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42話 ※ハワードがジュノを洗ってあげてる
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ハワードはいつもジュノがしている様に髪を洗ってあげ、体からつま先、指の間まで丁寧に洗っていく。
「ん…陛下、擽ったいです」
「いつもジュノが俺にしてる事だぞ」
「お嫌でしたか?」
「ジュノは嫌なのか?」
ジュノの声が震える。
小さく首を振った。
俺も嫌じゃない。
「もう、綺麗になったと思います」
「まだだろ。ジュノ、気持ちよかったのか? 勃起してるな」
恥ずかしがって足を閉じているジュノの足を割り開く。
「あぁ、そんな所、汚いですから……」
「汚いのならより綺麗にしないとな?」
「陛下、もうお許し下さい。私は何か陛下のお気に障る事をしましたか?」
ジュノは今にも泣き出しそうだ。
羞恥心から顔を真っ赤にしている。
なんだかそれを見て興奮してしまっている自分がいた。
いつも冷静で表情を崩さないジュノが全裸で足を割り開かれ、恥ずかしがっている様子はとても官能的に思えた。
「何か心当たりでもあるのか?」
ジュノの行動に思う所はあった。
だが、別にこれは衝動的にしてしまった遊びだ。
特に彼を罰する気持ちは無かったが、そう捉えたならそれでと良い。
「……ハーレムに入り浸っている事ですか?」
か細い声で答えた。
本人も悪い事をしている自覚は有るんだなぁ。
しかし、規則に厳しく、他の事には手を抜かず粛々としている彼がハーレムに入り浸る等、そんなにセックスが好きなのだろうか。
こんな大人しく見えてビッチだなんて、本当に信じられない。
だって、今だってちょっと陰茎を洗ってあげているだけなのに上ずった声を上げ、口を押さえて善がってしまってきる。
こんなので女が抱けるとは思えない。
普通に膝枕でもして貰う程度に触れ合っているのだろうか。
それなら想像できるし、なんか可愛い。
「申し訳有りません陛下、お許しを…… アアァン」
「ハーレムに入り浸って何してるんだ?」
「ンン……アッ、ヤ、出ちゃう…… 陛下ぁ」
「主人の許しなく達する気か? お前がそんなに忠誠心のないやつだとは思わなかった」
「お許し下さい陛下ぁ」
嫌だ嫌だと言いながら、ジュノが強く抵抗しない事に気分を良くしてしまう。
主人に歯向かう事が出来ないのだろうけど。
忠誠心の強いやつだ。
抱かせろと言えば抱かせてくれそうである。
いや、俺は何を考えているんだ。
そんな気は無かったのだが、本当にジュノが可愛くて気付けば歯止めがきかなくなってしまった。
「アゥぅぅ~」
「ジュノ!?」
徐ににジュノは強く自分の腕を噛んだ。
ジュノの腕から鮮血が流れ、頭が冷える。
何で自分の手を噛んだ? とか、何でそんなに血が出るんだ?
とか、思うが、兎に角止めさせなければ。
「ジュノ、腕を噛むのを止めなさい」
「ウゥ~」
「ジュノ!」
腕に強く噛んでしまっているジュノは腕を離してくれない。
慌てて、泡を落として抱きかかえると風呂を出る。
手当をしなければ!
「ん…陛下、擽ったいです」
「いつもジュノが俺にしてる事だぞ」
「お嫌でしたか?」
「ジュノは嫌なのか?」
ジュノの声が震える。
小さく首を振った。
俺も嫌じゃない。
「もう、綺麗になったと思います」
「まだだろ。ジュノ、気持ちよかったのか? 勃起してるな」
恥ずかしがって足を閉じているジュノの足を割り開く。
「あぁ、そんな所、汚いですから……」
「汚いのならより綺麗にしないとな?」
「陛下、もうお許し下さい。私は何か陛下のお気に障る事をしましたか?」
ジュノは今にも泣き出しそうだ。
羞恥心から顔を真っ赤にしている。
なんだかそれを見て興奮してしまっている自分がいた。
いつも冷静で表情を崩さないジュノが全裸で足を割り開かれ、恥ずかしがっている様子はとても官能的に思えた。
「何か心当たりでもあるのか?」
ジュノの行動に思う所はあった。
だが、別にこれは衝動的にしてしまった遊びだ。
特に彼を罰する気持ちは無かったが、そう捉えたならそれでと良い。
「……ハーレムに入り浸っている事ですか?」
か細い声で答えた。
本人も悪い事をしている自覚は有るんだなぁ。
しかし、規則に厳しく、他の事には手を抜かず粛々としている彼がハーレムに入り浸る等、そんなにセックスが好きなのだろうか。
こんな大人しく見えてビッチだなんて、本当に信じられない。
だって、今だってちょっと陰茎を洗ってあげているだけなのに上ずった声を上げ、口を押さえて善がってしまってきる。
こんなので女が抱けるとは思えない。
普通に膝枕でもして貰う程度に触れ合っているのだろうか。
それなら想像できるし、なんか可愛い。
「申し訳有りません陛下、お許しを…… アアァン」
「ハーレムに入り浸って何してるんだ?」
「ンン……アッ、ヤ、出ちゃう…… 陛下ぁ」
「主人の許しなく達する気か? お前がそんなに忠誠心のないやつだとは思わなかった」
「お許し下さい陛下ぁ」
嫌だ嫌だと言いながら、ジュノが強く抵抗しない事に気分を良くしてしまう。
主人に歯向かう事が出来ないのだろうけど。
忠誠心の強いやつだ。
抱かせろと言えば抱かせてくれそうである。
いや、俺は何を考えているんだ。
そんな気は無かったのだが、本当にジュノが可愛くて気付けば歯止めがきかなくなってしまった。
「アゥぅぅ~」
「ジュノ!?」
徐ににジュノは強く自分の腕を噛んだ。
ジュノの腕から鮮血が流れ、頭が冷える。
何で自分の手を噛んだ? とか、何でそんなに血が出るんだ?
とか、思うが、兎に角止めさせなければ。
「ジュノ、腕を噛むのを止めなさい」
「ウゥ~」
「ジュノ!」
腕に強く噛んでしまっているジュノは腕を離してくれない。
慌てて、泡を落として抱きかかえると風呂を出る。
手当をしなければ!
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