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取り敢えずドアを開けたが、自分がプレゼントしたとは言え、未智が普段着ない太腿が顕になるミニスカートを着用し、すごんだ顔をしている未智に驚いてしまう夏樹。
固まっている夏樹を他所に、ズカズカ夏樹の寝室に侵入し、ベットに横たわる。
「さぁ、好きにしてください!」
「そんなマグロみたいな状態で言われても……」
いや、未智がマグロだろうと何だろうとヤル気は満々なのだが、突然の事でまだ驚いている夏樹だ。
こういう突飛な事をして、驚かせてくれる未智が好きであるが、心臓が色々と保たん。
「マグロって何ですか? 刺し身が食べたい気分って事ですか?」
「全然違うよ。未智を食べる気満々だよ。でも、明日ヴァージンロードを歩いた後でも良いんじゃないか、この際」
せっかくここまで来たのだから、ヴァージンロードをヴァージンで歩くのも良いのでは無いだろうか。
皆勤賞を卒業式前日に休んで失うようなモノなのだが、良いのだろうか。
もったいなくない?
「別に狙って無いんですよ。ヤるの? ヤらないの?」
「いや、据え膳食わぬは男の恥だからな」
そりゃあヤよ!
「えっと、服を脱がせても良い?」
「服を脱げば良いんですね!」
「いや、服を脱がせたいんだよ。落ち着いて、俺に身を任せて」
ヤル気満々なのか、緊張が行き過ぎてハイなのか、未智は自分で脱ぎだす。
慌てて止め、ボタンをゆっくり外す夏樹だ。
「私は何をしてれば良いんですか?」
「天井の染みでも数えてて」
「天井に染みなんて無いじゃないすか、そもそも見えません」
「じゃあ、俺の黒子の数でも数えてて」
「夏樹は肌が綺麗で黒子なんて無いですよ」
「探せば有るだろう。未智も肌が綺麗だけど、ここに黒子あるよ」
「ヒャッ! ちょっも、急に触らないで下さい!」
「無茶言うなよ」
そんな会話をしている内に服を脱がせてしまう夏樹だ。
「随分とえっちな下着を着けてるね」
「美穂さんがプレゼントしてくれたんです」
「別の男にプレゼントされた下着を付けて来たんだ~」
へーっと、サッサと下着を脱がせる夏樹。
「美穂さんの事、男だと思ってませんよ?」
「俺は思ってるよ」
「ごめんなさい……」
「良いよ。今度は俺に下着選ばせて」
「下着なんて何でも良いじゃないですか」
「プレゼントってさ、中身も大事だけど、ラッピングも大事じゃん?」
「それはそうね」
納得しちゃう未智。
「未智って、脱ぐとすごいんだな。何カップ?」
「普通にC」
「ちょうど良い大きさだね」
「ん…そうかな?」
やわやわと、未智の胸を揉む夏樹に、未智は吐息が漏れる。
「口を開けて」
「こう?」
「上手」
「ンン…」
未智に軽く口を開けさせた夏樹は未智の唇に吸い付くと、舌を舐める。
「アッ…ンッ…ア」
未智から漏れる甘い吐息に、更に激しく口づける。
もう逃さない様に、そう強く抱きしめ、何度もキスをした。
未智は夏樹のベットで目を覚ました。
ハッとなる。
今日は結婚式だ!
何時!?
「きゃああぁぁ!! 起きて、夏樹!」
時間を見て慌てて夏樹の頬を叩く。
「痛い未智。何? 今日も可愛いね」
「結婚式に遅刻する!」
「あっ、本当だぁ」
「早く支度して!!」
慌てて支度して家を出る二人だ。
式場には夏樹の両親と、未智の父も来てくれていた。
あの後、月一郎と敏夫は話し合って和解したようだ。
元々親友だったらしい。
瑞月はまだ寝込んでいて来れない様だ。
美穂と真理子も来てくれた。
月一郎はやはり古い仕来りはこの辺りで終止符を打つ必要が有ると、村の人と話し合いをしている最中だと言っていた。
話がまとまれば良いが。
「未智、綺麗だよ」
「夏樹もいつも通りカッコいいね」
夏樹と未智は結婚指輪を交換し、結婚式は祝福ムードで無事に進行した。
未智が投げたブーケは真理子が取った。
結婚式を終えた二人はハネムーンである。
固まっている夏樹を他所に、ズカズカ夏樹の寝室に侵入し、ベットに横たわる。
「さぁ、好きにしてください!」
「そんなマグロみたいな状態で言われても……」
いや、未智がマグロだろうと何だろうとヤル気は満々なのだが、突然の事でまだ驚いている夏樹だ。
こういう突飛な事をして、驚かせてくれる未智が好きであるが、心臓が色々と保たん。
「マグロって何ですか? 刺し身が食べたい気分って事ですか?」
「全然違うよ。未智を食べる気満々だよ。でも、明日ヴァージンロードを歩いた後でも良いんじゃないか、この際」
せっかくここまで来たのだから、ヴァージンロードをヴァージンで歩くのも良いのでは無いだろうか。
皆勤賞を卒業式前日に休んで失うようなモノなのだが、良いのだろうか。
もったいなくない?
「別に狙って無いんですよ。ヤるの? ヤらないの?」
「いや、据え膳食わぬは男の恥だからな」
そりゃあヤよ!
「えっと、服を脱がせても良い?」
「服を脱げば良いんですね!」
「いや、服を脱がせたいんだよ。落ち着いて、俺に身を任せて」
ヤル気満々なのか、緊張が行き過ぎてハイなのか、未智は自分で脱ぎだす。
慌てて止め、ボタンをゆっくり外す夏樹だ。
「私は何をしてれば良いんですか?」
「天井の染みでも数えてて」
「天井に染みなんて無いじゃないすか、そもそも見えません」
「じゃあ、俺の黒子の数でも数えてて」
「夏樹は肌が綺麗で黒子なんて無いですよ」
「探せば有るだろう。未智も肌が綺麗だけど、ここに黒子あるよ」
「ヒャッ! ちょっも、急に触らないで下さい!」
「無茶言うなよ」
そんな会話をしている内に服を脱がせてしまう夏樹だ。
「随分とえっちな下着を着けてるね」
「美穂さんがプレゼントしてくれたんです」
「別の男にプレゼントされた下着を付けて来たんだ~」
へーっと、サッサと下着を脱がせる夏樹。
「美穂さんの事、男だと思ってませんよ?」
「俺は思ってるよ」
「ごめんなさい……」
「良いよ。今度は俺に下着選ばせて」
「下着なんて何でも良いじゃないですか」
「プレゼントってさ、中身も大事だけど、ラッピングも大事じゃん?」
「それはそうね」
納得しちゃう未智。
「未智って、脱ぐとすごいんだな。何カップ?」
「普通にC」
「ちょうど良い大きさだね」
「ん…そうかな?」
やわやわと、未智の胸を揉む夏樹に、未智は吐息が漏れる。
「口を開けて」
「こう?」
「上手」
「ンン…」
未智に軽く口を開けさせた夏樹は未智の唇に吸い付くと、舌を舐める。
「アッ…ンッ…ア」
未智から漏れる甘い吐息に、更に激しく口づける。
もう逃さない様に、そう強く抱きしめ、何度もキスをした。
未智は夏樹のベットで目を覚ました。
ハッとなる。
今日は結婚式だ!
何時!?
「きゃああぁぁ!! 起きて、夏樹!」
時間を見て慌てて夏樹の頬を叩く。
「痛い未智。何? 今日も可愛いね」
「結婚式に遅刻する!」
「あっ、本当だぁ」
「早く支度して!!」
慌てて支度して家を出る二人だ。
式場には夏樹の両親と、未智の父も来てくれていた。
あの後、月一郎と敏夫は話し合って和解したようだ。
元々親友だったらしい。
瑞月はまだ寝込んでいて来れない様だ。
美穂と真理子も来てくれた。
月一郎はやはり古い仕来りはこの辺りで終止符を打つ必要が有ると、村の人と話し合いをしている最中だと言っていた。
話がまとまれば良いが。
「未智、綺麗だよ」
「夏樹もいつも通りカッコいいね」
夏樹と未智は結婚指輪を交換し、結婚式は祝福ムードで無事に進行した。
未智が投げたブーケは真理子が取った。
結婚式を終えた二人はハネムーンである。
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