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私はまだ聞けない
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「はぁ~、何で私何時もみたいに言えなかったんだろう」
あの後、私は喉が乾いているのは確かだったから、好意には甘えておく、または新しく現物で返せばいいかなと結論を出した。
今は午後7時、午前で学校は終わったので親友と共に公園に寄って、自販機でジュースを購入して話していた。
「ねぇねぇ、ゆみちゃんは気になる男子とか居る?」
そう軽く言う咲に「ううん、私はそんなの居ないよ。そういうさっちゃんはどうなの?」と聞くと
「私も居ないけどさ~、これから見つけたいな~って!」
これは、半分本当で半分嘘だ。
確かに気になる人は居るが、それは彼女の言う「恋愛対象」として気になる人ではなく、ただ少し変な人という、興味の対象であった。
私は今、部屋着に着替えてベットでゴロゴロしている。
「でも、本当に何で急に私の机に新品のいろはすを置いたのかな?」
普通、よく知らない相手に物をあげるなんてことはしない。
それも、声をかけたりナンパや好感度をあげるとかならともかく、無言で置いてさっさと帰るなんて、何がしたいのか良くわからない。
「よくはわからないけど、また明日も学校があるから直接聞こうかな」
そう言いながら私は、カバンの中からあの時の空になったペットボトルを取り出す。
飲み終えたあと捨てようとは思ったけど、なんとなく捨てずに持って帰ってしまった。
「あと、ちゃんとお礼も言わないとなぁ」
そう心に決めて、私は立ち上がった。
「おはよ~ゆみちゃん!」
「さっちゃんおはよう」
朝、何時も通りに咲と合流し学校へ行く。
そうして着いた教室には、昨日の彼が隅の机から外を眺めているのを見つけ、声をかけようとした。
「お、おはよ~鰆さん、咲もおはよ~」
「なんでゆみはさん付けで、私は呼び捨てなのよ」
「由美さん咲さんおはよ~」
朝から挨拶と雑談する人に囲まれて、結局話に行けなかったけど、まだ時間は、あるし大丈夫だよね。
しかし、何時も皆と仲良くしているのが災いして、教科書をとりに行ったりしている時間やその他の時間も、何時も周りに人垣が出来て抜け出すことが出来なかった。
私はこの状況をうっとおしいな、邪魔だなとは思わなかった。
こうして囲まれて話すのは楽しいし、安心する。
でも、もう少し言わなくてもちょっとぐらい配慮してくれたらなぁと、そう小さく思う。
そして6時間目、委員会を決める話し合いになった。
「ねぇ、ゆみちゃんは今年も学級委員長するの?」
「ううん、やりたい人が居たら譲るよ~」
そうなのだ、私は何時も人気だからこういった事には何時も推薦されてしまうのだ。
それは楽しんではいるけれど、やっぱり毎日咲と一緒に喋りながら帰れたらなー、とは思う。
私と咲は帰宅部です。
そして、学級委員長には立候補で同級生の子が決まり、男子の方も無事に決まったようだ。
それから体育委員、保健委員、環境委員と決まり、図書委員を決める話になった。
「えー、図書委員に立候補する人は居ませんかー」
と、先ほど決まった男子学級委員長が言う。
一拍だけ間を開けて、一人が手をあげる。
それは、昨日の彼だった
「傍道君が立候補ですね、他に立候補する人は居ませんかー?」
「あ、由美さんも立候補です」
と、隣の女子学級委員長が言う。
私は、気がつくと図書委員に立候補していた。
たぶん、話せないことに少し焦っていたのだろう。
他に立候補が居なかったので、問題なくそれで受理をされてしまった。
「それでは、来週の月曜の放課後の集会には必ず出席するように!さっさと無視して帰ったりなんてことはしないよう!」
という先生の熱い言葉により、委員会決めは無事終了した。
私、ちゃんと言うことできるかなぁ、今日の放課後も話しかけれなかったから。
次こそはちゃんとお礼を言いたい。
あの後、私は喉が乾いているのは確かだったから、好意には甘えておく、または新しく現物で返せばいいかなと結論を出した。
今は午後7時、午前で学校は終わったので親友と共に公園に寄って、自販機でジュースを購入して話していた。
「ねぇねぇ、ゆみちゃんは気になる男子とか居る?」
そう軽く言う咲に「ううん、私はそんなの居ないよ。そういうさっちゃんはどうなの?」と聞くと
「私も居ないけどさ~、これから見つけたいな~って!」
これは、半分本当で半分嘘だ。
確かに気になる人は居るが、それは彼女の言う「恋愛対象」として気になる人ではなく、ただ少し変な人という、興味の対象であった。
私は今、部屋着に着替えてベットでゴロゴロしている。
「でも、本当に何で急に私の机に新品のいろはすを置いたのかな?」
普通、よく知らない相手に物をあげるなんてことはしない。
それも、声をかけたりナンパや好感度をあげるとかならともかく、無言で置いてさっさと帰るなんて、何がしたいのか良くわからない。
「よくはわからないけど、また明日も学校があるから直接聞こうかな」
そう言いながら私は、カバンの中からあの時の空になったペットボトルを取り出す。
飲み終えたあと捨てようとは思ったけど、なんとなく捨てずに持って帰ってしまった。
「あと、ちゃんとお礼も言わないとなぁ」
そう心に決めて、私は立ち上がった。
「おはよ~ゆみちゃん!」
「さっちゃんおはよう」
朝、何時も通りに咲と合流し学校へ行く。
そうして着いた教室には、昨日の彼が隅の机から外を眺めているのを見つけ、声をかけようとした。
「お、おはよ~鰆さん、咲もおはよ~」
「なんでゆみはさん付けで、私は呼び捨てなのよ」
「由美さん咲さんおはよ~」
朝から挨拶と雑談する人に囲まれて、結局話に行けなかったけど、まだ時間は、あるし大丈夫だよね。
しかし、何時も皆と仲良くしているのが災いして、教科書をとりに行ったりしている時間やその他の時間も、何時も周りに人垣が出来て抜け出すことが出来なかった。
私はこの状況をうっとおしいな、邪魔だなとは思わなかった。
こうして囲まれて話すのは楽しいし、安心する。
でも、もう少し言わなくてもちょっとぐらい配慮してくれたらなぁと、そう小さく思う。
そして6時間目、委員会を決める話し合いになった。
「ねぇ、ゆみちゃんは今年も学級委員長するの?」
「ううん、やりたい人が居たら譲るよ~」
そうなのだ、私は何時も人気だからこういった事には何時も推薦されてしまうのだ。
それは楽しんではいるけれど、やっぱり毎日咲と一緒に喋りながら帰れたらなー、とは思う。
私と咲は帰宅部です。
そして、学級委員長には立候補で同級生の子が決まり、男子の方も無事に決まったようだ。
それから体育委員、保健委員、環境委員と決まり、図書委員を決める話になった。
「えー、図書委員に立候補する人は居ませんかー」
と、先ほど決まった男子学級委員長が言う。
一拍だけ間を開けて、一人が手をあげる。
それは、昨日の彼だった
「傍道君が立候補ですね、他に立候補する人は居ませんかー?」
「あ、由美さんも立候補です」
と、隣の女子学級委員長が言う。
私は、気がつくと図書委員に立候補していた。
たぶん、話せないことに少し焦っていたのだろう。
他に立候補が居なかったので、問題なくそれで受理をされてしまった。
「それでは、来週の月曜の放課後の集会には必ず出席するように!さっさと無視して帰ったりなんてことはしないよう!」
という先生の熱い言葉により、委員会決めは無事終了した。
私、ちゃんと言うことできるかなぁ、今日の放課後も話しかけれなかったから。
次こそはちゃんとお礼を言いたい。
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