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時代考証リアリティー【2022.1.26】その1
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※タイトルの後ろについている日付は初出の年月日です。
よほどの不都合がない限り、そのまま引き写します。
***
先日ツイッター(※当時)で、「今の小中学校には視聴覚室というものがない。学園ものの小説などを書いている人は描写に注意」という趣旨のつぶやきが少しバズっているのを見かけました。
よくよく考えると、そもそも自分が通っていた小中学校には視聴覚室と呼ばれる部屋がなく、2教室ぶち抜きの多目的室や体育館で暗幕を引いてスライドや映像を見ていました。 高校にはありましたが、その頃にはビデオ(VHS)も普及し始めていたので、教室でビデオを見せてもらうことも多くなり、やはりあまりおなじみの部屋ではなかったと思います。
保健体育の先生がお休みで代打の先生がいらしたとき、なぜか大林宣彦監督の『転校生』を見せられたこと、しかし一夫(一美)が一美(一夫)に「トイレの小用のとき、紙を使うのか?」と電話で相談し、「二、三遍振り回しておけばいいんだよ!」とアドバイスをするシーンになった途端、顔も体もごっつい先生が大慌てで消してしまったこと、今でも覚えています。
先生のうろたえるご様子は、映画より面白かったですよ(にっこり)。
閑話休題。
こういうとき、中途半端に古い話を書くことが多い私は高見の見物――と言いたいところなんですが、「あ、〇〇っていうのはね……」とくどくど説明する必要が出てきたり、そもそも若い方に読んでいただけなかったり、それはそれで課題は多くなります。
といっても、そこはそれ、所詮は創作の世界です。
作中、前後関係で何がしかの矛盾が出るというんでなければ、「この世界(自治体・学校)ではこうなんだ」「そういう時代の話だから」ということでいいんじゃないかなという気がします。
コンプライアンス的にどうとか、不道徳だとか、そういった理由で攻撃されることもありますが、それこそ創作なんだから、現実とは切り分けてほしいところ。書き手は「書くか書かないか」、読み手は「読むか読まないか(読んだことを後悔するレベルなら、速やかに忘れるべし!)」の選択をするだけです。
世の中、自分の身近にないもの、自分が理解できないものは「存在しない」と考える読者さんもいますが、そういう人に合わせていたら、「ツッコミどころつぶし」が追いつかないでしょう。
自分の作品なんだから、自分勝手に書いていいはずです。読んだ方が自分勝手な感想を持つこともありますが、それがこちらへの攻撃という形で向かない限り、気にしないに限ります。
よほどの不都合がない限り、そのまま引き写します。
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先日ツイッター(※当時)で、「今の小中学校には視聴覚室というものがない。学園ものの小説などを書いている人は描写に注意」という趣旨のつぶやきが少しバズっているのを見かけました。
よくよく考えると、そもそも自分が通っていた小中学校には視聴覚室と呼ばれる部屋がなく、2教室ぶち抜きの多目的室や体育館で暗幕を引いてスライドや映像を見ていました。 高校にはありましたが、その頃にはビデオ(VHS)も普及し始めていたので、教室でビデオを見せてもらうことも多くなり、やはりあまりおなじみの部屋ではなかったと思います。
保健体育の先生がお休みで代打の先生がいらしたとき、なぜか大林宣彦監督の『転校生』を見せられたこと、しかし一夫(一美)が一美(一夫)に「トイレの小用のとき、紙を使うのか?」と電話で相談し、「二、三遍振り回しておけばいいんだよ!」とアドバイスをするシーンになった途端、顔も体もごっつい先生が大慌てで消してしまったこと、今でも覚えています。
先生のうろたえるご様子は、映画より面白かったですよ(にっこり)。
閑話休題。
こういうとき、中途半端に古い話を書くことが多い私は高見の見物――と言いたいところなんですが、「あ、〇〇っていうのはね……」とくどくど説明する必要が出てきたり、そもそも若い方に読んでいただけなかったり、それはそれで課題は多くなります。
といっても、そこはそれ、所詮は創作の世界です。
作中、前後関係で何がしかの矛盾が出るというんでなければ、「この世界(自治体・学校)ではこうなんだ」「そういう時代の話だから」ということでいいんじゃないかなという気がします。
コンプライアンス的にどうとか、不道徳だとか、そういった理由で攻撃されることもありますが、それこそ創作なんだから、現実とは切り分けてほしいところ。書き手は「書くか書かないか」、読み手は「読むか読まないか(読んだことを後悔するレベルなら、速やかに忘れるべし!)」の選択をするだけです。
世の中、自分の身近にないもの、自分が理解できないものは「存在しない」と考える読者さんもいますが、そういう人に合わせていたら、「ツッコミどころつぶし」が追いつかないでしょう。
自分の作品なんだから、自分勝手に書いていいはずです。読んだ方が自分勝手な感想を持つこともありますが、それがこちらへの攻撃という形で向かない限り、気にしないに限ります。
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