異世界へ行きたいと思ったら行けちゃった...~思い描いてたスキルを携えて~

アクセル

文字の大きさ
上 下
74 / 116
4章洞窟生活 後編

71.3,最初の頃のアイツら 前編

しおりを挟む
「娘達よ準備は良いな?」まだ国として迎える準備はできておらんが、勇者の3,4人問題は無い……王妃が亡くなったせいで子供は4人しか出来んかった。城下町で娘を拐って妻にし産ませれば良いか。王子と第1王女は残す必要が有るが第2第3王女は勇者召喚の生贄で良かろう。第1以外は後でいくらでも作れる。

「さて、呼び出そうか?第2第3王女よ召喚せよ!」死ぬと知らぬ、バカな娘だ。地下の奴隷共で魔力も足りるだろう、ふはははは!その生命を、私の優秀な兵士の為に使ってやろう!

「「はい国王陛下……勇者召喚!始めます」」
勇者召喚の魔方陣に2人の命が吸われて肉体も削られ消えて行き魔方陣が光る。眩しく全員が目を閉じ……、輝きが消えたその場に人影が見える。

4人ではなく16人もおるでは無いか!どれだ?同じ服を着てる4人、バカそうな顔の少年4人、細長いのとポチャリが4人、小娘が4人どれも勇者には見えんな。失敗したのか?使えん娘共だ!もしかしたら勇者が居るかも知れんし仕方ない……。

「お待ちしていた!勇者達よ!突然で驚いているだろう、だが安心して欲しい、私達がお主達を保護しよう、私達はいま魔族に襲われ困窮しておる私達を助けてくれないか?」過去のバカな勇者達もこの言葉で騙されたと先代の王、つまりは父から聞かされたのだ。大丈夫だろう。

少年と同じ服の男共が騒ぎ出した。5日目の呼び出した時間までは殺せん……。めんどうな!さっさと従ってれば良いものを……ん?

「王様とやらお姫様を1,2人僕に生贄として捧げて犯罪を黙認してくれるなら勇者やるよ~」ポチャリした男がほざきおる!姫とは第1王女のことか?!コレは美しくできた貴様のような者にはやれん!コレは他の国へ献上し金を巻き上げる道具なのだ!

「キサマ!何を言ったか分かっとるのか!?我が娘を生け贄だと!バカなことをぬかすな!わしの大事な娘はお前のような者にはやらん失せろ!」娘よ私が大事に守るぞ?だから他国から金をむしり取るのだぞ!

ステータスと水晶の事を教え、帰す方法を聞いてきた。適当に言っておけば良いだろう、どうせ死ぬのだ。(チッ)囀ずりさえずりおってからに!騎士共構えよ……手を上げる。

「帰りたければ魔王を倒すのだ!魔物や魔族共を殺せぬと言うならこの場で殺しても良いのだぞ?何もできぬ者をここに置いとくほどワシは寛大ではない。勇者や賢者など有益なスキル持ちならば我らが保護し戦えるように訓練してやろう住む場所、食事、生活できるように配慮しよう。だが!戦えぬ!殺せぬ!ならば要らぬ、出て行くかここで死ぬか選ばせてやる。」全員黙れ!五月蝿いのは嫌いじゃ!牢獄に閉じ込めて5日後に殺すぞ!

ふぅ……、静かに確認し始めたようだな?さて、ドレが勇者かの?話声が聞こえるのぉ?さてそろそろ良いだろう?
「ふんっ 話し合いは終わったか?ならば水晶に手を当てスキルと称号を申してみろ、有用なら置いといてやる。使えぬならここで死ぬか追放だ」5日生かすために食事を与えるのは面倒だな。追放の方が良いな……。

糞野郎が1番初めか、だろうのぅ勇者では無い。製作者?自分だけか使えん?編集者?これも自分だけか。妄想師
「妄想師とは?使って見せよ!」何が出る?「チッ」獣人ゴミを出す能力か?まぁまぁ美人だし痛め付けて兵士の穴に……魔力が尽きて消えたか。コレも使えんな酒蔵も自分で飲む用か……。たとえワシが飲めたとしても奴の魔力からできたものは飲みたくないの。

「次はそこの高校生か社会人達がやってみたらいいんじゃない?」コウコウセイ?シャカイジン?あぁ……、バカそうな少年と同じ服を来た男共だな?
なんだと!?バカそうな少年が勇者,賢者,パラディン,バトルマスターだと?
同じ服を来た者達も罠抜け師,能力付与師,商人,会計士……2人は中々出ぬ数少ないスキルで残り2人も金を動かすスキル持ちか、素晴らしい!

こやつらは『隷属の首輪』を装着させワシの国で飼ってやる。勇者共はバカそうだ。メイドと町娘か奴隷を何人かくれてやれば言うこと聞くだろうな。

そして最後の小娘たちは……聖女!?あぁ、なりたかった。はぁ~、ただの夢を見た小娘か要らんな。子を孕むまであと4,5年か育てるくらいなら拐って来た方が早いのぅ。

「どうやら全員確認が終わったようだな、こっちの若者と男達は勇者と優秀な者達だった。この者達は城で養い訓練を受けてもらう、だがお前らとそこの女児達は出ていって貰おう。使えぬ者を養うほどの余裕は無いのだ。騎士達よこの者共を城外に捨ててい!」

また……、あの男が要求してくる。だが5日以内に死なれる訳にはいかんしのぅ。

しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

日本列島、時震により転移す!

黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~

いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。 他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。 「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。 しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。 1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化! 自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働! 「転移者が世界を良くする?」 「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」 追放された少年の第2の人生が、始まる――! ※本作品は他サイト様でも掲載中です。

俺が死んでから始まる物語

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。 だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。 余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。 そこからこの話は始まる。 セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕

サバイバル能力に全振りした男の半端仙人道

コアラ太
ファンタジー
年齢(3000歳)特技(逃げ足)趣味(採取)。半仙人やってます。  主人公は都会の生活に疲れて脱サラし、山暮らしを始めた。  こじんまりとした生活の中で、自然に触れていくと、瞑想にハマり始める。  そんなある日、森の中で見知らぬ老人から声をかけられたことがきっかけとなり、その老人に弟子入りすることになった。  修行する中で、仙人の道へ足を踏み入れるが、師匠から仙人にはなれないと言われてしまった。それでも良いやと気楽に修行を続け、正式な仙人にはなれずとも。足掛け程度は認められることになる。    それから何年も何年も何年も過ぎ、いつものように没頭していた瞑想を終えて目開けると、視界に映るのは密林。仕方なく周辺を探索していると、二足歩行の獣に捕まってしまう。言葉の通じないモフモフ達の言語から覚えなければ……。  不死になれなかった半端な仙人が起こす珍道中。  記憶力の無い男が、日記を探して旅をする。     メサメサメサ   メサ      メサ メサ          メサ メサ          メサ   メサメサメサメサメサ  メ サ  メ  サ  サ  メ サ  メ  サ  サ  サ メ  サ  メ   サ  ササ  他サイトにも掲載しています。

父が再婚しました

Ruhuna
ファンタジー
母が亡くなって1ヶ月後に 父が再婚しました

14歳までレベル1..なので1ルークなんて言われていました。だけど何でかスキルが自由に得られるので製作系スキルで楽して暮らしたいと思います

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕はルーク 普通の人は15歳までに3~5レベルになるはずなのに僕は14歳で1のまま、なので村の同い年のジグとザグにはいじめられてました。 だけど15歳の恩恵の儀で自分のスキルカードを得て人生が一転していきました。 洗濯しか取り柄のなかった僕が何とか楽して暮らしていきます。 ------ この子のおかげで作家デビューできました ありがとうルーク、いつか日の目を見れればいいのですが

転移した場所が【ふしぎな果実】で溢れていた件

月風レイ
ファンタジー
 普通の高校2年生の竹中春人は突如、異世界転移を果たした。    そして、異世界転移をした先は、入ることが禁断とされている場所、神の園というところだった。  そんな慣習も知りもしない、春人は神の園を生活圏として、必死に生きていく。  そこでしか成らない『ふしぎな果実』を空腹のあまり口にしてしまう。  そして、それは世界では幻と言われている祝福の果実であった。  食料がない春人はそんなことは知らず、ふしぎな果実を米のように常食として喰らう。  不思議な果実の恩恵によって、規格外に強くなっていくハルトの、異世界冒険大ファンタジー。  大修正中!今週中に修正終え更新していきます!

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

処理中です...