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第2章 辺境編
第25話 修行
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僕達が悩んでいる様子に見かねたメルティウム叔父さんから呼び出された。
「お前達がやるべきことはちゃんとやりつつ、訓練に励んでいることはよく知っている。そして、壁にぶち当たっているであろうこともな。」
「1年前よりは強くなったと思うんだけどね。でも探索者じゃないから私達だけだと南の森の奥には行けないし。アルクスが言うにはまだまだらしいんだけど。」
「そうだな、俺も力はついた気がする。以前は大木を一度に切り倒すことはできなかった。」
確かにバルトロ兄さんとアリシアは強くなった、しかしそれは他の強さを知らないが故だった。
「確かに2人は強くなりました。ですが、おそらく南の森の奥で魔獣に出くわしたらあっという間に腹の中でしょう。僕自身もちょっと伸び悩んでいますが、このまま功を焦って全滅したら元も子もないですし…」
「そう思って、少し前に兄さんに相談しておいたんだ。そしたら以前ウィルトゥースとアルクスの家庭教師をしていたネモ先生と連絡をとってくれたらしく、近いうちにこの街まで来てくれるらしい。」
「え、本当ですか!?」
バルトロ兄さんとアリシアはネモ先生のことを知らないため、僕が教わった先生が来ると聞いても特に大きな反応はなかった。
選別の儀の直前に会ったのが最後だから、先生と別れて1年近くになるか。
「次に会った時にあっと驚かせられるくらい成長しておきます!」と言ったものの、実態としては全然成長していない自分が恥ずかしくなる。
「とりあえずそれまで今までの様に頑張ってくれ。無理して3人に死なれたら困るからな!」
僕は先生に再び会える日を楽しみに、せめて少しは成長しておかないとと思いより一層訓練に打ち込んだ。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
1月後、馬車に乗ってネモ先生はやってきた。
「やぁやぁ、アルクス君久しぶり!元気だったかい?不授だったのは残念だけど、僕が来たからにはもう大丈夫だ。
さて、君達がアルクス君のいとこだね?僕の名前はネモ。ドクトル・ネモと呼んで欲しいな!これから頑張っていこうね!」
「「「はい、よろしくお願いします!」」」
ネモ先生は初めて会った時と同じ様な感じで登場した。
僕は2年前を思い出し、懐かしく思うと共にここから改めて頑張ろうという気持ちになった。
「さて、じゃあ今の君達の実力を見せてもらおうか。どこか広い場所はっと…」
そう言うとネモ先生は着いたばかりだと言うのに早速始める様子だった。
「広い場所なら、孤児院の裏庭が良いと思います。」
「じゃあ、そこへ行こうか。」
裏庭につき、準備が整った。
「アルクス君は当然だけど、2人も闘気は使えるんだよね?3人協力して良いから僕と戦ってみようか。あ、僕は魔術も使えるけど今回は使わないから安心してね!」
「先生の実力は大体1年前の僕で全く歯が立たないくらいだ、油断しないで!」
「とりあえず、まずは攻めてきてもらえるかな?」
ネモ先生がそう言うと、先ずアリシアが動いた。
「これでどう!」
アリシアが走り出し、短剣を投げた。
ネモ先生が手を軽く振り、短剣を弾いたところにバルトロ兄さんが斬りかかった。
「ふんっ!」
「おっ、なかなかやりますね!」
ネモ先生は軽々と2本の指でバルトロ兄さんの大木をも切り倒す一撃を受け止めた。
顔が赤くなるくらい力を込めているものの、びくともしない様子だった。
バルトロ兄さんの攻撃が止められている隙に後ろからアリシアが斬りかかろうとしたが、先生が足元の小石をアリシアに向けて蹴り飛ばすと、両手に当たり武器を落としてしまった。
「痛っ…!」
アリシアが武器を落とした瞬間、僕はバルトロ兄さんの後ろに周り、そこから渾身の一撃を繰り出した。
「バルトロ兄さん!」
その一声でバルトロ兄さんが身を捩り、先生の胴に向けて闘気を込めた一突きを放った。
やった!と思った瞬間に重い金属にぶつかったかの様な音が聞こえた。
「アルクス君、今の一撃は良かったですよ!あとはもっと早くもっと強くできれば合格だね!」
先生がそう言うと、僕とバルトロ兄さんは後方に弾き飛ばされた。
何が起きたのかはわからなかったけど、急に衝撃が飛んできた。
すぐに立ち上がろうとするも足がガクガクして立ち上がれなかった。
バルトロ兄さんはなんとか立ち上がり我武者羅に向かって行ったが、今度は顎を叩かれあっさりと崩れ落ちた。
「こんな感じですかね。ではバルトロ君が起きたら今後の話をしましょうか。」
先生は遠巻きに眺めていた子ども達に囲まれ、尊敬の眼差しで見られつつ孤児院の中へと入っていった。
僕は気絶したバルトロ兄さんを担ぎ、悔しそうな顔をしたアリシアを連れて先生の後を追いかけた。
「さて、先程はお疲れ様でした。3人共思ったよりも闘気を使えていて驚いたよ。
特にアルクス君はちゃんと訓練を欠かさなかったんだね!」
バルトロ兄さんが意識を取り戻すとネモ先生は話し始めた。
先生の実力を理解した2人はいつになく良い姿勢で話を聞き始めた。
「ではこれからバルトロ君は近距離、アルクス君は中距離、アリシアさんは遠距離での戦い方を鍛えて行こうと思う。
バルトロ君は斧は片手で持って、盾を持つようにしようか。君は結構頑丈だから守りながら隙を見つけて一撃を叩き込む戦い方を極めようか。
アリシアさんは弓や投擲武器を中心に離れたところからの戦いを中心に色々教えるよ。近距離での二刀流も良いけど、ちょっと時間がかかりそうかな。
アルクス君は以前と同じ様に中距離で仲間に指示を出しながら戦える様に、より進んだ戦い方を覚えていこうか。
とはいえその前にもう少し闘気を実戦レベルで使えるようになって欲しいからしばらくはその訓練かな。」
「「「はい、よろしくお願いします!」」」
そうして以前の家庭教師時代とは違い、過酷な訓練の幕が開けた。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
それからは以前とは違い、闘気の訓練のみを集中して行うこととなった。
まずは重りを身につけて闘気を練りながら山登りをして基礎体力と闘気の維持を身につけ、
滝に打たれて精神統一を行い、
針の様に尖った岩の先端で逆立ちをして闘気の一点集中を学び、
組手で実戦での闘気の扱い方を体得していった。
数ヶ月が経過して、新しく何かが出来る様になったわけではないが、格段に闘気の扱い方が上達したことを僕達3人は実感した。
特に商会の仕事で肉体作業の効率が非常に上がった。
「3人ともよく頑張りました!とりあえず闘気の扱い方の基礎は合格かな!とは言っても王国内で闘気を使える人は少ないから、もう一流の闘気使いと言ってもいいくらいだよ!」
ネモ先生が褒めてくれたが、バルトロ兄さんとアリシアは訓練を思い出して辛そうな顔をしていた。
「何度死ぬかと思ったことか…」
「強くなるって大変なんだね…」
「アルクス君は割と平気そうな顔をしていたね。余裕だったかい?」
「余裕はなかったですが、頑張れば強くなれると思えば、この苦労も耐えられました!」
「なかなか君も逞しくなったね!
さて、基礎もできたところでこれからはそれぞれの得意分野を伸ばして行こうと思う。
バルトロ君は強力な一撃と、盾を使った守り。
アリシアさんは移動しながらの遠距離武器への闘気の乗せ方。
アルクス君は基礎魔術を交えた闘気の扱い方。
とりあえずこれができる様になったら、虎の様な魔獣と戦ってみようか。」
こうして基礎は続けつつも各自得意分野を伸ばす応用の訓練の時間が増えていった。
応用訓練に入ってからはアリシアが伸びを見せて、投擲武器や弓矢へ闘気を乗せるのをすぐに体得し、短剣の二刀流も習い始めていた。
「ネモ先生、矢に闘気を乗せて的に当てることはできたけど、闘気だけを飛ばすことってできますか?」
「それは魔術の様に闘気を飛ばして敵を倒したりしたいのかな?闘気の扱いが上達すれば剣を振って闘気の刃を飛ばしたりもできるよ、こんな感じでね。」
ネモ先生が手刀を振るうと直線上にあった木に傷がついた。
「そうです!そういうことがやりたいんです!」
「うーん、ちょっと難しいんだけどアリシアさんは闘気の扱いが上手だからできるかもね。とりあえず簡単なところからやってみようか。」
そういえばヴォルナーさんの雷牙を見せてもらった時、雷と一緒に衝撃波が飛んでいた気がしたな。僕にもできるだろうか…
結論として、僕は闘気を飛ばすことはできなかった。
だが、闘気を伸ばすことができたため、戦い方にバリエーションが生まれた。
バルトロ兄さんは闘気を飛ばすことも伸ばすこともできなかったが、広げることができたため盾を持ちながら前に立つと壁みたいなものだった。
アリシアは闘気を飛ばせるものの、伸ばしたり広げたりはできなかった。
魔術と同様に闘気にも得意分野が表れるらしく、僕達は自分達の武器をより伸ばすべく奮闘したのだった。
「お前達がやるべきことはちゃんとやりつつ、訓練に励んでいることはよく知っている。そして、壁にぶち当たっているであろうこともな。」
「1年前よりは強くなったと思うんだけどね。でも探索者じゃないから私達だけだと南の森の奥には行けないし。アルクスが言うにはまだまだらしいんだけど。」
「そうだな、俺も力はついた気がする。以前は大木を一度に切り倒すことはできなかった。」
確かにバルトロ兄さんとアリシアは強くなった、しかしそれは他の強さを知らないが故だった。
「確かに2人は強くなりました。ですが、おそらく南の森の奥で魔獣に出くわしたらあっという間に腹の中でしょう。僕自身もちょっと伸び悩んでいますが、このまま功を焦って全滅したら元も子もないですし…」
「そう思って、少し前に兄さんに相談しておいたんだ。そしたら以前ウィルトゥースとアルクスの家庭教師をしていたネモ先生と連絡をとってくれたらしく、近いうちにこの街まで来てくれるらしい。」
「え、本当ですか!?」
バルトロ兄さんとアリシアはネモ先生のことを知らないため、僕が教わった先生が来ると聞いても特に大きな反応はなかった。
選別の儀の直前に会ったのが最後だから、先生と別れて1年近くになるか。
「次に会った時にあっと驚かせられるくらい成長しておきます!」と言ったものの、実態としては全然成長していない自分が恥ずかしくなる。
「とりあえずそれまで今までの様に頑張ってくれ。無理して3人に死なれたら困るからな!」
僕は先生に再び会える日を楽しみに、せめて少しは成長しておかないとと思いより一層訓練に打ち込んだ。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
1月後、馬車に乗ってネモ先生はやってきた。
「やぁやぁ、アルクス君久しぶり!元気だったかい?不授だったのは残念だけど、僕が来たからにはもう大丈夫だ。
さて、君達がアルクス君のいとこだね?僕の名前はネモ。ドクトル・ネモと呼んで欲しいな!これから頑張っていこうね!」
「「「はい、よろしくお願いします!」」」
ネモ先生は初めて会った時と同じ様な感じで登場した。
僕は2年前を思い出し、懐かしく思うと共にここから改めて頑張ろうという気持ちになった。
「さて、じゃあ今の君達の実力を見せてもらおうか。どこか広い場所はっと…」
そう言うとネモ先生は着いたばかりだと言うのに早速始める様子だった。
「広い場所なら、孤児院の裏庭が良いと思います。」
「じゃあ、そこへ行こうか。」
裏庭につき、準備が整った。
「アルクス君は当然だけど、2人も闘気は使えるんだよね?3人協力して良いから僕と戦ってみようか。あ、僕は魔術も使えるけど今回は使わないから安心してね!」
「先生の実力は大体1年前の僕で全く歯が立たないくらいだ、油断しないで!」
「とりあえず、まずは攻めてきてもらえるかな?」
ネモ先生がそう言うと、先ずアリシアが動いた。
「これでどう!」
アリシアが走り出し、短剣を投げた。
ネモ先生が手を軽く振り、短剣を弾いたところにバルトロ兄さんが斬りかかった。
「ふんっ!」
「おっ、なかなかやりますね!」
ネモ先生は軽々と2本の指でバルトロ兄さんの大木をも切り倒す一撃を受け止めた。
顔が赤くなるくらい力を込めているものの、びくともしない様子だった。
バルトロ兄さんの攻撃が止められている隙に後ろからアリシアが斬りかかろうとしたが、先生が足元の小石をアリシアに向けて蹴り飛ばすと、両手に当たり武器を落としてしまった。
「痛っ…!」
アリシアが武器を落とした瞬間、僕はバルトロ兄さんの後ろに周り、そこから渾身の一撃を繰り出した。
「バルトロ兄さん!」
その一声でバルトロ兄さんが身を捩り、先生の胴に向けて闘気を込めた一突きを放った。
やった!と思った瞬間に重い金属にぶつかったかの様な音が聞こえた。
「アルクス君、今の一撃は良かったですよ!あとはもっと早くもっと強くできれば合格だね!」
先生がそう言うと、僕とバルトロ兄さんは後方に弾き飛ばされた。
何が起きたのかはわからなかったけど、急に衝撃が飛んできた。
すぐに立ち上がろうとするも足がガクガクして立ち上がれなかった。
バルトロ兄さんはなんとか立ち上がり我武者羅に向かって行ったが、今度は顎を叩かれあっさりと崩れ落ちた。
「こんな感じですかね。ではバルトロ君が起きたら今後の話をしましょうか。」
先生は遠巻きに眺めていた子ども達に囲まれ、尊敬の眼差しで見られつつ孤児院の中へと入っていった。
僕は気絶したバルトロ兄さんを担ぎ、悔しそうな顔をしたアリシアを連れて先生の後を追いかけた。
「さて、先程はお疲れ様でした。3人共思ったよりも闘気を使えていて驚いたよ。
特にアルクス君はちゃんと訓練を欠かさなかったんだね!」
バルトロ兄さんが意識を取り戻すとネモ先生は話し始めた。
先生の実力を理解した2人はいつになく良い姿勢で話を聞き始めた。
「ではこれからバルトロ君は近距離、アルクス君は中距離、アリシアさんは遠距離での戦い方を鍛えて行こうと思う。
バルトロ君は斧は片手で持って、盾を持つようにしようか。君は結構頑丈だから守りながら隙を見つけて一撃を叩き込む戦い方を極めようか。
アリシアさんは弓や投擲武器を中心に離れたところからの戦いを中心に色々教えるよ。近距離での二刀流も良いけど、ちょっと時間がかかりそうかな。
アルクス君は以前と同じ様に中距離で仲間に指示を出しながら戦える様に、より進んだ戦い方を覚えていこうか。
とはいえその前にもう少し闘気を実戦レベルで使えるようになって欲しいからしばらくはその訓練かな。」
「「「はい、よろしくお願いします!」」」
そうして以前の家庭教師時代とは違い、過酷な訓練の幕が開けた。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
それからは以前とは違い、闘気の訓練のみを集中して行うこととなった。
まずは重りを身につけて闘気を練りながら山登りをして基礎体力と闘気の維持を身につけ、
滝に打たれて精神統一を行い、
針の様に尖った岩の先端で逆立ちをして闘気の一点集中を学び、
組手で実戦での闘気の扱い方を体得していった。
数ヶ月が経過して、新しく何かが出来る様になったわけではないが、格段に闘気の扱い方が上達したことを僕達3人は実感した。
特に商会の仕事で肉体作業の効率が非常に上がった。
「3人ともよく頑張りました!とりあえず闘気の扱い方の基礎は合格かな!とは言っても王国内で闘気を使える人は少ないから、もう一流の闘気使いと言ってもいいくらいだよ!」
ネモ先生が褒めてくれたが、バルトロ兄さんとアリシアは訓練を思い出して辛そうな顔をしていた。
「何度死ぬかと思ったことか…」
「強くなるって大変なんだね…」
「アルクス君は割と平気そうな顔をしていたね。余裕だったかい?」
「余裕はなかったですが、頑張れば強くなれると思えば、この苦労も耐えられました!」
「なかなか君も逞しくなったね!
さて、基礎もできたところでこれからはそれぞれの得意分野を伸ばして行こうと思う。
バルトロ君は強力な一撃と、盾を使った守り。
アリシアさんは移動しながらの遠距離武器への闘気の乗せ方。
アルクス君は基礎魔術を交えた闘気の扱い方。
とりあえずこれができる様になったら、虎の様な魔獣と戦ってみようか。」
こうして基礎は続けつつも各自得意分野を伸ばす応用の訓練の時間が増えていった。
応用訓練に入ってからはアリシアが伸びを見せて、投擲武器や弓矢へ闘気を乗せるのをすぐに体得し、短剣の二刀流も習い始めていた。
「ネモ先生、矢に闘気を乗せて的に当てることはできたけど、闘気だけを飛ばすことってできますか?」
「それは魔術の様に闘気を飛ばして敵を倒したりしたいのかな?闘気の扱いが上達すれば剣を振って闘気の刃を飛ばしたりもできるよ、こんな感じでね。」
ネモ先生が手刀を振るうと直線上にあった木に傷がついた。
「そうです!そういうことがやりたいんです!」
「うーん、ちょっと難しいんだけどアリシアさんは闘気の扱いが上手だからできるかもね。とりあえず簡単なところからやってみようか。」
そういえばヴォルナーさんの雷牙を見せてもらった時、雷と一緒に衝撃波が飛んでいた気がしたな。僕にもできるだろうか…
結論として、僕は闘気を飛ばすことはできなかった。
だが、闘気を伸ばすことができたため、戦い方にバリエーションが生まれた。
バルトロ兄さんは闘気を飛ばすことも伸ばすこともできなかったが、広げることができたため盾を持ちながら前に立つと壁みたいなものだった。
アリシアは闘気を飛ばせるものの、伸ばしたり広げたりはできなかった。
魔術と同様に闘気にも得意分野が表れるらしく、僕達は自分達の武器をより伸ばすべく奮闘したのだった。
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