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第4章 天空編
第75話 集落
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山道を踏破して頂上付近にたどり着くと、頂上には古ぼけた遺跡とその手前には小さな集落があった。
『こんなところに何用ですかな?』
集落の前で立ち止まっていると、中から1人の老人が現れた。
それまで誰の気配も感じられなかったため、急な出現にアルクス達は驚きを隠せなかった。
『驚かせてしまったようで申し訳ない。何かお困りでしたかな?』
『いえ、申し訳ありません。実はとある方からアウレアンの中央に向かうようにと言われて、中央を目指していたところです。こちらはアウレアンのどのあたりになるのでしょうか?』
アルクスの回答に対して老人の目に力ある明かりが灯ったかの様に感じられた。
老人の顔に浮かぶ皺は既に人生の折り返しを遥か昔に過ぎているであろうことを表していたが、見た目に反して内側から溢れ出る力に一行は気圧されそうになった。
笑顔を浮かべつつも、その奥に見える瞳は笑っていなかった。
『どなたから言われたか伺ってもよろしいでしょうか?』
笑顔だが有無を言わせぬ圧力だったため、アルクスは正直に答えることにした。
『白狼のアルバと言う方からアウレアンの中央を目指す様にと言われました。ですが中央に何があるのかは知らないのです。』
『白狼様の使いの方でしたか。あちらの遺跡は見えますか?』
その回答に納得したのか、老人は急に発していた圧力を消して普通の笑顔を浮かべた。
見えると答えると遺跡の中へ向かいましょうと案内された。
『あぁ、失礼しました。たまに何も知らずに宝を探して竜達から逃れつつもなんとかやってくる者などもおりましてね。
そういう輩は大体威圧すると逃げ出していくのですよ。
ところで貴方達は竜達と戦ったわけでも逃げて来たわけでもなさそうですが…』
今までやって来た人達を不憫に思いつつも、隠し事はしない方が良いだろうと思い龍珠の中にいるアーラを呼び出した。
アーラは出てくると老人に向けて屈託のない笑顔を向けて鳴いていた。
『こ、これは龍族の方でしたか。この様な場所にお越しいただきありがたき幸せ。』
老人はアーラに対して跪いた。
そして先程から集落に感じられた気配であろう住人達も現れ、同様にアーラに対して跪いていた。
一目見ただけでは人族に見えるが、皆人族のそれとは異なる気配を発していた。
『我々はこの遺跡の守り人の一族です。私は長のシークと申します。龍王様に恩義があり、一族でこの島の結界と遺跡を守っております。』
老人はそう言うと気付いたら中年とも言える年齢に若返っていた。
『先程までの姿は外部の者達を欺くための仮の姿です。詳しい話はここでするのもなんですので、こちらへどうぞ。』
そう言って遺跡の中へ入ろうとすると、アーラが息を吸い込み守り人達に何かを吹きかけた。
すると守り人達は恍惚とした表情を浮かべ、アーラに対して神を崇める様な姿勢を取り始めた。
そしてアーラは満足したのか、龍珠の中へと引っ込んでしまった。
『今のは龍の祝福です。龍族を崇める我が一族にとっては何よりも尊い瞬間でした…』
シークも同様になんとも言えない恍惚とした表情からなんとか元に戻ろうとしているところだった。
案内された遺跡の中へ入るとトルス達と共に離島の地下で見た装置に似た設備が設置してあった。
中央には以前よりも小さいものの、やはり魔導珠の様な球体が埋め込まれていた。
『この装置は結界のためのものでしょうか?いや、この前見たものとは形状が違う気が…』
『おぉ、白狼様の紹介とのことでしたが、地下の遺跡に行ったこともおありでしたか。
龍族の方と一緒にいるということは龍脈の力は使えますね?
こちらの石に力を流し込んでもらえますか。』
シークの言葉に従い、目の前にある石へと龍気を流し込んだ。
石は徐々に光り始め、光は石から装置を伝わって足元へと流れ、気付いた時には部屋の壁一面が光を放っていた。
『お気をつけて。詳しいことは龍王様が教えてくださるはずです。龍王様へよろしくお伝えください。』
『え、龍王?』
返事を聞く暇もなく、アルクス達は光に飲み込まれた。
『ここは….』
アルクスが目を開くと、前方には雲と空、後方には大地があった。
アリシア達はまだ目を覚ましていたなkった。
『ここはもしかして、山の上だろうか?崖なのか…?』
そう思ったアルクスは崖から下を覗いてみると遥か下に一面に広がる海と数多くの島が見えた。
『もしかしてここは空の上…?』
『うーん、アルクス大丈夫…?』
『ここはどこだ…?』
『びっくりした…』
アルクスがここが一体どこなのかと仮説を立てようとしていた時、アリシア達は目を覚ました。
『驚かないで聞いて欲しいんだけど、もしかしたら僕達が今いるこの大地は空に浮いているかもしれない…
『え、空の上!?』
『いやいや、アルクス。俺だって島が空を飛んだりしないことはわかるぞ?』
『もしかして…』
『嘘だと思うならそこの崖の下を見てみなよ。』
アルクスに言われて3人は崖の下を覗き、三者三様の驚き方をした。
『ここがどこだかわかる?』
アリシアとバルトロは首を振ったが、クリオだけ何かを思い出そうとしていた。
『もしかして昔ハイエルフの方から聞いたことのある御伽噺に出てきた空にある幻の島かも。
空の上には地上からは見つけることができない龍が治める国があると言う話があったの。
昔はその話を聞いて、いつか行ってみたいなって子ども心に感じていた気がする。』
『先程のシークさんも最後の瞬間に「龍王様へよろしく」と言っていた気がする。詳しいことは龍王様が教えてくれるって言ってたけど…
でも蒼翠龍様は一番近い龍王様は帝国の大陸にいるって言っていた様な。
ここは帝国にあるのかな?』
『なぁ、とりあえず歩いてみないか?考えていても始まらないだろうし、誰かいるなら話もできるだろう。』
アルクスが考え込もうとしたが、バルトロの提案でアルクス達は島の中央へ向かうことにした。
今いる場所が島の端と考えると反対側へ向かえば中央に着くだろうと。
丘になっているのか地面の隆起以外に先を見通すことができなかったため、バルトロを先頭にして少し警戒しつつ焦らずに進んでいくことにした。
『そういえば空の上なのに大地が龍気に満ち溢れている気がする。』
『本当だ、これなら何かあっても大丈夫そうだね。』
『でもエレメントが薄いかも…?』
『クリオは僕達が守るから安心して、前には出ない様にね。』
アルクス達が豊富な龍気を感じつつも、クリオはエレメントが希薄という状況に少し不安そうな表情を浮かべていた。
『念の為、精霊達も呼んでおこうか。』
アルクスは三柱の精霊と魔獣であるトニーを呼び出した。
『あれ、この子は初めましてだよね?もふもふしててかわいいね!君の名前は何かな?』
アリシアは呼び出したトニーを見ると急に抱き付いた。
トニーは少し困った様な表情を浮かべたがなされるがままになっていた。
『この子は魔獣のトニー、白狼の眷属で、世話になったお礼にと言うことで僕と契約したんだ。』
『トニーって言うんだ。私はアリシア、よろしくねね!なんだかバチバチしてるね。
雷が得意なのかな?アルクスはどんどん仲間が増えて良いなぁ。』
トニーが「アオン」と鳴き、自分とお前も仲間だということを主張していた。
『ありがとう!仲良くしてね。』
『俺はアリシアの兄のバルトロだ。トニー、よろしくな。』
トニーはバルトロにも返事をして、仲間と認識された様子だった。
『アルクス、ココエレメントスクナイ』
『チョットシンドイ』
『モウカエリタイ…』
トニーは平気そうだったが、精霊達は環境が合わないのかしんどそうな様子だった。
『ごめんね、エレメントがないとしんどいなんて知らなかった。
僕の魔力を吸っていいから、そしたら戻っていいよ。』
すると精霊達はここぞとばかりにアルクスの魔力を吸い取り、少し元気そうになったかと思うと帰っていった。
『アルクス、そんなに魔力を取られて大丈夫?』
魔力を吸い取られて少し疲れたアルクスだったが、龍気に満ち溢れているため体調に問題はなかった。
『うん、大丈夫だよ。でもここでは魔力を練るのはちょっと難しそうだね…』
精霊達が帰還した直後に前方から急激に何かが近づいてくる気配をアリシアが感じ取った。
『前から何かが近づいて来るよ、気をつけて!』
皆が警戒態勢に移り、バルトロが盾を構えて一歩前に出ると、翼の生えた人らしきものが飛んできて目の前に降り立った。
『ウィルドに似ている気がする…もしかして龍の眷属?』
龍人(?)は地上に降り立つと、アルクスの前で膝をついて頭を垂れた。
『ようこそ、御子様とその御父上様、そしてその仲間の龍騎士の皆様。』
アルクスが気付いた時にはアーラが龍珠から出て、龍人(?)に向かって苦しゅうないとばかりに「ピィ!」と鳴いていた。
『こんなところに何用ですかな?』
集落の前で立ち止まっていると、中から1人の老人が現れた。
それまで誰の気配も感じられなかったため、急な出現にアルクス達は驚きを隠せなかった。
『驚かせてしまったようで申し訳ない。何かお困りでしたかな?』
『いえ、申し訳ありません。実はとある方からアウレアンの中央に向かうようにと言われて、中央を目指していたところです。こちらはアウレアンのどのあたりになるのでしょうか?』
アルクスの回答に対して老人の目に力ある明かりが灯ったかの様に感じられた。
老人の顔に浮かぶ皺は既に人生の折り返しを遥か昔に過ぎているであろうことを表していたが、見た目に反して内側から溢れ出る力に一行は気圧されそうになった。
笑顔を浮かべつつも、その奥に見える瞳は笑っていなかった。
『どなたから言われたか伺ってもよろしいでしょうか?』
笑顔だが有無を言わせぬ圧力だったため、アルクスは正直に答えることにした。
『白狼のアルバと言う方からアウレアンの中央を目指す様にと言われました。ですが中央に何があるのかは知らないのです。』
『白狼様の使いの方でしたか。あちらの遺跡は見えますか?』
その回答に納得したのか、老人は急に発していた圧力を消して普通の笑顔を浮かべた。
見えると答えると遺跡の中へ向かいましょうと案内された。
『あぁ、失礼しました。たまに何も知らずに宝を探して竜達から逃れつつもなんとかやってくる者などもおりましてね。
そういう輩は大体威圧すると逃げ出していくのですよ。
ところで貴方達は竜達と戦ったわけでも逃げて来たわけでもなさそうですが…』
今までやって来た人達を不憫に思いつつも、隠し事はしない方が良いだろうと思い龍珠の中にいるアーラを呼び出した。
アーラは出てくると老人に向けて屈託のない笑顔を向けて鳴いていた。
『こ、これは龍族の方でしたか。この様な場所にお越しいただきありがたき幸せ。』
老人はアーラに対して跪いた。
そして先程から集落に感じられた気配であろう住人達も現れ、同様にアーラに対して跪いていた。
一目見ただけでは人族に見えるが、皆人族のそれとは異なる気配を発していた。
『我々はこの遺跡の守り人の一族です。私は長のシークと申します。龍王様に恩義があり、一族でこの島の結界と遺跡を守っております。』
老人はそう言うと気付いたら中年とも言える年齢に若返っていた。
『先程までの姿は外部の者達を欺くための仮の姿です。詳しい話はここでするのもなんですので、こちらへどうぞ。』
そう言って遺跡の中へ入ろうとすると、アーラが息を吸い込み守り人達に何かを吹きかけた。
すると守り人達は恍惚とした表情を浮かべ、アーラに対して神を崇める様な姿勢を取り始めた。
そしてアーラは満足したのか、龍珠の中へと引っ込んでしまった。
『今のは龍の祝福です。龍族を崇める我が一族にとっては何よりも尊い瞬間でした…』
シークも同様になんとも言えない恍惚とした表情からなんとか元に戻ろうとしているところだった。
案内された遺跡の中へ入るとトルス達と共に離島の地下で見た装置に似た設備が設置してあった。
中央には以前よりも小さいものの、やはり魔導珠の様な球体が埋め込まれていた。
『この装置は結界のためのものでしょうか?いや、この前見たものとは形状が違う気が…』
『おぉ、白狼様の紹介とのことでしたが、地下の遺跡に行ったこともおありでしたか。
龍族の方と一緒にいるということは龍脈の力は使えますね?
こちらの石に力を流し込んでもらえますか。』
シークの言葉に従い、目の前にある石へと龍気を流し込んだ。
石は徐々に光り始め、光は石から装置を伝わって足元へと流れ、気付いた時には部屋の壁一面が光を放っていた。
『お気をつけて。詳しいことは龍王様が教えてくださるはずです。龍王様へよろしくお伝えください。』
『え、龍王?』
返事を聞く暇もなく、アルクス達は光に飲み込まれた。
『ここは….』
アルクスが目を開くと、前方には雲と空、後方には大地があった。
アリシア達はまだ目を覚ましていたなkった。
『ここはもしかして、山の上だろうか?崖なのか…?』
そう思ったアルクスは崖から下を覗いてみると遥か下に一面に広がる海と数多くの島が見えた。
『もしかしてここは空の上…?』
『うーん、アルクス大丈夫…?』
『ここはどこだ…?』
『びっくりした…』
アルクスがここが一体どこなのかと仮説を立てようとしていた時、アリシア達は目を覚ました。
『驚かないで聞いて欲しいんだけど、もしかしたら僕達が今いるこの大地は空に浮いているかもしれない…
『え、空の上!?』
『いやいや、アルクス。俺だって島が空を飛んだりしないことはわかるぞ?』
『もしかして…』
『嘘だと思うならそこの崖の下を見てみなよ。』
アルクスに言われて3人は崖の下を覗き、三者三様の驚き方をした。
『ここがどこだかわかる?』
アリシアとバルトロは首を振ったが、クリオだけ何かを思い出そうとしていた。
『もしかして昔ハイエルフの方から聞いたことのある御伽噺に出てきた空にある幻の島かも。
空の上には地上からは見つけることができない龍が治める国があると言う話があったの。
昔はその話を聞いて、いつか行ってみたいなって子ども心に感じていた気がする。』
『先程のシークさんも最後の瞬間に「龍王様へよろしく」と言っていた気がする。詳しいことは龍王様が教えてくれるって言ってたけど…
でも蒼翠龍様は一番近い龍王様は帝国の大陸にいるって言っていた様な。
ここは帝国にあるのかな?』
『なぁ、とりあえず歩いてみないか?考えていても始まらないだろうし、誰かいるなら話もできるだろう。』
アルクスが考え込もうとしたが、バルトロの提案でアルクス達は島の中央へ向かうことにした。
今いる場所が島の端と考えると反対側へ向かえば中央に着くだろうと。
丘になっているのか地面の隆起以外に先を見通すことができなかったため、バルトロを先頭にして少し警戒しつつ焦らずに進んでいくことにした。
『そういえば空の上なのに大地が龍気に満ち溢れている気がする。』
『本当だ、これなら何かあっても大丈夫そうだね。』
『でもエレメントが薄いかも…?』
『クリオは僕達が守るから安心して、前には出ない様にね。』
アルクス達が豊富な龍気を感じつつも、クリオはエレメントが希薄という状況に少し不安そうな表情を浮かべていた。
『念の為、精霊達も呼んでおこうか。』
アルクスは三柱の精霊と魔獣であるトニーを呼び出した。
『あれ、この子は初めましてだよね?もふもふしててかわいいね!君の名前は何かな?』
アリシアは呼び出したトニーを見ると急に抱き付いた。
トニーは少し困った様な表情を浮かべたがなされるがままになっていた。
『この子は魔獣のトニー、白狼の眷属で、世話になったお礼にと言うことで僕と契約したんだ。』
『トニーって言うんだ。私はアリシア、よろしくねね!なんだかバチバチしてるね。
雷が得意なのかな?アルクスはどんどん仲間が増えて良いなぁ。』
トニーが「アオン」と鳴き、自分とお前も仲間だということを主張していた。
『ありがとう!仲良くしてね。』
『俺はアリシアの兄のバルトロだ。トニー、よろしくな。』
トニーはバルトロにも返事をして、仲間と認識された様子だった。
『アルクス、ココエレメントスクナイ』
『チョットシンドイ』
『モウカエリタイ…』
トニーは平気そうだったが、精霊達は環境が合わないのかしんどそうな様子だった。
『ごめんね、エレメントがないとしんどいなんて知らなかった。
僕の魔力を吸っていいから、そしたら戻っていいよ。』
すると精霊達はここぞとばかりにアルクスの魔力を吸い取り、少し元気そうになったかと思うと帰っていった。
『アルクス、そんなに魔力を取られて大丈夫?』
魔力を吸い取られて少し疲れたアルクスだったが、龍気に満ち溢れているため体調に問題はなかった。
『うん、大丈夫だよ。でもここでは魔力を練るのはちょっと難しそうだね…』
精霊達が帰還した直後に前方から急激に何かが近づいてくる気配をアリシアが感じ取った。
『前から何かが近づいて来るよ、気をつけて!』
皆が警戒態勢に移り、バルトロが盾を構えて一歩前に出ると、翼の生えた人らしきものが飛んできて目の前に降り立った。
『ウィルドに似ている気がする…もしかして龍の眷属?』
龍人(?)は地上に降り立つと、アルクスの前で膝をついて頭を垂れた。
『ようこそ、御子様とその御父上様、そしてその仲間の龍騎士の皆様。』
アルクスが気付いた時にはアーラが龍珠から出て、龍人(?)に向かって苦しゅうないとばかりに「ピィ!」と鳴いていた。
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