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59話 ※春岳と伊吹のチャラブ兜あわせ
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春岳が伊吹を恋人にして十日程になる。
飽きもせず、春岳は毎晩、伊吹を閨に呼んだ。
「ンン、殿、ふぁ……ああ……」
「伊吹、閨では何て呼ぶんでしたか?」
「春岳様、あっあっ…」
春岳は伊吹の魔羅を後ろから包のみ、千摺りしつつ、唇を合わせる。
伊吹は私の恋人なので、接吻もしましょうねと、言うと、伊吹は初めてなんですと、少し怯えていた。
最初こそ、上手く息継ぎが出来ずに窒息しかけ失神させてしまった事も有ったが、今では接吻にも慣れ、目を細めて微笑んでくれる。
ああ、可愛い。
俺の伊吹が可愛い過ぎる。
「私にも春岳様の魔羅を愛でさせて下さい」
「うん、優しく撫でて。伊吹の魔羅と仲良くしよう」
未だに、春岳が伊吹に出来る事は、千摺りと兜あわせ、それから接吻ぐらいだ。
伊吹は本当に色事にはウブすぎて全てが初めての経験になる。
それは愛らしく、ゆっくり育めば良いと思うのもたが、歯がゆく思うことも有った。
大事にしたいが、そろそろ先にも進めたいな。
「んぁッ春岳様、春岳様ぁ」
「魔羅が気持ちいいね伊吹」
「気持ちいいです。アッアッ、春岳様の魔羅は気持ちいいですか?」
「うん、気持ちいいよ伊吹」
「んあっンン」
気持ちよさそうに喘いでくれる伊吹が可愛くて、春岳は、もう一度接吻する。
初めは声を押さえようとしたり、恥ずかしい顔を見られたく無いのか、反らしたり、腰を引いて逃げようとする事も有った。
だが最近では、それも無くなり、素直に気持ちいいと伝えてくれるし、喘ぎ声も可愛い顔も見せてくれる。
普段、清廉潔白な様子で色事に興味など無い様子で、武闘派の雄々しい伊吹。
彼のこんな厭らしい部分を知っているのは自分だけだと思うと、春岳は興奮する。
「アァン、気持ちいい。出してしまいます!」
「いいよ。出してしまいなさい。可愛く達する所を見せて」
「イヤイヤ、イヤです。達したくないです」
ブンブン首を振って嫌がる伊吹。
急にどうしたのだろう。
「何で? 達したく無いの?」
何が気に入らないのだろう?
「いつも私ばっかり先に達してしまいます。今日は春岳様が先に達して下さい。ああっンン、ダメですってば! 手を止めて下さい! 出てしまいます! うああっン」
必死になって先に春岳をイかせようと、千摺りを激しくする伊吹だが。
そんな事を言われて止まれる春岳じゃない。
ああ、伊吹可愛過ぎる。
反則だぁ。
「んんアッ止めて、やだぁ出ちゃいます!出ちゃう! あああンンン!!!」
グチャグチャと激しい音を立てて千摺りする伊吹と春岳。
伊吹は耐えきれずに達してしまった。
それを見届けてから「ン……」と、小さく声を漏らし、春岳も達するのだった。
「また私が先に達してしまいました…… 止めて下さとお願いしましたのに。殿は意地悪です」
ムスッとした様子で布団に顔を埋めてしまう伊吹。
もう呼び名は殿に戻ってしまった。
ちょっと残念だ。
「ごめんなさい。伊吹があまりに可愛かったので。止められませんでした。ねぇ、可愛い顔を見せて下さい伊吹」
機嫌を取るよう謝りながら、背中を撫でる春岳。
「んアッ! っ…… 今、触らないで下さい」
「伊吹?」
もしかして、敏感になっていて背中を擦られるだけで感じてしまうのだろうか。
伊吹、凄い敏感過ぎる。
嗚呼、心配だ。
こんなにちょろすぎる上に敏感でエッチな顔するなんて、よく今まで無事にいたものである。
「落ち着いたら湯浴みに行きましょう」
「はい……」
顔を見せてくれないのは寂しいので、無理矢理抱き寄せると、真っ赤な顔を見せてくれた。
「伊吹、愛してますよ」
「私もです……」
いつも春岳は伊吹に愛を伝える。
伊吹が愛してると返してくれた事は無い。
伊吹は照れ屋さんだから多くは望まない。
ゆっく育めたら良いと思う。
彼の中には、はじめっから無い愛さえも。
飽きもせず、春岳は毎晩、伊吹を閨に呼んだ。
「ンン、殿、ふぁ……ああ……」
「伊吹、閨では何て呼ぶんでしたか?」
「春岳様、あっあっ…」
春岳は伊吹の魔羅を後ろから包のみ、千摺りしつつ、唇を合わせる。
伊吹は私の恋人なので、接吻もしましょうねと、言うと、伊吹は初めてなんですと、少し怯えていた。
最初こそ、上手く息継ぎが出来ずに窒息しかけ失神させてしまった事も有ったが、今では接吻にも慣れ、目を細めて微笑んでくれる。
ああ、可愛い。
俺の伊吹が可愛い過ぎる。
「私にも春岳様の魔羅を愛でさせて下さい」
「うん、優しく撫でて。伊吹の魔羅と仲良くしよう」
未だに、春岳が伊吹に出来る事は、千摺りと兜あわせ、それから接吻ぐらいだ。
伊吹は本当に色事にはウブすぎて全てが初めての経験になる。
それは愛らしく、ゆっくり育めば良いと思うのもたが、歯がゆく思うことも有った。
大事にしたいが、そろそろ先にも進めたいな。
「んぁッ春岳様、春岳様ぁ」
「魔羅が気持ちいいね伊吹」
「気持ちいいです。アッアッ、春岳様の魔羅は気持ちいいですか?」
「うん、気持ちいいよ伊吹」
「んあっンン」
気持ちよさそうに喘いでくれる伊吹が可愛くて、春岳は、もう一度接吻する。
初めは声を押さえようとしたり、恥ずかしい顔を見られたく無いのか、反らしたり、腰を引いて逃げようとする事も有った。
だが最近では、それも無くなり、素直に気持ちいいと伝えてくれるし、喘ぎ声も可愛い顔も見せてくれる。
普段、清廉潔白な様子で色事に興味など無い様子で、武闘派の雄々しい伊吹。
彼のこんな厭らしい部分を知っているのは自分だけだと思うと、春岳は興奮する。
「アァン、気持ちいい。出してしまいます!」
「いいよ。出してしまいなさい。可愛く達する所を見せて」
「イヤイヤ、イヤです。達したくないです」
ブンブン首を振って嫌がる伊吹。
急にどうしたのだろう。
「何で? 達したく無いの?」
何が気に入らないのだろう?
「いつも私ばっかり先に達してしまいます。今日は春岳様が先に達して下さい。ああっンン、ダメですってば! 手を止めて下さい! 出てしまいます! うああっン」
必死になって先に春岳をイかせようと、千摺りを激しくする伊吹だが。
そんな事を言われて止まれる春岳じゃない。
ああ、伊吹可愛過ぎる。
反則だぁ。
「んんアッ止めて、やだぁ出ちゃいます!出ちゃう! あああンンン!!!」
グチャグチャと激しい音を立てて千摺りする伊吹と春岳。
伊吹は耐えきれずに達してしまった。
それを見届けてから「ン……」と、小さく声を漏らし、春岳も達するのだった。
「また私が先に達してしまいました…… 止めて下さとお願いしましたのに。殿は意地悪です」
ムスッとした様子で布団に顔を埋めてしまう伊吹。
もう呼び名は殿に戻ってしまった。
ちょっと残念だ。
「ごめんなさい。伊吹があまりに可愛かったので。止められませんでした。ねぇ、可愛い顔を見せて下さい伊吹」
機嫌を取るよう謝りながら、背中を撫でる春岳。
「んアッ! っ…… 今、触らないで下さい」
「伊吹?」
もしかして、敏感になっていて背中を擦られるだけで感じてしまうのだろうか。
伊吹、凄い敏感過ぎる。
嗚呼、心配だ。
こんなにちょろすぎる上に敏感でエッチな顔するなんて、よく今まで無事にいたものである。
「落ち着いたら湯浴みに行きましょう」
「はい……」
顔を見せてくれないのは寂しいので、無理矢理抱き寄せると、真っ赤な顔を見せてくれた。
「伊吹、愛してますよ」
「私もです……」
いつも春岳は伊吹に愛を伝える。
伊吹が愛してると返してくれた事は無い。
伊吹は照れ屋さんだから多くは望まない。
ゆっく育めたら良いと思う。
彼の中には、はじめっから無い愛さえも。
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