7 / 97
7話
しおりを挟む
歯磨きを終え、笑美は翠を部屋に案内する。
「こっちの部屋を使って下さい。私は隣に居ますので何か有れば声をかけて下さいね」
そう言うと隣の部屋に入って行く笑美を見送り、翠も案内された部屋に入る。
「わぁ……」
凄い部屋だ。
一体何畳有るんだろう。
20畳は有りそうなのだが。
大きな天蓋ベッド。フカフカなソファー。ティカップにお菓子の置かれた可愛いテーブル。
窓際にはオシャレな机、本棚。
ドレッサーまである。
タンスを開ければ、色々な服が入っていた。引き出しには下着まで揃っている。
勝手に使って良いのかな?
日用品は全部揃っているようだけど。
こんな広くてお洒落な可愛い部屋、少し落ち着かない。
いつも使っているねぐらは隙間風の吹く4畳の狭い部屋だ。
外で野宿なんて事も良く有った。
こんなフカフカなベッドで眠れるかな。
「えっと、取り敢えず寝間着に着替えれば良い?」
適度に出して見る。
「えっと……」
サラサラした綺麗なレースが付いたこれは何だろう。
よく解らないけど、これが寝間着かな?
男用に見えないんだけど、中世のヨーロッパ風の世界だし、男でもレースのヒラヒラ着るのかも。
何だか薄いし、ちょっと恥ずかしい。
だけどスーツで寝るのもなぁ。
どうせ誰も見たてないし……
と、言うかこれどうやって着るんだ?
全部脱げば良いのかな?
下着だけ付けておこう。
翠はタンスを開けてパンツを探す。
黒いボクサーパンツが出てきた。
パンツは一緒なんだなぁ。
穿いてみると凄いピッタリだ。
これって笑美さんが俺のサイズ知ってるって事かな。
何で知ってるんだ??
何か魔法の力とかかな。
これも魔法で出してくれたんだよな。
あれこれ謎は有るが、翠は取り敢えずパンツとサラサラした寝間着を身にまとう。
凄い、恥ずかしい。
でも肌触りが凄く良い。
翠は寝る準備を終えてベッドに入った。
あ、電気どうやって消すんだろう。
そう思ったら勝手に電気が消える。
ベッドに入ると自動で消えるんだろうか?
小さいな蝋燭の灯りは残っているので、本を読みたいと思えば読めそうだ。
でも今日は凄く眠い。
眠れるか心配したが、翠は直ぐに熟睡しだす。
翠が寝ると、蝋燭もひとりでに消えるのだった。
「こっちの部屋を使って下さい。私は隣に居ますので何か有れば声をかけて下さいね」
そう言うと隣の部屋に入って行く笑美を見送り、翠も案内された部屋に入る。
「わぁ……」
凄い部屋だ。
一体何畳有るんだろう。
20畳は有りそうなのだが。
大きな天蓋ベッド。フカフカなソファー。ティカップにお菓子の置かれた可愛いテーブル。
窓際にはオシャレな机、本棚。
ドレッサーまである。
タンスを開ければ、色々な服が入っていた。引き出しには下着まで揃っている。
勝手に使って良いのかな?
日用品は全部揃っているようだけど。
こんな広くてお洒落な可愛い部屋、少し落ち着かない。
いつも使っているねぐらは隙間風の吹く4畳の狭い部屋だ。
外で野宿なんて事も良く有った。
こんなフカフカなベッドで眠れるかな。
「えっと、取り敢えず寝間着に着替えれば良い?」
適度に出して見る。
「えっと……」
サラサラした綺麗なレースが付いたこれは何だろう。
よく解らないけど、これが寝間着かな?
男用に見えないんだけど、中世のヨーロッパ風の世界だし、男でもレースのヒラヒラ着るのかも。
何だか薄いし、ちょっと恥ずかしい。
だけどスーツで寝るのもなぁ。
どうせ誰も見たてないし……
と、言うかこれどうやって着るんだ?
全部脱げば良いのかな?
下着だけ付けておこう。
翠はタンスを開けてパンツを探す。
黒いボクサーパンツが出てきた。
パンツは一緒なんだなぁ。
穿いてみると凄いピッタリだ。
これって笑美さんが俺のサイズ知ってるって事かな。
何で知ってるんだ??
何か魔法の力とかかな。
これも魔法で出してくれたんだよな。
あれこれ謎は有るが、翠は取り敢えずパンツとサラサラした寝間着を身にまとう。
凄い、恥ずかしい。
でも肌触りが凄く良い。
翠は寝る準備を終えてベッドに入った。
あ、電気どうやって消すんだろう。
そう思ったら勝手に電気が消える。
ベッドに入ると自動で消えるんだろうか?
小さいな蝋燭の灯りは残っているので、本を読みたいと思えば読めそうだ。
でも今日は凄く眠い。
眠れるか心配したが、翠は直ぐに熟睡しだす。
翠が寝ると、蝋燭もひとりでに消えるのだった。
1
お気に入りに追加
172
あなたにおすすめの小説


【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。
【短編】乙女ゲームの攻略対象者に転生した俺の、意外な結末。
桜月夜
BL
前世で妹がハマってた乙女ゲームに転生したイリウスは、自分が前世の記憶を思い出したことを幼馴染みで専属騎士のディールに打ち明けた。そこから、なぜか婚約者に対する恋愛感情の有無を聞かれ……。
思い付いた話を一気に書いたので、不自然な箇所があるかもしれませんが、広い心でお読みください。


【完結】もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。
だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。
その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」

[完結]堕とされた亡国の皇子は剣を抱く
小葉石
BL
今は亡きガザインバーグの名を継ぐ最後の亡国の皇子スロウルは実の父に幼き頃より冷遇されて育つ。
10歳を過ぎた辺りからは荒くれた男達が集まる討伐部隊に強引に入れられてしまう。
妖精姫との名高い母親の美貌を受け継ぎ、幼い頃は美少女と言われても遜色ないスロウルに容赦ない手が伸びて行く…
アクサードと出会い、思いが通じるまでを書いていきます。
※亡国の皇子は華と剣を愛でる、
のサイドストーリーになりますが、この話だけでも楽しめるようにしますので良かったらお読みください。
際どいシーンは*をつけてます。

【本編完結】異世界で政略結婚したオレ?!
カヨワイさつき
BL
美少女の中身は32歳の元オトコ。
魔法と剣、そして魔物がいる世界で
年の差12歳の政略結婚?!
ある日突然目を覚ましたら前世の記憶が……。
冷酷非道と噂される王子との婚約、そして結婚。
人形のような美少女?になったオレの物語。
オレは何のために生まれたのだろうか?
もう一人のとある人物は……。
2022年3月9日の夕方、本編完結
番外編追加完結。
【完結】相談する相手を、間違えました
ryon*
BL
長い間片想いしていた幼なじみの結婚を知らされ、30歳の誕生日前日に失恋した大晴。
自棄になり訪れた結婚相談所で、高校時代の同級生にして学内のカースト最上位に君臨していた男、早乙女 遼河と再会して・・・
***
執着系美形攻めに、あっさりカラダから堕とされる自称平凡地味陰キャ受けを書きたかった。
ただ、それだけです。
***
他サイトにも、掲載しています。
てんぱる1様の、フリー素材を表紙にお借りしています。
***
エブリスタで2022/5/6~5/11、BLトレンドランキング1位を獲得しました。
ありがとうございました。
***
閲覧への感謝の気持ちをこめて、5/8 遼河視点のSSを追加しました。
ちょっと闇深い感じですが、楽しんで頂けたら幸いです(*´ω`*)
***
2022/5/14 エブリスタで保存したデータが飛ぶという不具合が出ているみたいで、ちょっとこわいのであちらに置いていたSSを念のためこちらにも転載しておきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる