【完結】ホットココアと笑顔と……異世界転移？

55話 ※セッ

　自分の痴態を見て、陛下がオチンチン大きくしてる。
　そう思うと嬉しさがこみ上げるが、アレが自分の中に入るとなると話は変わってくる。
　怖すぎる。

「ジュノ、上手に飲み込めているな。もう3本も入っているが、平気だろ？」
「はぁ……　ぅ？」

　3本？
　もう3本も指が入っているの？
　解らない。
　でも指を中でバラバラに動かされてる。
　気持ちいい。

「あっ、あっ……」
「すごいなジュノ、もうドライでキメてる。偉いな」
「えらい？」
　
　何だか解らないが陛下に褒められて頭を撫でられている。
　嬉しい。
　
「へいかぁキスしてくらしゃい」
「呂律回ってな」

　もう目がハートマークになっている様な幻覚まで見える。
　あれ？　ジュノは吸血鬼だよな？
　淫魔じゃなかったよな？？
　どう見ても夢魔である魔王よりも、ジュノの方が淫魔っぽい。

「うん、いっぱいキスしような。こっちも」

　ジュノ指を抜くと柔らかくしたジュノのアナルに自分の陰茎を充てがう。

「入れるぞ？」
「うぁっ！　熱い」
「っ……」

　よく解かしたジュノの中は柔らかくて気持ちいいし、程よく締め付けてくる。
　ハワードもうっかりすると直ぐに達してしまいそうであるが、やっと繋がれたのだ。
　もっとジュノを堪能したい。

「ああん、へいかぁ」
「っ、悪い。苦しいか？」

　涙をポロポロ流すジュノに気づいた。
　余裕が無く、無理に進めてしまったが痛かったり苦しかったり辛かっただろうか。
　動きを止めて様子を伺う。
　もしここで嫌だ止めてと、行為自体を嫌がられても、それは止めてあけられそうにないな。
　酷い主で申し訳ないが……

「私の中に陛下が居るんですね」
　
　そう言って自分のお腹に手を置くジュノ。

「凄く嬉しくて」

　そう言って微笑で見せるのだ。
　本当にジュノは……

「お前なぁ、こんな時に煽ってどうするんだ。どなっても知らないからな」

　俺が気を使ってゆっくり進めてやったのに。もう知らないぞ！

「陛下？　アアアァァンン……」

　半分まで入れていた陰茎を勢いよく奥まで押し込めば、ジュノは軽く痙攣してまたドライをキメている。
　小刻みに何度も連続で絶頂した様だ。　
　中がキュキュと締まって気持ちいい。
　ハワードもジュノの中で達した。
　だが、一回で収まる熱ではない。

「やっ、待って下さい、動かないで、ヤッ、駄目です陛下ぁ！　アン！」
「ジュノ、キスしよう」
「ンン、アッ、アンン」

　腰を突きながら、口づけまでされ、お腹の中も口の中も気持ち良すぎてジュノはもう頭が回らない。
　ただ気持ちいい、それしか考えられなくなってしまい。
　口からはもう喘ぎ声しか出なかった。

「ジュノ、もう俺のだ」

　そう囁いたハワードの声が聞こえた気がした。
　
　もう私はずっと陛下のものですよ。