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5章 そうだ!外へ行こう

95,時間変更スキル

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まずは、時間の流れを変えたい。僕が居る所が正常で他が遅くがベスト……。もしくは移動した時間軸を固定して、他の世界に行くときソコからスタートつまりはゲームのセーブ&ロードをリアルでできるか。どっちでもいいのだが、時間停止系は僕が移動しないと進まないはちょっと欲しいスキルでは無いな……。〔サティ僕の記憶でコレ等に該当して、使えそうな物語は在ったかい?〕

『1番良い物はトールキンボールの『精神と時の部屋』の能力です。あのまま使うなら『一生のうちで2日間(つまり2年間)までであり、それをオーバーすると出口が消滅し、中から出られなくなる』とあります。ですがアクセルの場合パワーアップはレベル上げで行い修行では無いので、システムだけ利用しましょう』

システムだけ?つまり時間の流れだけ使わせてもらうってことかな?となると……長時間の使用になるからできるだけ、この世界の時間が進まない方が良いな。

〔どう作る?僕のスキルはメリットを強くするとコストデメリットも増える、先にデメリットを強くしてしまえばメリットも強くできると思うんだよ。それを踏まえてスキルを作りたい〕

『いい考えです。では、こう言うのはどうでしょう?』

『アクセルの居る世界は通常通りの時間で進み、他世界は遅くなる。この世界アクセルの居る世界で1日が他世界では1秒~1時間になる。アクセルの元の世界や魂の繋がりが強い世界では時差が少なくなって秒の進みはできなくなる』

『更に、次から他世界に訪れる場合に最初に訪れた日数で技術や物品の量や性能が変わる。その世界での能力獲得は滞在時間で変わって来る』

『デメリットは、滞在中は途中での帰還をした場合。その世界への侵入はできなくなり門が消滅する。もちろん何も持ち出せず使用した魂やエネルギーも消滅します。コレだけだとデメリットが弱いので開くときのコストは20SPと10レベルを使用することにしましょう』

えっと?つまり?違う世界に行く前にレベルが10低下した状態でスタート、更にその世界に有用な物が在って危険地帯でも満期を満たせず帰ったら全消滅……。

〔でもさコレって時間がどうのって話を飛び出てない?完全に違うスキルや能力が組み込まれてないか?〕

『アクセルは私の能力の『能力改善』を忘れてませんか?スキルを改善してしまえば良いのですよ?ちょっと違う内容が含まれても問題無いです』

〔さすがです先生!じゃあとりあえず作って、メインの4人勇者達を使う前に違う世界の人間使って門を作製してみよう。もうしばらくしたら外に出かける予定だったし〕

『では、製作を開始します』

『スキルクリエイト』

・トールキンボールZ
・『精神と時の部屋システム』

・①スキル所有者が任意で設定を変えられる。
   ②スキル保持者の世界は通常通りの時間で進み、他世界を遅くできる。
   ③魂の繋がりが強い世界では時差が少なくなる。
   ④最初に訪れた日数で技術や物品の取得量・品質が変わる。
   ⑤ゲート製作に『魂』と『膨大なエネルギー』と『30レベル分のSP』を消費し、滞在中は途中での帰還はその世界への門が消滅。2度と訪れる事ができなくなる。
・レベル10分を消費しゲートを開くことができる(固定)
・20SPを消費すると満期が完了した世界の鍵を制作保持することができる(固定)

〔え?サティさんこのスキル盛り過ぎじゃない?大丈夫なの?〕

『問題ありませんよ、では製作完了します』

40SPを消費し製作完了

〔………………ん?40?ちょい!サティ!1スキルに40SPって40レベル分じゃないか!今まで作ったスキル40個分!大丈夫っていったじゃんかぁ!〕

『たった40SPですよ?勇者の魂を取り込むには、まだまだアップ&ダウンするのですから微々たる量ですよ。問題ありません。今後私が作るスキルはこのくらい使いますので、ガンガン上げて下げてを繰り返してください』

まぁ1日30~60レベル上げ下げしてるし、問題は無いっちゃ無いけど……。いきなりはビビる。でもコレで元の世界の門さえ開いて登録しちゃえば少しので済むな……。

〔次からはビビらないと思うよ、それと文句言ってごめん。良いスキルありがとう、コレからもよろしくね?〕

『もちろん、アクセルの魂と共にいつまでもいますよ。元のスキルより親密に……フフフ…………冗談です』

冗談だ……と?そう聞こえなかったけど……相談やアイデア・サポートしてくれるのは、ありがたいしソッとしとこう。
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