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始まり
3,宰相に連れられて
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宰相に着いて行き倉庫に辿り着き、防具合わせを始めた。
そんなに鍛えてないのだから、防具は革……まぁ当たり前のように、金属は重くて動けなかった仕方ないよな。
鉄防具の代わり剣は使い古しではなく普通に使える物と止血用ポーション2個と金貨1枚と銀貨5枚を貰う、少しだけ多くなってる。
そしてこの世界の一般常識は数時間で身に付くものじゃないからと外でも戦えるメイドが志願し、1年間常識と戦闘指導をしてくれる事になった。
メイドさんに「一緒に来てくれるの?」と聞くと女の子達が心配だからと言われた……(僕らに任せる事はできないよな!知ってたさ)
城から出て貰った硬貨で買い物をするため商店街へ向かおうと思い、門から出て直ぐの所に売店を見つけた。
素通りしようと思ったが、かなり僕好みな女の子が店番してたので思わず二度見してから光に群がる蛾の様に吸い寄せられて行った。
売り物は焼きトウモロコシで味付け無しだ。ここでメイドから硬貨の種類と価値を教えて貰った。
銅貨→銀貨→金貨→白金貨の順番で100枚毎に次の硬貨になり。
特殊なのが白金貨100枚毎でミスリル硬貨になるにはなるが、滅多に出回る物では無い。
主に国から国への賠償などの時もしくは、とてつもなく大きい物を売買する時に使われる。
単位はゴルドとなっており、120万5250ゴルドだと金貨12枚銀貨5枚銅貨25枚って事で1円の桁は四捨五入するらしい
つまりミスリル硬貨は1枚で5000万1枚で何が買えるのだろう?
僕は、女の子の可愛らしい手が過食部分に触れてる物を1本貰おうと思った時……
城が爆発し白い閃光が目の前の少女の左腕と左足を消し去った!
突然の事で思考が停止してたが、メイドさんが声を張り上げた。
「早くポーションを!」
唖然としていた僕は目が覚め、止血ポーションは失った手足の傷口を塞いで血が流れ出るのを停止させた。
失った部分を生やすのには伝説級の秘薬が必要だと言われた。いずれ見つけたい物だ……
手足が無くなっても泣かないその少女を抱き上げていると近くの家から少女の母親らしき人がこっちに向かって来る。
「何があった……?(チッ)ほんとどんくさい娘だねぇ!まったく手足失ったら何の価値もないじゃないか!奴隷商に売っても二束三文にしかならないよ。それでも無いよりかましだね。ちょっとあんたソレを返してくれんかね?それは私の物だよ!」
このババァ……自分の娘を奴隷として売るとか言ったのか?
メイドの方を見るとこの世界は奴隷制度があり、自分の娘でも売りの対象で地方では口減らしや借金の代わりに売られると小声で教えてくれた。ならば!
「この娘は僕が買い取ろう、さっきあなたは二束三文にもならないと言ったな?銀貨3枚で僕がこの娘を買いとる。二束にも三文にもなるだろ?」
「へぇ?銀貨3枚ねぇ~そんなんでも売り子させれてたし、いままで育てた分で5枚なら良いわよ?まあ使い物にならないその娘が銀貨5枚になるなら譲ろうじゃないかい」
自分の娘をそんな簡単に売れる考えの世界か…悲しいのやらハーレム要因が増えるから喜んでいいのやら複雑な気持ちになるな。
「いいよ、じゃぁ銀貨5枚だなこの娘は僕が貰っていく」
「良いわ売った!交渉成立だわ、ちょっとまっといて、引き継ぎする為に奴隷契約書を出すから」
そう言って紙をインベントリから出した……え?この娘は元々奴隷であの女はこの少女を買って娘にしたのか?
メイドが契約の方法を教えてくれた、契約書の魔方陣に血を1滴と少女の胸元の魔方陣に1滴垂らし上書き登録ができる。
この契約書が消滅か燃えて無くなった場合奴隷契約も共に破棄され、さらに奴隷契約中は主人の命令厳守で危害を加えられなくなる。僕は城を出て速攻で金貨1枚になって少女をゲットした。
一緒に居た少女達が若干遠ざかり、友達は「さすがアクセルさんだ!」と誉め?いや貶されたのか?まぁいいさ!可愛い娘ゲットだぜ!
そして、気にはなっていたメイドさんの事だ。ずっとメイドさんと呼ぶのは失礼かと思って名前を聞いた。
サクヤと言う名で、他にも色々教えてくれた。召喚された者には『異世界の加護』(『言語理解』『取得経験値倍化』)ってのが付いてくるのだと。
神が居るならこの勇者召喚ってのは黙認?いや……違うな、推奨してることになる。
この世界では全ての人間にインベントリって言う空間収納を授かっていること。
『商業ギルド』
登録するには生産に関わるスキルや販売物を持ってないと登録できない、登録してないとギルドで売買もできないこの施設では主に調味料や交易品・他の土地からの珍しい物などの取引や土地・物品の価格設定を決めている。
『冒険者ギルド』
登録した場合その国や街から依頼されることがあり関わりたく無いなら違う国で登録した方が良く、登録するとき最低でもレベルが5以上無いと登録できない。
『魔術ギルド』
魔法系スキルを持ってる条件で登録できる。こちらは登録してなくてもスキル書を買うことができ、登録してない場合は魔石・魔宝石・魔道具などは買えない売れない。
(魔石はモンスターから取れる)
(魔宝石は宝石に属性魔法が含まれてる宝石)
(魔道具はダンジョン等の宝箱から出てくる・職人が作る効果は低め)
そこで僕らはまず生きる為、生活する為に金が必要なのでサクヤさんに売買をお願いすることにした。
サクヤさんは所有スキルに生産系の裁縫や料理などを持っているので『商業ギルド』に登録して貰う事をお願いし了承してくれた。
「登録しても良いのですが、何をお売りになるのですか?塩,胡椒,砂糖は高く売れますがお持ちになられてるのですか? 」
そんな会話をしながらそびえ立つ防壁付近で腰を下ろし頷いた。
回りには何も無いし、人も居ない隠れられる場所が無いから尾行も居ない最高の立地だ。僕は「たぶん大丈夫だよ手に入ると思うよ」とっ言ってスキルを作成した。
「スキルクリエイト発動」
・(作品名)
凄いスキルで異世界商売
・(スキル名)
ネット売店
・(能力説明)
日本の商品を異世界のお金で購入し目の前に紙箱で送られてくる。
・(追加能力)
レベル20上がる毎に異世界の店舗を+1できる(固定)
・(固定要素)
異世界のお金を使用して購入で物価は日本基準(固定)
完成!SP5→4
新スキル『ネット売店』
「サクヤさんこれが僕のスキルでSP消費で新スキルを作成する。
今製作したばっかりで、僕にしか使えないから水晶で嘘は言ってない」
驚いた様な不思議そうな顔をしながら近づいて画面覗き込んで新しいスキルを見つめ聞いてきた。
「コレはどのような効果で他の人でも使えるようになるスキルなのですか?」
なんか反応薄い気がするけどやたら近くに来るから呼吸音が耳そばに……自分が綺麗なの自覚してないのか!?動揺が悟られない様に平静を保て!
「コレは僕らが元居た世界の物を異世界のお金で買えるスキルで、価格は元の世界基準でこの世界より価格が安いから便利だと思うんだ。初期設定が在るようだな」
「ユーザー登録は『アクセル』で表示言語は『この世界』完了
早速塩,胡椒,砂糖を買おう右下の四角に金貨を投入、金貨1枚=10万円と表示された。
当分の間は、この1枚でどうにかなりそうだ。日本基準の塩は1㎏銅貨30枚だな胡椒が100g銅貨30枚、砂糖が1㎏が銅貨40枚かサクヤさんこの世界は㎏いくらです?」
「過去の取引での金額は塩が1kg金貨1枚 胡椒が100g金貨5枚 砂糖が100g 金貨3枚です。銅貨で買えるんですか?安すぎますよ」
なるほどね、かなり稼げるな値段が日本と変わらないなら化粧品で軍資金稼ごうと思ったが大丈夫そうだな?
「ねぇ?サクヤさんとりあえず、塩5㎏(金貨5枚)と胡椒1㎏(金貨50枚)砂糖2㎏(金貨60枚)を売ってくれる?(こっちの出費は銀貨5枚銅貨30枚)さっきのレートなら金貨115枚貰えるでしょ?手数料を引いてた110枚~100枚位?」
「そうですね、この国は税金も重いのでそのくらい最低でも取られてしまいます。この袋では良くないので麻袋とビンに詰め替えてから取引した方が良さそうです」
「袋やビンは私の方で買って移しておきましょう、売上から購入分を引かせていただきます。では……インベントリに入れさせて頂きます。もし、もしもですが……私がこのまま持ち去ったり、料金をくすねたりするかもしれないって思わないんですか?」
一瞬理解できなかったが、『自分が悪いことをするよ』ってワザワザ言ってくれる人って見たこと無かったな。
騙す人って疑われないようにするのに、サクヤさんは信用はまだできないけど、信頼はできそうだな。
「ハハハ、サクヤさんは僕らにこの世界の常識を教えてくれるんでしょ?つまりそう言うことをするなら、この世界の常識がソレって事になる。 取る方が悪いと思ってた事が取られる方が悪いに変わるんだ」
「そのまま帰って来ないなら、いずれ探し出して全てを奪いに行くよ。僕らが強くなって生き残ってたらね?それにたぶんなんだけど、僕らを今は殺せないのでしょ?できるなら王はあの場で僕らを殺してたと思うし、ちゃんと帰ってきてね?じゃないと僕らの常識はここまでって事になるし、この娘達が心配なんでしょ?」
これでサクヤさんが内通者なら、利益になる僕らを捕縛する兵士を、連れて帰ってくる。その前に他のスキルを作らないとな。
「そうですね……私はあなた方に常識を教えるために志願したのです。心配しないでください。ちゃんと帰ってきますから。なるべく高く買って貰えるように交渉してみましょう。疑わしい事を言ったお詫びに、詰め替え用の袋とビンは私が奢りましょう」
そう言って商業ギルドに向かって行った。さぁ!今のうちにスキルを整えるのと相談の時間だ。
そんなに鍛えてないのだから、防具は革……まぁ当たり前のように、金属は重くて動けなかった仕方ないよな。
鉄防具の代わり剣は使い古しではなく普通に使える物と止血用ポーション2個と金貨1枚と銀貨5枚を貰う、少しだけ多くなってる。
そしてこの世界の一般常識は数時間で身に付くものじゃないからと外でも戦えるメイドが志願し、1年間常識と戦闘指導をしてくれる事になった。
メイドさんに「一緒に来てくれるの?」と聞くと女の子達が心配だからと言われた……(僕らに任せる事はできないよな!知ってたさ)
城から出て貰った硬貨で買い物をするため商店街へ向かおうと思い、門から出て直ぐの所に売店を見つけた。
素通りしようと思ったが、かなり僕好みな女の子が店番してたので思わず二度見してから光に群がる蛾の様に吸い寄せられて行った。
売り物は焼きトウモロコシで味付け無しだ。ここでメイドから硬貨の種類と価値を教えて貰った。
銅貨→銀貨→金貨→白金貨の順番で100枚毎に次の硬貨になり。
特殊なのが白金貨100枚毎でミスリル硬貨になるにはなるが、滅多に出回る物では無い。
主に国から国への賠償などの時もしくは、とてつもなく大きい物を売買する時に使われる。
単位はゴルドとなっており、120万5250ゴルドだと金貨12枚銀貨5枚銅貨25枚って事で1円の桁は四捨五入するらしい
つまりミスリル硬貨は1枚で5000万1枚で何が買えるのだろう?
僕は、女の子の可愛らしい手が過食部分に触れてる物を1本貰おうと思った時……
城が爆発し白い閃光が目の前の少女の左腕と左足を消し去った!
突然の事で思考が停止してたが、メイドさんが声を張り上げた。
「早くポーションを!」
唖然としていた僕は目が覚め、止血ポーションは失った手足の傷口を塞いで血が流れ出るのを停止させた。
失った部分を生やすのには伝説級の秘薬が必要だと言われた。いずれ見つけたい物だ……
手足が無くなっても泣かないその少女を抱き上げていると近くの家から少女の母親らしき人がこっちに向かって来る。
「何があった……?(チッ)ほんとどんくさい娘だねぇ!まったく手足失ったら何の価値もないじゃないか!奴隷商に売っても二束三文にしかならないよ。それでも無いよりかましだね。ちょっとあんたソレを返してくれんかね?それは私の物だよ!」
このババァ……自分の娘を奴隷として売るとか言ったのか?
メイドの方を見るとこの世界は奴隷制度があり、自分の娘でも売りの対象で地方では口減らしや借金の代わりに売られると小声で教えてくれた。ならば!
「この娘は僕が買い取ろう、さっきあなたは二束三文にもならないと言ったな?銀貨3枚で僕がこの娘を買いとる。二束にも三文にもなるだろ?」
「へぇ?銀貨3枚ねぇ~そんなんでも売り子させれてたし、いままで育てた分で5枚なら良いわよ?まあ使い物にならないその娘が銀貨5枚になるなら譲ろうじゃないかい」
自分の娘をそんな簡単に売れる考えの世界か…悲しいのやらハーレム要因が増えるから喜んでいいのやら複雑な気持ちになるな。
「いいよ、じゃぁ銀貨5枚だなこの娘は僕が貰っていく」
「良いわ売った!交渉成立だわ、ちょっとまっといて、引き継ぎする為に奴隷契約書を出すから」
そう言って紙をインベントリから出した……え?この娘は元々奴隷であの女はこの少女を買って娘にしたのか?
メイドが契約の方法を教えてくれた、契約書の魔方陣に血を1滴と少女の胸元の魔方陣に1滴垂らし上書き登録ができる。
この契約書が消滅か燃えて無くなった場合奴隷契約も共に破棄され、さらに奴隷契約中は主人の命令厳守で危害を加えられなくなる。僕は城を出て速攻で金貨1枚になって少女をゲットした。
一緒に居た少女達が若干遠ざかり、友達は「さすがアクセルさんだ!」と誉め?いや貶されたのか?まぁいいさ!可愛い娘ゲットだぜ!
そして、気にはなっていたメイドさんの事だ。ずっとメイドさんと呼ぶのは失礼かと思って名前を聞いた。
サクヤと言う名で、他にも色々教えてくれた。召喚された者には『異世界の加護』(『言語理解』『取得経験値倍化』)ってのが付いてくるのだと。
神が居るならこの勇者召喚ってのは黙認?いや……違うな、推奨してることになる。
この世界では全ての人間にインベントリって言う空間収納を授かっていること。
『商業ギルド』
登録するには生産に関わるスキルや販売物を持ってないと登録できない、登録してないとギルドで売買もできないこの施設では主に調味料や交易品・他の土地からの珍しい物などの取引や土地・物品の価格設定を決めている。
『冒険者ギルド』
登録した場合その国や街から依頼されることがあり関わりたく無いなら違う国で登録した方が良く、登録するとき最低でもレベルが5以上無いと登録できない。
『魔術ギルド』
魔法系スキルを持ってる条件で登録できる。こちらは登録してなくてもスキル書を買うことができ、登録してない場合は魔石・魔宝石・魔道具などは買えない売れない。
(魔石はモンスターから取れる)
(魔宝石は宝石に属性魔法が含まれてる宝石)
(魔道具はダンジョン等の宝箱から出てくる・職人が作る効果は低め)
そこで僕らはまず生きる為、生活する為に金が必要なのでサクヤさんに売買をお願いすることにした。
サクヤさんは所有スキルに生産系の裁縫や料理などを持っているので『商業ギルド』に登録して貰う事をお願いし了承してくれた。
「登録しても良いのですが、何をお売りになるのですか?塩,胡椒,砂糖は高く売れますがお持ちになられてるのですか? 」
そんな会話をしながらそびえ立つ防壁付近で腰を下ろし頷いた。
回りには何も無いし、人も居ない隠れられる場所が無いから尾行も居ない最高の立地だ。僕は「たぶん大丈夫だよ手に入ると思うよ」とっ言ってスキルを作成した。
「スキルクリエイト発動」
・(作品名)
凄いスキルで異世界商売
・(スキル名)
ネット売店
・(能力説明)
日本の商品を異世界のお金で購入し目の前に紙箱で送られてくる。
・(追加能力)
レベル20上がる毎に異世界の店舗を+1できる(固定)
・(固定要素)
異世界のお金を使用して購入で物価は日本基準(固定)
完成!SP5→4
新スキル『ネット売店』
「サクヤさんこれが僕のスキルでSP消費で新スキルを作成する。
今製作したばっかりで、僕にしか使えないから水晶で嘘は言ってない」
驚いた様な不思議そうな顔をしながら近づいて画面覗き込んで新しいスキルを見つめ聞いてきた。
「コレはどのような効果で他の人でも使えるようになるスキルなのですか?」
なんか反応薄い気がするけどやたら近くに来るから呼吸音が耳そばに……自分が綺麗なの自覚してないのか!?動揺が悟られない様に平静を保て!
「コレは僕らが元居た世界の物を異世界のお金で買えるスキルで、価格は元の世界基準でこの世界より価格が安いから便利だと思うんだ。初期設定が在るようだな」
「ユーザー登録は『アクセル』で表示言語は『この世界』完了
早速塩,胡椒,砂糖を買おう右下の四角に金貨を投入、金貨1枚=10万円と表示された。
当分の間は、この1枚でどうにかなりそうだ。日本基準の塩は1㎏銅貨30枚だな胡椒が100g銅貨30枚、砂糖が1㎏が銅貨40枚かサクヤさんこの世界は㎏いくらです?」
「過去の取引での金額は塩が1kg金貨1枚 胡椒が100g金貨5枚 砂糖が100g 金貨3枚です。銅貨で買えるんですか?安すぎますよ」
なるほどね、かなり稼げるな値段が日本と変わらないなら化粧品で軍資金稼ごうと思ったが大丈夫そうだな?
「ねぇ?サクヤさんとりあえず、塩5㎏(金貨5枚)と胡椒1㎏(金貨50枚)砂糖2㎏(金貨60枚)を売ってくれる?(こっちの出費は銀貨5枚銅貨30枚)さっきのレートなら金貨115枚貰えるでしょ?手数料を引いてた110枚~100枚位?」
「そうですね、この国は税金も重いのでそのくらい最低でも取られてしまいます。この袋では良くないので麻袋とビンに詰め替えてから取引した方が良さそうです」
「袋やビンは私の方で買って移しておきましょう、売上から購入分を引かせていただきます。では……インベントリに入れさせて頂きます。もし、もしもですが……私がこのまま持ち去ったり、料金をくすねたりするかもしれないって思わないんですか?」
一瞬理解できなかったが、『自分が悪いことをするよ』ってワザワザ言ってくれる人って見たこと無かったな。
騙す人って疑われないようにするのに、サクヤさんは信用はまだできないけど、信頼はできそうだな。
「ハハハ、サクヤさんは僕らにこの世界の常識を教えてくれるんでしょ?つまりそう言うことをするなら、この世界の常識がソレって事になる。 取る方が悪いと思ってた事が取られる方が悪いに変わるんだ」
「そのまま帰って来ないなら、いずれ探し出して全てを奪いに行くよ。僕らが強くなって生き残ってたらね?それにたぶんなんだけど、僕らを今は殺せないのでしょ?できるなら王はあの場で僕らを殺してたと思うし、ちゃんと帰ってきてね?じゃないと僕らの常識はここまでって事になるし、この娘達が心配なんでしょ?」
これでサクヤさんが内通者なら、利益になる僕らを捕縛する兵士を、連れて帰ってくる。その前に他のスキルを作らないとな。
「そうですね……私はあなた方に常識を教えるために志願したのです。心配しないでください。ちゃんと帰ってきますから。なるべく高く買って貰えるように交渉してみましょう。疑わしい事を言ったお詫びに、詰め替え用の袋とビンは私が奢りましょう」
そう言って商業ギルドに向かって行った。さぁ!今のうちにスキルを整えるのと相談の時間だ。
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