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4.朝の玄関※
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一年もたつと、賢治の帰りを家で待つことにも慣れた。けれど、彼の背中を見送る朝は苦手だった。
「行ってくる」
賢治の声はしなやかで低い。
今みたいに耳元でささやかれると、体の奥を射抜かれた時を思い出して腰がうずく。目尻が熱くなったから顔を背けようとした。
「うん、いってらっしゃい」
春人が目を合わせないでいると、強引に顔を正面に向かされる。
「何を考えている」
「……さあ」
まだ違和感のある後ろが気になっています。なんて馬鹿正直に答えられるわけがない。
「俺の前では素直が一番だって、昨夜あれだけ言い聞かしたのに、強情だな」
スーツにロングコートを羽織った賢治が春人の頬を包み、唇を塞いでくる。鼻呼吸を上手くできない春人が呼吸を求めて唇を開けると、すかさず舌が入ってくる。昨夜の余韻から賢治に舌を吸われるだけで早々に腰が抜けそうになる。春人はこうやって立っているだけで精一杯なのに、賢治はなおも追い詰めてくる。上顎を舐められると、口の端から滑稽なあえぎ声が漏れた。その声が気に入ったのか、賢治は朝っぱらから股間を硬くさせた。この鬼畜が。早漏の絶倫が。と、春人は罵詈雑言を並べて賢治を罵った。
「ん、っ」
春人は咄嗟に賢治の腕にしがみつき、カシミヤのコートに爪を立ててやった。
「ご馳走さま」
賢治はわざとらしくリップ音を立てて顔を離した。今朝の口づけはやけに長かった。
「はぁ……う」
春人は肩で息をし、ずるずると床に崩れ落ちた。冷たい床に尻を付けたまま、賢治を睨みあげる。すると賢治がスラックスのファスナーを下ろした。口周りを唾液で汚した賢治が勃起した雄を取り出す。
賢治の長くて太い竿は、春人の胎内を拡張して快楽を覚えさせた。恐ろしいくらいに張った亀頭は春人の浅いところを気持ちよくしてくれる。いくら泣いて乞うても、この男によって抑え込まれて打ち込まれる。それも毎晩だ。週末はベッドから出られない。排泄と食事の時間だけ自由を与えてくれるも、それ以外は賢治によって支配された。床で、階段で、ソファで、洗面台の前でも互いに繋がった。まるでやりたい盛りの十代のセックスみたいで笑える。
春人は自嘲的に口角を上げたら、賢治が雄の根元から先端までしごく。先走りが糸のように床へ落ちていくのが滑稽だった。
「はぁ、はぁ、春人、かわいい、もっと笑え、かわいい」
賢治は春人を視姦して自慰をしている。上等な服を着て、外に運転手の河田さんを待機させながら、多くの部下を待つ三十の男が太ももを震わせている。
「昨夜、あれだけしたのに」
「ああ、イクぞ、出すからな、口を開けろ」
頭上から荒い息が降る。春人は床に手を突き、口を大きく開けて雄を口に含んだ。
「春人、うれしいよ、ああ、春人の口の中が熱い」
この儀式にも慣れた。賢治へのせめてもの付き合いの精神から、口をすぼめて裏筋を舌で舐め上げ、喉の奥まで入れた。賢治と対等に付き合えたら、どれだけ良かっただろう。心の中では空しさでいっぱいなのに、散々賢治によって叩き込まれた快楽によって、体が反応する。頭が追いつかない。
「愛してるよ、春人、愛してる」
それでも、愛していると言われたら奉仕してしまう。そんな自分の馬鹿さ加減に涙が出た。嘔吐いても喉を開き、賢治に教え込まれた舌の使い方で彼を喜ばせる。と、早々に精液が喉に叩き込まれた。
「……ぁ、がぁっはぁ、ぁ」
今朝の精液は薄かった。それもそうだ。昨夜、春人の胎内に大量の欲望を放出したのだから。
玄関ホールはひんやりしていて、過去にここでしたら春人が風邪を引いた。それで賢治がフェラチオを求めてくるのも、彼なりの考えだと知っている。だからこそ、春人も従順になって舌を見せた。
「飲んだよ」
己の精液を気にしないのか、賢治は口づけで返してくる。
「お利口だ」
賢治の満足しきった笑顔は嫌みったらしいくらいにまぶしくて、朝から直視できない。彼の広い肩辺りで視線を留める。どうしてこんなに意地を張ってしまうのか。
「今夜は帰りが遅くなるから、夜更かししないで寝るんだぞ」
「分かってるよ、子供じゃあるまいし」
「そうだな、ごめん、ごめんって、ああ、春人は怒る顔もかわいいんだな」
つむじに、耳元に、頬に、口づけをしてくる。
賢治は欲望に忠実な男で、彼が暴走したら春人だって止められない。年がら年中、春人に発情しているから、元々性欲の強い男なのだろう。そんな風に聞いてみたことがある。「なに、嫉妬?」と、逆に喜ばれて、ベッドで地獄を見た。股を閉じられなくなった頃、「春人だけだ、俺はここまで人を愛することはできなかった、だから春人が俺をこうしたんだ」そう賢治は嬉しそうに笑って、春人の顔に精を放った。この人は狂っている。と、春人は思うも、その薄くなった精液を無意識のうちに舐め取っていた。
なにもセックスだけの話ではない。彼が大事にする生活と仕事を奪われるときや、彼の中の正しい道理に反する物には容赦がない。河田さんに聞いた話によると、以前、自動車事故の件で賢治の取り乱し様は凄まじかったそうだ。愛車のロードスターを廃車にさせたことよりも、春人に怪我をさせた事実に怒り狂っていたそうな。
それだけ激情家な賢治でも、春人の顔色をうかがうことだけは忘れなかった。今だって、
「早く行きなよ、河田さんを待たせてる」
と、春人が注意した。自分達が疑似恋愛で盛り上がるのはいい。それでも他者に迷惑を掛けることだけは嫌だった。それを賢治も知っていることから、
「……そうするか、行ってくるよ」
賢治は渋々とだが聞き入れてくれた。最後に春人の頭を撫でて、家を出て行った。玄関のドアの鍵が外から閉められる。足音が消えていく。
「いってらっしゃい」
賢治には届かない声量で返した。
ここ最近、賢治の出社を見送ると、彼の思考から追い出されてしまう気がして怖い。ピリッと舌が焼けて、それは順に臓器を痛めつけていく。追い出されるなんて考えは間違っている。自分はこの家にいるから、実質家の外にいるのは賢治の方だ。それなのに疎外感を覚えるのはなんでだろう。彼に依存しているな、と春人は玄関ホールの壁に背を預けて膝を引き寄せた。賢治は戻ってこない。車のドアを閉じる音がした。
「そのくらいで安心するなよ」
目の奥が熱くなり、未だに自分は悲しめるのだと知った。ひとりぼっちにしないで。忘れ物でもしてくれよ。もう一度顔を見せてきて、こんなに胸が苦しいのだから。
五分たってもドアは外から開かれなかった。
「もういい」
我ながらすねた声だ。賢治を見送るだけなのに、なんで自分がこんなに思い悩まなくてはならないのだ。
大股で二階に上がり、寝室に戻った。昨夜の営みの名残でしわくちゃになったシーツに顔を埋めると、賢治の体臭でいっぱいになる。賢治は働きに行ったのに、いつもみたいに息が止まる強さで抱きしめられていると錯覚した。
まぶたが重く、簡単に寝入った。外で正午のサイレンが鳴ったから、賢治の匂いがする枕から顔を上げた。一階に下りた春人は適当に昼を済ます。キッチンで皿を洗っていたら、家の外で車の走り去る音がした。この周辺に建物がないことから、恐らく配送業者が置き配したのだろう。春人は取りに行こうとはせず、手元の高価な皿に視線を戻した。宅配物は夜に賢治が受け取る決まりだ。
キッチンからリビングの窓を通して庭が見える。視界の右側の造作棚には賢治が収集している本が並んでいる。春人は庭に出て、木につるしてある鳥用の餌台に餌用の小豆を置く。あとはリビングの大きな二面窓から、庭に集まる鳥を観察した。来て欲しい鳥が来ないから、台所でりんごの皮を剥かず横に半分カットし、他の木の枝にりんごを刺した。直射日光を浴びた果実が白から黄色に変色していく。鳥の水場として作った池の金魚が、春人の足音に餌を期待して寄ってくる。りんごは水質が悪くなることから、金魚には違う餌を与えた。ぷくぷくと育っていて微笑ましいな、と春人は池の前でしゃがみ込んだ。
梅雨も明けて夏の声が近くで聞こえてくる。土や草木は瑞々しく青く、天に向かって背を伸ばしていた。今の自分は長袖を着ていないし帽子も忘れていた。日焼けをしたら直ぐに肌が赤くなるから、あとで賢治に叱られるだろうな。
「母さん、元気にしてるかな」
音沙汰がないのはきっと良いことだ。
深夜に帰宅した賢治は上機嫌だった。ベッドで丸くなっていた春人は、風呂から上がったばかりの賢治に後ろから抱かれた。湿った肌が、熱い手が、春人の冷たくなった体をとろけさせる。
何度目かの絶頂で全身が小刻みに痙攣した。息を整えようと夜空を見上げた。真っ暗で星は見えなかった。牢獄にしては快適な暮らしだった。
「行ってくる」
賢治の声はしなやかで低い。
今みたいに耳元でささやかれると、体の奥を射抜かれた時を思い出して腰がうずく。目尻が熱くなったから顔を背けようとした。
「うん、いってらっしゃい」
春人が目を合わせないでいると、強引に顔を正面に向かされる。
「何を考えている」
「……さあ」
まだ違和感のある後ろが気になっています。なんて馬鹿正直に答えられるわけがない。
「俺の前では素直が一番だって、昨夜あれだけ言い聞かしたのに、強情だな」
スーツにロングコートを羽織った賢治が春人の頬を包み、唇を塞いでくる。鼻呼吸を上手くできない春人が呼吸を求めて唇を開けると、すかさず舌が入ってくる。昨夜の余韻から賢治に舌を吸われるだけで早々に腰が抜けそうになる。春人はこうやって立っているだけで精一杯なのに、賢治はなおも追い詰めてくる。上顎を舐められると、口の端から滑稽なあえぎ声が漏れた。その声が気に入ったのか、賢治は朝っぱらから股間を硬くさせた。この鬼畜が。早漏の絶倫が。と、春人は罵詈雑言を並べて賢治を罵った。
「ん、っ」
春人は咄嗟に賢治の腕にしがみつき、カシミヤのコートに爪を立ててやった。
「ご馳走さま」
賢治はわざとらしくリップ音を立てて顔を離した。今朝の口づけはやけに長かった。
「はぁ……う」
春人は肩で息をし、ずるずると床に崩れ落ちた。冷たい床に尻を付けたまま、賢治を睨みあげる。すると賢治がスラックスのファスナーを下ろした。口周りを唾液で汚した賢治が勃起した雄を取り出す。
賢治の長くて太い竿は、春人の胎内を拡張して快楽を覚えさせた。恐ろしいくらいに張った亀頭は春人の浅いところを気持ちよくしてくれる。いくら泣いて乞うても、この男によって抑え込まれて打ち込まれる。それも毎晩だ。週末はベッドから出られない。排泄と食事の時間だけ自由を与えてくれるも、それ以外は賢治によって支配された。床で、階段で、ソファで、洗面台の前でも互いに繋がった。まるでやりたい盛りの十代のセックスみたいで笑える。
春人は自嘲的に口角を上げたら、賢治が雄の根元から先端までしごく。先走りが糸のように床へ落ちていくのが滑稽だった。
「はぁ、はぁ、春人、かわいい、もっと笑え、かわいい」
賢治は春人を視姦して自慰をしている。上等な服を着て、外に運転手の河田さんを待機させながら、多くの部下を待つ三十の男が太ももを震わせている。
「昨夜、あれだけしたのに」
「ああ、イクぞ、出すからな、口を開けろ」
頭上から荒い息が降る。春人は床に手を突き、口を大きく開けて雄を口に含んだ。
「春人、うれしいよ、ああ、春人の口の中が熱い」
この儀式にも慣れた。賢治へのせめてもの付き合いの精神から、口をすぼめて裏筋を舌で舐め上げ、喉の奥まで入れた。賢治と対等に付き合えたら、どれだけ良かっただろう。心の中では空しさでいっぱいなのに、散々賢治によって叩き込まれた快楽によって、体が反応する。頭が追いつかない。
「愛してるよ、春人、愛してる」
それでも、愛していると言われたら奉仕してしまう。そんな自分の馬鹿さ加減に涙が出た。嘔吐いても喉を開き、賢治に教え込まれた舌の使い方で彼を喜ばせる。と、早々に精液が喉に叩き込まれた。
「……ぁ、がぁっはぁ、ぁ」
今朝の精液は薄かった。それもそうだ。昨夜、春人の胎内に大量の欲望を放出したのだから。
玄関ホールはひんやりしていて、過去にここでしたら春人が風邪を引いた。それで賢治がフェラチオを求めてくるのも、彼なりの考えだと知っている。だからこそ、春人も従順になって舌を見せた。
「飲んだよ」
己の精液を気にしないのか、賢治は口づけで返してくる。
「お利口だ」
賢治の満足しきった笑顔は嫌みったらしいくらいにまぶしくて、朝から直視できない。彼の広い肩辺りで視線を留める。どうしてこんなに意地を張ってしまうのか。
「今夜は帰りが遅くなるから、夜更かししないで寝るんだぞ」
「分かってるよ、子供じゃあるまいし」
「そうだな、ごめん、ごめんって、ああ、春人は怒る顔もかわいいんだな」
つむじに、耳元に、頬に、口づけをしてくる。
賢治は欲望に忠実な男で、彼が暴走したら春人だって止められない。年がら年中、春人に発情しているから、元々性欲の強い男なのだろう。そんな風に聞いてみたことがある。「なに、嫉妬?」と、逆に喜ばれて、ベッドで地獄を見た。股を閉じられなくなった頃、「春人だけだ、俺はここまで人を愛することはできなかった、だから春人が俺をこうしたんだ」そう賢治は嬉しそうに笑って、春人の顔に精を放った。この人は狂っている。と、春人は思うも、その薄くなった精液を無意識のうちに舐め取っていた。
なにもセックスだけの話ではない。彼が大事にする生活と仕事を奪われるときや、彼の中の正しい道理に反する物には容赦がない。河田さんに聞いた話によると、以前、自動車事故の件で賢治の取り乱し様は凄まじかったそうだ。愛車のロードスターを廃車にさせたことよりも、春人に怪我をさせた事実に怒り狂っていたそうな。
それだけ激情家な賢治でも、春人の顔色をうかがうことだけは忘れなかった。今だって、
「早く行きなよ、河田さんを待たせてる」
と、春人が注意した。自分達が疑似恋愛で盛り上がるのはいい。それでも他者に迷惑を掛けることだけは嫌だった。それを賢治も知っていることから、
「……そうするか、行ってくるよ」
賢治は渋々とだが聞き入れてくれた。最後に春人の頭を撫でて、家を出て行った。玄関のドアの鍵が外から閉められる。足音が消えていく。
「いってらっしゃい」
賢治には届かない声量で返した。
ここ最近、賢治の出社を見送ると、彼の思考から追い出されてしまう気がして怖い。ピリッと舌が焼けて、それは順に臓器を痛めつけていく。追い出されるなんて考えは間違っている。自分はこの家にいるから、実質家の外にいるのは賢治の方だ。それなのに疎外感を覚えるのはなんでだろう。彼に依存しているな、と春人は玄関ホールの壁に背を預けて膝を引き寄せた。賢治は戻ってこない。車のドアを閉じる音がした。
「そのくらいで安心するなよ」
目の奥が熱くなり、未だに自分は悲しめるのだと知った。ひとりぼっちにしないで。忘れ物でもしてくれよ。もう一度顔を見せてきて、こんなに胸が苦しいのだから。
五分たってもドアは外から開かれなかった。
「もういい」
我ながらすねた声だ。賢治を見送るだけなのに、なんで自分がこんなに思い悩まなくてはならないのだ。
大股で二階に上がり、寝室に戻った。昨夜の営みの名残でしわくちゃになったシーツに顔を埋めると、賢治の体臭でいっぱいになる。賢治は働きに行ったのに、いつもみたいに息が止まる強さで抱きしめられていると錯覚した。
まぶたが重く、簡単に寝入った。外で正午のサイレンが鳴ったから、賢治の匂いがする枕から顔を上げた。一階に下りた春人は適当に昼を済ます。キッチンで皿を洗っていたら、家の外で車の走り去る音がした。この周辺に建物がないことから、恐らく配送業者が置き配したのだろう。春人は取りに行こうとはせず、手元の高価な皿に視線を戻した。宅配物は夜に賢治が受け取る決まりだ。
キッチンからリビングの窓を通して庭が見える。視界の右側の造作棚には賢治が収集している本が並んでいる。春人は庭に出て、木につるしてある鳥用の餌台に餌用の小豆を置く。あとはリビングの大きな二面窓から、庭に集まる鳥を観察した。来て欲しい鳥が来ないから、台所でりんごの皮を剥かず横に半分カットし、他の木の枝にりんごを刺した。直射日光を浴びた果実が白から黄色に変色していく。鳥の水場として作った池の金魚が、春人の足音に餌を期待して寄ってくる。りんごは水質が悪くなることから、金魚には違う餌を与えた。ぷくぷくと育っていて微笑ましいな、と春人は池の前でしゃがみ込んだ。
梅雨も明けて夏の声が近くで聞こえてくる。土や草木は瑞々しく青く、天に向かって背を伸ばしていた。今の自分は長袖を着ていないし帽子も忘れていた。日焼けをしたら直ぐに肌が赤くなるから、あとで賢治に叱られるだろうな。
「母さん、元気にしてるかな」
音沙汰がないのはきっと良いことだ。
深夜に帰宅した賢治は上機嫌だった。ベッドで丸くなっていた春人は、風呂から上がったばかりの賢治に後ろから抱かれた。湿った肌が、熱い手が、春人の冷たくなった体をとろけさせる。
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