短めの話

ポンニート

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前世の記憶の失い方

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神「君は、前世でかなりの徳を積んだようだな。」

私は、今まさに、神の審判を受けている。とても厳格で、口では言い表せない暖かな光の中で、私は神の言葉を聴く。神さまは、私の前世の行いを、魂の中から覗きこむ。

神「素晴らしい。欲が無く、自分より他人を助けるその姿勢は、昨今の現代社会には無い行い。とても気持ちの良い魂だ。」

神「そうだな。君には、何か特典、と言えば聞こえは悪いか。生まれ変わりに特別な事をしてやろう。例えば、生まれ変わった先がお金持ちでもいいし、人以上に丈夫で力持ちでもいい。悪い事に使わなければな。時間はたくさんある。考えてみると良い。」

それは凄く良い。私は出来る限りどう言ったものが来世に必要なのかを考えた。力なんてかっこいいじゃないか?スーパーマンみたいに悪を挫き弱きを助ける。だが、頭が良く無くては人を殺したり、犯罪に使うかも知れない。力を使うには頭の良さが必要だ。では、生きるのに困らないお金持ち?それはそれで犯罪に巻き込まれたり、心身的に苦労する家に産まれたらお金より安定を選ぶ可能性がある。だとしたら、欲しいのは前世で培った記憶。もう一度自分をやり直せば前世で出来なかった事をバネにして挑戦できる。よし、そうしよう。

神「答えは出たようだな。喋らずともよいよい。つまりは、「記憶の引き継ぎ」でよいのだな?」

はい。お願いします。

神「あ~、後出しで悪いのだが、条件がある。それでもよいか?」

はい。構いません。

神「では、説明しよう。簡単な話。「途中で死んだら引き継ぐ記憶が薄れていく」」

それは、、、申し訳ございません。意味が分かりません。

神「すまんすまん。つまり、健康で産まれてくる保証はないからな。一回死んだくらいでは記憶は無くならないが、運悪く、産まれる前に100回死ねば記憶は持ち越せなくなるのだ」

(なるほど、しかし、産まれる前から死ぬ事があるのだろうか。死産のほうが珍しいだろう?この場合は、障害持ちで、目や耳が不自由な時、自殺しても構わないって事なんだろうか?どのみち、100回も死ぬ事は無いから大丈夫だろう。)すみません、まとまりました。理解出来たので、それでお願いします。

神「おぉ、わかったか。なら早速生まれ変わりの準備をしよう。生まれ変わっても、ちゃんと徳を積むのだぞ。ではまた会おう」

ありがとうございました。

~~~~~~~~

お父さん(14歳)「かなちゃんハァハァ、、かなちゃん!で、でる!」ウッ!!

お父さん(14歳)「ハァハァ、、、また、やってしまった、、、僕はなんて事を、妄想でかなちゃんを汚してしまうとは、、、」

~~~~~~~~

神様「う~む。やはりそうなるか。しかし、実に残念だ。時間は与えたんだ。少し考えたら男の子のサガどんなもんか思い出せただろうにな。残念だが、また徳を積むが良い」

~~~~~~~~

お父さん(24歳)「ありがとうかな!元気な男の子が産まれたよ!ありがとう!ありがとう!」






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感想 1

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みんなの感想(1件)

アベルカイン

シチュエーションがよく分からない💦
主人公は寝てるふりしてて、主人公の友達とかなえさんが話してるのかな?

2019.07.07 ポンニート

そうです〜

解除

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