20 / 472
蔵のなかで
20.
しおりを挟む「きゃあぁぁ~~///」
リンが大声で悲鳴を上げる!
「スズヤ!///」
「ドホラミン!!///」
「死なないで!!//////(泣)」
『キラーン☆』
『ガツッ!』
リンはパニック状態に成りながらも、俺に『ドホラミン』を掛けてくれるが、俺が回復する中、フウゴルは俺の頭を掴み上げる!
そして、呆れた表情と疲れた口調で言い始める。
「お前……本当にうっとしいな!」
「これで死んだと思ったら、また回復ですか……正義のおっさんよ!!」
「面倒くさいからよ。もうお前の首を刎ねるわ!!」
「首を刎ねれば、あの白魔法使い女の魔法も効かないだろう……」
その言葉の後。
フウゴルは急に笑みを含ませながら、俺に言葉を続ける。
「しかし。お前のお陰で、とても良い収穫に成りそうだわ!」
「黒魔法使いと成ったアスと再会出来るわ、瀕死状態でも全快させる白魔法使い女!!」
「あの蛇は後で、皮を剥いで丸焼きにして喰うわ!♪」
「あの大きさだから、食い出が有りそうだ!♪♪」
「あっ、後、当然。お前の死亡確認後! 二人の女は孕ますまで犯すからよ!!」
「てめえは地獄から指を咥えて、羨ましやがっていろ♪」
フウゴルは言い終えると、俺の首を切り落とす体勢を作る……コハルもフウゴルの言葉を聞いていた筈なのに行動を起こさない!?
俺の体はリンの魔法で回復したが、この状態ではどうする事も出来ない……
フウゴルはにやけた表情で俺に言い始める。
「じゃあな、正義のおっさんよ!」
「来世は、変な正義感は捨てて産まれて来いよ……!!」
「その方が長生き出来るし、何も考えなくて良いからな!」
「…………」
(あぁ、俺もう死ぬんだな……)
(異世界は無能でもヒーローに為れて、地位や名誉が待っているのでは無かったの!///)
(……でも、俺の本来は異世界で、子ども食堂を開きたかっただけのに……)
俺は死を覚悟した直後……遠くから、何かの音が聞こえてきた?
『ゴオォォォーーー』
「!?///」←フウゴルの驚き
『ゴオォォォーーー、ドカーン!』
「わあぁぁーー」←スズヤの悲鳴
何かの音が聞こえた直後。
フウゴルに大火球が当り、大火球が爆発を起こして……フウゴルが大火へ一気に包まれる!
アスが魔法を唱えたのは分かるが、これは『ブランド』では無く『ストッレアエルツ』で有った……その時に俺は、爆発の衝撃で吹き飛ばされる!!
『バタン!』
「もぅ!///」
「ドホラミン///(汗)」
『キラーン☆』
俺はフウゴルに頭を掴まれていたので、火球の貰い火してを吹き飛んで、そのまま地面に強く叩き付けられるが、リンが呆れ表情で直ぐに『ドホラミン』を掛けてくれる!←リンの魔力は案外有るが、スズヤが馬鹿すぎて……で有る///
俺の体は燃えているが『ドホラミン』が効き始めると、勝手に火が鎮火して火傷や骨折等を回復させて行く。
「…………//////(大泣)」
俺は魔法で回復していく中。アスの方向に体を向けると……アスは涙ぐちゃぐちゃの泣き顔で有った。
魔王に魂を売った人間とはいえ、アスはフウゴルを殺したくは無かったのだろう……
「ぐああぁぁあーーー」
「クソヤロウ~~(怒)」
フウゴルは喚きながら、アスの魔法攻撃に耐えているが……プレートアーマーの隙間から炎が入り込んで、フウゴルを蒸し焼き始める。
『ストッレアエルツ』は『ブランド』より大火力の上、燃焼温度が高いからプレートアーマーが赤みを帯び始める……
幾らフウゴルが強靱でも、所詮は人間だ。
フウゴルは苦痛の表情で、アスの方を見ながら言い始める。
「……あっ、アス……まさか、この俺に魔法を放つとは……」
「お前は……優しいだけが取り柄なのに……ぐおぉぉーーー」
燃えさかるフウゴルを見ながら、泣き顔のアスは悲痛の口調で言い始める。
「……フウゴル。私だって……こうしたく無かった///(泣)」
「でもっ、でもっ……こうしないとスズヤさんが死んでしまう!!///(泣)」
「私はフウゴルとスズヤさん!///」
「どちらが大事かと言われれば、私はスズヤさんが大事です!///」
「だから許して!///(泣)」
「フウゴル~~!!//////(大泣)」
最後二桁の文章は、アスは号泣でフウゴルに言っていた……
俺は立ち上がるが、大火に包まれたフウゴルを……ジッと見る事しか出来なかった。
「…………」←フウゴルの亡骸
アスの言葉に、フウゴルは何も反応せずに焼死した……ご丁寧に、直立不動のまま絶命した。
有る意味、悪役らしい死に方だ。
最後は絶望を感じて、フウゴル燃え死んだのだろうか?
それとも、フウゴルの中では『アスは絶対に俺を殺さない!』と、思いながら燃え死んだのだろうか??
今までは魔物を退治してきたが、俺たち三人で人間を退治したのは、これが初めてで有った。
タングステン鉱石はこれで採取出来るが……今の俺たちはとても複雑な気分で有った。
……
「~~~///」
「~~~///」
「…………///(泣)」
リンは、アスの側に付いて心のケアをしている。
リンとアスから俺は距離が離れているので、何を言っているかは聞き取れない。
アスは敵とは言え、身近な人物を殺したのだから、罪悪感に苦しめられているのだろう。
俺の衣類はボロボロで有ったが、コハルの不思議な力で衣類は新品同様に修復されている。
俺は手で拾える、タングステン鉱石を拾って、有る場所に集めている。
手で拾える分は全て拾って、後はコハルの力でタングステン鉱石を王国城に瞬間移動させる。
「…………」
コハルの方は、焼け死んだフウゴルの現場検証をしている。
立っていたフウゴルを尻尾で弾き倒してから、コハルは現場検証を始めていた。
蛇らしく舌を出して、澄ました表情でフウゴルの亡骸を見たり、尻尾で触ったりしている。
「ちょっと、スズヤ~~!」
「こっち来てくれる~~」
コハルが俺を呼ぶので、俺は鉱石採取を中断してコハルの方に向う。
フウゴルの亡骸から、何かお宝でも出て来たのかな?
リンが大声で悲鳴を上げる!
「スズヤ!///」
「ドホラミン!!///」
「死なないで!!//////(泣)」
『キラーン☆』
『ガツッ!』
リンはパニック状態に成りながらも、俺に『ドホラミン』を掛けてくれるが、俺が回復する中、フウゴルは俺の頭を掴み上げる!
そして、呆れた表情と疲れた口調で言い始める。
「お前……本当にうっとしいな!」
「これで死んだと思ったら、また回復ですか……正義のおっさんよ!!」
「面倒くさいからよ。もうお前の首を刎ねるわ!!」
「首を刎ねれば、あの白魔法使い女の魔法も効かないだろう……」
その言葉の後。
フウゴルは急に笑みを含ませながら、俺に言葉を続ける。
「しかし。お前のお陰で、とても良い収穫に成りそうだわ!」
「黒魔法使いと成ったアスと再会出来るわ、瀕死状態でも全快させる白魔法使い女!!」
「あの蛇は後で、皮を剥いで丸焼きにして喰うわ!♪」
「あの大きさだから、食い出が有りそうだ!♪♪」
「あっ、後、当然。お前の死亡確認後! 二人の女は孕ますまで犯すからよ!!」
「てめえは地獄から指を咥えて、羨ましやがっていろ♪」
フウゴルは言い終えると、俺の首を切り落とす体勢を作る……コハルもフウゴルの言葉を聞いていた筈なのに行動を起こさない!?
俺の体はリンの魔法で回復したが、この状態ではどうする事も出来ない……
フウゴルはにやけた表情で俺に言い始める。
「じゃあな、正義のおっさんよ!」
「来世は、変な正義感は捨てて産まれて来いよ……!!」
「その方が長生き出来るし、何も考えなくて良いからな!」
「…………」
(あぁ、俺もう死ぬんだな……)
(異世界は無能でもヒーローに為れて、地位や名誉が待っているのでは無かったの!///)
(……でも、俺の本来は異世界で、子ども食堂を開きたかっただけのに……)
俺は死を覚悟した直後……遠くから、何かの音が聞こえてきた?
『ゴオォォォーーー』
「!?///」←フウゴルの驚き
『ゴオォォォーーー、ドカーン!』
「わあぁぁーー」←スズヤの悲鳴
何かの音が聞こえた直後。
フウゴルに大火球が当り、大火球が爆発を起こして……フウゴルが大火へ一気に包まれる!
アスが魔法を唱えたのは分かるが、これは『ブランド』では無く『ストッレアエルツ』で有った……その時に俺は、爆発の衝撃で吹き飛ばされる!!
『バタン!』
「もぅ!///」
「ドホラミン///(汗)」
『キラーン☆』
俺はフウゴルに頭を掴まれていたので、火球の貰い火してを吹き飛んで、そのまま地面に強く叩き付けられるが、リンが呆れ表情で直ぐに『ドホラミン』を掛けてくれる!←リンの魔力は案外有るが、スズヤが馬鹿すぎて……で有る///
俺の体は燃えているが『ドホラミン』が効き始めると、勝手に火が鎮火して火傷や骨折等を回復させて行く。
「…………//////(大泣)」
俺は魔法で回復していく中。アスの方向に体を向けると……アスは涙ぐちゃぐちゃの泣き顔で有った。
魔王に魂を売った人間とはいえ、アスはフウゴルを殺したくは無かったのだろう……
「ぐああぁぁあーーー」
「クソヤロウ~~(怒)」
フウゴルは喚きながら、アスの魔法攻撃に耐えているが……プレートアーマーの隙間から炎が入り込んで、フウゴルを蒸し焼き始める。
『ストッレアエルツ』は『ブランド』より大火力の上、燃焼温度が高いからプレートアーマーが赤みを帯び始める……
幾らフウゴルが強靱でも、所詮は人間だ。
フウゴルは苦痛の表情で、アスの方を見ながら言い始める。
「……あっ、アス……まさか、この俺に魔法を放つとは……」
「お前は……優しいだけが取り柄なのに……ぐおぉぉーーー」
燃えさかるフウゴルを見ながら、泣き顔のアスは悲痛の口調で言い始める。
「……フウゴル。私だって……こうしたく無かった///(泣)」
「でもっ、でもっ……こうしないとスズヤさんが死んでしまう!!///(泣)」
「私はフウゴルとスズヤさん!///」
「どちらが大事かと言われれば、私はスズヤさんが大事です!///」
「だから許して!///(泣)」
「フウゴル~~!!//////(大泣)」
最後二桁の文章は、アスは号泣でフウゴルに言っていた……
俺は立ち上がるが、大火に包まれたフウゴルを……ジッと見る事しか出来なかった。
「…………」←フウゴルの亡骸
アスの言葉に、フウゴルは何も反応せずに焼死した……ご丁寧に、直立不動のまま絶命した。
有る意味、悪役らしい死に方だ。
最後は絶望を感じて、フウゴル燃え死んだのだろうか?
それとも、フウゴルの中では『アスは絶対に俺を殺さない!』と、思いながら燃え死んだのだろうか??
今までは魔物を退治してきたが、俺たち三人で人間を退治したのは、これが初めてで有った。
タングステン鉱石はこれで採取出来るが……今の俺たちはとても複雑な気分で有った。
……
「~~~///」
「~~~///」
「…………///(泣)」
リンは、アスの側に付いて心のケアをしている。
リンとアスから俺は距離が離れているので、何を言っているかは聞き取れない。
アスは敵とは言え、身近な人物を殺したのだから、罪悪感に苦しめられているのだろう。
俺の衣類はボロボロで有ったが、コハルの不思議な力で衣類は新品同様に修復されている。
俺は手で拾える、タングステン鉱石を拾って、有る場所に集めている。
手で拾える分は全て拾って、後はコハルの力でタングステン鉱石を王国城に瞬間移動させる。
「…………」
コハルの方は、焼け死んだフウゴルの現場検証をしている。
立っていたフウゴルを尻尾で弾き倒してから、コハルは現場検証を始めていた。
蛇らしく舌を出して、澄ました表情でフウゴルの亡骸を見たり、尻尾で触ったりしている。
「ちょっと、スズヤ~~!」
「こっち来てくれる~~」
コハルが俺を呼ぶので、俺は鉱石採取を中断してコハルの方に向う。
フウゴルの亡骸から、何かお宝でも出て来たのかな?
0
お気に入りに追加
927
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。


転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~
月
恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん)
は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。
しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!?
(もしかして、私、転生してる!!?)
そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!!
そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?

【R18】幼馴染がイケメン過ぎる
ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。
幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。
幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。
関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。
明智さんちの旦那さんたちR
明智 颯茄
恋愛
あの小高い丘の上に建つ大きなお屋敷には、一風変わった夫婦が住んでいる。それは、妻一人に夫十人のいわゆる逆ハーレム婚だ。
奥さんは何かと大変かと思いきやそうではないらしい。旦那さんたちは全員神がかりな美しさを持つイケメンで、奥さんはニヤケ放題らしい。
ほのぼのとしながらも、複数婚が巻き起こすおかしな日常が満載。
*BL描写あり
毎週月曜日と隔週の日曜日お休みします。



ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる