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2章洞窟生活 前編

44,明日はマル秘施設稼働…

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午後の素材集めの時間になった。3人で3ヵ所……、足りない……。2人を残して、だっさんの所に僕は戻ってサトウキビの栽培がどのくらいかを聞きに行った。「サトウキビなら6スタック位入ってると思うよ」とチェストの場所まで連れてってもらい、その場でサトウキビの剣山トラップを製作。鉄靴など履いていても触れただけで、ダメージの入るトラップでアイテム消滅もない便利なダメージ床なのだ。

問題は経験値は出なくなる。まぁ……、スライムはコレで処理しよう。とりあえず9個作り『洞窟』へ戻りスライムのホッパーの上に設置放置してみる。結果『ピチャ……ガシュ……ピチャ……ガシュ……パチャン……』哀れにも、抜け出せず針地獄に落ちてスライムは針に串刺しになりアイテムと化した。

防音機能無いからなぁ、骨やゾンビ,羊を倒してる近くで『パチャン……パチャン……』聞こえるのは、ほんの少し罪悪感が……。もっとヤバい装置が地下に在るけれど……。カエデは、苦笑いしながらゾンビを倒してた「なんでスライムを自動にしたの?」と聞かれ「一番めんどくさくて、経験値が少ないからかなぁ……」と答えた。分裂はするわ経験値は少ないわで面倒なのは確かだしな……。

僕らは午後も、ほとんど同じ事をしてるので処理場にモンスターが貯まるまで他の事をしようと思い至り。ここにも小さい農場を作ることにした。ジャガイモ、ニンジン、サトウキビ、麦畑、少し大きめの池、ブレクラの作物は育つ速度が早くココでは肥料(骨)が産地直送で使え漁をするための網(羊毛→糸→網)も産地直送で作れる。こっちでの作業が多い僕らも食の手伝い暇潰しができそうだ。

ジュンは網よりも、釣りの方が好きなので釣竿も何個か作って壁に立て掛けてある。僕はセッセと網を作り、池の内側に設置して行く。カエデはその様子を見て「私は明日来なくても大丈夫そう?勝手に鉱石取りに行かないよね?」そんな危険な事はしないさ、防具も戦闘経験も足りないのだから「まだ装備も武器も整って無いから、僕らだけで鉱石掘りは行かないよ。いくらマップとマーカーが有っても危ない事はしないさ」まだ死にたくないし。

1日早く、マル秘施設を稼働できそうだ。スポナー施設の近くに釜戸や作業台、リバクラを移動して。ついでにカナトコを設置して、修理や工作をこっちでも出来るように整えた。後はなにをしよう「ジュン足りない物って何かある?」僕が気が付かない事は、ジュンが気が付いてくれるから安心できる。

「他は無いと思うよぉ……、しいて言うならちょっと狭い?後で拡張してモンスターハウスとかだと危険だし大きめにしとこう」いつもの癖で、座った所から手の届く範囲に集約してしまってた。10人は過ごせる大きさに拡張して、貯まったモンスターを狩って戦利品を持って帰った。

今日はちょっと早いからだっさんの方の拡張工事を手伝い早めに切り上げさせ、だっさんから「黒曜石掘り当てちゃってそっちで欲しくなると思って放置してあるよ」ありがたい!「早めに掘れるようにするよ、そのまま放置しといて」とお願いしといた。

今まで、忘れてたスキル『ネット売店』の店舗を増やす機能を使う事を皆に伝え。候補を考えてもらった3個増やせるけど1個は僕が使いたいから2個と伝えた。女性組は、ケーキ屋か服屋で討論会が開かれ、野郎共(カオルと僕を除く)は酒屋か服屋で悩んでる……。女の子達に可愛い服を着せたい願望は、僕も他の男達も同じだった。

マリオから僕の使う分で服屋をと提案して来たが僕の分は譲れない……、レベルは78……あと2でもう1つ増やせれる。ジュンともう一度『洞窟』へ、チェストの蓄え経験値を取りに行くことになった。半分位消費して、1店舗増やす事が出来るようになって、悩んでた物を追加する。『ネット売店』の増設を押すと、書き込みが可能になり『専門の何の店舗を追加しますか?』の次の空欄に『ケーキ専門店』『酒専門店』『服専門店』を追加した。

今日のデザートは、専門店オススメをテーブルに広げ皆で食べた。その後に、スキルをオープンにして服屋を見せて購入のために金貨の補充して好きに選ばせ最後の決定を押した。補充したはずの金貨5枚分が消え、目の前に6箱現れた……、ソレを見てから女性組を見る。素早くインベントリに片付け、僕らに浄化魔法を使って「おやすみなさい」と言い大部屋(女性用)に帰って行く。

次は酒屋の番になり金貨5枚を補充……、こっちは2枚程度で済んだが10箱の箱山が出来上がった。内容を聞いてみるとオススメを3本づつ全部購入した。大部屋で飲み明かすとか言ってたので食堂で飲めと言い、つまみを1箱購入し渡してから僕は逃げ遅れた?待っていた?アウラを抱き上げ、ベッドのある大部屋(男性用)に先に寝床に着いた。
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