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第6章 帝国編
第119話 竜の山
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アルクスとティオは真紅龍の元を目指して、世話になったデストールの教会を出発した。
『アルクス様、ところで私達はこれからどちらへ向かうのでしょうか?』
『旅の仲間なんだし、「様」なんてつけなくていいよ。』
『では、アルクスさんと呼ばせていただきますね。』
『ありがとう。地図でいうとこの辺りの南方の山奥なんだけど…』
アルクスが広げた地図の指差した場所を確認するとティオは何かを思い出した様に話した。
『そこは御伽話で知られている竜の住処があると言われている伝説のある山ですね。
竜の山とも呼ばれていて、眩い光に包まれると辿り着ける、空の上にある不思議な世界で竜達が幸せに暮らしているというお話で、帝国の民でしたら皆小さい頃に聞いて育っているんですよ。』
「眩い光」「空の上」という言葉にアルクスは竜の国ドラコ・レグルスへと繋がる道があるかもしれないと考え、もしかしたらスペルビアに会えるかもしれないと思いアルクスは仲間との再会への期待に胸を弾ませた。
『どうされましたか?』
『あぁ、もしかしたら仲間の1人と再会できるかもしれないと思ってね。まずはその山を目指すことにしようか。』
『なかなか厳しい道程になりそうですね… 途中の街で準備を怠らない様にしましょう。』
竜の山へと向かう途中アルクスは精霊達をティオに紹介しつつ、他にも今は離れているアーラやアリシア達仲間のことも伝えておいた。
ティオは今まで教会が自分の世界の全てだったため、教会とは違う世界の話を聞くと1つ1つ驚いていた。
アルクスも小さい頃は教会での暮らしをしていたため彼女の気持ちも理解でき、少しでも旅の間に楽しんでもらおうと今までの旅の話を楽しく伝えていった。
途中の街で補給を行っていると、竜の山近辺にあるという遺跡へと向かう商隊が護衛を数名探していたため、同行を申し出た。
『こんにちは、僕はアルクス、彼女はティオと言います。普段は探索者をしてまして、今は竜の山へ向かうところだったんです。』
『それは良かったです。遺跡の調査をする先生に物資を届けなくては行かなかったのですが、あの辺りは魔獣も出没するので困っていたんですよ。普段は探索者の方々も結構いらっしゃるのですが、最近情勢が不安定ですし離れていく探索者の方が多くて。』
護衛を請負つつ、アルクスは道すがら帝国の近況に関して商隊の面々から聞き出した。
『そうですね、以前は自信を持って素晴らしい国だと言えたのですが、最近は王国との戦争をきっかけに帝都の辺りでは他国への侵略を望む声が大きくなっているそうで、情勢が不安定になっていますね。
武器を主に取り扱っている商会は笑いが止まらないと言っていましたが、それいが以外の商いは色々と大変になっていましてね。いや、聞かなかったことにしてください。
王国の商会と取引があるところもあるのですが、以前のような商売が難しくなっていると困っていましたよ。』
道中、街から離れると魔獣が出現することがしばしばあったが、アルクスは今までに見たことのない魔獣や今までよりも力を増している魔獣が現れるなど人の世界だけではなく、魔獣達にも何かしら影響が出ていることが感じ取れた。
『全部アルクスさんに任せてしまって申し訳ないです…』
『大丈夫だよ、傷はティオが治してくれてるし、適材適所で上手くやれているよ。』
『いやー、強い探索者の方を雇えて本当に良かったですよ。今まではこんなに魔獣が出たりしなかったんですけどねぇ。何かが起きているのでしょうか…』
商隊が目的地としていた竜の山近くの街に辿り着き、護衛は終了となり商隊とわかれることになった。
『お陰様で無事辿り着くことができました。本来であれば帰り道もお願いしたいところですが、この辺りは腕自慢の探索者の方々が拠点としているのでなんとかなるでしょう。
我々はしばらくここに滞在しますが、もし竜の山で良いものを見つけたら高値で買い取りますので、ぜひお声がけください。
あとはこちらをお持ちください。帝国内だけではありますが、他の商会にも顔が利きますので。』
そう言うと商人は他の商会に対してもある程度融通を効かせることのできる小さな鉄の板をアルクスへと渡した。
『商売をやっていると様々な方に世話になることが多いのですが、ご恩をその場で返すことが難しいこともあったり、またお会いする機会にも恵まれないこともありまして、帝国内では商人全体でご恩に報いるという考えのもと、助けてもらった方にお渡ししているのですよ。』
アルクスとティオは商隊と別れると街で準備を整え、竜の山へと向かった。
道中では探索者らしき者達を多く見かけたが、逆に魔獣は全くと言って見当たらなかった。
そのためあっという間に竜の山の麓へと到達した。
『ここが竜の山か。』
アルクスはそう言って空を見上げると澄み渡る様な青空に対して、岩肌が剥き出しになり、そこにあるだけで威圧してくる様な山の力強さを感じ取った。
『えぇ、ただ近づくだけでひれ伏してしまう様な力強さを感じることから、竜が住んでいると噂されているのかもしれませんね。』
ティオは平静を装いつつも緊張していることをアルクスは感じ取った。
その時、少し離れたところから固い金属音が響いてくるのが聞こえた。
『これは、誰かが戦っているのか…?』
『行きましょう!』
アルクス達が音がする場所へ駆けつけたところ、数人の探索者達が巨大な蜥蜴の様な魔獣と戦っていた。
1人の剣士が魔獣の爪を受け止めて持ち堪えているがあまり長くは保たなそうに見えた。
そして残りの3人のうち2人が負傷して、1人が治癒活動に専念していた。
『お前達は傷が深くないうちに早く逃げろ!ここは俺がなんとかする…!』
『くっ、そんなこと言っても1人だけじゃあ…』
剣士が見せた隙を逃さず魔獣が爪を振り下ろすと、剣士は一撃の重さに耐えきれずよろけてしまう。
絶望的な状況に魔獣が追撃を行った瞬間、間一髪で間に合ったアルクスがその一撃をいなす。
『大丈夫ですか!後は任せてください!』
アルクスが魔獣の相手を引き受けている間、ティアは負傷している探索者達の治癒を行った。
『ここは僕達だけで大丈夫ですので、他の魔獣が来る前に逃げてください!』
剣士は戸惑い、共に戦おうとするもティアの治癒が終わった仲間に促され撤退を決めた。
『すまない、この恩はいつか必ず…』
そういうと剣士達4人の探索者達は街へと撤退したのだった。
『よし、じゃあ本気を出そうか!』
アルクスは探索者達がいなくなったタイミングで龍気を纏った。
魔獣にトドメを刺そうとするもアルクスの龍気を感じ取った魔獣は急に大人しくなった。
『あれ、どうしたんだろう?』
『アルクスさんのその力に恐れをなしたのではないでしょうか?』
『そうか、蜥蜴に見えたけど亜竜の一種だとしたら龍気には敏感なのかな。』
戦う気を失くしたアルクスが魔獣の頭を撫でると先程までとはうってかわって嬉しそうに喜んでいた。
『あんまり弱い者いじめはするんじゃないよ。』
アルクスが言葉が伝わったのか、魔獣は草むらの中へと逃げていった。
『恐ろしい魔獣も手なづけてしまうなんて、さすがはアルクスさんです!』
『たまたま相性が良かっただけだよ。さて、この山のどこかに目的地への手がかりがあるはずだから頑張って探そうか。』
『はい!』
アルクス達は竜の山を登った。
道中、数多くの亜竜と遭遇するもアルクスの龍気を感じ取ると大人しく道を譲っていった。
そして山の頂きに遺跡を見つけ中へ入ると以前と同じ様な設備が設置してあった。
『ここから行けそうだね。』
『行くとはどういうことでしょうか?』
『見ていればわかるさ。』
アルクスは設備の中央にある石へと龍気を流し込んだ。
以前と同じ様に石は徐々に光り始め、光は石から装置を伝わって足元へと流れ、部屋の壁一面が光を放ち出した。
『こ、これは大丈夫なので…』
ティオが体験したことのない出来事に狼狽えたところ、喋り終わる前にアルクス達は光に飲み込まれた。
『アルクス様、ところで私達はこれからどちらへ向かうのでしょうか?』
『旅の仲間なんだし、「様」なんてつけなくていいよ。』
『では、アルクスさんと呼ばせていただきますね。』
『ありがとう。地図でいうとこの辺りの南方の山奥なんだけど…』
アルクスが広げた地図の指差した場所を確認するとティオは何かを思い出した様に話した。
『そこは御伽話で知られている竜の住処があると言われている伝説のある山ですね。
竜の山とも呼ばれていて、眩い光に包まれると辿り着ける、空の上にある不思議な世界で竜達が幸せに暮らしているというお話で、帝国の民でしたら皆小さい頃に聞いて育っているんですよ。』
「眩い光」「空の上」という言葉にアルクスは竜の国ドラコ・レグルスへと繋がる道があるかもしれないと考え、もしかしたらスペルビアに会えるかもしれないと思いアルクスは仲間との再会への期待に胸を弾ませた。
『どうされましたか?』
『あぁ、もしかしたら仲間の1人と再会できるかもしれないと思ってね。まずはその山を目指すことにしようか。』
『なかなか厳しい道程になりそうですね… 途中の街で準備を怠らない様にしましょう。』
竜の山へと向かう途中アルクスは精霊達をティオに紹介しつつ、他にも今は離れているアーラやアリシア達仲間のことも伝えておいた。
ティオは今まで教会が自分の世界の全てだったため、教会とは違う世界の話を聞くと1つ1つ驚いていた。
アルクスも小さい頃は教会での暮らしをしていたため彼女の気持ちも理解でき、少しでも旅の間に楽しんでもらおうと今までの旅の話を楽しく伝えていった。
途中の街で補給を行っていると、竜の山近辺にあるという遺跡へと向かう商隊が護衛を数名探していたため、同行を申し出た。
『こんにちは、僕はアルクス、彼女はティオと言います。普段は探索者をしてまして、今は竜の山へ向かうところだったんです。』
『それは良かったです。遺跡の調査をする先生に物資を届けなくては行かなかったのですが、あの辺りは魔獣も出没するので困っていたんですよ。普段は探索者の方々も結構いらっしゃるのですが、最近情勢が不安定ですし離れていく探索者の方が多くて。』
護衛を請負つつ、アルクスは道すがら帝国の近況に関して商隊の面々から聞き出した。
『そうですね、以前は自信を持って素晴らしい国だと言えたのですが、最近は王国との戦争をきっかけに帝都の辺りでは他国への侵略を望む声が大きくなっているそうで、情勢が不安定になっていますね。
武器を主に取り扱っている商会は笑いが止まらないと言っていましたが、それいが以外の商いは色々と大変になっていましてね。いや、聞かなかったことにしてください。
王国の商会と取引があるところもあるのですが、以前のような商売が難しくなっていると困っていましたよ。』
道中、街から離れると魔獣が出現することがしばしばあったが、アルクスは今までに見たことのない魔獣や今までよりも力を増している魔獣が現れるなど人の世界だけではなく、魔獣達にも何かしら影響が出ていることが感じ取れた。
『全部アルクスさんに任せてしまって申し訳ないです…』
『大丈夫だよ、傷はティオが治してくれてるし、適材適所で上手くやれているよ。』
『いやー、強い探索者の方を雇えて本当に良かったですよ。今まではこんなに魔獣が出たりしなかったんですけどねぇ。何かが起きているのでしょうか…』
商隊が目的地としていた竜の山近くの街に辿り着き、護衛は終了となり商隊とわかれることになった。
『お陰様で無事辿り着くことができました。本来であれば帰り道もお願いしたいところですが、この辺りは腕自慢の探索者の方々が拠点としているのでなんとかなるでしょう。
我々はしばらくここに滞在しますが、もし竜の山で良いものを見つけたら高値で買い取りますので、ぜひお声がけください。
あとはこちらをお持ちください。帝国内だけではありますが、他の商会にも顔が利きますので。』
そう言うと商人は他の商会に対してもある程度融通を効かせることのできる小さな鉄の板をアルクスへと渡した。
『商売をやっていると様々な方に世話になることが多いのですが、ご恩をその場で返すことが難しいこともあったり、またお会いする機会にも恵まれないこともありまして、帝国内では商人全体でご恩に報いるという考えのもと、助けてもらった方にお渡ししているのですよ。』
アルクスとティオは商隊と別れると街で準備を整え、竜の山へと向かった。
道中では探索者らしき者達を多く見かけたが、逆に魔獣は全くと言って見当たらなかった。
そのためあっという間に竜の山の麓へと到達した。
『ここが竜の山か。』
アルクスはそう言って空を見上げると澄み渡る様な青空に対して、岩肌が剥き出しになり、そこにあるだけで威圧してくる様な山の力強さを感じ取った。
『えぇ、ただ近づくだけでひれ伏してしまう様な力強さを感じることから、竜が住んでいると噂されているのかもしれませんね。』
ティオは平静を装いつつも緊張していることをアルクスは感じ取った。
その時、少し離れたところから固い金属音が響いてくるのが聞こえた。
『これは、誰かが戦っているのか…?』
『行きましょう!』
アルクス達が音がする場所へ駆けつけたところ、数人の探索者達が巨大な蜥蜴の様な魔獣と戦っていた。
1人の剣士が魔獣の爪を受け止めて持ち堪えているがあまり長くは保たなそうに見えた。
そして残りの3人のうち2人が負傷して、1人が治癒活動に専念していた。
『お前達は傷が深くないうちに早く逃げろ!ここは俺がなんとかする…!』
『くっ、そんなこと言っても1人だけじゃあ…』
剣士が見せた隙を逃さず魔獣が爪を振り下ろすと、剣士は一撃の重さに耐えきれずよろけてしまう。
絶望的な状況に魔獣が追撃を行った瞬間、間一髪で間に合ったアルクスがその一撃をいなす。
『大丈夫ですか!後は任せてください!』
アルクスが魔獣の相手を引き受けている間、ティアは負傷している探索者達の治癒を行った。
『ここは僕達だけで大丈夫ですので、他の魔獣が来る前に逃げてください!』
剣士は戸惑い、共に戦おうとするもティアの治癒が終わった仲間に促され撤退を決めた。
『すまない、この恩はいつか必ず…』
そういうと剣士達4人の探索者達は街へと撤退したのだった。
『よし、じゃあ本気を出そうか!』
アルクスは探索者達がいなくなったタイミングで龍気を纏った。
魔獣にトドメを刺そうとするもアルクスの龍気を感じ取った魔獣は急に大人しくなった。
『あれ、どうしたんだろう?』
『アルクスさんのその力に恐れをなしたのではないでしょうか?』
『そうか、蜥蜴に見えたけど亜竜の一種だとしたら龍気には敏感なのかな。』
戦う気を失くしたアルクスが魔獣の頭を撫でると先程までとはうってかわって嬉しそうに喜んでいた。
『あんまり弱い者いじめはするんじゃないよ。』
アルクスが言葉が伝わったのか、魔獣は草むらの中へと逃げていった。
『恐ろしい魔獣も手なづけてしまうなんて、さすがはアルクスさんです!』
『たまたま相性が良かっただけだよ。さて、この山のどこかに目的地への手がかりがあるはずだから頑張って探そうか。』
『はい!』
アルクス達は竜の山を登った。
道中、数多くの亜竜と遭遇するもアルクスの龍気を感じ取ると大人しく道を譲っていった。
そして山の頂きに遺跡を見つけ中へ入ると以前と同じ様な設備が設置してあった。
『ここから行けそうだね。』
『行くとはどういうことでしょうか?』
『見ていればわかるさ。』
アルクスは設備の中央にある石へと龍気を流し込んだ。
以前と同じ様に石は徐々に光り始め、光は石から装置を伝わって足元へと流れ、部屋の壁一面が光を放ち出した。
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ティオが体験したことのない出来事に狼狽えたところ、喋り終わる前にアルクス達は光に飲み込まれた。
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