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あめあがりの さんぽ
しおりを挟むずうっと ふっていた あめが やっと やみ、
ももちゃんと ぺろは おさんぽへ でかけました。
「あ、おおきな みずたまりだ!」
ぺろが みずたまりを ぴしゃぴしゃ ふむと、
ぱしゃぱしゃぱしゃ。
みずが げんきに はねあがります。
ももちゃんは みずたまりを のぞきこみました。
「ねえ、おそらが みえるよ」
「どれどれ」
ぺろも かおを つきだして みずたまりを みました。
「あー、とりさんも みえるー」
ももちゃんは わくわくした こえで ぺろに いいました。
「ねえ、みずたまりの くにへ いってみよっか?」
「いくー!」
ふたりは たがいの かおを みて にこっと わらいました。
そして、おおきく いきをすってーー。
「「せーの、ジャーンプ!」」
ぱあぁっと みずしぶきが あがました。
とたん。
にじが みずたまりの そらに かかりました。
まるで みずたまりの せかいへの かけはしのようでした。
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