いつかは さようなら～よかれと思うことをしてくれなくていい。嫌なことをしないで。

第33章 「彼」の本心

悩みのタネ

（1）相手の不貞行為があったとき

（2）相手から悪意で遺棄されたとき
（正当な理由なしに同居や扶助などの義務を怠ること）

（3）相手の生死が3年以上明らかでないとき

（4）相手が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき

（5）その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき

◇◇◇

　あっさり協議離婚がもちろん理想だった。
　それが無理なら調停、そこでもこじれたら裁判という段階だけど、訴えるためには前述の五つのうちのいずれかの要件が必要らしい。

　それでいえば、私は（1）と（5）【DV、モラハラ】が該当すると思う。
　ただ（1）に関しては、「彼」知らないだけで、私もしっかり「実績」があるのだが、もし弁護士に相談する場合、伏せるべきなのか、正直に話した上で作戦を立てるべきなのか？

　もちろんお金もかかるし時間もかかるし、できれば避けたいが、あまりにもごねられたら、現実的に考えざるを得ないのだろう。

　調停といえば、情報通みゆきが教えてくれたサイトや勧めてくれた本の中で、「離婚調停委員」について書いてあった。
　そういう人たちに偏見のある人たちの意見なので、私感や私憤も強いだろうが、地元の名士、人生のベテランみたいな高年齢の人が務めるせいか、それがあだになり、単に最近の若い人は堪え性がないと思われたり、そもそもモラハラ被害というもの自体が理解されにくく、調整役のはずが、完全に「あっち側のヒト」になっちゃうこともあるのだそうだ。
　そのうち、調停委員と渡り合うのが一番の苦痛になることも珍しくないらしい。いわば「敵」が増えてしまうようなものだから。

要するに、こじれればこじれるほど――こじれるのだ（小泉進次郎シンジロー構文）。