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第4章 天空編
第76話 天空
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空を飛んでやってきた龍人らしき人物は地上に降り立つと、アルクスの前で膝をついて頭を垂れた。
『ようこそ、御子様とその御父上様。私は龍人族のデリウムと申します。
御子様の案内を拝命し、参りました。以後宜しくお願い致します。』
デリウムと名乗る龍人の突然の態度にアルクスが考えがまとまらず返事も出来ずに狼狽えていると、アーラが突然龍樹の中から飛び出してきた。デリウムに向かって苦しゅうないとばかりに「ピィ!」と鳴き、その近くを飛んでいた。
『これは御子様。祝福をいただけるとは、大変光栄であります。』
アーラは先程の集落で行ったのと同様にデリウムに向けて何かを吹きかけるとまた、龍珠の中へと戻っていってしまった。
デリウムは恍惚とまではしないものの、とても幸せそうな表情を浮かべているのを見て、アルクス達はアーラのブレスには何か危ない薬でも入っているのではないかと心配になった。
『すいません、貴方は誰で何故僕達のことを知っているのでしょうか?
そしてここは一体どこなのでしょうか?』
デリウムは考える様子を見せたが、すぐにアルクス達が求める答えは出せないことを教えてくれた。
『なるほど、ご存知ではなかったのですね。であればそれは私から申し上げる訳にはいきません。
これから長のところへお連れしますので、ご同行いただけますでしょうか?
きっと長が全てをお話し下さるはずです。』
今は何も教えられないが、代表者に聞けば教えてくれるであろうということだった。
アリシア達に確認をとるとアルクスに任せるとの回答だったので、デリウムに同行することを決めた。
ここには龍人の街、もしくは村などがあるのだろうかとアルクスはこれから向かうまだ見ぬ町に思いを馳せていた。
『さて、皆様は龍騎士でよろしかったでしょうか?であれば飛翔や飛行などは問題なく使用できますでしょうか。』
デリウムからの突然の問いに対し、龍騎士であることを肯定しつつ、飛べないことを伝えるとデリウムは少し残念そうな顔をしつつ、申し訳ないが徒歩で向かうということになった。
なんでもこの辺りの空からの風景を楽しんでもらいたかったこと、皆空を飛べるため地上でいう馬車の様な乗り物は多くないことなどを語っていた。
アルクスは自分の記憶には無いながらもアーラが巨大化すれば飛べないことはないことを伝えるも、龍の御子にその様な依頼は出来ないと困った様子であった。
だがその時、龍珠の中から再度アーラが飛び出してきて「話は聞いた、僕に任せて!」とばかりに急に巨大化し、アルクス達に背中に乗る様にと促した。
『これが、アーラの巨大化した姿なんだね。この前のことは記憶に無いけど、空を飛べるなんて…』
『アーラ、もしかしてこの前よりも大きくなったんじゃない?』
『確かにそうだな。生まれてそんなに時間が経ったわけでもないし、成長期なんだろう。』
『この前とは違って落ち着いて乗れそうね。』
4人がアーラの背に乗ると、ゆっくりと飛び上がった。
デリウムも後を追うように空へと上がってきた。
『御子様の飛翔するお姿を拝見し、そして先導させていただけるとは。この感動言葉にできません…!』
デリウムは感極まった様子で、落ち着いた後先導を始めた。
空から島を眺めると、今まで自分達のいたところを含めて大地がそこで切れていて、確かにこの島が浮いているということがわかった。
また、山や谷など地面に起伏が多くあまり遠くを見渡すことができなかった。
そして移動している距離から、この島はアウレアンの島よりも大きいであろうことが推測でき、空の上にこんなに大きな島が隠れることができるのだろうかという疑問がアルクスの頭の大きな割合を占有していた。
『思ったよりも起伏の激しい島なんですね。山の上なんて一体どれだけの高さがあるのか…』
『そうですね。この島の住人は皆、翼を持っているためあまり移動のために歩くということをしないのであまり気になりませんが、確かに下と比べると複雑な形なのかもしれないですね。
あ、見えてきましたよ。』
デリウムの言葉に前方を見ると、小さな丘を越えて街らしきものが見えてきた。
然しその形状は非常に高低差があり、アルクス達が知っている人のそれとは違っていた。
『あちらです。街の中央に長はおります。』
デリウムの示す方向にアーラが向かうと広場らしき場所があった。
街の中央の広場へと降り立つと既に周囲には多くの龍人らしき人々や小型の竜種や飛竜などが集まっていた。
下で出会った亜竜の様な種とは違い、藍碧龍のところで出会ったポルトゥルムの様なドラゴンに似ている竜も多く存在していた。
アルクスは龍や竜の生態に関しては知らないことが多いため、アーラのためにも勉強させてもらおうというつもりでいた。
数多くの人達の視線に晒されて少し緊張している4人であったが、集まっている人々を見ると心なしか皆初めて見るであろうアーラに向かって尊敬の眼差しを向けている様に見えた。
『なんだか、皆アーラを熱心に見ているな。』
『そうだね、教会に来る熱心な信者の人達が神を崇めている時に似ている気がする。』
4人がアーラから降りると、デリウムも遅れて降りてきた。
すると人々の間に道が開けて奥から、デリウムの倍はあるであろう巨大な龍人が現れた。
ウィルドやデリウムとは違い鱗はなく、頭の上に伸びる二本の角とその巨躯以外は人族と同じにしか見えなかった。
『この様な空の上までよくぞ参られた、龍の御子よ。
そして龍騎士の面々もよくぞ御子をこの地へと連れてきて下さった。
ここは其方達の知る龍王とは異なるが、龍と竜と龍人が共に暮らす国である。
白狼アルバからは其方らをここへと案内したと伺っている。遠路遥々ご苦労であった。
立ち話もなんである。宮殿へと向かおう。』
龍人は一方的に喋り、こちらに有無を言わせなかった。
アルクスもアルバから詳細を聞いていなかったため、話の流れをよくわかっておらず、
アリシア達もアルクスに任せて着いていくしか無いという表情であった。
龍人が歩き出すとデリウムら何人かの強そうな龍人が周囲につき、その後をついていった。
少し歩くと空からでは気づけなかった巨大な宮殿が目の前に現れた。
宮殿が見えてくると龍人達は翼で飛び始めたため、アルクス達も再度アーラに巨大化してもらいその背へと乗った。
宮殿の入り口は正面ではなく、上から入るのが正しい経路らしく宮殿の中へと降り立つと目の前に玉座があった。
—上から中に入ったり、宮殿の中心に天井のない広間があってそこに玉座があるとは一体この建物はどうなっているんだろうか—
アルクスは自分の常識とは異なる場所に混乱していたが、他の3人は初めて見る建物に素直に驚いているだけであった。
巨大な龍人は玉座へと座ると変身を解いたのか、より巨大な竜の姿になった。
玉座が広間にあることには納得ができたが、龍王に違いないと思っていた龍人が龍ではなく実は竜でしたと言う事実にアルクスはより一層混乱し始めた。
『そういえばまだ我が名を名乗っていなかったな。私はこの島、そしてこの国の王である竜王・天空竜!』
『ようこそ、御子様とその御父上様。私は龍人族のデリウムと申します。
御子様の案内を拝命し、参りました。以後宜しくお願い致します。』
デリウムと名乗る龍人の突然の態度にアルクスが考えがまとまらず返事も出来ずに狼狽えていると、アーラが突然龍樹の中から飛び出してきた。デリウムに向かって苦しゅうないとばかりに「ピィ!」と鳴き、その近くを飛んでいた。
『これは御子様。祝福をいただけるとは、大変光栄であります。』
アーラは先程の集落で行ったのと同様にデリウムに向けて何かを吹きかけるとまた、龍珠の中へと戻っていってしまった。
デリウムは恍惚とまではしないものの、とても幸せそうな表情を浮かべているのを見て、アルクス達はアーラのブレスには何か危ない薬でも入っているのではないかと心配になった。
『すいません、貴方は誰で何故僕達のことを知っているのでしょうか?
そしてここは一体どこなのでしょうか?』
デリウムは考える様子を見せたが、すぐにアルクス達が求める答えは出せないことを教えてくれた。
『なるほど、ご存知ではなかったのですね。であればそれは私から申し上げる訳にはいきません。
これから長のところへお連れしますので、ご同行いただけますでしょうか?
きっと長が全てをお話し下さるはずです。』
今は何も教えられないが、代表者に聞けば教えてくれるであろうということだった。
アリシア達に確認をとるとアルクスに任せるとの回答だったので、デリウムに同行することを決めた。
ここには龍人の街、もしくは村などがあるのだろうかとアルクスはこれから向かうまだ見ぬ町に思いを馳せていた。
『さて、皆様は龍騎士でよろしかったでしょうか?であれば飛翔や飛行などは問題なく使用できますでしょうか。』
デリウムからの突然の問いに対し、龍騎士であることを肯定しつつ、飛べないことを伝えるとデリウムは少し残念そうな顔をしつつ、申し訳ないが徒歩で向かうということになった。
なんでもこの辺りの空からの風景を楽しんでもらいたかったこと、皆空を飛べるため地上でいう馬車の様な乗り物は多くないことなどを語っていた。
アルクスは自分の記憶には無いながらもアーラが巨大化すれば飛べないことはないことを伝えるも、龍の御子にその様な依頼は出来ないと困った様子であった。
だがその時、龍珠の中から再度アーラが飛び出してきて「話は聞いた、僕に任せて!」とばかりに急に巨大化し、アルクス達に背中に乗る様にと促した。
『これが、アーラの巨大化した姿なんだね。この前のことは記憶に無いけど、空を飛べるなんて…』
『アーラ、もしかしてこの前よりも大きくなったんじゃない?』
『確かにそうだな。生まれてそんなに時間が経ったわけでもないし、成長期なんだろう。』
『この前とは違って落ち着いて乗れそうね。』
4人がアーラの背に乗ると、ゆっくりと飛び上がった。
デリウムも後を追うように空へと上がってきた。
『御子様の飛翔するお姿を拝見し、そして先導させていただけるとは。この感動言葉にできません…!』
デリウムは感極まった様子で、落ち着いた後先導を始めた。
空から島を眺めると、今まで自分達のいたところを含めて大地がそこで切れていて、確かにこの島が浮いているということがわかった。
また、山や谷など地面に起伏が多くあまり遠くを見渡すことができなかった。
そして移動している距離から、この島はアウレアンの島よりも大きいであろうことが推測でき、空の上にこんなに大きな島が隠れることができるのだろうかという疑問がアルクスの頭の大きな割合を占有していた。
『思ったよりも起伏の激しい島なんですね。山の上なんて一体どれだけの高さがあるのか…』
『そうですね。この島の住人は皆、翼を持っているためあまり移動のために歩くということをしないのであまり気になりませんが、確かに下と比べると複雑な形なのかもしれないですね。
あ、見えてきましたよ。』
デリウムの言葉に前方を見ると、小さな丘を越えて街らしきものが見えてきた。
然しその形状は非常に高低差があり、アルクス達が知っている人のそれとは違っていた。
『あちらです。街の中央に長はおります。』
デリウムの示す方向にアーラが向かうと広場らしき場所があった。
街の中央の広場へと降り立つと既に周囲には多くの龍人らしき人々や小型の竜種や飛竜などが集まっていた。
下で出会った亜竜の様な種とは違い、藍碧龍のところで出会ったポルトゥルムの様なドラゴンに似ている竜も多く存在していた。
アルクスは龍や竜の生態に関しては知らないことが多いため、アーラのためにも勉強させてもらおうというつもりでいた。
数多くの人達の視線に晒されて少し緊張している4人であったが、集まっている人々を見ると心なしか皆初めて見るであろうアーラに向かって尊敬の眼差しを向けている様に見えた。
『なんだか、皆アーラを熱心に見ているな。』
『そうだね、教会に来る熱心な信者の人達が神を崇めている時に似ている気がする。』
4人がアーラから降りると、デリウムも遅れて降りてきた。
すると人々の間に道が開けて奥から、デリウムの倍はあるであろう巨大な龍人が現れた。
ウィルドやデリウムとは違い鱗はなく、頭の上に伸びる二本の角とその巨躯以外は人族と同じにしか見えなかった。
『この様な空の上までよくぞ参られた、龍の御子よ。
そして龍騎士の面々もよくぞ御子をこの地へと連れてきて下さった。
ここは其方達の知る龍王とは異なるが、龍と竜と龍人が共に暮らす国である。
白狼アルバからは其方らをここへと案内したと伺っている。遠路遥々ご苦労であった。
立ち話もなんである。宮殿へと向かおう。』
龍人は一方的に喋り、こちらに有無を言わせなかった。
アルクスもアルバから詳細を聞いていなかったため、話の流れをよくわかっておらず、
アリシア達もアルクスに任せて着いていくしか無いという表情であった。
龍人が歩き出すとデリウムら何人かの強そうな龍人が周囲につき、その後をついていった。
少し歩くと空からでは気づけなかった巨大な宮殿が目の前に現れた。
宮殿が見えてくると龍人達は翼で飛び始めたため、アルクス達も再度アーラに巨大化してもらいその背へと乗った。
宮殿の入り口は正面ではなく、上から入るのが正しい経路らしく宮殿の中へと降り立つと目の前に玉座があった。
—上から中に入ったり、宮殿の中心に天井のない広間があってそこに玉座があるとは一体この建物はどうなっているんだろうか—
アルクスは自分の常識とは異なる場所に混乱していたが、他の3人は初めて見る建物に素直に驚いているだけであった。
巨大な龍人は玉座へと座ると変身を解いたのか、より巨大な竜の姿になった。
玉座が広間にあることには納得ができたが、龍王に違いないと思っていた龍人が龍ではなく実は竜でしたと言う事実にアルクスはより一層混乱し始めた。
『そういえばまだ我が名を名乗っていなかったな。私はこの島、そしてこの国の王である竜王・天空竜!』
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