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相談女の結末~Girl's Side
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だんだん「カレとのセックスが気持ちいい」という気持ちより、「彼の身勝手さや乱暴なところが嫌い」という気持ちが大きくなってきて、眠れなくて体調も悪かったせいか、ほかの人から見ても様子がおかしかったらしい。
学校で「最近顔色悪いんじゃない?」って心配して声をかけてきた男の子がいたので、カレへの不満を何となく愚痴ったら、「それってDVじゃないかな?」と言われた。
「でも、DVって結婚している人のモンダイでしょ?」
「Dはドメスティックの略だから家庭内のことって思われがちだけど、恋人同士みたいに親密な男女でもあてはまるよ」
「そっか…」
「相談できる機関とかもあるだろうし、僕もできるだけ力になるからね」
「ありがと、優しいね」
あたしはこの男の子ともう1人、仲のいい女の子に付き添ってもらい、ファミレスで別れ話をした。
「人目があるところで話した方が、男も自制が働くだろうから」というアドバイスがあったから。
そのかいあって、思ったよりも簡単に引いてくれたけれど、たまたま「ツギカノ(候補)」が見つかっていたタイミングで、私への執着が薄くなってたのかもしれない。
結局そういう人だったんだね。
◇◇◇
あたしはモトカレと別れてすぐ、イマカレと付き合い始めた。
相談に乗ってくれた例の男の子だ。
モトカレ対策で念のために引っ越したいけど、それにはお金がかかる。
自分の部屋に1人でいるのが怖くて、カレの部屋に入り浸るようになってしまった。
イマカレは堅実なタイプで自炊もまめにしているし、初めてお部屋に遊びにいったときは、おいしいハンバーグをつくってくれた。
「嫌いなものある?あと、特に好きなものも」って聞いて、付け合わせにはマッシュポテトとコーンをつけてくれた。
あたしをお姫様みたいに扱ってくれるし、何でもわがままを聞いてくれる。
イマカレがモトカレみたいなルックスでセックスも上手だったら、ほんとに言うことないんだけどね。
おっぱい(は好きらしい)もんで、吸って、アソコが濡れてるのかを指で確認して、アレに手を添えて挿入して、正常位でずんずん動くだけ。
それなりには気持ちいいんだけど、どうしてもイケなくて、イマカレの目を盗んで自慰しちゃったりすることもある。
そして自慰のとき思い出すのは、モトカレとのセックスだったりする。
◇◇◇
イマカレの家の最寄り駅近くで、偶然モトカレに会った。
「よ、久しぶり」って声をかけられたけど、あたしはびっくりして慌ててイマカレの家に駆けこんじゃったせいで、後を付けられていたことに気付かなかった。
「お帰り。外暑かったでしょ。アイスでも食べない?」
「あるの?」
「ないけど買ってくるよ。何がいい?」
あたしは自腹で買うのはためらう金額のアイスの商品名を言ったけど、カレは「分かった。待っててね」とだけ言って出ていった。
そしてイマカレと入れ替わりで、部屋のチャイムが鳴った。
集金とか宅配便かもしれないと思ってドアを開けたら、モトカレが押し入ってきた。
そして素早く鍵を閉め、チェーンもかけて、私を抱きしめてキスをした。
「ん…ぐ…」
「やっと…見つけた」
モトカレは唇を離してはくれたけれど、腕の力を全く抜いてくれない。
「何すんのよ!大きい声出すわよ!」
「本当に会いたかったんだ。そんなに冷たくするなよ…」
「あたしはもうあなたなんか…」
とはいっても、あのちょっと幼さの残るかっこいい顔が目の前にあって、その続きが言えない。
あたしの表情を見て何か悟ったモトカレはニヤッと笑い、服の上からおしりの割れ目をすっと指で撫でた。
「ここ、弱かったよね?」
「あ…」
その手でおしり全体をさっとひとなでした後、徐々に上半身に滑らせ、ワンピースの前合わせから指を入れてた。
そして器用にブラの中に入り込んで、乳首を指の腹で撫でて…
モトカレの手は、あたしや物を殴るとき以外はとっても優しい。
「ベッド…はないのか。ま、いいや」
「ちょっ…」
気が付けば、あたしは服を全部脱がされていた。
ううん、うそはいけないよね。
耳元でモトカレに「抱きたい…ガマンできないよ…」って甘えるみたいに言われて、理性が吹っ飛んじゃった。
服を脱がせたのも、下着をはぎ取ったのもモトカレだけど、そう望んだのはあたしだった。
◇◇◇
モトカレに抱かれちゃうと、もうだめみたい。
胸の刺激の仕方ひとつとっても、イマカレとは全然違う。
指も舌も、生き物みたいなしゅるしゅる、ぬるぬる動いて、あたしの少しでも気持ちよくなれるところを探しているみたい。
「相変わらず…感じやすいんだな…」
「んもお…」
「それ、その顔…エッチで…かわいい…」
あたしもやっぱり、イケメンの顔見てる方が張り切っちゃう。
イマカレも別にブサイクじゃないんだけど、普通過ぎてつまんないのよね。
そのイケメンが、私の胸やあそこに顔をうずめ、あたしの反応を見ながら、やーらしく刺激してくるんだよ?
こんなの絶対気持ちいいやつじゃん。
イマカレの古臭いアパートには扇風機しかないから、開けられる窓は全部開いている。
ベランダに出るためのサッシ戸にかかった遮光カーテンが、時々めくれた。
扇風機のせいもあるけど、網戸から入ってくる自然の風もある。
台所もトイレもお風呂も全部窓やドアを開けてある。
「風の通り道をつくると、ちょっとは違うからね」ってイマカレは言うけど、やっぱり夏はエアコンがないのってきついんだよね。
玄関は鍵がかかっているけど、こんなに窓開けっ放しでエッチするなんて。
あたしはモトカレに抱かれたせいで、この暑い中、アイスを買いにいってくれたイマカレのことをすっかり忘れてた。
お姫様扱いしてくれるイマカレは好きだけど、やっぱりセックスの相性も大事なのかなあ。
学校で「最近顔色悪いんじゃない?」って心配して声をかけてきた男の子がいたので、カレへの不満を何となく愚痴ったら、「それってDVじゃないかな?」と言われた。
「でも、DVって結婚している人のモンダイでしょ?」
「Dはドメスティックの略だから家庭内のことって思われがちだけど、恋人同士みたいに親密な男女でもあてはまるよ」
「そっか…」
「相談できる機関とかもあるだろうし、僕もできるだけ力になるからね」
「ありがと、優しいね」
あたしはこの男の子ともう1人、仲のいい女の子に付き添ってもらい、ファミレスで別れ話をした。
「人目があるところで話した方が、男も自制が働くだろうから」というアドバイスがあったから。
そのかいあって、思ったよりも簡単に引いてくれたけれど、たまたま「ツギカノ(候補)」が見つかっていたタイミングで、私への執着が薄くなってたのかもしれない。
結局そういう人だったんだね。
◇◇◇
あたしはモトカレと別れてすぐ、イマカレと付き合い始めた。
相談に乗ってくれた例の男の子だ。
モトカレ対策で念のために引っ越したいけど、それにはお金がかかる。
自分の部屋に1人でいるのが怖くて、カレの部屋に入り浸るようになってしまった。
イマカレは堅実なタイプで自炊もまめにしているし、初めてお部屋に遊びにいったときは、おいしいハンバーグをつくってくれた。
「嫌いなものある?あと、特に好きなものも」って聞いて、付け合わせにはマッシュポテトとコーンをつけてくれた。
あたしをお姫様みたいに扱ってくれるし、何でもわがままを聞いてくれる。
イマカレがモトカレみたいなルックスでセックスも上手だったら、ほんとに言うことないんだけどね。
おっぱい(は好きらしい)もんで、吸って、アソコが濡れてるのかを指で確認して、アレに手を添えて挿入して、正常位でずんずん動くだけ。
それなりには気持ちいいんだけど、どうしてもイケなくて、イマカレの目を盗んで自慰しちゃったりすることもある。
そして自慰のとき思い出すのは、モトカレとのセックスだったりする。
◇◇◇
イマカレの家の最寄り駅近くで、偶然モトカレに会った。
「よ、久しぶり」って声をかけられたけど、あたしはびっくりして慌ててイマカレの家に駆けこんじゃったせいで、後を付けられていたことに気付かなかった。
「お帰り。外暑かったでしょ。アイスでも食べない?」
「あるの?」
「ないけど買ってくるよ。何がいい?」
あたしは自腹で買うのはためらう金額のアイスの商品名を言ったけど、カレは「分かった。待っててね」とだけ言って出ていった。
そしてイマカレと入れ替わりで、部屋のチャイムが鳴った。
集金とか宅配便かもしれないと思ってドアを開けたら、モトカレが押し入ってきた。
そして素早く鍵を閉め、チェーンもかけて、私を抱きしめてキスをした。
「ん…ぐ…」
「やっと…見つけた」
モトカレは唇を離してはくれたけれど、腕の力を全く抜いてくれない。
「何すんのよ!大きい声出すわよ!」
「本当に会いたかったんだ。そんなに冷たくするなよ…」
「あたしはもうあなたなんか…」
とはいっても、あのちょっと幼さの残るかっこいい顔が目の前にあって、その続きが言えない。
あたしの表情を見て何か悟ったモトカレはニヤッと笑い、服の上からおしりの割れ目をすっと指で撫でた。
「ここ、弱かったよね?」
「あ…」
その手でおしり全体をさっとひとなでした後、徐々に上半身に滑らせ、ワンピースの前合わせから指を入れてた。
そして器用にブラの中に入り込んで、乳首を指の腹で撫でて…
モトカレの手は、あたしや物を殴るとき以外はとっても優しい。
「ベッド…はないのか。ま、いいや」
「ちょっ…」
気が付けば、あたしは服を全部脱がされていた。
ううん、うそはいけないよね。
耳元でモトカレに「抱きたい…ガマンできないよ…」って甘えるみたいに言われて、理性が吹っ飛んじゃった。
服を脱がせたのも、下着をはぎ取ったのもモトカレだけど、そう望んだのはあたしだった。
◇◇◇
モトカレに抱かれちゃうと、もうだめみたい。
胸の刺激の仕方ひとつとっても、イマカレとは全然違う。
指も舌も、生き物みたいなしゅるしゅる、ぬるぬる動いて、あたしの少しでも気持ちよくなれるところを探しているみたい。
「相変わらず…感じやすいんだな…」
「んもお…」
「それ、その顔…エッチで…かわいい…」
あたしもやっぱり、イケメンの顔見てる方が張り切っちゃう。
イマカレも別にブサイクじゃないんだけど、普通過ぎてつまんないのよね。
そのイケメンが、私の胸やあそこに顔をうずめ、あたしの反応を見ながら、やーらしく刺激してくるんだよ?
こんなの絶対気持ちいいやつじゃん。
イマカレの古臭いアパートには扇風機しかないから、開けられる窓は全部開いている。
ベランダに出るためのサッシ戸にかかった遮光カーテンが、時々めくれた。
扇風機のせいもあるけど、網戸から入ってくる自然の風もある。
台所もトイレもお風呂も全部窓やドアを開けてある。
「風の通り道をつくると、ちょっとは違うからね」ってイマカレは言うけど、やっぱり夏はエアコンがないのってきついんだよね。
玄関は鍵がかかっているけど、こんなに窓開けっ放しでエッチするなんて。
あたしはモトカレに抱かれたせいで、この暑い中、アイスを買いにいってくれたイマカレのことをすっかり忘れてた。
お姫様扱いしてくれるイマカレは好きだけど、やっぱりセックスの相性も大事なのかなあ。
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