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第1章 王国編
第15話 仲間
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魔獣の襲来から数ヶ月が経った。
被害が少なかった王都の復興は早々に完了し、周辺の街や村の復興を急いでいた。
王立学園では授業の学習内容も座学の比率が減らされ、実戦演習と振り返りのための講義がメインへと短期間で変わっていった。
知識面は授業ではなく、課題を提出するために各自調査を行うという形式になり、アルクス主催の勉強会の人数がさらに増えていた。
皆の授業への身の入り方も変わっていた。
特に、マッドボアに怯え動けなかった者ほど、熱心に取り組んでいた。
また、訓練の成果を定期的に測るため、毎月訓練場で個人・集団による勝ち抜き方式の演習を行うことが決まった。
競争心を刺激し、現在の力量を図りつつ、さらなる成長が目的であると教官は語っていた。
決闘の時のように騎士団や近隣の住民など観客も集められて小規模なお祭り騒ぎになり始めていた。
「アルクス、集団戦は俺達と組んでくれないか?」
リディウスとヘレナが声をかけてきた。
「あぁ、もちろん。でもあと2人必要だね。
テレサは…どうやら他の組に誘われて入ったみたいだね。
誰か心当たりはあるかい?」
「いや、特にないな…ヘレナはあるか?」
「いや、私もとくにいないわね...」
集団戦のための仲間集めから既に戦いは始まっていた。
マッドボアとの戦いで活躍したアルクスとリディウスとヘレナはいつも一緒にいて間には入れないだろうと思われていたため、皆誘うことを諦めていた。
「であれば僕に任せてほしい。
この前魔獣と戦った時の経験から欲しい役割があって、組むならこの人というのがあったんだ。」
アルクスはそういうと目当ての人物を見つけ、一直線に向かっていった。
「やぁ、クレディス。
集団戦で一緒に組むメンバーは決まってるかな?
もし決まっていなかったら僕たちと組まないか?」
アルクスは第一学年一番の巨体を誇るクレディスに声をかけた。
「えっ、僕はまだ決まっていないけど僕なんかで良いのかな?
いつものろまって言われてるし、みんなの足引っ張らないか不安なんだ...」
クレディスはおどおどしつつ、巨体に似合わず自信のなさそうな声で答えた。
「大丈夫だよ、足の速さじゃなくて君のその頑健さに興味を持ったんだ。
受けてくれるかな?」
「あぁ、もちろんだよ!体の丈夫さだけなら自信あるよ。よろしくね。
僕を入れて4人みたいだけどあと1人は決まっているのかな?」
アルクスは少し考えた後、口を開いた。
「同じ学年の中だとクラウディアかファウスティナのどちらかが理想的かな。」
「クラウディアなら昔からの知り合いだし、紹介できるよ。」
「そうなんだ、それは良かった。他の組に入ってしまう前にお願いできるかな?」
「わかった、任せておいて。早速役に立てて良かったよ。多分クラウディアはこの時間なら図書室にいるよ。」
4人はクラウディアを探しに図書室へと向かった。
図書室に入ると読書をしているクラウディアをすぐ見つけることができ、クラウディアはすぐにクレディスが来たことに気づいた様子だった。
「あら、クレディスどうしたの?デートのお誘いかしら?」
「ち、違うよ。アルクスに集団戦の同じ組に誘われたんだ。それでアルクスがクラウディアとも組みたいっていうから。」
「それは嬉しいお言葉ね。この前の魔獣との戦いでの活躍はとっても素敵だったわ。
あとクレディスと組むなんて、あなたとても見る目あるわ。
もちろんご一緒させていただくわよ。」
クラウディアはそう言ってあっさりと仲間に加わった。
「なんで君を仲間に誘ったのかは聞かないの?」
「これから教えてくれるんでしょう?」
「はは、良くわかったね。じゃあなんでこの5人で組んだのかを説明したいと思う。
ここで喋ると少し煩くなるし、場所を移そうか。」
図書室内の近くにある個室へと場所を移し、アルクスは板書を交えつつこの5人での基本的な戦術を話し始めた。
「まず僕は状況によって役割を変える遊撃をしつつ、リディが剣による接近戦をする前衛、ヘレナは弓による遠距離攻撃をする後衛を得意としている。
この前の魔獣との戦いを見ていたし、そこは理解してもらっていると思う。
そこでこの3人だと守りと支援が欠けているということがこの前実感したことなんだ。
この前はなんとか僕が防いだけど、僕だと安定感に欠けているんだよね。
そこで守りに長けているクレディスと支援に長けているクラウディアに声をかけたんだ。
クレディスが前方で敵の攻撃を受けつつ、ヘレナが攻撃に集中している敵に撃ち込む。
守りが空いている相手をリディが攻撃しつつ、クラウディアは敵の攻撃の妨害やリディやヘレナの攻撃の支援をお願いしたい。」
「アルクスはどうするの?」
「僕は状況に応じて指示を出したり、攻撃したり臨機応変に動こうと思う。」
皆集中してアルクスの話を聞いていたが、役割別に行動をするという話は授業でも扱っていないため、少し理解するためには時間がかかりそうな様子だった。
特にリディウスは難しいことを考えるのは苦手そうにしていた。
「とりあえず俺は前衛で攻撃役ってことで良いんだよな?」
「あぁ、その認識で間違いないよ。リディはとにかく敵を倒すことを考えて欲しい。」
「それなら任せろって!」
なるほどと肯きつつ、一番理解している様子のクラウディアから質問が挙がった。
「わかったわ。確かに5人バラバラに動くよりも勝てる気がするわ。これはこの前の魔獣との戦いから編み出したのかしら?それにしても私とクレディスの得意分野なんてどこで知ったのかしら…
最近実戦演習が増えたと言ってもそんなに得意分野がわかるわけでもないと思うのだけど。」
「そうだね、最近戦術の勉強をしているのと、やっぱりこの前の魔獣の襲撃の時に上手くいかなかった部分をなんとかしたくてね。
あとなんで得意分野がわかったかっていうと、僕が開催している勉強会の参加者のことは全員調べているからね。
何が得意で何が苦手かくらいは理解しているつもりだよ。」
クラウディアの驚く表情が見れて、アルクスはしてやったりという表情になった。
「あなたってすごいのね…」
「そうよ、アルクスはすごいのよ!」
ヘレナはさも自分のことかのようにアルクスがすごいということを自慢していた。
そうして一通りの説明が終わり、質問もなくなったところで今後は定期的に訓練の時間を設けようという話になった。
「私とクレディスを仲間に入れてくれてありがとう、期待に添えるよう努力するわ。」
「ぼ、僕もがんばるよ!」
それから5人は空き時間を見つけては演習に向けた訓練に励んだ。
アルクスは仲間との訓練を開始してネモに言われたことを思い出した。
「アルクス君、そういえば今後の演習では集団戦を取り入れるみたいだね。」
「え、なんで先生がご存じなんですか?」
「情報収集は教育の基本だよ。
最適な教育を施すためには、生徒を取り巻く環境を正しく把握しないといけないからね。
さて、今まで単独での訓練は行ってきたけど、複数人での動き方というものは教えていなかったね。ちょうど良いタイミングだし、最低限の知識と立ち回りを教えておくよ。」
そういってネモはアルクスに前衛の攻撃の仕方や仲間の守り方、後衛ならではの攻撃や妨害方法、中衛の臨機応変な立ち回りなどの基本を身を持って教え込んだ。
ネモが仲間の代わりにと魔術で土人形を作り出してそれが動いた時は、アルクスは驚きのあまり腰を抜かしていた。
アルクスは教わった立ち回りを皆に教えることに集中していた。
「クレディス、前衛の防御役は敵の攻撃役の攻撃を受けることに集中して、攻撃を受けてくれるかな。
わざと隙を見せたりとかするとそこを狙われやすくなるから逆に守りやすくなるよ。
敵の攻撃を集めてもらえると他のみんなに余裕ができて敵を倒しやすくなるからね。
余裕があればさらに守りつつ敵の隙を作り出して欲しいけれど、まずはしっかりと守って倒れないことが一番だね。
皆の位置を把握しながら立ち回らないといけないからなかなか難しいと思うけど、上手くいけば自分達よりも強い相手とも渡り合えるようになるからね。」
「リディ、前衛の攻撃役は防御役であるクレディスに攻撃をしている相手の隙をついたり、他の防御に隙のある相手を積極的に狙って欲しい。特に後衛の遠距離攻撃が得意な相手を早めに倒してもらえると助かるよ。
その際離れ過ぎて狙いが君に移らない様にして欲しい。
ただ無闇に攻撃するんじゃなくて、しっかりと見極めて防御の薄いところから倒していってもらえると助かる。」
「クラウディア、君と僕は中衛となるけど、君には基本的には支援や妨害をお願いしたい。
遠距離攻撃をしてこようとする敵の妨害やリディやヘレナが攻撃する時に相手の隙を作ったりというのが主な仕事になるかな。」
「ヘレナ、後衛は基本的には相手の後衛の妨害をしつつ、隙を見つけたらどんどん狙い撃って行って欲しい。」
アルクスから教わった立ち回りに最初は皆、慣れない動き方に戸惑っていた。
アルクスの勉強会参加者も自分達の組ができると徐々に一緒に訓練をさせて欲しいと言って、他集団との訓練を重ねることで全員で少しずつ成長していった。
被害が少なかった王都の復興は早々に完了し、周辺の街や村の復興を急いでいた。
王立学園では授業の学習内容も座学の比率が減らされ、実戦演習と振り返りのための講義がメインへと短期間で変わっていった。
知識面は授業ではなく、課題を提出するために各自調査を行うという形式になり、アルクス主催の勉強会の人数がさらに増えていた。
皆の授業への身の入り方も変わっていた。
特に、マッドボアに怯え動けなかった者ほど、熱心に取り組んでいた。
また、訓練の成果を定期的に測るため、毎月訓練場で個人・集団による勝ち抜き方式の演習を行うことが決まった。
競争心を刺激し、現在の力量を図りつつ、さらなる成長が目的であると教官は語っていた。
決闘の時のように騎士団や近隣の住民など観客も集められて小規模なお祭り騒ぎになり始めていた。
「アルクス、集団戦は俺達と組んでくれないか?」
リディウスとヘレナが声をかけてきた。
「あぁ、もちろん。でもあと2人必要だね。
テレサは…どうやら他の組に誘われて入ったみたいだね。
誰か心当たりはあるかい?」
「いや、特にないな…ヘレナはあるか?」
「いや、私もとくにいないわね...」
集団戦のための仲間集めから既に戦いは始まっていた。
マッドボアとの戦いで活躍したアルクスとリディウスとヘレナはいつも一緒にいて間には入れないだろうと思われていたため、皆誘うことを諦めていた。
「であれば僕に任せてほしい。
この前魔獣と戦った時の経験から欲しい役割があって、組むならこの人というのがあったんだ。」
アルクスはそういうと目当ての人物を見つけ、一直線に向かっていった。
「やぁ、クレディス。
集団戦で一緒に組むメンバーは決まってるかな?
もし決まっていなかったら僕たちと組まないか?」
アルクスは第一学年一番の巨体を誇るクレディスに声をかけた。
「えっ、僕はまだ決まっていないけど僕なんかで良いのかな?
いつものろまって言われてるし、みんなの足引っ張らないか不安なんだ...」
クレディスはおどおどしつつ、巨体に似合わず自信のなさそうな声で答えた。
「大丈夫だよ、足の速さじゃなくて君のその頑健さに興味を持ったんだ。
受けてくれるかな?」
「あぁ、もちろんだよ!体の丈夫さだけなら自信あるよ。よろしくね。
僕を入れて4人みたいだけどあと1人は決まっているのかな?」
アルクスは少し考えた後、口を開いた。
「同じ学年の中だとクラウディアかファウスティナのどちらかが理想的かな。」
「クラウディアなら昔からの知り合いだし、紹介できるよ。」
「そうなんだ、それは良かった。他の組に入ってしまう前にお願いできるかな?」
「わかった、任せておいて。早速役に立てて良かったよ。多分クラウディアはこの時間なら図書室にいるよ。」
4人はクラウディアを探しに図書室へと向かった。
図書室に入ると読書をしているクラウディアをすぐ見つけることができ、クラウディアはすぐにクレディスが来たことに気づいた様子だった。
「あら、クレディスどうしたの?デートのお誘いかしら?」
「ち、違うよ。アルクスに集団戦の同じ組に誘われたんだ。それでアルクスがクラウディアとも組みたいっていうから。」
「それは嬉しいお言葉ね。この前の魔獣との戦いでの活躍はとっても素敵だったわ。
あとクレディスと組むなんて、あなたとても見る目あるわ。
もちろんご一緒させていただくわよ。」
クラウディアはそう言ってあっさりと仲間に加わった。
「なんで君を仲間に誘ったのかは聞かないの?」
「これから教えてくれるんでしょう?」
「はは、良くわかったね。じゃあなんでこの5人で組んだのかを説明したいと思う。
ここで喋ると少し煩くなるし、場所を移そうか。」
図書室内の近くにある個室へと場所を移し、アルクスは板書を交えつつこの5人での基本的な戦術を話し始めた。
「まず僕は状況によって役割を変える遊撃をしつつ、リディが剣による接近戦をする前衛、ヘレナは弓による遠距離攻撃をする後衛を得意としている。
この前の魔獣との戦いを見ていたし、そこは理解してもらっていると思う。
そこでこの3人だと守りと支援が欠けているということがこの前実感したことなんだ。
この前はなんとか僕が防いだけど、僕だと安定感に欠けているんだよね。
そこで守りに長けているクレディスと支援に長けているクラウディアに声をかけたんだ。
クレディスが前方で敵の攻撃を受けつつ、ヘレナが攻撃に集中している敵に撃ち込む。
守りが空いている相手をリディが攻撃しつつ、クラウディアは敵の攻撃の妨害やリディやヘレナの攻撃の支援をお願いしたい。」
「アルクスはどうするの?」
「僕は状況に応じて指示を出したり、攻撃したり臨機応変に動こうと思う。」
皆集中してアルクスの話を聞いていたが、役割別に行動をするという話は授業でも扱っていないため、少し理解するためには時間がかかりそうな様子だった。
特にリディウスは難しいことを考えるのは苦手そうにしていた。
「とりあえず俺は前衛で攻撃役ってことで良いんだよな?」
「あぁ、その認識で間違いないよ。リディはとにかく敵を倒すことを考えて欲しい。」
「それなら任せろって!」
なるほどと肯きつつ、一番理解している様子のクラウディアから質問が挙がった。
「わかったわ。確かに5人バラバラに動くよりも勝てる気がするわ。これはこの前の魔獣との戦いから編み出したのかしら?それにしても私とクレディスの得意分野なんてどこで知ったのかしら…
最近実戦演習が増えたと言ってもそんなに得意分野がわかるわけでもないと思うのだけど。」
「そうだね、最近戦術の勉強をしているのと、やっぱりこの前の魔獣の襲撃の時に上手くいかなかった部分をなんとかしたくてね。
あとなんで得意分野がわかったかっていうと、僕が開催している勉強会の参加者のことは全員調べているからね。
何が得意で何が苦手かくらいは理解しているつもりだよ。」
クラウディアの驚く表情が見れて、アルクスはしてやったりという表情になった。
「あなたってすごいのね…」
「そうよ、アルクスはすごいのよ!」
ヘレナはさも自分のことかのようにアルクスがすごいということを自慢していた。
そうして一通りの説明が終わり、質問もなくなったところで今後は定期的に訓練の時間を設けようという話になった。
「私とクレディスを仲間に入れてくれてありがとう、期待に添えるよう努力するわ。」
「ぼ、僕もがんばるよ!」
それから5人は空き時間を見つけては演習に向けた訓練に励んだ。
アルクスは仲間との訓練を開始してネモに言われたことを思い出した。
「アルクス君、そういえば今後の演習では集団戦を取り入れるみたいだね。」
「え、なんで先生がご存じなんですか?」
「情報収集は教育の基本だよ。
最適な教育を施すためには、生徒を取り巻く環境を正しく把握しないといけないからね。
さて、今まで単独での訓練は行ってきたけど、複数人での動き方というものは教えていなかったね。ちょうど良いタイミングだし、最低限の知識と立ち回りを教えておくよ。」
そういってネモはアルクスに前衛の攻撃の仕方や仲間の守り方、後衛ならではの攻撃や妨害方法、中衛の臨機応変な立ち回りなどの基本を身を持って教え込んだ。
ネモが仲間の代わりにと魔術で土人形を作り出してそれが動いた時は、アルクスは驚きのあまり腰を抜かしていた。
アルクスは教わった立ち回りを皆に教えることに集中していた。
「クレディス、前衛の防御役は敵の攻撃役の攻撃を受けることに集中して、攻撃を受けてくれるかな。
わざと隙を見せたりとかするとそこを狙われやすくなるから逆に守りやすくなるよ。
敵の攻撃を集めてもらえると他のみんなに余裕ができて敵を倒しやすくなるからね。
余裕があればさらに守りつつ敵の隙を作り出して欲しいけれど、まずはしっかりと守って倒れないことが一番だね。
皆の位置を把握しながら立ち回らないといけないからなかなか難しいと思うけど、上手くいけば自分達よりも強い相手とも渡り合えるようになるからね。」
「リディ、前衛の攻撃役は防御役であるクレディスに攻撃をしている相手の隙をついたり、他の防御に隙のある相手を積極的に狙って欲しい。特に後衛の遠距離攻撃が得意な相手を早めに倒してもらえると助かるよ。
その際離れ過ぎて狙いが君に移らない様にして欲しい。
ただ無闇に攻撃するんじゃなくて、しっかりと見極めて防御の薄いところから倒していってもらえると助かる。」
「クラウディア、君と僕は中衛となるけど、君には基本的には支援や妨害をお願いしたい。
遠距離攻撃をしてこようとする敵の妨害やリディやヘレナが攻撃する時に相手の隙を作ったりというのが主な仕事になるかな。」
「ヘレナ、後衛は基本的には相手の後衛の妨害をしつつ、隙を見つけたらどんどん狙い撃って行って欲しい。」
アルクスから教わった立ち回りに最初は皆、慣れない動き方に戸惑っていた。
アルクスの勉強会参加者も自分達の組ができると徐々に一緒に訓練をさせて欲しいと言って、他集団との訓練を重ねることで全員で少しずつ成長していった。
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