【新章突入】ショタたちがいろんなものに襲われる話

のりたまご飯

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第2章 研究所、再び

Part17 搾精の時+1 その3 (大、広、龍Side)

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大希「入って入って~」

広樹「パジャマあるから、とりあえずこれ着な」

クローゼットの中から新しい着替えを出して、龍之介に差し出す。

一瞬広樹は、研究対象をこんなところに連れ込んでもいいのだろうかと一瞬考えた。
これ、かなりまずい状況なのでは、と考えた。

大希「ほら、ひろちゃんも早く着替えて!」

広樹「おう…」

広樹はしばらく考えることを放棄した。
ひたすら、目の前にいるこのかわいそうな研究対象に同情していた。

三人ともパジャマに着替えると、大希と龍之介はそのままベッドの上にあぐらになり、広樹は椅子に座って話を始めた。
支給された水を龍之介に渡す。

広樹「えーと、じゃあ改めて自己紹介…かな、、オレは流山広樹、今中1。」

大希「小川大希、同じく中学一年生です!」

龍之介「えっと、淡路龍之介と言います。小学6年生です」

大希「6年生なんだ~!一個下だねぇ~」

広樹「こっちに来たのは?」

龍之介「多分昨日…?街中を歩いていると、急に誰かに襲われて…気がついたらここに、、」

二人は、心の中で静かに同情した。

龍之介「えっと、じゃあ広樹さんと、大希さんで、いいですか?」

大希「全然タメ口でいいよ~!」

龍之介「いえいえ、色々聞きたいこともあるので、、」

広樹「なんでも聞いて。力になれるといいけど。」

龍之介「さっき、二人のことを見てると、なんか、すごい慣れてるみたいな感じがしたんですけど…」

ぎくり。
二人は少しの間固まった。

龍之介「えっと、いつからいるのかな~、って、、」

どちらも発言しないまま、数秒間が経過する。
ここで、広樹が慌てて口を開いた。

広樹「俺たちはもう1週間ぐらいこっちの方にいててだな、、同じような感じで拉致されてきたんだけど…」

龍之介「ここ、どこなんですか…?研究所?だとか聞きましたけど…。家に帰れるのは、いつになるんですか?」

大希「さ、さあ…僕たちもまだまだ先のこと、わからないから…、、」

龍之介は二人のことを怪しんだ。
広樹もその事に気づいていた。

広樹「(大希のやつ…もうちょっと上手く演技しろよな…)」
広樹は大希の方に目線を送る。
大希はキョトンとした顔で広樹の方を見返す。

広樹「まあとりあえず、慣れたらどうってことなくなる…ってだけいっておこうかな…」

大希「そうそう!そんなシリアスに考えなくてもね!」

龍之介「はあ…」

龍之介は多少すっきりしないものの、この状況においては、無理やり納得せざるを得なかった。

コンコン
突然、ドアがノックされた音がした。

広樹「誰だろ…」

広樹がドアを開けると、そこにはパジャマ姿の駿太がいた。

駿太「あっ、広樹さん。ここに龍之介くんって、いたりします?」

広樹「おお、ちょうどさっき来たところ…。部屋がどこなのか忘れたっぽくて、、」

駿太「おー!紘也くん、いるらしいよ!」

紘也「本当ですか!ありがとうございます!先輩方!」

駿太の隣からひょっこりと出てきたのは、黒縁メガネをつけた、駿太と同じぐらいの身長の男の子だった。

紘也「りゅー先輩~!!」

紘也と名乗る男の子は、中に向けて名前を呼ぶ。
どうやら龍之介のあだ名のようだ。

龍之介「こ、こーや、、、」

名前を呼ばれて、部屋の奥から出てくる龍之介。
後ろに続いて大希も立っている。

紘也「お部屋忘れたって、今いくつなんですかw」

龍之介「ご、ごめん、、あと、大希さんと広樹さんも、ありがとうございました。」

駿太「じゃ、僕は二人を送ってから部屋に戻ります!また後で~!」

すると駿太は二人を連れて去っていった。
ドアを閉めて、二人はベッドに寝転がりながら、「ふ~」と言う声を漏らす。

大希「なんか、人が増えて賑やかになったね」

広樹「ああ。これじゃ小説の構成が複雑n」

大希「ひろちゃんそれ多分いっちゃいけないことだよ」

広樹「おっとしまった…。」

大希「それにしても、駿太くんはすぐに仲良しになってたね…。」

広樹「確かに…。けど、あの二人からは何故か同じオーラを感じ取るんだよな」

大希「駿太くんと、もう一人の男の子?」

広樹「紘也、くんだっけ。まあ数日も経てば、俺たちも知る事になるよ。」

大希「今年は、これからどうなっていくか楽しみだね~」

広樹「オレは心配の方が勝ってるよ…。」

続く

=天の声=
次回は駿太くんたちSideです。
結構面白くかけたのでお楽しみに...
ではでは
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