黎明の翼 -龍騎士達のアルカディア-

八束ノ大和

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第1章 王国編

第5話 授業

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1週間後

 2人と約束した日がやってきた。
アルクスは約束の時間よりも早く図書館へ着いて読書を行いつつ、2人を待っていた。

 「あ、いたいた。アルクス君、今日からよろしくお願いします!」
 「さっさと勉強終わらせて遊ぼうぜ!今日は何をやるんだ?」
 「こら、教えてもらうのにその言い方はないでしょ!」
 急に賑やかな声が聞こえて来て、2人の到来を知らせた。

 「やぁ、よろしく。まずは図書館では静かにすることから始めようか。」
 アルクスの指摘にヘレナは顔を赤くしてしまった。

 「あ、ごめんなさい... ほら、あなたのことよ。」
 「いや、お前の方が声がでかいじゃないか...」
 2人は自分達の声が大きいことに気づいていなかったのか、急に静かになった。

 「それくらいなら問題ないかな。勉強用に個室を借りておいたからそこでやろうか。」
 アルクスは2人を連れて個室へと向かう。
 
個室は日当たりは良かったが、あまり大きくはなく、長机が4つ、そして椅子が8つ置いてあった。
「さて、今日はまずは王国と他国の歴史から始めようか。僕も以前に習ったことなので思い出しながら復習を兼ねつつ大まかな流れから説明するよ。じゃあ座って。」
先程の指摘が聞いたのか、2人はまだ大人しく素直に座った。

「まずは王国の大きな歴史として、創立期、動乱期、復興期、安定期の大きく4つの時代に分けることができます。」
アルクスは以前ネモから教わった内容を噛み砕いた内容を書いた紙を前に貼り、伝えていく。

「王国、帝国、連邦の三大国家の創立期は全て同じだと言われています。
おそらく現在信仰されている各国の神々が同時期に神託を下し、それぞれの国家が建国されて行ったと言われていますが、何故同時期に神託が下ったのかはわかっていません。

 その後、各国は競い合いながらも順調に成長し、それぞれの国の特徴が表れ始めました。
 創造を重要視し、様々な魔術が生み出されていた王国、
破壊と再生の如く、武力を背景に周辺の国家の併呑を繰り返していた帝国、
調和を大事にし、自然のあるがままを受け入れていた連邦、
まさにそれぞれが信仰する神々の特徴を表しています。

 当時は普通の1つの国であった現在の帝国とその周辺国家がそれまでとは違い魔獣討伐を上手いこと練兵に組み込みことで徐々に強力になり、戦争による勝者達が他国を併呑し、最終的に現在の帝国になるまで徐々に肥大化して行った。
その時期各国に緊張が走り始め、連邦もそのタイミングで小規模な各種属国家が手を結んで大きくなり始めた。
王国では周辺国家へのゲネシスの布教が完了して、各国に教会が設置された。
ちょうど現在の三大国家の原型ができたと言えます。

三大国家の力が高まったところで、王国と帝国の間で小さな諍いが起こりました。
連邦は静観の姿勢を保っていたが、そのまま火種は大きくなっていき、帝国の軍が連邦の商船を襲撃したところから三大国家の国家間戦争が幕を開けて、周辺諸国も巻き込まれていきました。」
アルクスは創立期から動乱期の幕開けまでをざっと説明する。

 「ここまでは良いかな?」
 「うーん、難しいけどなんとなくわかったわ。」
 「全然わからねぇ!けどとりあえず国ができて大きくなって戦争したってことだな。」
 アルクスは2人ともあまりわかっていないだろうということは理解しつつも、とりあえず続けることにした。

 「まぁ、とりあえずはそんな感じで良いよ。では続きを話すよ。
 ここまでは普通に各国間の戦争で済む話だったんだけど、途中からどうやら魔族が絡んでいたということがわかったんだ。」
 「「魔族!?」」
 「そう、魔族。魔族のことは知っているかな?」
 「大昔にいたって言われている悪い種族だと思うけど...」
 「そうそう、悪い奴らだな。」

教会では現在魔族は存在しないと公表しているが、大人が子どもに聞かせる話ではよく悪い魔族が登場し、悪いことをすると魔族に連れて行かれてしまうという内容がお決まりであった。

 「一概に悪いのかどうか、具体的に何が悪いのかはよくわかっていないのだけれど、魔族は基本的には神々の敵と呼ばれているね。
さて、先ほどの話で帝国が連邦の商船を襲撃するという流れが唐突だったと思うけれど、あれは魔族が仕組んだことだったと言われている。
魔族は帝国の内部に入り込み、長い時間をかけて皇帝や貴族の信用を得られる地位を築き、連邦の襲撃をそそのかしたらしい。
これが上手く行けば世界の覇権をとれると言ってね。」
 「魔族って隣にいてもわからないのかしら?」
 「魔族の姿形は伝わっていないけど、気付かれなかったということはおそらく人間に化けることができたんだと思うよ。」
アルクスは魔族は存在していないと公表されていても、見た目でわからない場合はどのように判断しているのか、教会の教えている内容が本当に正しいのか、今度ネモに聞いてみようと思った。

 「あと、魔族は何が目的だったのかしら?」
 「魔族は神々の敵と呼ばれるくらいだから最終目的は神様を倒すことなのかな。基本的には強い者を魔族へと堕とし、自らの仲間を増やそうとしているらしい。」

 アルクスは歴史上の魔族のことは知っていたが、そもそもの魔族がどう言う種族なのかなどあまり考えて来たことがなかった。博識なネモならば何か知っていることもあるだろうと思い、後で魔族に関して今知っている知識を整理してから臨もうと考えていた。

 「魔族へと堕とすってことは、他の種族でも魔族になれるのかしら?」
 「確かにそうだね。種族とは関係なく神々に反抗する人達のことを言っているのかもしれないね。」
 「種族を変えることができる能力があるなら、みんな魔族にしちゃえばいいもんな。」

 リディの言うことはもっともだと2人は思った。アルクスはネモに聞きたいことがどんどん増えていくなと手元の紙にメモを残した。

「でも、魔族は神様を倒して何がしたかったのかしら?規模が壮大すぎてよくわからないわ。」
「強いやつがいるから倒したい!それだけでもいいんじゃないか?難しく考え過ぎるなよ。」
「これだから脳筋は考えることが違うわね…きっともっと深い、常人には理解できないような理由があったのよ」
 リディのシンプルな意見に対して、ヘレナは無駄に深読みしたがっているようにも見えた。

 「さて、話を戻そうか。こうして世界中を巻き込んだ戦争が始まった。
 各国で魔族は暗躍して、疑心暗鬼を募らせて戦火を広げていった。
 被害が拡大していく間に神託が下り、この戦争の原因は魔族であり魔族を倒すようにとのお告げがあったらしい。
 その時に魔族の判別方法の伝授や、各神々の特別な加護を与えられた勇者が選別されたらしい。
 そうして神の加護を得た勇者とその仲間達によって各国に潜入した魔族達は倒されていった。もちろん魔族も馬鹿ではないので各国での暗躍を途中で切り上げて自分達の国で軍備を固めたらしい。
 そこから世界中の国々対魔族の戦いが始まり、国家間戦争は討魔戦争へと移って行った。」

 「はい、質問!魔族にも国なんてあったの?」
 ヘレナは興味を持ったことには随時質問を投げかけていた。

 「そうらしいね。現在の帝国の南方にあったらしいよ。」
 「魔族がいなくなった後、そこにはもう何もないのかしら?」
 「そうだね。勇者達を旗頭にした各国と魔族との戦いで魔族は滅び、その国もなくなったと言われているよ。」
 アルクスは様々な書物を読んで得た知識を基に質問へと回答していく。
 今までの興味の赴くままに続けていた読書は無駄ではなかったのだなと心の中で思っていた。

 「何もなくなってしまうなんて悲しいわね… 勇者様とその仲間達は魔族を倒した後はどうしたの?」
 「えーと、勇者達のその後だね。何でもその功績を認められて、勇者とその仲間達の一部の人達は神々の世界へ行ったと言われているらしいね。」
 「全員が行ったわけじゃないのか?」
 つまらなそうにしていたリディも勇者達の話には興味が出たらしい。

 「そうだね、残った人達は仲間達と各国の復興に尽力して、今でも英雄として語り継がれているよ。」
 討魔戦争での英雄の記録は今でも数多く残っているが、それはあくまでもこの地に残った英雄だけであった。神々の世界へと渡った勇者達のその後の記録は全くといって残っていなかった。

 「フォルティス様とかのことだよな!でも神々の世界に行った勇者様のことはあまり知らないな。」
 「リディは普段は本なんて読まない癖に、英雄譚とかは大好きだものね。」
 「そう、それが不思議なんだよね、魔族を倒した功労者なのにね。あとは滅びたはずの魔族らしき存在がその後の歴史上、何度も現れているみたいなんだ。魔族は実は滅んでいなかったのか、魔族が密かにどこかに隠れ潜んでいるのか…」
 
 アルクスは教会は魔族がいないと公表しているが、歴史を紐解くと魔族らしき存在が定期的に現れては消えていることを理解していた。教会があえて隠蔽しているのかのようで、意外と近くに魔族はいるのかもしれないと思っていた。

 「じゃあ今も魔族がいるってこと?」
 「いや、それはわからない。記録を見る限りだと大体100年に一度くらいで怪しい気配があるけれど、そんなに頻繁に現れるわけではないからね。
 さて、話を戻そうか。
 戦後の復興後にも魔族がきっかけとは言え戦争でできたわだかまりは消えず、小規模な戦争などがあり、様々な国が興ったり消えていったりした。
 そんな中、現在の三大国は少しずつ大きくなって存在感をより大きくして行った。そうして安定した平和な時代が今現在ということさ。
 これがざっとした王国と他国の歴史だよ。」

とりあえず一通り話し終えたとアルクスがほっと一息つくと、リディが頭を抱えていた。

 「これでざっとしたって難しすぎる!」
 「流れで考えれば割と簡単よ。だいたいわかった気がするからまた後で教えてあげるわ。」
 「助かる!」
 アルクスが一通りの大まかな歴史の流れを伝え終わるとヘレナは理解したようだったが、リディウスには難しかったらしい。

 「リディはどんなところがわからなかったかな?」
 「そうだな、最初に急に国ができた時に何故なのか国ができるってどういうことなのかって思ったのと、魔族が出て来たあたりがよくわからなかったな。
 神様達は国を作れって言う前は何していたのかとかも気になるし、他の人達も国ができる前は何してたのかなって考え始めたら頭がこんがらがって来てさ。」
 リディは全く理解していなかったわけではなく、話をしなかった部分やより昔に疑問点が多く出て来て頭がこんがらがっていたようだった。

 「なるほど。じゃあ今度はその辺りも話せるようにちょっと調べておくね。次回には説明できるようにしておくよ。
じゃあ今日はこんなところで。概要は紙にまとめておいたから帰ったら読んでみて。」
アルクスが準備していた勉強メモを2人に渡す。

 「さすが!これなら後はヘレナに説明して貰えば俺でも理解できそうだ!」
 「アルクス君、気が利くってよく言われない?私もこれがあればちゃんとリディに教えられそう。」
 「じゃあしっかり復習しておいてね。僕も人に教えるのは初めてだったので良い勉強になったよ!じゃあ今日はここまで。」

 「ありがとう、じゃあまた来週お願いね!」
 「助かった!またな!」
 そう言って二人は図書館から帰っていった。
 
 「ふぅ、人に教えるって難しいな。こんなに喋ったのは初めてかも…
 でも、先生の言うように自分の知識を整理する良い機会になりそうだ。
 さて、来週に向けて復習を進めつつ、色々聞いておかないと。
 魔族の話や国々ができる前の話、神々の世界に行った勇者の話とかネモ先生が知っているといいけど…
 次回は何の話をしようかな、やっぱり魔力かな。」
 
そうしてアルクスは図書館が閉まるの時間まで魔力操作関係の本を読みあさった。
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