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違うものを1個ずつ
しおりを挟むバナナマンの「宮沢さんとメシ」というネタがあります。
宮沢というのは宮沢りえさんのことだったと記憶していますが、「え、そうなっちゃう?」という意外な大オチがあったかもしれません。すみません、この辺は大分ぼんやりしています。ただ、強烈に覚えているやりとりがあります。
設楽さんが路上で日村さんとばったり会い、「これから宮沢さんとメシに行く」と言います。そこれを聞いた日村さんは、ものすごくうらやましがるわけですが、そのとき手に持っていたのはこれから自分が食べるための「しょっぱいパンと甘いパン」でした。
焼きそばパンとあんパン? コロッケパンとメロンパン?
それとももっちハイカラに、チーズ系の何かとパン・オ・ショコラとか?
いずれにせよ、「しょっぱいパンと甘いパン」という表現からは、おしゃれベーカリーやサンドウィッチ専門店の薫りは感じ取れません。多分コンビニやスーパーのパン売り場でしょう。
そしてこの「しょっぱい(略)」というリアルな表現よ。
炭水化物(糖質)を悪者扱いする価値観は持っていないつもりですが、炭水化物過多というのはやはり不健康です。しかし、手っ取り早く安価にお腹を膨らませるには有効でしょう。
東日本大震災の後、コンビニの棚が空っぽになり、シャッターが下りているお店まで見かけたことがありますが、徐々に工場が動き、物流が何とかなってきた頃、パン売り場の棚にはあんパンだけがずらーっと並んでいたことを、未だに時々思い出します(ちなみにお弁当売り場はカレーライスオンリーでした)。
話は逸れましたが。
そういえば、「食事」を意識してパンを買うときって、この日村さんみたいな買い方を意識的にしている気がします。あるいは「しょっぱいパン2個」ということもあるかな?程度。その場合でも、「コロッケパンとチーズの何か」とか、違う種類のものを買っている気がします。
これはおにぎりでも同じことで、「梅干しとシャケ」「辛子明太子と炊き込みおこわ」とか、違うものを1個ずつ。
味変して食べ飽きないようにするとか、いろいろな意図はあるでしょうが、誰に命令されたわけでもないのに、「えーと、おかかと…」みたいにピックアップしてしまいます。
別に、例えばたらこが好きならたらこを2、3個買ったっていいはずなのに。
家でおむすびを結ぶときは、そんなにバラエティーに富んだ具は用意できないから、家族3人分(1人2個+αで7、8個)全部シャケとか、ザラにある話です。こんな手抜きするのが私だけだったらすんません。
また、私は甘党なので、おやつ用にあんこものや焼き菓子をよく買いますが、ちょっと疲れたから2個いっちゃおうかなと考えたときも、「一口ようかんと最中(orどら焼き)」「フィナンシェとマドレーヌ」というふうに、種類の違うものを選んでしまいます。
お菓子の場合、基本糖と脂ですから、何を買っても成分的にはそんなに変わらないといえばそれまでですが、別にフィナンシェが好きならフィナンシェ2個買ったっていいはずなのに、手が勝手にお隣のパウンドケーキやマフィンに動いていたり、「あと1個は大福にしとくか」と考えていたり、これ、本当に何なんでしょ。
また、和物は和物、洋物は洋物で統一しちゃうのも何なのか…?
***
一応、「あるある」という共感をちょいと期待して書いてはおりますが、これってそうでもないんでしょうか。そんなに真面目に論じる話でもないので、他の方と話したことはないんですよね。
2024年は、その辺の意識改革を目指していきたいと思います(あと、いい年だし、さすがに甘いものはちょっと控えなければ…)。
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