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21話 ※下品
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ハワードは取り出した陰茎を笑美の口元に寄せる。
「んっ……」
凄いしかめて顔を反らす笑美。
なっ、俺はこう見えて未経験だぞ!
夢魔は未経験が大好物じゃなかったのか。
どっちにしろ選り好みしてる場合かよ。
「ほら、ちゃんとくわえろよ!」
「オエッ……」
無理矢理口を開かせようとしたが、口を押さえて吐気を催す笑美。
「大丈夫か?」
「大丈夫な訳ないでしょう」
凄い気持ちの悪さで意識が戻った笑美だが、突然目の前に陰茎が有ったら誰でも気分は悪くなる。
「取り敢えず俺のを飲んで栄養を補給しろよ」
「無理です。なんか凄い気持ち悪いのでさっさとその粗末な物をしまって下さい」
口を押さえて顔を反らす笑美。
本当に気持ち悪いと言う顔をしている。
確かに夢魔は割と選り好みが有る様だが、今は選んでいる状況じゃないだろう。
「少し横になれば落ち着きます。ここは私の家のリビングですよね。送って頂きた有難うございました。帰って下さい」
ぐったりとしつつ、シッシッと手であしらう様な素振りを見せる笑美。
何だよ人が心配して運んでやったのに。
ムッとしてしまうハーワド。
「良いから俺のを飲めよ! それとも直腸から直接注いでやろうか!」
「ちょっと、何言ってるんですか。本当に止めて下さい!」
笑美をリビングのカーペットに押さえつけ、ズボンに手をかけるハーワド。
口から飲むより直腸に直接注いでやった方が栄養を吸収するだろう。
これはあくまで応急処置である。
「俺はお前に死なれると困るんだよ!」
「だからって、こんな事。本当に止めて下さい。嫌だ! 翠さん! 翠さん!!」
体に力の入らない笑美は抵抗出来ず、声を出すのがやっとであった。
ズボンを降ろされ、足を開かれる。
ハワードの陰茎はいつの間にか臨戦態勢だ。
不味い、こんなの本当に入れられてしまう。
そんなのたまるか!!
「笑美さん!? なっ、何してんだテメェ!!」
リビングに駆け込んで来たのは翠だった。
咄嗟にハワードを殴りつける。
その翠の拳を受けるハワードだが、ニヤリと笑った。
「なんだそれ。赤子に撫でられたのかと想っぜ」
なんてほざいている。
ああ、止めないと。
ハワードに翠が敵う訳がない。
翠に何か有ったら私は……
ハワードを殺す。
「笑美さんから離れろ!! この変態ストーカー野郎。やっぱり笑美さんが目当だったんだな!」
「そう言うお前はどうなんだよ。どうせチンコも親指ぐらいなんだろ? おい、本当にこんなガキが相手でお前は満足出来るのか?」
小馬鹿にした様な笑い声を出し、笑美を見るハワード。
何いってんだコイツ。
黙れ。
本当に殺す。
笑美はキッとハワードを睨んだ。
疲れて声も出せない。
「俺のチンコは親指サイズじゃねぇ!
14センチぐらいは多分ある!」
「はっ、ちっせぇな。俺は20センチ以上はあるぜ」
「大体、チンコが何だって言うんだ! チンコが大きいと笑美さんは喜ぶのか?」
「当たり前だろ。小さいより大きい方が良いに決まってる。なぁ? そうだろう?」
笑美に同意を求めるハワードだが、笑美は気怠そうに首を振った。
そもそもこの男は何なのだ。
急に下品な事を翠さんに言って。
本当に許さない。
マジでぶっ殺すぞ!!
笑美はもう本当にブチギレていた。
「んっ……」
凄いしかめて顔を反らす笑美。
なっ、俺はこう見えて未経験だぞ!
夢魔は未経験が大好物じゃなかったのか。
どっちにしろ選り好みしてる場合かよ。
「ほら、ちゃんとくわえろよ!」
「オエッ……」
無理矢理口を開かせようとしたが、口を押さえて吐気を催す笑美。
「大丈夫か?」
「大丈夫な訳ないでしょう」
凄い気持ちの悪さで意識が戻った笑美だが、突然目の前に陰茎が有ったら誰でも気分は悪くなる。
「取り敢えず俺のを飲んで栄養を補給しろよ」
「無理です。なんか凄い気持ち悪いのでさっさとその粗末な物をしまって下さい」
口を押さえて顔を反らす笑美。
本当に気持ち悪いと言う顔をしている。
確かに夢魔は割と選り好みが有る様だが、今は選んでいる状況じゃないだろう。
「少し横になれば落ち着きます。ここは私の家のリビングですよね。送って頂きた有難うございました。帰って下さい」
ぐったりとしつつ、シッシッと手であしらう様な素振りを見せる笑美。
何だよ人が心配して運んでやったのに。
ムッとしてしまうハーワド。
「良いから俺のを飲めよ! それとも直腸から直接注いでやろうか!」
「ちょっと、何言ってるんですか。本当に止めて下さい!」
笑美をリビングのカーペットに押さえつけ、ズボンに手をかけるハーワド。
口から飲むより直腸に直接注いでやった方が栄養を吸収するだろう。
これはあくまで応急処置である。
「俺はお前に死なれると困るんだよ!」
「だからって、こんな事。本当に止めて下さい。嫌だ! 翠さん! 翠さん!!」
体に力の入らない笑美は抵抗出来ず、声を出すのがやっとであった。
ズボンを降ろされ、足を開かれる。
ハワードの陰茎はいつの間にか臨戦態勢だ。
不味い、こんなの本当に入れられてしまう。
そんなのたまるか!!
「笑美さん!? なっ、何してんだテメェ!!」
リビングに駆け込んで来たのは翠だった。
咄嗟にハワードを殴りつける。
その翠の拳を受けるハワードだが、ニヤリと笑った。
「なんだそれ。赤子に撫でられたのかと想っぜ」
なんてほざいている。
ああ、止めないと。
ハワードに翠が敵う訳がない。
翠に何か有ったら私は……
ハワードを殺す。
「笑美さんから離れろ!! この変態ストーカー野郎。やっぱり笑美さんが目当だったんだな!」
「そう言うお前はどうなんだよ。どうせチンコも親指ぐらいなんだろ? おい、本当にこんなガキが相手でお前は満足出来るのか?」
小馬鹿にした様な笑い声を出し、笑美を見るハワード。
何いってんだコイツ。
黙れ。
本当に殺す。
笑美はキッとハワードを睨んだ。
疲れて声も出せない。
「俺のチンコは親指サイズじゃねぇ!
14センチぐらいは多分ある!」
「はっ、ちっせぇな。俺は20センチ以上はあるぜ」
「大体、チンコが何だって言うんだ! チンコが大きいと笑美さんは喜ぶのか?」
「当たり前だろ。小さいより大きい方が良いに決まってる。なぁ? そうだろう?」
笑美に同意を求めるハワードだが、笑美は気怠そうに首を振った。
そもそもこの男は何なのだ。
急に下品な事を翠さんに言って。
本当に許さない。
マジでぶっ殺すぞ!!
笑美はもう本当にブチギレていた。
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