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第6章 帝国編
第116話 脱走
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脱出決行日の夜、看守達の見回りも一段落して静かになった後に全員の準備が整ったことを確認し、アルクスはナトゥと協力して地面に穴を開けていった。
強力な一撃ではなく、音が立たない様に少しずつ穴を開けた後、開いた穴から少しずつ脱走を図っていった。
暗くても全員いなくなってしまっては簡単に脱走が露見してしまうため、掘った土を使って作り出した土人形を配置しておいた。
「うまいもんだな。暗い中で見たら土で出来てるとは気づかないぜ。」
「精霊達の力には関心しますね。それよりも急ぎましょう。」
全員が牢屋から抜け出した後、穴を埋めて地下水路へと辿りついた。
アルクス達が抜け出した後、見回りの看守が来た時は特に気付かれることはなかった。
翌朝、陽の光が差し込む時間帯に看守が気付き騒ぎになった時にはもう誰もいなかった。
調べたところによると地下水路を辿ると帝都から少し離れたところにある川に出る道があることがわかった。
多くの者達は地下水路を抜け、川沿いで魔術を用いて船を作り王国へと向かう計画だった。
「航海できる船なんて作れるんですか?それに食料とかを考えると…」
「船大工や航海士も何人かいるからなんとかなるはずだ。食料は厳しいかもしれないが、水だけは魔術でなんとかなるから時間との勝負だな。」
計画的な手段とは言えないものの、王国へと逃げるには他にあまり手段もなくアルクスは彼らの必死さを感じ取った。
「そういえばアルクス君はここを抜け出した後は行くところがあるという話だったが、もしよければ途中まで一緒に行かないか?君がいれば皆も安心して進めるだろう。」
「そうですね…」
今後の会話をしながら地下水路を進んで行くと、アルクスは若干の気持ち悪さを覚え、龍脈から漂ってくる気配がいつもと違うことに気づいた。
澄んだ川が急に澱んだという表現が近い感覚だったが、龍脈が澱むということの意味はわからなかった。
「すいません、なんだか急に空気が澱んだ様な気がして…」
「そうか?特に何も感じないが近くに何かあるのだろうか?」
「アルクス、コノアタリハキケンダ」
精霊達から龍脈の澱みが解消されないと近辺で重大な問題が起きる可能性があると言われた。
「すいません。自分はちょっとやらないといけないことができたのでここでお別れです。できるだけ早くここから離れてください。皆さんを王国まで送り届けられなくて申し訳ないですが…」
「いや、君がいなければこんなに円滑に脱出計画が進まずに、ここに来るまでに死人も出ていたかもしれない。
だが今はまだ誰1人として怪我することなく進めている。これから先何があるかはわからないが、それは私達の責任だ。君が気にすることではない。もし生きて王国に戻ることができたらまた会おう!」
アルクスは原因を探るため、王国へと逃げる皆と別れて龍脈の澱みを辿った。
精霊達は敏感なのか、原因と考えられる方角を常に指し示していた。
気配を辿っていくと元来た道とは別のルートで再度城内へと入ることになった。
その頃には龍脈の澱みも極まり、アルクスは吐き気を覚えていた。
「アルクス、ムリスルナ」
「解決できないにしても何が起きているかだけは調べておかないと。後で後悔はしたくないからね。」
城内を進んでいくと、牢屋よりも地下深くへとつながっていた。
暗い道の先に明かりが漏れる広間があり、そこから話し声が聞こえてきた。
『陛下、申し訳ありません。捕らえた者達が脱走しました。』
『そうか、とりあえず追跡は進めておくように。まぁ足りなければスラムから連れてくれば良い。
贄は常時ストックしておくにこしたことはないがな。』
中を覗き見ると、陛下と呼ばれた高貴な装いをした若い男と僧侶の様な宗教関係者と見られる男達が宙に浮かぶ人が1人くらい通れそうな、小さく暗い穴を囲んでいた。
皇帝らしき男はアルクスが以前聞いていた皇帝とは明らかに年齢が違った。
代替わりをしたという話も聞かなかったためアルクスが不思議に思っていると、1人の奴隷らしき男が暗い穴の中へと放り込まれた。
穴は少しずつ咀嚼していく様にゆっくりと中に吸い込んでいき穴は口を閉じるかの様に閉じてしまった。
少しの時間が経過した後、穴があった場所に亀裂が生まれて黒い光が漏れ出した。そして亀裂の中からどろりとした粘液に包まれた青みがかった生物らしきものが吐き出された。
パッと見では青い肌の色をした人の様に見えるが角や牙、翼が生えていて目の色も魔獣を思わせる様な暗い光をたたえていた。
『誕生おめでとう、君の名は青影と名付けようか。魔人、青影だ。まずは仲間のいるところに案内しよう。』
『陛下これでやっと20体目でございます。』
『そうか、だがまぁ焦ることはないよ。各国を破壊し、大帝国による新たな世界を築くという壮大な計画には焦りは禁物だ。帝国が世を統べれば破壊神様もお喜びになるだろうが、失敗しては仕方がないからね。慎重に進めていかないと。』
わざとらしく周囲に聞こえるかの様に大きな声で喋った皇帝?はアルクスが隠れている場所へと視線を移した。
『そこにいる君。どこから入ったかは知らないけど、今なら怒らないからとっとと帰るといいよ。』
『陛下、侵入者に気づいているなら早く言ってください!侵入者を捕まえろ!』
『ハハハ、たった1人の侵入者が知ったところで結果が変わることもないさ。精々逃げ延びて、怯える日々を過ごすといいんじゃないかな。』
アルクスは急いで逃げ出して、来た道を戻り地下水路へと逃げ込んだ。僧侶達が呼んだ衛兵達はどうやら城内を中心に探していたため、地下水路での捜査に割かれた人員は少なく、アルクスは城の外の当初予定していた川へと逃げることができた。
「はぁっ、はぁっ、はぁ… なんとか逃げられた。でもこれからどうしよう…」
「トリアエズ、ドコカデヤスンダホウガヨインジャナイカ?」
「コノチカクハマダアブナイ」
「そうだね、早く皆に会いたいけど疲れてまた捕まっても仕方ないしね。」
そうしてアルクスは川沿いを進むことにした。
強力な一撃ではなく、音が立たない様に少しずつ穴を開けた後、開いた穴から少しずつ脱走を図っていった。
暗くても全員いなくなってしまっては簡単に脱走が露見してしまうため、掘った土を使って作り出した土人形を配置しておいた。
「うまいもんだな。暗い中で見たら土で出来てるとは気づかないぜ。」
「精霊達の力には関心しますね。それよりも急ぎましょう。」
全員が牢屋から抜け出した後、穴を埋めて地下水路へと辿りついた。
アルクス達が抜け出した後、見回りの看守が来た時は特に気付かれることはなかった。
翌朝、陽の光が差し込む時間帯に看守が気付き騒ぎになった時にはもう誰もいなかった。
調べたところによると地下水路を辿ると帝都から少し離れたところにある川に出る道があることがわかった。
多くの者達は地下水路を抜け、川沿いで魔術を用いて船を作り王国へと向かう計画だった。
「航海できる船なんて作れるんですか?それに食料とかを考えると…」
「船大工や航海士も何人かいるからなんとかなるはずだ。食料は厳しいかもしれないが、水だけは魔術でなんとかなるから時間との勝負だな。」
計画的な手段とは言えないものの、王国へと逃げるには他にあまり手段もなくアルクスは彼らの必死さを感じ取った。
「そういえばアルクス君はここを抜け出した後は行くところがあるという話だったが、もしよければ途中まで一緒に行かないか?君がいれば皆も安心して進めるだろう。」
「そうですね…」
今後の会話をしながら地下水路を進んで行くと、アルクスは若干の気持ち悪さを覚え、龍脈から漂ってくる気配がいつもと違うことに気づいた。
澄んだ川が急に澱んだという表現が近い感覚だったが、龍脈が澱むということの意味はわからなかった。
「すいません、なんだか急に空気が澱んだ様な気がして…」
「そうか?特に何も感じないが近くに何かあるのだろうか?」
「アルクス、コノアタリハキケンダ」
精霊達から龍脈の澱みが解消されないと近辺で重大な問題が起きる可能性があると言われた。
「すいません。自分はちょっとやらないといけないことができたのでここでお別れです。できるだけ早くここから離れてください。皆さんを王国まで送り届けられなくて申し訳ないですが…」
「いや、君がいなければこんなに円滑に脱出計画が進まずに、ここに来るまでに死人も出ていたかもしれない。
だが今はまだ誰1人として怪我することなく進めている。これから先何があるかはわからないが、それは私達の責任だ。君が気にすることではない。もし生きて王国に戻ることができたらまた会おう!」
アルクスは原因を探るため、王国へと逃げる皆と別れて龍脈の澱みを辿った。
精霊達は敏感なのか、原因と考えられる方角を常に指し示していた。
気配を辿っていくと元来た道とは別のルートで再度城内へと入ることになった。
その頃には龍脈の澱みも極まり、アルクスは吐き気を覚えていた。
「アルクス、ムリスルナ」
「解決できないにしても何が起きているかだけは調べておかないと。後で後悔はしたくないからね。」
城内を進んでいくと、牢屋よりも地下深くへとつながっていた。
暗い道の先に明かりが漏れる広間があり、そこから話し声が聞こえてきた。
『陛下、申し訳ありません。捕らえた者達が脱走しました。』
『そうか、とりあえず追跡は進めておくように。まぁ足りなければスラムから連れてくれば良い。
贄は常時ストックしておくにこしたことはないがな。』
中を覗き見ると、陛下と呼ばれた高貴な装いをした若い男と僧侶の様な宗教関係者と見られる男達が宙に浮かぶ人が1人くらい通れそうな、小さく暗い穴を囲んでいた。
皇帝らしき男はアルクスが以前聞いていた皇帝とは明らかに年齢が違った。
代替わりをしたという話も聞かなかったためアルクスが不思議に思っていると、1人の奴隷らしき男が暗い穴の中へと放り込まれた。
穴は少しずつ咀嚼していく様にゆっくりと中に吸い込んでいき穴は口を閉じるかの様に閉じてしまった。
少しの時間が経過した後、穴があった場所に亀裂が生まれて黒い光が漏れ出した。そして亀裂の中からどろりとした粘液に包まれた青みがかった生物らしきものが吐き出された。
パッと見では青い肌の色をした人の様に見えるが角や牙、翼が生えていて目の色も魔獣を思わせる様な暗い光をたたえていた。
『誕生おめでとう、君の名は青影と名付けようか。魔人、青影だ。まずは仲間のいるところに案内しよう。』
『陛下これでやっと20体目でございます。』
『そうか、だがまぁ焦ることはないよ。各国を破壊し、大帝国による新たな世界を築くという壮大な計画には焦りは禁物だ。帝国が世を統べれば破壊神様もお喜びになるだろうが、失敗しては仕方がないからね。慎重に進めていかないと。』
わざとらしく周囲に聞こえるかの様に大きな声で喋った皇帝?はアルクスが隠れている場所へと視線を移した。
『そこにいる君。どこから入ったかは知らないけど、今なら怒らないからとっとと帰るといいよ。』
『陛下、侵入者に気づいているなら早く言ってください!侵入者を捕まえろ!』
『ハハハ、たった1人の侵入者が知ったところで結果が変わることもないさ。精々逃げ延びて、怯える日々を過ごすといいんじゃないかな。』
アルクスは急いで逃げ出して、来た道を戻り地下水路へと逃げ込んだ。僧侶達が呼んだ衛兵達はどうやら城内を中心に探していたため、地下水路での捜査に割かれた人員は少なく、アルクスは城の外の当初予定していた川へと逃げることができた。
「はぁっ、はぁっ、はぁ… なんとか逃げられた。でもこれからどうしよう…」
「トリアエズ、ドコカデヤスンダホウガヨインジャナイカ?」
「コノチカクハマダアブナイ」
「そうだね、早く皆に会いたいけど疲れてまた捕まっても仕方ないしね。」
そうしてアルクスは川沿いを進むことにした。
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