21 / 97
21話 ※下品
しおりを挟む
ハワードは取り出した陰茎を笑美の口元に寄せる。
「んっ……」
凄いしかめて顔を反らす笑美。
なっ、俺はこう見えて未経験だぞ!
夢魔は未経験が大好物じゃなかったのか。
どっちにしろ選り好みしてる場合かよ。
「ほら、ちゃんとくわえろよ!」
「オエッ……」
無理矢理口を開かせようとしたが、口を押さえて吐気を催す笑美。
「大丈夫か?」
「大丈夫な訳ないでしょう」
凄い気持ちの悪さで意識が戻った笑美だが、突然目の前に陰茎が有ったら誰でも気分は悪くなる。
「取り敢えず俺のを飲んで栄養を補給しろよ」
「無理です。なんか凄い気持ち悪いのでさっさとその粗末な物をしまって下さい」
口を押さえて顔を反らす笑美。
本当に気持ち悪いと言う顔をしている。
確かに夢魔は割と選り好みが有る様だが、今は選んでいる状況じゃないだろう。
「少し横になれば落ち着きます。ここは私の家のリビングですよね。送って頂きた有難うございました。帰って下さい」
ぐったりとしつつ、シッシッと手であしらう様な素振りを見せる笑美。
何だよ人が心配して運んでやったのに。
ムッとしてしまうハーワド。
「良いから俺のを飲めよ! それとも直腸から直接注いでやろうか!」
「ちょっと、何言ってるんですか。本当に止めて下さい!」
笑美をリビングのカーペットに押さえつけ、ズボンに手をかけるハーワド。
口から飲むより直腸に直接注いでやった方が栄養を吸収するだろう。
これはあくまで応急処置である。
「俺はお前に死なれると困るんだよ!」
「だからって、こんな事。本当に止めて下さい。嫌だ! 翠さん! 翠さん!!」
体に力の入らない笑美は抵抗出来ず、声を出すのがやっとであった。
ズボンを降ろされ、足を開かれる。
ハワードの陰茎はいつの間にか臨戦態勢だ。
不味い、こんなの本当に入れられてしまう。
そんなのたまるか!!
「笑美さん!? なっ、何してんだテメェ!!」
リビングに駆け込んで来たのは翠だった。
咄嗟にハワードを殴りつける。
その翠の拳を受けるハワードだが、ニヤリと笑った。
「なんだそれ。赤子に撫でられたのかと想っぜ」
なんてほざいている。
ああ、止めないと。
ハワードに翠が敵う訳がない。
翠に何か有ったら私は……
ハワードを殺す。
「笑美さんから離れろ!! この変態ストーカー野郎。やっぱり笑美さんが目当だったんだな!」
「そう言うお前はどうなんだよ。どうせチンコも親指ぐらいなんだろ? おい、本当にこんなガキが相手でお前は満足出来るのか?」
小馬鹿にした様な笑い声を出し、笑美を見るハワード。
何いってんだコイツ。
黙れ。
本当に殺す。
笑美はキッとハワードを睨んだ。
疲れて声も出せない。
「俺のチンコは親指サイズじゃねぇ!
14センチぐらいは多分ある!」
「はっ、ちっせぇな。俺は20センチ以上はあるぜ」
「大体、チンコが何だって言うんだ! チンコが大きいと笑美さんは喜ぶのか?」
「当たり前だろ。小さいより大きい方が良いに決まってる。なぁ? そうだろう?」
笑美に同意を求めるハワードだが、笑美は気怠そうに首を振った。
そもそもこの男は何なのだ。
急に下品な事を翠さんに言って。
本当に許さない。
マジでぶっ殺すぞ!!
笑美はもう本当にブチギレていた。
「んっ……」
凄いしかめて顔を反らす笑美。
なっ、俺はこう見えて未経験だぞ!
夢魔は未経験が大好物じゃなかったのか。
どっちにしろ選り好みしてる場合かよ。
「ほら、ちゃんとくわえろよ!」
「オエッ……」
無理矢理口を開かせようとしたが、口を押さえて吐気を催す笑美。
「大丈夫か?」
「大丈夫な訳ないでしょう」
凄い気持ちの悪さで意識が戻った笑美だが、突然目の前に陰茎が有ったら誰でも気分は悪くなる。
「取り敢えず俺のを飲んで栄養を補給しろよ」
「無理です。なんか凄い気持ち悪いのでさっさとその粗末な物をしまって下さい」
口を押さえて顔を反らす笑美。
本当に気持ち悪いと言う顔をしている。
確かに夢魔は割と選り好みが有る様だが、今は選んでいる状況じゃないだろう。
「少し横になれば落ち着きます。ここは私の家のリビングですよね。送って頂きた有難うございました。帰って下さい」
ぐったりとしつつ、シッシッと手であしらう様な素振りを見せる笑美。
何だよ人が心配して運んでやったのに。
ムッとしてしまうハーワド。
「良いから俺のを飲めよ! それとも直腸から直接注いでやろうか!」
「ちょっと、何言ってるんですか。本当に止めて下さい!」
笑美をリビングのカーペットに押さえつけ、ズボンに手をかけるハーワド。
口から飲むより直腸に直接注いでやった方が栄養を吸収するだろう。
これはあくまで応急処置である。
「俺はお前に死なれると困るんだよ!」
「だからって、こんな事。本当に止めて下さい。嫌だ! 翠さん! 翠さん!!」
体に力の入らない笑美は抵抗出来ず、声を出すのがやっとであった。
ズボンを降ろされ、足を開かれる。
ハワードの陰茎はいつの間にか臨戦態勢だ。
不味い、こんなの本当に入れられてしまう。
そんなのたまるか!!
「笑美さん!? なっ、何してんだテメェ!!」
リビングに駆け込んで来たのは翠だった。
咄嗟にハワードを殴りつける。
その翠の拳を受けるハワードだが、ニヤリと笑った。
「なんだそれ。赤子に撫でられたのかと想っぜ」
なんてほざいている。
ああ、止めないと。
ハワードに翠が敵う訳がない。
翠に何か有ったら私は……
ハワードを殺す。
「笑美さんから離れろ!! この変態ストーカー野郎。やっぱり笑美さんが目当だったんだな!」
「そう言うお前はどうなんだよ。どうせチンコも親指ぐらいなんだろ? おい、本当にこんなガキが相手でお前は満足出来るのか?」
小馬鹿にした様な笑い声を出し、笑美を見るハワード。
何いってんだコイツ。
黙れ。
本当に殺す。
笑美はキッとハワードを睨んだ。
疲れて声も出せない。
「俺のチンコは親指サイズじゃねぇ!
14センチぐらいは多分ある!」
「はっ、ちっせぇな。俺は20センチ以上はあるぜ」
「大体、チンコが何だって言うんだ! チンコが大きいと笑美さんは喜ぶのか?」
「当たり前だろ。小さいより大きい方が良いに決まってる。なぁ? そうだろう?」
笑美に同意を求めるハワードだが、笑美は気怠そうに首を振った。
そもそもこの男は何なのだ。
急に下品な事を翠さんに言って。
本当に許さない。
マジでぶっ殺すぞ!!
笑美はもう本当にブチギレていた。
1
お気に入りに追加
172
あなたにおすすめの小説


【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。

【短編】乙女ゲームの攻略対象者に転生した俺の、意外な結末。
桜月夜
BL
前世で妹がハマってた乙女ゲームに転生したイリウスは、自分が前世の記憶を思い出したことを幼馴染みで専属騎士のディールに打ち明けた。そこから、なぜか婚約者に対する恋愛感情の有無を聞かれ……。
思い付いた話を一気に書いたので、不自然な箇所があるかもしれませんが、広い心でお読みください。
外れ婚約者とは言わせない! 〜年下婚約者様はトカゲかと思ったら最強のドラゴンでした〜
秋月真鳥
恋愛
獣の本性を持つものが重用される獣国ハリカリの公爵家の令嬢、アイラには獣の本性がない。
アイラを出来損ないと周囲は言うが、両親と弟はアイラを愛してくれている。
アイラが8歳のときに、もう一つの公爵家で生まれたマウリとミルヴァの双子の本性はトカゲで、二人を産んだ後母親は体調を崩して寝込んでいた。
トカゲの双子を父親は冷遇し、妾腹の子どもに家を継がせるために追放しようとする。
アイラは両親に頼んで、マウリを婚約者として、ミルヴァと共に自分のお屋敷に連れて帰る。
本性が本当は最強のドラゴンだったマウリとミルヴァ。
二人を元の領地に戻すために、酷い父親をザマァして、後継者の地位を取り戻す物語。
※毎日更新です!
※一章はざまぁ、二章からほのぼのになります。
※四章まで書き上げています。
※小説家になろうサイト様でも投稿しています。
表紙は、ひかげそうし様に描いていただきました。

[完結]堕とされた亡国の皇子は剣を抱く
小葉石
BL
今は亡きガザインバーグの名を継ぐ最後の亡国の皇子スロウルは実の父に幼き頃より冷遇されて育つ。
10歳を過ぎた辺りからは荒くれた男達が集まる討伐部隊に強引に入れられてしまう。
妖精姫との名高い母親の美貌を受け継ぎ、幼い頃は美少女と言われても遜色ないスロウルに容赦ない手が伸びて行く…
アクサードと出会い、思いが通じるまでを書いていきます。
※亡国の皇子は華と剣を愛でる、
のサイドストーリーになりますが、この話だけでも楽しめるようにしますので良かったらお読みください。
際どいシーンは*をつけてます。


フローブルー
とぎクロム
BL
——好きだなんて、一生、言えないままだと思ってたから…。
高二の夏。ある出来事をきっかけに、フェロモン発達障害と診断された雨笠 紺(あまがさ こん)は、自分には一生、パートナーも、子供も望めないのだと絶望するも、その後も前向きであろうと、日々を重ね、無事大学を出て、就職を果たす。ところが、そんな新社会人になった紺の前に、高校の同級生、日浦 竜慈(ひうら りゅうじ)が現れ、紺に自分の息子、青磁(せいじ)を預け(押し付け)ていく。——これは、始まり。ひとりと、ひとりの人間が、ゆっくりと、激しく、家族になっていくための…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる