99 / 116
5章 そうだ!外へ行こう
94,異世界門と道の仕組み
しおりを挟む
僕は、まずサティに直ぐに元の世界に戻れるのかが知りたいなと思った。すると『今、直ぐには帰れません。まずは大量のエネルギーと『行きたい世界の魂』が必要です』え?僕は言葉に出してないはず?続けてサティは『アクセルの魂と共に在るのですから、アクセルが思った。考えた事に私は答える事ができます』筒抜けなのかぁ……。
まぁ?それならそれでいっか?言葉にしなくても相談できるしな。独り言を見られると恥ずかしいし、今の内に慣れとこうか。
〔さて、サティ?大量のエネルギーはなんとなく理解はしてる。だけど『行きたい世界の魂』っどういう事だ?〕
『それは門を開く時に必要な物です。言うなればナビゲーションですね。ランダムで門を開いて『ナニカ』を呼び出すまたは、訪れるなら要りませんが元の世界に行きたいならナビゲーションは必要です』
呼び出す……僕らはランダムで呼ばれたのか?それとも狙って呼ばれたのか?その答えをサティは教えてくれた。
『アクセル達は狙って呼ばれた様です。アクセルは気が付いていたはずです。召喚された時に、端の方にドレスが落ちてた事を……。おそらく見て見ぬふりか、目の端に捉えただけなのか……。アクセルの記憶を解析してる最中に見つけました』
〔どういう事だ?ドレス?あの時は異世界に来た事でいっぱい、いっぱいだったから良く覚えてないな〕
『この世界の事を鑑定したところ、国は召喚した勇者を取り込み王女……または、奴隷や侍女に孕ませ勇者の魂の欠片やDNAを引き継がせ。次の召喚の生け贄に使用しています』
ドレスが落ちてたって事は姫か侍女が生け贄に?
〔引き継がれた程度の魂で僕らを呼べたって事?大量のエネルギーは複数人の魔力?〕
『魂の欠片が1個程度では、不可能です。あの場にはドレスが2着落ちてました。おそらく第2王女と第3王女の物でしょう……欠片2個と、その他大勢の魂と肉体で欠片を補い魂とエネルギーにしたのでしょう』
〔自分の娘を生け贄にね~。僕が此処に来た時に、姫を1~2人を生け贄でくれって言ってあのブタがキレてたけど……自分で生け贄にしてたのかよ。危うくアイツと同じに成るところだったぜ!〕
『口に出してる時点で同じかと……いえ、そうならなかったのですから、セーフですね。それで、アクセルの場合エネルギーはスキル『ブレクラ』のクラウンの星を使えば問題はありません。問題は魂です……人数によって方法が変わります』
〔ブレクラは便利だな、問題は魂ね?僕らと少女達は除外で、他に確定してるのはあの王国の上層部と高校生と社会人か……〕
『王国の上層部の場合……最低でも王族を2人、それ以外で済ませたいなら欠片持ち4人は必要です。ですが、アクセル達と同じ様に連れて来られた者なら1人で大丈夫ですが。予備として2人……実験に1個使い、本番で門を作り道を作るのに2個目を使うのが最善策です』
つまり僕は同じ世界から来た人を2人殺さないとってことね?殺れるとは思うが、犯罪を犯してないと狩れないな。
〔奴らを殺すとして僕の魂はどのくらい侵食させるのか?と門の製作はブレクラで作れるか?〕
他にも聞きたいが、まとめてだと考える時間が足りない。まずはサティの『並列演算』と『思考加速』で僕の記憶とこの世界の事を『解析鑑定』してもらい、帰る道を探さないとな。
『侵食はされないので大丈夫です。すでに青年達の魂は汚染され犯罪歴が赤になっている者が居る様です。大人の方々会わないと分かりませんが。それと、門はスキル『ブレクラ』で作製できます。それでも完全に帰る事はできません、使用したエネルギーが続く限り戻る事ができます』
なんか話す度に疑問が増えるな……。
〔えっと、高校生達の中で犯罪歴が赤に成ってる理由。とこっちに来れたのに帰るのはエネルギーの続く限りをお願いします〕
『アクセルがアウラを買う事になった白い光は高校生の暴発です。理由は『記憶の召喚の間』を解析した際、賢者の魔力と白い光の魔力が同じでした。暴発の威力から計算しますとあの暴発で最低でも1~3人は殺ろせます』
僕が深呼吸して話した内容を理解してから続きを教えてくれた。
『エネルギーの続く限りの帰還についてです。アクセルの世界から異世界に訪れた際に世界の輪廻から外れ、異世界の輪廻に組み込まれました。
輪廻とは魂が巡る道筋の様な物で、召喚された時に元に戻る為の道から出てしまいました。魔王の力を取り込む時に、鎖で肉体と魂が繋がれ更に奥に鎖が伸びていたはずです。それがこの異世界のコアと繋がっています。1度外れた鎖をこちらで繋がり固定され、元の世界にもう1度繋ぐ場合。既に弛くなっている物に付け替えるのです……。』
『隙間が空きすぎて、何かしらの衝撃や問題が起きた際に外れてしまい。別の異世界か何もない空間に転移してしまいます。アクセルならば私や他スキルで生き残れ、また帰って来る事が出来るでしょうが。他の方は独りで生きていかねばなりません。よって門を開け続けていられる限りの帰還になります』
コッワ!みんなに、どう説明するか……。単に一次帰宅のみ可能に成ったって言って……、いやエネルギーの量やちゃんと帰れるかも実験してからじゃないとな。4人生きてると良いな~、できれば全員犯歴赤で1実験、2門、3効率化、4予備、だ。多ければその分実験に使える。
とりあえず次はサティとスキル製作で、常に起動し続けるタイプと帰還用のを相談だな。
まぁ?それならそれでいっか?言葉にしなくても相談できるしな。独り言を見られると恥ずかしいし、今の内に慣れとこうか。
〔さて、サティ?大量のエネルギーはなんとなく理解はしてる。だけど『行きたい世界の魂』っどういう事だ?〕
『それは門を開く時に必要な物です。言うなればナビゲーションですね。ランダムで門を開いて『ナニカ』を呼び出すまたは、訪れるなら要りませんが元の世界に行きたいならナビゲーションは必要です』
呼び出す……僕らはランダムで呼ばれたのか?それとも狙って呼ばれたのか?その答えをサティは教えてくれた。
『アクセル達は狙って呼ばれた様です。アクセルは気が付いていたはずです。召喚された時に、端の方にドレスが落ちてた事を……。おそらく見て見ぬふりか、目の端に捉えただけなのか……。アクセルの記憶を解析してる最中に見つけました』
〔どういう事だ?ドレス?あの時は異世界に来た事でいっぱい、いっぱいだったから良く覚えてないな〕
『この世界の事を鑑定したところ、国は召喚した勇者を取り込み王女……または、奴隷や侍女に孕ませ勇者の魂の欠片やDNAを引き継がせ。次の召喚の生け贄に使用しています』
ドレスが落ちてたって事は姫か侍女が生け贄に?
〔引き継がれた程度の魂で僕らを呼べたって事?大量のエネルギーは複数人の魔力?〕
『魂の欠片が1個程度では、不可能です。あの場にはドレスが2着落ちてました。おそらく第2王女と第3王女の物でしょう……欠片2個と、その他大勢の魂と肉体で欠片を補い魂とエネルギーにしたのでしょう』
〔自分の娘を生け贄にね~。僕が此処に来た時に、姫を1~2人を生け贄でくれって言ってあのブタがキレてたけど……自分で生け贄にしてたのかよ。危うくアイツと同じに成るところだったぜ!〕
『口に出してる時点で同じかと……いえ、そうならなかったのですから、セーフですね。それで、アクセルの場合エネルギーはスキル『ブレクラ』のクラウンの星を使えば問題はありません。問題は魂です……人数によって方法が変わります』
〔ブレクラは便利だな、問題は魂ね?僕らと少女達は除外で、他に確定してるのはあの王国の上層部と高校生と社会人か……〕
『王国の上層部の場合……最低でも王族を2人、それ以外で済ませたいなら欠片持ち4人は必要です。ですが、アクセル達と同じ様に連れて来られた者なら1人で大丈夫ですが。予備として2人……実験に1個使い、本番で門を作り道を作るのに2個目を使うのが最善策です』
つまり僕は同じ世界から来た人を2人殺さないとってことね?殺れるとは思うが、犯罪を犯してないと狩れないな。
〔奴らを殺すとして僕の魂はどのくらい侵食させるのか?と門の製作はブレクラで作れるか?〕
他にも聞きたいが、まとめてだと考える時間が足りない。まずはサティの『並列演算』と『思考加速』で僕の記憶とこの世界の事を『解析鑑定』してもらい、帰る道を探さないとな。
『侵食はされないので大丈夫です。すでに青年達の魂は汚染され犯罪歴が赤になっている者が居る様です。大人の方々会わないと分かりませんが。それと、門はスキル『ブレクラ』で作製できます。それでも完全に帰る事はできません、使用したエネルギーが続く限り戻る事ができます』
なんか話す度に疑問が増えるな……。
〔えっと、高校生達の中で犯罪歴が赤に成ってる理由。とこっちに来れたのに帰るのはエネルギーの続く限りをお願いします〕
『アクセルがアウラを買う事になった白い光は高校生の暴発です。理由は『記憶の召喚の間』を解析した際、賢者の魔力と白い光の魔力が同じでした。暴発の威力から計算しますとあの暴発で最低でも1~3人は殺ろせます』
僕が深呼吸して話した内容を理解してから続きを教えてくれた。
『エネルギーの続く限りの帰還についてです。アクセルの世界から異世界に訪れた際に世界の輪廻から外れ、異世界の輪廻に組み込まれました。
輪廻とは魂が巡る道筋の様な物で、召喚された時に元に戻る為の道から出てしまいました。魔王の力を取り込む時に、鎖で肉体と魂が繋がれ更に奥に鎖が伸びていたはずです。それがこの異世界のコアと繋がっています。1度外れた鎖をこちらで繋がり固定され、元の世界にもう1度繋ぐ場合。既に弛くなっている物に付け替えるのです……。』
『隙間が空きすぎて、何かしらの衝撃や問題が起きた際に外れてしまい。別の異世界か何もない空間に転移してしまいます。アクセルならば私や他スキルで生き残れ、また帰って来る事が出来るでしょうが。他の方は独りで生きていかねばなりません。よって門を開け続けていられる限りの帰還になります』
コッワ!みんなに、どう説明するか……。単に一次帰宅のみ可能に成ったって言って……、いやエネルギーの量やちゃんと帰れるかも実験してからじゃないとな。4人生きてると良いな~、できれば全員犯歴赤で1実験、2門、3効率化、4予備、だ。多ければその分実験に使える。
とりあえず次はサティとスキル製作で、常に起動し続けるタイプと帰還用のを相談だな。
1
お気に入りに追加
142
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
男女比の狂った世界で愛を振りまく
キョウキョウ
恋愛
男女比が1:10という、男性の数が少ない世界に転生した主人公の七沢直人(ななさわなおと)。
その世界の男性は無気力な人が多くて、異性その恋愛にも消極的。逆に、女性たちは恋愛に飢え続けていた。どうにかして男性と仲良くなりたい。イチャイチャしたい。
直人は他の男性たちと違って、欲求を強く感じていた。女性とイチャイチャしたいし、楽しく過ごしたい。
生まれた瞬間から愛され続けてきた七沢直人は、その愛を周りの女性に返そうと思った。
デートしたり、手料理を振る舞ったり、一緒に趣味を楽しんだりする。その他にも、色々と。
本作品は、男女比の異なる世界の女性たちと積極的に触れ合っていく様子を描く物語です。
※カクヨムにも掲載中の作品です。
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
漫画の寝取り竿役に転生して真面目に生きようとしたのに、なぜかエッチな巨乳ヒロインがぐいぐい攻めてくるんだけど?
みずがめ
恋愛
目が覚めたら読んだことのあるエロ漫画の最低寝取り野郎になっていた。
なんでよりによってこんな悪役に転生してしまったんだ。最初はそう落ち込んだが、よく考えれば若いチートボディを手に入れて学生時代をやり直せる。
身体の持ち主が悪人なら意識を乗っ取ったことに心を痛める必要はない。俺がヒロインを寝取りさえしなければ、主人公は精神崩壊することなくハッピーエンドを迎えるだろう。
一時の快楽に身を委ねて他人の人生を狂わせるだなんて、そんな責任を負いたくはない。ここが現実である以上、NTRする気にはなれなかった。メインヒロインとは適切な距離を保っていこう。俺自身がお天道様の下で青春を送るために、そう固く決意した。
……なのになぜ、俺はヒロインに誘惑されているんだ?
※他サイトでも掲載しています。
※表紙や作中イラストは、AIイラストレーターのおしつじさん(https://twitter.com/your_shitsuji)に外注契約を通して作成していただきました。おしつじさんのAIイラストはすべて商用利用が認められたものを使用しており、また「小説活動に関する利用許諾」を許可していただいています。
分析スキルで美少女たちの恥ずかしい秘密が見えちゃう異世界生活
SenY
ファンタジー
"分析"スキルを持って異世界に転生した主人公は、相手の力量を正確に見極めて勝てる相手にだけ確実に勝つスタイルで短期間に一財を為すことに成功する。
クエスト報酬で豪邸を手に入れたはいいものの一人で暮らすには広すぎると悩んでいた主人公。そんな彼が友人の勧めで奴隷市場を訪れ、記憶喪失の美少女奴隷ルナを購入したことから、物語は動き始める。
これまで危ない敵から逃げたり弱そうな敵をボコるのにばかり"分析"を活用していた主人公が、そのスキルを美少女の恥ずかしい秘密を覗くことにも使い始めるちょっとエッチなハーレム系ラブコメ。
性奴隷を飼ったのに
お小遣い月3万
ファンタジー
10年前に俺は日本から異世界に転移して来た。
異世界に転移して来たばかりの頃、辿り着いた冒険者ギルドで勇者認定されて、魔王を討伐したら家族の元に帰れるのかな、っと思って必死になって魔王を討伐したけど、日本には帰れなかった。
異世界に来てから10年の月日が流れてしまった。俺は魔王討伐の報酬として特別公爵になっていた。ちなみに領地も貰っている。
自分の領地では奴隷は禁止していた。
奴隷を売買している商人がいるというタレコミがあって、俺は出向いた。
そして1人の奴隷少女と出会った。
彼女は、お風呂にも入れられていなくて、道路に落ちている軍手のように汚かった。
彼女は幼いエルフだった。
それに魔力が使えないように処理されていた。
そんな彼女を故郷に帰すためにエルフの村へ連れて行った。
でもエルフの村は魔力が使えない少女を引き取ってくれなかった。それどころか魔力が無いエルフは処分する掟になっているらしい。
俺の所有物であるなら彼女は処分しない、と村長が言うから俺はエルフの女の子を飼うことになった。
孤児になった魔力も無いエルフの女の子。年齢は14歳。
エルフの女の子を見捨てるなんて出来なかった。だから、この世界で彼女が生きていけるように育成することに決めた。
※エルフの少女以外にもヒロインは登場する予定でございます。
※帰る場所を無くした女の子が、美しくて強い女性に成長する物語です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる