのになんで……」
  
 自分の体が自分のものでは無いようで、牛五郎は怖くなる。
 こんなの気持ち良い筈がない。
 嬉しい筈無いのに。

「んアッ! 嫌だぁ! 何か入ってくるぅ~ もうヤダァ。お願い止めて、もうやめてくれよぉ~~」
「カテーテル入れるって言っただろ。ミルク最後まで出さないと。溜め込んだお前が悪いんだよ?」
「ごめんなさい。もう許して下さい。んンッんんんー アアンンー!」

 ミルクの場所までカテーテルを入れると、残りのミルクが出てくる。
 アナルビーズで刺激し、最後まで絞り出させた。
 バケツがいっぱいなるまで出させると、牛五郎はもう体に力が入らず、ぐったりした様子だ。

「牛じゃない、俺は牛じゃない。こんなの夢だ。こんなの俺じゃない……」

 そうブツブツと言うだけになってしまった牛五郎。
 ああ、可哀想に。
 目が虚ろになってしまっている。
 
「ごめんね牛五郎。大丈夫だよ。今は辛くても直ぐに慣れるからね」

 もう抵抗のしようも無いので拘束を解いて抱きしめてあげる。
 ヨシヨシと、頭を撫でてやれば、牛五郎は哉汰の胸に抱きついた。

「ヨシヨシ、牛五郎は良い子だね。ちゃんとおちんちんからミルク出せたね。じゃあ次は乳首から絞ろうね?」
「あう、もう駄目。嫌だ。乳首駄目」

 もう終わったと思っていた牛五郎は絶望した表情になる。 
 イヤイヤと首を振る。

「駄目だよ。お乳にも溜め込んでしまったの牛五郎だろ? 誰が悪いのかな?」
「うう……」

 自分が悪いとは思っている様子だ。

「疲れちゃたね。寝てても良いからね」

 そう、優しく頭を撫でれば、少し甘える様に頭を擦付けられた。

「……お乳、絞って下さい」
「おや、素直だね。物わかりの良い子だ。流石俺の牛だ」

 大人しく、お乳を絞りやすい様に胸を突き出す牛五郎。
 急に従順になると怖い。
 本当に辛くて心が壊れてしまったのだろうか。
 牛五郎は大事な俺の可愛い牛だ。
 心が壊れない様に大事に調教したかったのだが、いくら考えたって実践を繰り返したって、嫌がる子を調教するにはこうするしか無い。

 ごめんな牛五郎。

 哉汰は内心、牛五郎に謝罪しつつ、乳首を摘むと、強く引っぱる。
 
「アアンン!」

 ビュービューと、乳首からミルクが出る度に喘ぎ声が出る牛五郎。

「乳首からビュービューミルク出せて偉いね。気持ちいい?」
「気持ちよくない!」

 キッと、睨んで来る牛五郎。
 あれ? まだ抵抗する気持ちが有るのか。
 ホッとするような、まだ落ちてくれないのかと残念な様な。
 複雑な気持ちになる哉汰だ。

「黙って俺の乳搾りしてください」
「はい……」

 あれ?
 主従が逆転してない?

「ああ、スッキリした。ミルク出し切るとこんなにスッキリするんですね。有難うございました」
「え? ああ、どうしたしまして?」

 胸のミルクも全部出してやれば、スッキリした表情になる牛五郎。
 何故かお礼まで言われた。

「あの、歩けないんですけど。今夜、私、ここで寝かせて貰っても良いですか?」
「うん。良いけど」
「では、お邪魔しますね。ご主人様もどうぞ」
「うん……」

 布団を開けて待機する牛五郎。
 なんかおかしいよね。
 なんか想像してたんと違うよ。

「いや、待って。俺、まだ寝れないよ。お前の出したミルク片付けないと」
「朝になってからでいいでしょ?」
「腐っちゃうよ!」

 貴重な牛五郎のミルクが!
 愛玩乳牛のミルクは劣化が早い。
 出した瞬間に飲むのが一番旨いし、出して直ぐ冷蔵庫に入れないと一時間もしたら駄目になってしまう。

「闘牛を呼びましょう」

 チリンチリンと、勝手に呼び鈴を鳴らしてしまう牛五郎。
 本当に待ってくれ。
 何でこんな堂々としているんだ。
 お前、いま大事なところ何一つ隠せて無いよ。
 今までセックスしてましたって言う気怠いセクシーな顔をしているよ。
 こんなのを見られたら、家の闘牛に輪姦される!
 いや、そんな事させないけど。

「ご主人様、お呼びでしょうか」

 早くも闘牛が来てしまった。  
 えっちな牛五郎には布団をかけて隠す。

「ソレ、持っていてくれ。大事なミルクだから丁寧に扱えよ」

 哉汰は闘牛を部屋に招き入れると、バケツを持って行かせるのであった。


「なぜ私を隠したんですか?」

 闘牛が去ってから布団から顔を出す牛五郎。

「だらし無い格好で娼婦の様な顔をしているからだ」

 そう悪態をついて、牛五郎に使った器具を片付ける。
 牛五郎が溢したミルクも拭いてやる哉汰。
 牛五郎から反応が返って来ないな。
 てっきり、不機嫌な反撃が来ると思ったのだが……
 見てみれば、もうスヤスヤ寝ていた。
 まぁ、疲れただろうから仕方ない。
 本当はアフターケアにお乳の栄養に良い飴玉を舐めさせるのであるが、まぁ良いか。
 こっそりコップに一杯だけ入れた牛五郎ミルクの味見をしてみた。

「ひでぇ味だな」

 手入れもしてないので、体に溜まって日数がたっただろう劣化した味である。
 これもまぁ、人間よりの手入れしてない牛ミルクが好きな変態は飛びつきそうだ。
 俺も牛五郎限定の変態なので、どんな味だろうと牛五郎の出したミルクと言うだけで興奮するが。
 これからは俺が手入れしてやるし、もっと俺好みのミルクに育ててやろう。

 楽しみだ。

 俺のベットでスヤスヤ眠る牛五郎は可愛かった。 
 ただ困った事に占領されてしまった。

 俺の寝る場所が無くなったんだけど……
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