短編集 片山市立大原小学校高学年女子

はじめに

　『片山市立大原小学校高学年女子』へのアクセス、まことにありがとうございます。

　作中に登場する「市立大原小学校」は、筆者がしばしば物語の舞台に据える「F県片山市（福島県郡山市がモデル）」のギリギリ旧市街地エリアの南部にある、1,000人足らずの児童が通う中規模校です。
　日本一長い国道と鉄道が走り、住宅街と商店街が混在。1980年前後はまだまだ個人商店も元気でした。

　一応昭和ノスタルジー的なものも書きたいなと思って書き始めたものの、大変個人的な思い出色の強いお話ばかりになってしまったので、この時代をご存じの方でも、いまひとつピンと来ない部分があるかもしれません。
　だから、というわけでもなく、これまた個人的に「書きたかったから」ではあるのですが、各話の最後にモトネタ集がついていますので、参考になさってください。

　最初の3本の順番が「5年、6年、4年」というふうになっていますが、通してお読みいただければ、理由はお分かりになると思います（あー、特に意味はなかったのねという感想を誘発しそうでもありますが…）。

　現在の手持ちが4本ありますが、もう一本、書きかけのものがあるので、うまくまとまったらここに収め、全5章で完結になる予定です。