心も身体も健康で幸せな人生を生きるには？

自分を信じることで、どんな効果があるのか？（１）

「どうやって自分を信じるの…」

「自分を信じると何か効果があるの…」

　と思う人はいますか？

　自分を信じられない人にはその原因、自分を信じられる人にはその効果を以下でご紹介します。


一、　自分を信じるとは？

「自分を信じる」=「自信」です。

「自信」とは「自分の能力・価値や、自分の言行の正しさなどをみずから信じること。また、その気持ち」です。

　何か新しいことに挑戦する時、「上手くいくはずがない」「失敗するかもしれない」と行動することに躊躇したことはありませんか？

　自信がある人は、できるかどうかわからなくても、とにかく行動します。

　脳科学者の茂木健一郎氏は、「根拠のない自信を持て。それを裏付ける努力をせよ。自信に根拠は必要ない。できるかどうかわからない。それでもやるしかない。つまり、根拠のない自信とは、とにかく行動するという決意表明だ」と言っています。


二、　自分を信じることができない原因は？

　人は本来、自由で、自分の意思ですべてを決められます。

　しかし、生きていく中で、親や教師、会社の上司、周りの人に惑わされ、「外側に正解がある」と信じて、自分を信じられなくなる場合もあります。

　日本の学校教育では、自分で考えることではなく、自分の外に正解を探すことを正しいこととして、教えています。

　自分で考える機会を与えられない教育方法なので、自然と自分の外に正解があると信じるようになります。

　親に「これをしちゃいけない、これをしなければいけない」と言われて育てられた人もいますね。

　親の考えはおかしい、と思っても、自分を批判されて親に怒られ続けると、何も考えられなくなり親の考えを鵜呑みにするようになります。

　そうすると、自分の考えに自信が持てないので、何をするにも親の考え=自分以外の人の考えに頼って生きることになります。

　例えば、Aさんは絵が大好きで、「大学は美術大学に行きたい」と親に伝えました。

　しかし、親からは、「美術学校はだめ、つぶしの効く経済学部にしなさい」との返事。

　自分の気持ちを押さえつけて、親の意見に従い、経済学部のある大学に進みました。

　しかし、毎日が楽しくなくて、成績も優れず、卒業時には就職も決まりませんでした。

　親に反対されてもあきらめずに、親を説得し、美術大学に進んだら、Aさんの人生はどうなっていたでしょうか？