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第一話
どうしてこうなった
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「そういえば息子よ、言い忘れてたが今日から家族が増えるぞ!」
ある日の朝、僕こと本田柊は親父と朝食を食べていた時、突然言われた。
「は!?ちょっと待て、どういう事だ?」
どうしてこの親父は大事なことを言わないのだろうか?
「何をそんなに驚いているんだ?」
え?これが普通のリアクションだと思うのだが、問題はそこではない。
「家族が増えるって親父、捨て子でも拾ったのか?」
「いや、そういうことではなくてだな。その」
「お隣さんの樋口さんいるだろ」
「あぁ、3年前位に引っ越してきたシングルマザーだろ?」
親父は少し照れくさそうにして
「その樋口さんと結婚することになったんだ」
「成程」
ん?
「ちょっと待て、どうしてそうなった!てか、なんでそんな大事なことを僕に伝えないんだ!」
「いや~あまり伝えられる時間が無かったからな」
そういえば親父の会社はブラック会社と呼ばれるものだった
「はぁー、でも決まったんなら仕方がないがもうちょっと早めに伝えてもらえると助かるのだが」
「あとな、樋口さんと一緒に旅行に行く事になったんだ」
なんでまた、この親父は大事なことを早く言わないのだろうか?
「親父が旅行に行くんだったら俺は家で大人しく過ごしてようかな」
と、呑気に考えていたら
「お前が住むのはここじゃなくて樋口さんの家だぞ」
「まじかよ」
もう諦めている自分がいる。受け入れるしかないのだから。
「あそこの家にもお子さんいるんだろ?何人いるんだ?」
「母さんいわく4人で女が3人、男が1人らしいぞ」
「じゃあ僕はそこの家で住むってことか....」
「そうだ」
はぁーなんでこんな面倒くさい事になってしまったんだろうか.......
ある日の朝、僕こと本田柊は親父と朝食を食べていた時、突然言われた。
「は!?ちょっと待て、どういう事だ?」
どうしてこの親父は大事なことを言わないのだろうか?
「何をそんなに驚いているんだ?」
え?これが普通のリアクションだと思うのだが、問題はそこではない。
「家族が増えるって親父、捨て子でも拾ったのか?」
「いや、そういうことではなくてだな。その」
「お隣さんの樋口さんいるだろ」
「あぁ、3年前位に引っ越してきたシングルマザーだろ?」
親父は少し照れくさそうにして
「その樋口さんと結婚することになったんだ」
「成程」
ん?
「ちょっと待て、どうしてそうなった!てか、なんでそんな大事なことを僕に伝えないんだ!」
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なんでまた、この親父は大事なことを早く言わないのだろうか?
「親父が旅行に行くんだったら俺は家で大人しく過ごしてようかな」
と、呑気に考えていたら
「お前が住むのはここじゃなくて樋口さんの家だぞ」
「まじかよ」
もう諦めている自分がいる。受け入れるしかないのだから。
「あそこの家にもお子さんいるんだろ?何人いるんだ?」
「母さんいわく4人で女が3人、男が1人らしいぞ」
「じゃあ僕はそこの家で住むってことか....」
「そうだ」
はぁーなんでこんな面倒くさい事になってしまったんだろうか.......
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