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奴隷品評会編
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繰り返される淫虐の日々に、すっかり萎えてしまった足が震える。
鎖を引く主人に連れられて、エルフィンは王都の地下で行われる悪魔貴族たちの交流会に連れ立されていた。
今日は魔封じの首輪に加えて、万が一にも高位貴族に失礼を働かないようにと、服従の首輪を嵌められている。――交流会とは名ばかりの、性奴隷を自慢し合う乱交パーティであることを、すでに主人から聞かされているエルフィンの足取りは重かった。
(ま、また。……あんな目に)
あのオークション会場で、数も忘れるほどの男たちに蹂躙され尽くした記憶が、エルフィンの体を震わせる。その話を持ち掛けられた昨夜のベッドの中、いやだ、と。零れた囁きは小さなものだったが、しっかりと聞き咎めた主人によってたっぷりと仕置きをされた後の身体には淫らな雌の熱が燻り続けていた。
エルフィンが男の所有物であることを知らしめるかのような金の首輪のデザインは悪趣味で、さらにその首輪には、肌が透けて見えるほど薄く白い紗の布が留められている。二股に分かれたその布は、乳首のリングピアスを通ったあとで背後へ周り、交差しながら臀部を包み込む。布の先はまた前に伸び、花芯の根元を戒めるコックリングに結ばれていた。
服とは名ばかりの、雄の性欲を掻き立てるためだけの淫らな装いを強制されたエルフィンは性感帯を丸出しにしながら、隠すことも許されずに両手の指をいつものリングで拘束されている。まるで散歩中の犬のように鎖でつながれて、性奴隷たちの品評会へと連行されていった。
「ようこそいらっしゃいませ。招待状を?」
品よく装った受付の男は慣れているのか、エルフィンの痴態にも全く動じることなく、にこりと愛想よく微笑む。この場で一人だけまとまな衣服を纏っていない自分が、ひどく淫猥な存在に変わり果ててしまったような気がして、エルフィンは羞恥に唇を噛んだ。
主人はエルフィンの鎖とつながれている、ごつごつしい純金の指輪を横柄に掲げる。不可視の魔力によって複製を禁じられた無二の指輪の輝きを確かめ、結構でございます、と。受付の男は礼儀正しく頭を下げた。
「本日も、様々な趣向を凝らした催しを予定しております。招待客である皆々様は、どうぞご存分にお楽しみを。入場時には、奴隷様の穴を塞いでいただいても?」
「ああ」
「ひい……っ!?」
当たり前のように告げられた受付の男の言葉を、エルフィンが飲み込むよりも先に、主人がその逞しい腕でエルフィンの身体を軽々と抱え上げる。カチャカチャと音を立てながら衣服の前を寛げる主人の姿に、まさか――と。血の気を引かせることができたのも一瞬で、次の瞬間には極太のペニスをずむんと突き入れられる衝撃に、エルフィンは喉を晒して仰け反った。
「んおっ!♡♡♡ ほお~~~っ!♡♡♡」
みっともない嬌声を上げるエルフィンに構う様子もなく、主人は淡々とエルフィンの鎖を、己の首元のネックレスに短くつなぎ直す。足の付かない対面立位にぴくぴくと悶えるエルフィンの身体を片手で抱えながら、塞いだぞ、と。受け付けの男に誇示するように、主人は抱え上げたエルフィンの体を突き上げた。
「あひっ!?♡♡♡ お゛っ!♡♡♡ お゛ぉっ、ほおぉっ♡♡♡」
「大変結構でございます。宴が始まりましたら、奴隷様は共有物として扱われますため、好きに抜いて入れてくださって構いません。どうぞ品定めの間、いい声で善がらせていてくださいませ」
受付の男はそう説明をすると、いつの間にか主人の背後に控えていた新たな貴族と奴隷に、その関心を移す。エルフィンの尻だけを抱えた主人がのしのしと会場へ入場するに当たり、ずぬっ、ずむっ♡ と。張り出した亀頭に奥を捏ねられるエルフィンは早くも絶頂に駆け上った。
「っ♡♡♡ お、下ろし……っ♡♡♡ あっ!♡♡♡ お゛ぉっ♡♡♡ んほおぉおおぉぉ~~っ!!♡♡♡」
必死に懇願するも、主人が足を止めることはない。尻を抑える片手と、首の鎖だけに支えられたエルフィンの身体は主人のペニスの上にずっぷりと沈み込み、抜き挿しのたびにその勢いのままゆっさゆさと上下に揺すられた。
硬い亀頭に結腸を突き上げられて絶頂を極めるエルフィンを意にも介さず、主人はたっぷりと余裕ある足取りで会場内を闊歩し、己の肉棒を咥え込んで淫らに喘ぐ奴隷を見せびらかすように笑む。思わず声を上げてしまうほどの狂おしい快感が、主人の一歩の度に押し寄せて、エルフィンは乱れ狂った。
「っひ、あぁああ~っ♡♡♡ イグッ♡ イグゥッ♡♡♡ おほっ♡♡ んおぉお~~っ!!♡♡♡♡」
派手に喘ぐエルフィンの肢体に、会場に散らばる招待客たちの嘲笑を含んだ好色の視線が絡み付く。広々とした華やかな会場の中、あちこちから嬌声と肉の交わる音が上がり、淫靡な熱気が会場に満ち満ちていた。
鎖を引く主人に連れられて、エルフィンは王都の地下で行われる悪魔貴族たちの交流会に連れ立されていた。
今日は魔封じの首輪に加えて、万が一にも高位貴族に失礼を働かないようにと、服従の首輪を嵌められている。――交流会とは名ばかりの、性奴隷を自慢し合う乱交パーティであることを、すでに主人から聞かされているエルフィンの足取りは重かった。
(ま、また。……あんな目に)
あのオークション会場で、数も忘れるほどの男たちに蹂躙され尽くした記憶が、エルフィンの体を震わせる。その話を持ち掛けられた昨夜のベッドの中、いやだ、と。零れた囁きは小さなものだったが、しっかりと聞き咎めた主人によってたっぷりと仕置きをされた後の身体には淫らな雌の熱が燻り続けていた。
エルフィンが男の所有物であることを知らしめるかのような金の首輪のデザインは悪趣味で、さらにその首輪には、肌が透けて見えるほど薄く白い紗の布が留められている。二股に分かれたその布は、乳首のリングピアスを通ったあとで背後へ周り、交差しながら臀部を包み込む。布の先はまた前に伸び、花芯の根元を戒めるコックリングに結ばれていた。
服とは名ばかりの、雄の性欲を掻き立てるためだけの淫らな装いを強制されたエルフィンは性感帯を丸出しにしながら、隠すことも許されずに両手の指をいつものリングで拘束されている。まるで散歩中の犬のように鎖でつながれて、性奴隷たちの品評会へと連行されていった。
「ようこそいらっしゃいませ。招待状を?」
品よく装った受付の男は慣れているのか、エルフィンの痴態にも全く動じることなく、にこりと愛想よく微笑む。この場で一人だけまとまな衣服を纏っていない自分が、ひどく淫猥な存在に変わり果ててしまったような気がして、エルフィンは羞恥に唇を噛んだ。
主人はエルフィンの鎖とつながれている、ごつごつしい純金の指輪を横柄に掲げる。不可視の魔力によって複製を禁じられた無二の指輪の輝きを確かめ、結構でございます、と。受付の男は礼儀正しく頭を下げた。
「本日も、様々な趣向を凝らした催しを予定しております。招待客である皆々様は、どうぞご存分にお楽しみを。入場時には、奴隷様の穴を塞いでいただいても?」
「ああ」
「ひい……っ!?」
当たり前のように告げられた受付の男の言葉を、エルフィンが飲み込むよりも先に、主人がその逞しい腕でエルフィンの身体を軽々と抱え上げる。カチャカチャと音を立てながら衣服の前を寛げる主人の姿に、まさか――と。血の気を引かせることができたのも一瞬で、次の瞬間には極太のペニスをずむんと突き入れられる衝撃に、エルフィンは喉を晒して仰け反った。
「んおっ!♡♡♡ ほお~~~っ!♡♡♡」
みっともない嬌声を上げるエルフィンに構う様子もなく、主人は淡々とエルフィンの鎖を、己の首元のネックレスに短くつなぎ直す。足の付かない対面立位にぴくぴくと悶えるエルフィンの身体を片手で抱えながら、塞いだぞ、と。受け付けの男に誇示するように、主人は抱え上げたエルフィンの体を突き上げた。
「あひっ!?♡♡♡ お゛っ!♡♡♡ お゛ぉっ、ほおぉっ♡♡♡」
「大変結構でございます。宴が始まりましたら、奴隷様は共有物として扱われますため、好きに抜いて入れてくださって構いません。どうぞ品定めの間、いい声で善がらせていてくださいませ」
受付の男はそう説明をすると、いつの間にか主人の背後に控えていた新たな貴族と奴隷に、その関心を移す。エルフィンの尻だけを抱えた主人がのしのしと会場へ入場するに当たり、ずぬっ、ずむっ♡ と。張り出した亀頭に奥を捏ねられるエルフィンは早くも絶頂に駆け上った。
「っ♡♡♡ お、下ろし……っ♡♡♡ あっ!♡♡♡ お゛ぉっ♡♡♡ んほおぉおおぉぉ~~っ!!♡♡♡」
必死に懇願するも、主人が足を止めることはない。尻を抑える片手と、首の鎖だけに支えられたエルフィンの身体は主人のペニスの上にずっぷりと沈み込み、抜き挿しのたびにその勢いのままゆっさゆさと上下に揺すられた。
硬い亀頭に結腸を突き上げられて絶頂を極めるエルフィンを意にも介さず、主人はたっぷりと余裕ある足取りで会場内を闊歩し、己の肉棒を咥え込んで淫らに喘ぐ奴隷を見せびらかすように笑む。思わず声を上げてしまうほどの狂おしい快感が、主人の一歩の度に押し寄せて、エルフィンは乱れ狂った。
「っひ、あぁああ~っ♡♡♡ イグッ♡ イグゥッ♡♡♡ おほっ♡♡ んおぉお~~っ!!♡♡♡♡」
派手に喘ぐエルフィンの肢体に、会場に散らばる招待客たちの嘲笑を含んだ好色の視線が絡み付く。広々とした華やかな会場の中、あちこちから嬌声と肉の交わる音が上がり、淫靡な熱気が会場に満ち満ちていた。
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