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貴臣さんを抱えて館を出ると貴臣さんの車が待ち構えていた。
「乗って下さい!」
と、仮装好きの運転手さんが呼んでいる。
取り敢えず後部座席に飛び込んで貴臣さんと自分にシートベルトを絞める。
運転手さんは直ぐに車を出した。
「この車はどうやって……」
「コウモリが神村さんのポケットから車のキーをくすねて私に持って来いと」
どうやらコウモリさんは事態に気づいて直ぐに貴臣さんから車のキーをくすね、車を持ってこさせた上でドアの鍵を開けて助けてくれたらしい。
運転手さんは僕達をアパートまで送り届け、車を置て行く。
自分はタクシーを捕まえると別れた。
ここへ来る間め貴臣さんはずっとハァハァしていて苦しそうだ。
僕は自分の部屋に運んで布団を敷いて寝かせた。
頭の頭巾を外すと顔が良く見えた。
不謹慎だが欲情している貴臣さんは、たまらなく綺麗だ。
「大丈夫ですか? お水飲めますか?」
俺は努めて冷静に飲み水を用意し、洗面器に氷を入れてタオルを冷やしたり、氷を枕でを頭に入れたりと手を尽くす。
貴臣さんは苦しそうで僕に抱きついて来た。
体がとても熱い。
「体を拭きましょう」
僕は氷水で冷やしたタオルを絞り、忍び装束を脱がせる。
紐を解くだけで、簡単に脱げてしまうのがあまりにもエッチだ。
僕は自分で作った服を貴臣さんに着せ、ソレを脱がせている。
そう思うと無性に興奮してしまった。
「冷たいですよ」
僕は頭の中で心頭滅却すれば火もまた涼しと思いながら貴臣さんの素肌を冷たいタオルで拭く。
貴臣さんは汗だくだ。
「んっ…あっ…んんっ…」
貴臣さんから喘ぎ声に似た吐息が漏れる。
うぁっ、駄目だ。
僕の僕が反応してしまう。
ごめんなさいごめんなさい。
貴臣さん、エッチな目で見てごめんなさい!
「薫くん、抱いて……」
「なんて!?」
幻聴まで聞こえてきた!
「だめか?」
そう可愛い顔で僕を涙目で見つめる貴臣さん。
だめな訳ない!
「お、落ち着い下さい」
貴臣さんは媚薬でおかしくなっているんだ。
僕が落ち着け。
「君の君はやる気満々なんだが……」
僕の僕は空気を読め!
貴臣さんは僕の固くなってしまった僕を見つめる。
「こ、これは違うんです。僕も貴臣さんもどうかしているんです。今は!」
「解っているさ。どうかしているんだ俺達。だからこれは夢だと思ってどうか……」
「夢だなんて思えない」
懇願してくる貴臣さんはとても魅力的だし、流されそうになる。
しかし、夢だなんて思いたくない。
僕は貴臣さんを愛している。
こんな気持ちが初めてなので、良く解らず混乱しているが、愛しているんだと思うとシックリ来るのだ。
それなのに夢だと思えだなんて酷すぎる。
ああ、でも興奮する。
理性が本能に負けそうだ、
目の前が真っ赤になってしまう。
「薫くん……」
「貴臣さん……」
名前を呼ばれ、切実そうに僕を見つめるる貴臣さんは涙目で、僕はその瞳に引き込まれてしまう。
「うっ、ぁ…い、や…ぁっ」
「ふあっ、ごめんなさい……」
思わず貴臣さんの首筋に噛み付いてしまっていた。
口に広がる芳醇な香り。
まるで甘い酒を呑んでいる様だ。
貴臣さんが興奮しているからなのか、味が全然違っていた。
僕は貴臣さんの血の匂いに酔ってしまいそうだ。
「んんっ、もっと…」
甘い香りに蕩けた様な瞳で見つめられ、もっとなどとせがまれたら、僕の理性はもう繋とめておけなかった。
僕は貴臣さんをベッドに強く押し倒し、より甘い香りの誘う太ももの付け根にキスをしてから噛みつくのだった。
「乗って下さい!」
と、仮装好きの運転手さんが呼んでいる。
取り敢えず後部座席に飛び込んで貴臣さんと自分にシートベルトを絞める。
運転手さんは直ぐに車を出した。
「この車はどうやって……」
「コウモリが神村さんのポケットから車のキーをくすねて私に持って来いと」
どうやらコウモリさんは事態に気づいて直ぐに貴臣さんから車のキーをくすね、車を持ってこさせた上でドアの鍵を開けて助けてくれたらしい。
運転手さんは僕達をアパートまで送り届け、車を置て行く。
自分はタクシーを捕まえると別れた。
ここへ来る間め貴臣さんはずっとハァハァしていて苦しそうだ。
僕は自分の部屋に運んで布団を敷いて寝かせた。
頭の頭巾を外すと顔が良く見えた。
不謹慎だが欲情している貴臣さんは、たまらなく綺麗だ。
「大丈夫ですか? お水飲めますか?」
俺は努めて冷静に飲み水を用意し、洗面器に氷を入れてタオルを冷やしたり、氷を枕でを頭に入れたりと手を尽くす。
貴臣さんは苦しそうで僕に抱きついて来た。
体がとても熱い。
「体を拭きましょう」
僕は氷水で冷やしたタオルを絞り、忍び装束を脱がせる。
紐を解くだけで、簡単に脱げてしまうのがあまりにもエッチだ。
僕は自分で作った服を貴臣さんに着せ、ソレを脱がせている。
そう思うと無性に興奮してしまった。
「冷たいですよ」
僕は頭の中で心頭滅却すれば火もまた涼しと思いながら貴臣さんの素肌を冷たいタオルで拭く。
貴臣さんは汗だくだ。
「んっ…あっ…んんっ…」
貴臣さんから喘ぎ声に似た吐息が漏れる。
うぁっ、駄目だ。
僕の僕が反応してしまう。
ごめんなさいごめんなさい。
貴臣さん、エッチな目で見てごめんなさい!
「薫くん、抱いて……」
「なんて!?」
幻聴まで聞こえてきた!
「だめか?」
そう可愛い顔で僕を涙目で見つめる貴臣さん。
だめな訳ない!
「お、落ち着い下さい」
貴臣さんは媚薬でおかしくなっているんだ。
僕が落ち着け。
「君の君はやる気満々なんだが……」
僕の僕は空気を読め!
貴臣さんは僕の固くなってしまった僕を見つめる。
「こ、これは違うんです。僕も貴臣さんもどうかしているんです。今は!」
「解っているさ。どうかしているんだ俺達。だからこれは夢だと思ってどうか……」
「夢だなんて思えない」
懇願してくる貴臣さんはとても魅力的だし、流されそうになる。
しかし、夢だなんて思いたくない。
僕は貴臣さんを愛している。
こんな気持ちが初めてなので、良く解らず混乱しているが、愛しているんだと思うとシックリ来るのだ。
それなのに夢だと思えだなんて酷すぎる。
ああ、でも興奮する。
理性が本能に負けそうだ、
目の前が真っ赤になってしまう。
「薫くん……」
「貴臣さん……」
名前を呼ばれ、切実そうに僕を見つめるる貴臣さんは涙目で、僕はその瞳に引き込まれてしまう。
「うっ、ぁ…い、や…ぁっ」
「ふあっ、ごめんなさい……」
思わず貴臣さんの首筋に噛み付いてしまっていた。
口に広がる芳醇な香り。
まるで甘い酒を呑んでいる様だ。
貴臣さんが興奮しているからなのか、味が全然違っていた。
僕は貴臣さんの血の匂いに酔ってしまいそうだ。
「んんっ、もっと…」
甘い香りに蕩けた様な瞳で見つめられ、もっとなどとせがまれたら、僕の理性はもう繋とめておけなかった。
僕は貴臣さんをベッドに強く押し倒し、より甘い香りの誘う太ももの付け根にキスをしてから噛みつくのだった。
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