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第7章 開拓編
第125話 砂漠
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全ての龍王と出会い、アルクス達の新たな旅が始まった。
巨人の国の端から地上に上がると、そこには照りつける日差しと一面の砂山という、アルクス達が見たこともない風景が広がっていた。
『そこは三大国のどこにも属さない南の大陸だ。そこら一帯は砂漠が広がっている、方角を見失って彷徨うことになると流石に生き残ることは難しい。海岸沿いを進んで行けば、例の島が見えるはずだ。間違っても砂漠の中に入っていかないことだ。』
真紅龍の声が、アルクスの頭の中に響く。
『その辺りは神への信仰がなく、神の監視もほぼ無い。今までの常識が通用するとは限らない、気をつけて進むがよい。』
アルクス達は、慎重に歩を進めた。砂漠側から視線を感じることもあったが、特に何も現れることもなかった。
『暑いな…』
『真紅龍様がおっしゃっていた様にここいらは龍脈が通っていないから、みんな無理しないでね。オアシスっていうのがあると良いんだけど…』
『龍脈が通って無いから草木も生えていないのかな。こんなところじゃ生きていけないね。』
『アルフグラーティが恵まれた地だっていうことがわかったわ…こんな場所があったなんて...』
『神の加護の無い地がこの様に厳しいとは思ってもいませんでした。帝国内だけにいてはわからないことでしたね…』
真紅龍の言葉通り、しばらく歩くとオアシスとその周囲に小さな村の様なものが見えてきた。
人の気配があったため慎重に村へと近づくと、そこには驚くべき光景が広がっていた。村人たち皆の周囲に精霊のような存在が寄り添っていて、人々は精霊達の力を使いこなしている様に見えた。
『こんにちは、ここはどういった村なのでしょうか?』
アルクスが村人に声をかけると、人が来るのが珍しいのか村人たちは警戒しながらもどんどん集まってきた。
『あんたらどこから来たんだい?ここに外から人が来るなんて珍しいねぇ。』
アルクスは村の様子について尋ねた。すると、年老いた村長らしき人物が答えてくれた。
『見ての通りオアシスには恵まれてるものの、それ以外は厳しい土地でね。ここでは、精霊様のお力を借りないと生きていけないんじゃよ。』
『あの、子ども達も精霊と一緒にいる様に見えるのですけど、まさか子ども達も…?』
『あぁ、あれは大人達の精霊様が見守っているんじゃよ。子どものうちから精霊様達と触れ合い、鍛錬を重ねて、成人の試練を乗り越えることで精霊様が現れてくださるのじゃ。』
『私も最近やっとニンブスと出会えたばかりなのに…』
『おぉ、お嬢さんも精霊様のお力を授かっているのか、それは素晴らしい…!』
アルクスとクリオは精霊達を呼び出した。
『あなた方は我々と同じ様に厳しい土地からいらっしゃったのかな?』
『いえ、ここと比べたら恵まれた土地でした。試練を乗り越えたおかげでなんとかなりました。』
『ところでここでは力を持たない子どもが生まれたらどうするのですか?』
アリシアが心配そうに尋ねた。
『血縁者の故人から出た欠片を儀式で埋め込み、力を授けるんじゃ。』
村長の言葉に、アルクスたちは驚きを隠せなかった。
『精霊は宿主が亡くなるとどこかへ行ってしまう。だが、宿主には欠片が残る。埋め込まれた欠片の力が引き出せると、再度精霊はどこかからより帰ってくると言われておる。」
村長の説明を聞きながら、アルクスは考え込んだ。以前ラピスは精霊の卵と聞いていたが、覚醒後再度ラピスを手にいれる方法は定かでなかった。
アルクスたちは村での生活を観察した。砂を操る能力を使って家を建てたり、精霊の力を借りて作物を育てたりと、村人たちは厳しい環境に適応していた。村には村人と同じくらい精霊達が存在していた。
しかし、アルクスはこの村の在り方は、自分の目指す世界とは少し違う気がしていた。
『ところで皆様はどの神を信仰なさっているのですか?』
神への信仰はないと真紅龍から聞いていたものの、自分の信じるものと現実とのギャップを埋めきれていないティオが尋ねた。
『神だと?ここにはそんなものはおらんよ。我々は先祖と精霊たちに感謝して生きておる。』
村人たちの言葉に、アルクスは納得しつつ、ティオは戸惑いを覚えている様子だった。
一宿一飯の世話になり、滞在中、アルクスたちは村人たちと交流を深めた。村の外の世界である三大国の話をすると、村人たちは興味深そうに耳を傾けた。ティオは村の子どもたちに帝国に伝わるおとぎ話を聞かせ、バルトロは村の若者たちと力くらべで盛り上がった。そして、アルクスたちが目指す島について尋ねると、村長は眉をひそめた。
『あの島か…海に凶暴な魔獣がおるから、近寄らん方がいい…もしどうしても行くというのであれば潮が引く時を狙うことだ。』
アルクスたちは村長へ感謝の言葉を述べた。その時、一人の若者が前に出た。
『あの島へ行くのであれば私も一緒に行きたい。案内させてもらえないだろうか。』
『イルシオよ、あの島は危険じゃ。何かあってからでは遅いんじゃぞ!』
『わかっている、村長。だがあそこには…』
『そうか、なら何も言うまい…』
若者の名はイルシオといい、彼は砂漠での生存技術に長けていた。龍脈の力があまり使えないアルクス達は彼の申し出を受け入れた。
村長からの警告を胸に刻みつつ、一行はオアシスを出て旅立った。
オアシスを出てしばらく進むと普段姿を消しているクレードが鳥の姿で現れた。
『今まで一体どこにいたんですか?』
『ふふっ、いつもあなた達のそばにおりますよ。それにしてもここにやってくるとは…魔王様も想像していなかったでしょうね。』
『クレードはここのことを知っているのか?』
『あの島へ辿り着いたらわかることですよ。』
そういうとクレードはまた身をくらましてしまった。
その後、島が見えてくると、魔獣の数が増えた。どうやら海中から餌を取っているようだ。
『潮が引いた時って言ってたが、どうやって島へ渡ればいいんだか…」
『潮が引くとあの辺りに道が現れる。おそらく今日の夜には引くはずだ。しばらく待つとしよう。それで問題ないだろうか。』
バルトロが呟いた後、イルシオが答えた。
『じゃあ少しでも涼しくなる様に。』
クリオが冷たい風で包まれた空間を作り出し、アルクス達はそこで夜を待つことにした。
『あっ、潮が引いてきたよ!本当に道が…』
夜になると潮が引き、島への道が現れるとのことだったが、それは石でできた遥か昔に作られた橋の様にも見えた。アルクス達は道が消える前に島へ渡ることにした。
しかし、道中は決して平坦ではなかった。海の魔獣達が海中から襲いかかってくることで一行は苦戦を強いられた。そもそも夜間で光もあまりないため、視界も悪く狙いをつけ辛い中、魔獣達は視覚に頼らずに襲ってくるため、敵の攻撃をいなしながら駆け抜けた。
『俺が引き受ける、皆は早く行け!』
バルトロが敵の攻撃を受け止めながら島へと辿り着くと、どうやらぎりぎりのタイミングだったらしく通ってきた道は海へと沈んでいった。
『また潮が引くまで戻れないか。とにかく、島を探索しよう。』
アルクス達は目的の島へと上陸を果たし、探索を開始したのだった。
巨人の国の端から地上に上がると、そこには照りつける日差しと一面の砂山という、アルクス達が見たこともない風景が広がっていた。
『そこは三大国のどこにも属さない南の大陸だ。そこら一帯は砂漠が広がっている、方角を見失って彷徨うことになると流石に生き残ることは難しい。海岸沿いを進んで行けば、例の島が見えるはずだ。間違っても砂漠の中に入っていかないことだ。』
真紅龍の声が、アルクスの頭の中に響く。
『その辺りは神への信仰がなく、神の監視もほぼ無い。今までの常識が通用するとは限らない、気をつけて進むがよい。』
アルクス達は、慎重に歩を進めた。砂漠側から視線を感じることもあったが、特に何も現れることもなかった。
『暑いな…』
『真紅龍様がおっしゃっていた様にここいらは龍脈が通っていないから、みんな無理しないでね。オアシスっていうのがあると良いんだけど…』
『龍脈が通って無いから草木も生えていないのかな。こんなところじゃ生きていけないね。』
『アルフグラーティが恵まれた地だっていうことがわかったわ…こんな場所があったなんて...』
『神の加護の無い地がこの様に厳しいとは思ってもいませんでした。帝国内だけにいてはわからないことでしたね…』
真紅龍の言葉通り、しばらく歩くとオアシスとその周囲に小さな村の様なものが見えてきた。
人の気配があったため慎重に村へと近づくと、そこには驚くべき光景が広がっていた。村人たち皆の周囲に精霊のような存在が寄り添っていて、人々は精霊達の力を使いこなしている様に見えた。
『こんにちは、ここはどういった村なのでしょうか?』
アルクスが村人に声をかけると、人が来るのが珍しいのか村人たちは警戒しながらもどんどん集まってきた。
『あんたらどこから来たんだい?ここに外から人が来るなんて珍しいねぇ。』
アルクスは村の様子について尋ねた。すると、年老いた村長らしき人物が答えてくれた。
『見ての通りオアシスには恵まれてるものの、それ以外は厳しい土地でね。ここでは、精霊様のお力を借りないと生きていけないんじゃよ。』
『あの、子ども達も精霊と一緒にいる様に見えるのですけど、まさか子ども達も…?』
『あぁ、あれは大人達の精霊様が見守っているんじゃよ。子どものうちから精霊様達と触れ合い、鍛錬を重ねて、成人の試練を乗り越えることで精霊様が現れてくださるのじゃ。』
『私も最近やっとニンブスと出会えたばかりなのに…』
『おぉ、お嬢さんも精霊様のお力を授かっているのか、それは素晴らしい…!』
アルクスとクリオは精霊達を呼び出した。
『あなた方は我々と同じ様に厳しい土地からいらっしゃったのかな?』
『いえ、ここと比べたら恵まれた土地でした。試練を乗り越えたおかげでなんとかなりました。』
『ところでここでは力を持たない子どもが生まれたらどうするのですか?』
アリシアが心配そうに尋ねた。
『血縁者の故人から出た欠片を儀式で埋め込み、力を授けるんじゃ。』
村長の言葉に、アルクスたちは驚きを隠せなかった。
『精霊は宿主が亡くなるとどこかへ行ってしまう。だが、宿主には欠片が残る。埋め込まれた欠片の力が引き出せると、再度精霊はどこかからより帰ってくると言われておる。」
村長の説明を聞きながら、アルクスは考え込んだ。以前ラピスは精霊の卵と聞いていたが、覚醒後再度ラピスを手にいれる方法は定かでなかった。
アルクスたちは村での生活を観察した。砂を操る能力を使って家を建てたり、精霊の力を借りて作物を育てたりと、村人たちは厳しい環境に適応していた。村には村人と同じくらい精霊達が存在していた。
しかし、アルクスはこの村の在り方は、自分の目指す世界とは少し違う気がしていた。
『ところで皆様はどの神を信仰なさっているのですか?』
神への信仰はないと真紅龍から聞いていたものの、自分の信じるものと現実とのギャップを埋めきれていないティオが尋ねた。
『神だと?ここにはそんなものはおらんよ。我々は先祖と精霊たちに感謝して生きておる。』
村人たちの言葉に、アルクスは納得しつつ、ティオは戸惑いを覚えている様子だった。
一宿一飯の世話になり、滞在中、アルクスたちは村人たちと交流を深めた。村の外の世界である三大国の話をすると、村人たちは興味深そうに耳を傾けた。ティオは村の子どもたちに帝国に伝わるおとぎ話を聞かせ、バルトロは村の若者たちと力くらべで盛り上がった。そして、アルクスたちが目指す島について尋ねると、村長は眉をひそめた。
『あの島か…海に凶暴な魔獣がおるから、近寄らん方がいい…もしどうしても行くというのであれば潮が引く時を狙うことだ。』
アルクスたちは村長へ感謝の言葉を述べた。その時、一人の若者が前に出た。
『あの島へ行くのであれば私も一緒に行きたい。案内させてもらえないだろうか。』
『イルシオよ、あの島は危険じゃ。何かあってからでは遅いんじゃぞ!』
『わかっている、村長。だがあそこには…』
『そうか、なら何も言うまい…』
若者の名はイルシオといい、彼は砂漠での生存技術に長けていた。龍脈の力があまり使えないアルクス達は彼の申し出を受け入れた。
村長からの警告を胸に刻みつつ、一行はオアシスを出て旅立った。
オアシスを出てしばらく進むと普段姿を消しているクレードが鳥の姿で現れた。
『今まで一体どこにいたんですか?』
『ふふっ、いつもあなた達のそばにおりますよ。それにしてもここにやってくるとは…魔王様も想像していなかったでしょうね。』
『クレードはここのことを知っているのか?』
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その後、島が見えてくると、魔獣の数が増えた。どうやら海中から餌を取っているようだ。
『潮が引いた時って言ってたが、どうやって島へ渡ればいいんだか…」
『潮が引くとあの辺りに道が現れる。おそらく今日の夜には引くはずだ。しばらく待つとしよう。それで問題ないだろうか。』
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『じゃあ少しでも涼しくなる様に。』
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2024/02/23
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