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64話
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「ほら、腰を突き出して下さい」
腰を引かれ、ビッとする伊吹。
恐怖が顔に浮かんでいた。
「殿、それは出来ません。私にはまだ早くて……」
「千代や有理と練習したりしたんじゃないんですか?」
「えっと、殿は私の菊座をお使いになりたいですか?」
「勿論ですよ。愛している伊吹の可愛らしい此処を私の魔羅で突き破りたいと思います」
「ヒェッ、お許し下さい殿」
グリグリと、伊吹の菊座に軽く親指を押あてる。
本当に全く弄った形跡が無い事を確かめた。
良かったと、ホッとなる春岳。
伊吹のソコはまだ固く、誰も受け入れようとせずに拒んでくれていた。
まだ張形も試してはいないようだ。
「申し訳ありません殿、私の菊座等、殿は気持ち悪いかと思いまして、想定して居ませんでした。あの、私の菊座に殿は入れられるのでしょうか? 萎えませんか? 有理の時も中折れなる現象にあわれていましたよね? 殿は菊座が苦手なのかと思いまして…… その、萎えないのですか? 私の菊座ですよ? その、排泄物を出す汚いしい所で…… あの、あの……」
混乱した様子の伊吹は、早口で捲し立てている。
多分、自分でも何を言っているのか解らないと思う。
ちょっと可哀想な事をしたかな。
怖がらせ過ぎてしまったかもしれない。
「伊吹、私は伊吹が好きで可愛くてしかたないんですよ。たがらいつかは此処でも繋がりたいと思う。でも練習しないとね? 伊吹、これからはどんな練習だって私とです。いいな?」
春岳は伊吹を抱きしめると、項に軽く噛み付いて跡をつけた。
「尺八以外には何を教えて貰ったんだ?」
耳元で囁いて確認を取る。
他にも色々仕込まれていたりしたら困る。
「えっと、魔羅を洗う時は尺八で立たせる等して洗う事と、入浴剤にヨモギや柚子を入れると良いと聞きました」
「……それだけ?」
「それだけです」
「本当に?」
「本当です!」
伊吹はただ本当に尺八の事を聞いただけだった。
他の事は千代がお風呂の世話をしてくれた、あの時に教えられた事だけだ。
もっと、春岳に気持ちよくなって欲しいと考えた伊吹が春岳を萎えさせずに出来そうな事を考えたら、尺八ぐらいなものだったのだ。
尺八なら目をつむって貰えば、きっと殿も萎えないだろうと思った。
それだけなのだ。
それなのに、殿をこんなに怒らせてしまうなんて。
きっと尺八が下手くそ過ぎたんだ。
伊吹は何故か激怒している様子の春岳に震えてしまう。
「ん? 寒くなった? もう一度お湯で温まるか?」
プルプル震える伊吹に寒くなったのかなと、誤解する春岳。
伊吹は寧ろ体から火が出るように熱い。
「あの、殿の魔羅が苦しそうで、抜いて差し上げたいのですが、どうしたら宜しいでしょうか?」
密着している春岳の魔羅は伊吹の太ももに当たっていた。
硬くて熱くて、大きい春岳の魔羅。
絶対菊座には入らないし、やはり尺八も難しそうだ。
いつもの様に千摺りと兜あわせをしたら良いのだろうか。
だが、本当にそんな刺激で殿は満足するのだうか。
そろそろ飽きるのではないか?
嫌だ。
まだ、まだもう少しだけ自分で遊んで欲しい……
まだ飽きられたくない。
伊吹はそんな気持ちだった。
「えっと、ごめんね。そんなに怖かったかな? 大事な伊吹に無理矢理痛い事とかしないよ?」
いつの間にかウルウルと涙目になってしまっていた伊吹の瞳から涙が溢れる。
あわあわと春岳は慌てた。
そんな積もりは無かった。無防備すぎる伊吹に釘を刺したかっただけなのだけど、失敗したらしい。
泣かせてしまった。
「伊吹は俺とこう言う事するの本当に嫌じゃない? 嫌なら俺は別に……」
いや、したいけど。したくてしたくて堪らないけど。
無理強いして、伊吹が嫌なのを我慢するぐらいならば、何もしなくて良い。
ただこうして手を繋いだり、散歩したり、側に居てくれるだけで良いのだ。
無理して先に進まなくて良いのに。
「俺と接吻したり、千摺りしあったり、兜あわせするの嫌?」
恐る恐る確認を取る春岳。
それも実は嫌でしたと言われると、本当に悲しくなる。
「嫌じゃないです。気持ちいいです」
「本当に?」
「殿と接吻したいです」
「本当に可愛いなぁもう」
春岳は伊吹を優しく抱き寄せると触れるような口吻する。
伊吹の涙は引っ込んでくれた。
春岳はホッと胸を撫で下ろすのだった。
腰を引かれ、ビッとする伊吹。
恐怖が顔に浮かんでいた。
「殿、それは出来ません。私にはまだ早くて……」
「千代や有理と練習したりしたんじゃないんですか?」
「えっと、殿は私の菊座をお使いになりたいですか?」
「勿論ですよ。愛している伊吹の可愛らしい此処を私の魔羅で突き破りたいと思います」
「ヒェッ、お許し下さい殿」
グリグリと、伊吹の菊座に軽く親指を押あてる。
本当に全く弄った形跡が無い事を確かめた。
良かったと、ホッとなる春岳。
伊吹のソコはまだ固く、誰も受け入れようとせずに拒んでくれていた。
まだ張形も試してはいないようだ。
「申し訳ありません殿、私の菊座等、殿は気持ち悪いかと思いまして、想定して居ませんでした。あの、私の菊座に殿は入れられるのでしょうか? 萎えませんか? 有理の時も中折れなる現象にあわれていましたよね? 殿は菊座が苦手なのかと思いまして…… その、萎えないのですか? 私の菊座ですよ? その、排泄物を出す汚いしい所で…… あの、あの……」
混乱した様子の伊吹は、早口で捲し立てている。
多分、自分でも何を言っているのか解らないと思う。
ちょっと可哀想な事をしたかな。
怖がらせ過ぎてしまったかもしれない。
「伊吹、私は伊吹が好きで可愛くてしかたないんですよ。たがらいつかは此処でも繋がりたいと思う。でも練習しないとね? 伊吹、これからはどんな練習だって私とです。いいな?」
春岳は伊吹を抱きしめると、項に軽く噛み付いて跡をつけた。
「尺八以外には何を教えて貰ったんだ?」
耳元で囁いて確認を取る。
他にも色々仕込まれていたりしたら困る。
「えっと、魔羅を洗う時は尺八で立たせる等して洗う事と、入浴剤にヨモギや柚子を入れると良いと聞きました」
「……それだけ?」
「それだけです」
「本当に?」
「本当です!」
伊吹はただ本当に尺八の事を聞いただけだった。
他の事は千代がお風呂の世話をしてくれた、あの時に教えられた事だけだ。
もっと、春岳に気持ちよくなって欲しいと考えた伊吹が春岳を萎えさせずに出来そうな事を考えたら、尺八ぐらいなものだったのだ。
尺八なら目をつむって貰えば、きっと殿も萎えないだろうと思った。
それだけなのだ。
それなのに、殿をこんなに怒らせてしまうなんて。
きっと尺八が下手くそ過ぎたんだ。
伊吹は何故か激怒している様子の春岳に震えてしまう。
「ん? 寒くなった? もう一度お湯で温まるか?」
プルプル震える伊吹に寒くなったのかなと、誤解する春岳。
伊吹は寧ろ体から火が出るように熱い。
「あの、殿の魔羅が苦しそうで、抜いて差し上げたいのですが、どうしたら宜しいでしょうか?」
密着している春岳の魔羅は伊吹の太ももに当たっていた。
硬くて熱くて、大きい春岳の魔羅。
絶対菊座には入らないし、やはり尺八も難しそうだ。
いつもの様に千摺りと兜あわせをしたら良いのだろうか。
だが、本当にそんな刺激で殿は満足するのだうか。
そろそろ飽きるのではないか?
嫌だ。
まだ、まだもう少しだけ自分で遊んで欲しい……
まだ飽きられたくない。
伊吹はそんな気持ちだった。
「えっと、ごめんね。そんなに怖かったかな? 大事な伊吹に無理矢理痛い事とかしないよ?」
いつの間にかウルウルと涙目になってしまっていた伊吹の瞳から涙が溢れる。
あわあわと春岳は慌てた。
そんな積もりは無かった。無防備すぎる伊吹に釘を刺したかっただけなのだけど、失敗したらしい。
泣かせてしまった。
「伊吹は俺とこう言う事するの本当に嫌じゃない? 嫌なら俺は別に……」
いや、したいけど。したくてしたくて堪らないけど。
無理強いして、伊吹が嫌なのを我慢するぐらいならば、何もしなくて良い。
ただこうして手を繋いだり、散歩したり、側に居てくれるだけで良いのだ。
無理して先に進まなくて良いのに。
「俺と接吻したり、千摺りしあったり、兜あわせするの嫌?」
恐る恐る確認を取る春岳。
それも実は嫌でしたと言われると、本当に悲しくなる。
「嫌じゃないです。気持ちいいです」
「本当に?」
「殿と接吻したいです」
「本当に可愛いなぁもう」
春岳は伊吹を優しく抱き寄せると触れるような口吻する。
伊吹の涙は引っ込んでくれた。
春岳はホッと胸を撫で下ろすのだった。
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