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第十章『?(シークレット)』、エピローグ
3 猫ちゃん、菫(すみれ)の話などを主人から聞く
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「『権力の犬』って言うよな。漱石は、そうではなかったという事か」
「そう言うと犬派の人間が気を悪くしそうだが、分かりやすく説明すれば、まあそうだ。漱石は文部省から博士号を送られて、それを辞退しただろ。理由は色々とあるんだろうが、権力から首輪を付けられるのを嫌がったんじゃないかね」
「なるほどな。政府は政府で、漱石の影響力を恐れたかも知れんし。国民作家とまで言われた漱石に、『戦争反対!』とか言われたら厄介な訳だ」
漱石先生は権力の犬ではなく、誇り高い猫であったと。そういう事だろうか。
「当時は国号が、大日本帝国と言われてた時代だろ。漱石に取って……いや物書きに取っては窮屈な時代になってきてたんだろう。それは漱石の基本姿勢には合わなかったと思うね」
「漱石の基本姿勢ってのは何だい、物書き先生」
「俺が勝手に思ってるだけだがね。漱石は正岡子規の影響で、俳句も作ってるんだよ。その中に、印象的な句があるんだ」
「正岡子規……ああ、俳人の」
主人が言った、漱石先生の俳句というのは、次のものであった。
菫ほどな 小さき人に 生まれたし
漱石先生が三十才の時に詠んだ句である。先生が生涯に残した俳句は、二千と六百ほどであるという。
「目立たなくても、たくましく咲く、この菫のような人間になりたいと。そういう意味だな。何でもかんでも大きくあれという、大日本帝国とは主義からして違うよ。漱石が書こうとしてきたのは、いつだって個人だ。時代の流れの中で、苦悩を抱え続ける人間に目を向け続けた」
「なるほど、なるほど。博士号を断った人だもんな、出世欲とも無縁だっただろうよ。俺は社長しか経験が無いから、その辺りの感覚は分からんが」
「嫌な奴だなぁ、お前。逆に感心する」
主人は呆れつつ、漱石先生に付いて、もう少し述べた。
「俺から見た漱石は、『寂しさを抱え続けた人』だったな。子供時代の寂しそうな写真を見た事があるんだが、大人になってからの写真も、その面影が残ってるように見えた。そして生涯、その寂しさは消えなかったんじゃないか。両親から養子に出された体験のせいかもな」
やがて主人と山師は、漱石先生の作品に付いても話し出した。
「『彼岸過迄』に出てくる須永は、実の母親が別に居ると知るんだよな。あれは漱石も、似た体験をしてる訳だ。一才の時、養子に出されて、大きくなってから『お前の両親は別に居る』と知らされるんだよ。それはトラウマというか、後の結婚にも影響を与えたと思うね」
「漱石夫人は悪妻とも言われてるよな。その辺りは、どう思うよ」
「悪妻とまでは言わないが、漱石より十才、年下だろ。もっと大人の女性の方が、漱石の精神は安定したとは思う。包み込むような母性を漱石は求めていたんじゃないかね」
「お前の嫁は、姉さん女房だったか? 経験者は語るのかい」
山師の問いを、主人は完全に無視した。
「『明暗』の展開は、主人公夫婦が仲良くなって終わる確率が五十パーセント、離婚して清子と再婚する確率が二十五パーセント、主人公が独身で終わる確率が二十五パーセントと見るね俺は」
「独身に終わった主人公の津田は、帰ってきた小林と組んで一仕事をするんじゃないか。怪しげな本を出版するか、あるいは爆弾を作って何処かに投げ込むか」
「実際に発表できるかは別にして、爆発オチってのは劇的だな。遺作のラストになったら、それはそれで伝説だ」
馬鹿話が続いていく。少しは真面目な話もしようという事になった。
「『門』で伊藤博文が暗殺される新聞記事が出てくるだろ。外国で殺されるんだが、それで何かが変わるかと言ったら、何も変わらないんだな。『テロで歴史は変わらない』とは、よく言われる事さ」
「正義の猫が現れて、独裁者を暗殺してハッピーエンドと。現実は、そんな単純ではないって事かい」
「まあ、何事も例外はあるんだ。例えばヒトラーが暗殺されていれば、もっと早くに戦争は終わっていただろうさ。やむを得ない手段を取るべき時もあるかもだ」
「これから先、『暗殺も、やむを得ない』って独裁者が出てくるとしたら、それは余程の悪党だな。そんな奴は出てきてほしくないね」
あー、嫌だ嫌だと、そう山師が首を振る。
「物書きの俺が言うとだな。必要なのは、権力に阿らない猫派の人間なんだよ。権力の犬が選挙権を持ってても、どうせ選ばれるのは独裁者だ。猫派は連帯して活動する事で、犬派を猫派に変えていかなければならないのさ。独裁者ってのは選ばない事の方が重要なんだよ、出てきてからでは遅いんじゃないかね」
「そうか。猫派と犬派の対立ってのは根深いんだな」
「だからネットを通して、例えば猫の動画を流す。皆が癒されて平和になる。めでたし、めでたしさ。ネット掲示板の猫チャンネルで、くだらない書き込みがあるのも、実は猫派に寄る工作活動だったというね。俺が掲示板に書き込んでいるのも、そういう深慮遠謀があるんだ」
主人の、たわ言は放置するとして。猫の小説で有名になった漱石先生の門人は、やはり猫が好きだったのだろうかと吾輩は思った。芥川先生は犬が大嫌いだったそうだ。
犬派でも猫派でも良いが、権力の犬になる事は吾輩、お勧めしない。そう言っておきたい。
「するとアレか。お前が掲示板で、文末にwを付けてるのも工作活動かよ物書き先生」
「wを付けてるのは単芝だろ。あれは他人か猫であって俺じゃない」
「それはどうでもいいとして、漱石の晩年の心境に付いては、どう思うよ。物書き先生」
「則天去私とか言われても、俺には分からんからな。それよりは、もっと分かりやすいエピソードがあるんだよ。この話の方が俺には理解しやすいね」
そう言って主人はエピソードを紹介した。これは良い話だったので、吾輩、お白さんに話してあげようと思う。割と有名な話らしいので、既に知っていてガッカリされたら申し訳ないが。
あれこれ述べてきた、吾輩の話も終わりが近づいてきた。締めくくりは菫のように、目立たなくとも、たくましく、小さく静かに行いたい。
「そう言うと犬派の人間が気を悪くしそうだが、分かりやすく説明すれば、まあそうだ。漱石は文部省から博士号を送られて、それを辞退しただろ。理由は色々とあるんだろうが、権力から首輪を付けられるのを嫌がったんじゃないかね」
「なるほどな。政府は政府で、漱石の影響力を恐れたかも知れんし。国民作家とまで言われた漱石に、『戦争反対!』とか言われたら厄介な訳だ」
漱石先生は権力の犬ではなく、誇り高い猫であったと。そういう事だろうか。
「当時は国号が、大日本帝国と言われてた時代だろ。漱石に取って……いや物書きに取っては窮屈な時代になってきてたんだろう。それは漱石の基本姿勢には合わなかったと思うね」
「漱石の基本姿勢ってのは何だい、物書き先生」
「俺が勝手に思ってるだけだがね。漱石は正岡子規の影響で、俳句も作ってるんだよ。その中に、印象的な句があるんだ」
「正岡子規……ああ、俳人の」
主人が言った、漱石先生の俳句というのは、次のものであった。
菫ほどな 小さき人に 生まれたし
漱石先生が三十才の時に詠んだ句である。先生が生涯に残した俳句は、二千と六百ほどであるという。
「目立たなくても、たくましく咲く、この菫のような人間になりたいと。そういう意味だな。何でもかんでも大きくあれという、大日本帝国とは主義からして違うよ。漱石が書こうとしてきたのは、いつだって個人だ。時代の流れの中で、苦悩を抱え続ける人間に目を向け続けた」
「なるほど、なるほど。博士号を断った人だもんな、出世欲とも無縁だっただろうよ。俺は社長しか経験が無いから、その辺りの感覚は分からんが」
「嫌な奴だなぁ、お前。逆に感心する」
主人は呆れつつ、漱石先生に付いて、もう少し述べた。
「俺から見た漱石は、『寂しさを抱え続けた人』だったな。子供時代の寂しそうな写真を見た事があるんだが、大人になってからの写真も、その面影が残ってるように見えた。そして生涯、その寂しさは消えなかったんじゃないか。両親から養子に出された体験のせいかもな」
やがて主人と山師は、漱石先生の作品に付いても話し出した。
「『彼岸過迄』に出てくる須永は、実の母親が別に居ると知るんだよな。あれは漱石も、似た体験をしてる訳だ。一才の時、養子に出されて、大きくなってから『お前の両親は別に居る』と知らされるんだよ。それはトラウマというか、後の結婚にも影響を与えたと思うね」
「漱石夫人は悪妻とも言われてるよな。その辺りは、どう思うよ」
「悪妻とまでは言わないが、漱石より十才、年下だろ。もっと大人の女性の方が、漱石の精神は安定したとは思う。包み込むような母性を漱石は求めていたんじゃないかね」
「お前の嫁は、姉さん女房だったか? 経験者は語るのかい」
山師の問いを、主人は完全に無視した。
「『明暗』の展開は、主人公夫婦が仲良くなって終わる確率が五十パーセント、離婚して清子と再婚する確率が二十五パーセント、主人公が独身で終わる確率が二十五パーセントと見るね俺は」
「独身に終わった主人公の津田は、帰ってきた小林と組んで一仕事をするんじゃないか。怪しげな本を出版するか、あるいは爆弾を作って何処かに投げ込むか」
「実際に発表できるかは別にして、爆発オチってのは劇的だな。遺作のラストになったら、それはそれで伝説だ」
馬鹿話が続いていく。少しは真面目な話もしようという事になった。
「『門』で伊藤博文が暗殺される新聞記事が出てくるだろ。外国で殺されるんだが、それで何かが変わるかと言ったら、何も変わらないんだな。『テロで歴史は変わらない』とは、よく言われる事さ」
「正義の猫が現れて、独裁者を暗殺してハッピーエンドと。現実は、そんな単純ではないって事かい」
「まあ、何事も例外はあるんだ。例えばヒトラーが暗殺されていれば、もっと早くに戦争は終わっていただろうさ。やむを得ない手段を取るべき時もあるかもだ」
「これから先、『暗殺も、やむを得ない』って独裁者が出てくるとしたら、それは余程の悪党だな。そんな奴は出てきてほしくないね」
あー、嫌だ嫌だと、そう山師が首を振る。
「物書きの俺が言うとだな。必要なのは、権力に阿らない猫派の人間なんだよ。権力の犬が選挙権を持ってても、どうせ選ばれるのは独裁者だ。猫派は連帯して活動する事で、犬派を猫派に変えていかなければならないのさ。独裁者ってのは選ばない事の方が重要なんだよ、出てきてからでは遅いんじゃないかね」
「そうか。猫派と犬派の対立ってのは根深いんだな」
「だからネットを通して、例えば猫の動画を流す。皆が癒されて平和になる。めでたし、めでたしさ。ネット掲示板の猫チャンネルで、くだらない書き込みがあるのも、実は猫派に寄る工作活動だったというね。俺が掲示板に書き込んでいるのも、そういう深慮遠謀があるんだ」
主人の、たわ言は放置するとして。猫の小説で有名になった漱石先生の門人は、やはり猫が好きだったのだろうかと吾輩は思った。芥川先生は犬が大嫌いだったそうだ。
犬派でも猫派でも良いが、権力の犬になる事は吾輩、お勧めしない。そう言っておきたい。
「するとアレか。お前が掲示板で、文末にwを付けてるのも工作活動かよ物書き先生」
「wを付けてるのは単芝だろ。あれは他人か猫であって俺じゃない」
「それはどうでもいいとして、漱石の晩年の心境に付いては、どう思うよ。物書き先生」
「則天去私とか言われても、俺には分からんからな。それよりは、もっと分かりやすいエピソードがあるんだよ。この話の方が俺には理解しやすいね」
そう言って主人はエピソードを紹介した。これは良い話だったので、吾輩、お白さんに話してあげようと思う。割と有名な話らしいので、既に知っていてガッカリされたら申し訳ないが。
あれこれ述べてきた、吾輩の話も終わりが近づいてきた。締めくくりは菫のように、目立たなくとも、たくましく、小さく静かに行いたい。
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