【新章突入】ショタたちがいろんなものに襲われる話

のりたまご飯

文字の大きさ
上 下
136 / 185
最終章 この日常だっていつか

最終話 ありがとう

しおりを挟む
Tシャツも着て、二人は広樹のへやにある布団に腰掛ける。
下半身はパンツだけである。

「やっと涼しくなったね…」

「ひんやりだぁ…」

「はい、麦茶」

「わっ、わざわざありがと~!」

「「ゴクゴク…ぷは~!!」」

「美味しいねぇ…」

「美味しいなぁ…」

「やっぱりクーラーが効いた部屋で飲む麦茶はさいこーだねぇ」

「ほんとわかるわぁ…」

「それで、この後、どうするの~?」

「ど、どうするって言われてもなぁ…」

「おばさん今日何時に帰ってくるの?」

「えっ、多分、夜…になると思うけど…」

「じゃあ…いっぱいできるね?」

「そ、それって…」

「研究所から出てきたことだし…僕も、準備できたもん…お願い、ひろちゃん…」

「…そんなこと言われても…オレ、前言ったみたいに…」

「僕がいいっていってるんだから、ダメなことなんてない…でしょ?」

大希は麦茶で冷やされた体とは反対に、性欲で満たされた熱い心をむき出しに、広樹に寄りかかる。

「そんなこと言われたらっ…我慢できないだろぉっ…!」

と、その言葉をきっかけに、広樹が大希の唇を一瞬にして奪った。

「んんっ、ううう」

大希を布団に押し倒し、乱暴に舌を口の中に押し込んでいく。
どうやら大希も覚悟を決めたようで、それに応えるように舌を絡めている。

「はぁ…はぁ…」

「いいんだよな…?本当に…」

「うんっ、、いいよぉっ、はぁ、」

広樹が大希の顔から目を離すと、次は自分のボクサーブリーフの正面に、小さなシミができているのを見つける。
少しずつ下に下げていくと、すでに上を向いている大希のものがぶるんと外気に触れた。

「もうこんなにしやがって…はむ…」

「んあああっ、、急にぃっ、」

「んむ…んん」

一口で大希の性器を口に入れると、手を使い余っている包皮を下に下げる。そしてあらわになった亀頭部分を容赦無く舐め回す。

「ううぅっ、な、なにっ、すごいよぉっ…あんっ、先っぽだめだってぇっ、、」

大人しく体を差し出す大希の性器を、丁寧に、されど乱暴に舐め回していく。
くちゅっ、ぐちゅっといった音が、カーテンの閉ざされた薄暗い広樹の部屋に響く。

少しして、広樹が性器から口を離すと、今度はパンツを完全に脱がせて足を開かせる。

「ゃっ、は、恥ずかしいいってこれぇ…」

「なるべく、痛くないようにするから…」

大希の腰を持ち上げると、広樹は大希の両足の真ん中にある穴に舌をつけ、唾液を混ぜて舐め始めた。

「ままま待ってえっ!そこ、き、汚いからぁっ、」

「大丈夫、めっちゃ綺麗だよ」

入り口をゆっくりほぐすように、舌を中に入れたりを繰り返すと、数分ほどで大希の後ろはすっかりと緩んでいた。
さらに、広樹は布団の隣の机にある引き出しから、透明なびんを取り出すと、そこからどろどろとした液体を出し、さらにそこに塗りつけた。

「んっ、はぁっ…はぁ…」

それが終わると、広樹は大希の腰を戻し、まだきていた英字がプリントされたTシャツをゆっくりと脱がせた。
あまりの興奮で息を荒くした大希は、目をとろんとさせている。
広樹も同じようにTシャツを脱ぎ、そしてシミのついたボクサーブリーフを脱ぎ捨て、隣の地面にそのまま放っておく。
自分の大きくなったものにも、透明な瓶から出てくる液体をたっぷりと塗る。
そして、全ての準備は整った。

「大希…これで、もう…」

「んあ…僕、やっぱりちょっと…怖い」

「…じゃ、やめとくか…?」

「あっ…いや、それはやだ…!」

「じゃあ…」

広樹はもう一度、大希の唇にキスをする。

「結構解したし、ローションもつけたけど…最初はやっぱり痛いかもしれないから…それは…ごめん。だけど、これで、怖くないか?」

「…うん、、あっ、でも、」

「ん?」

「手、つないでて…」

「…わかった。もう一個の手は、枕を掴むと、いいらしいんだけど…」

「そうなんだ…ありがと…」

「じゃ…本当にいいんだよな…?」

「…うん、ひろちゃんだったら…いいよ」

その言葉を聞くと、広樹は自分の腰をゆっくりと、大希の後穴にあてがい、そしてゆっくり、ゆっくりと、中に入れ始めた。

「っあ、、あ、、っっ!」

大希が手を握る力が強くなるのを感じ、そこで止めると、

「だ、大丈夫だよっ、そのままっ、い、入れえいいからぁっ…」

「お、おう…」

ゆっくり、ゆっくりと、押し込んでいくと、
ついに、全部が大希の体の中へと入った。

「はぁ…はぁ…はぁ…た、大希…大丈夫…か?」

「うあぁっ、はいってるっ…ひろちゃんのがぁっ…」

大希は、痛みからか感動からか、キラキラとした両目から涙の滴が流れていた。

「やっぱり痛いか…?抜いたほうがいい…?」

「…大丈夫っ、だよ…だってっ、あぅっ、、僕、嬉しいもん…!」

「…ありがと…大希」

「ひろちゃんも、ありがとっ…」

「じゃっ、うごく…ぞ」

「うん…」

広樹が、奥に入った自分の腰を、ゆっくりとぬき、そしてゆっくりと押し入れる。
それに対応して、押し入れるときに大希の口から声がもれ、そして上を向いた性器がびくんと跳ねる。
段々とスピードを上げると、大希も慣れてきたのか、ぎゅっと閉じていた目を開き、広樹の顔を見るようになった。

「んああっ、なにこ、あっ、れっ、あんっ、きもちいぃ、ひろちゃんっ、これぇぇっ、」

「っ…オレもっ、気持ちいい、たいきぃ…」

「そっかぁっ、よかったぁ…あんっ、僕のぉっ、っでぇっ、うっんあ、き、きもちよくっ、なってくれてるっ、あっ、ひろっ、ちゃんっがぁっ…」

突かれるたびに、言葉を震わせる大希は、広樹の顔をみて、にこっと笑った。

それからはというものの、二人は数分間無言で、床がぎしぎしと軋む音を聞いた。
はぁはぁという吐息と、二人の体の発熱は、冷房で冷えた部屋の温度を上昇させ、二人の体には汗が浮かんでいた。

「ひろちゃんっ、きすっ、きすしたいっ、んむむううっ、」

「んっ、んっ、はっ、はぁ、、」

「奥からぁっ、ちんちんの、、裏っ、来る、っああっ、のっ、気持ちいい、どの機械よりも気持ちいいよぉっ、、」

「おれもだよぉっ、はぁっ、た、大希の中っ、どの、オナホよりもぉっ、気持ちいいぃっ、んんくぅっ、はっ、」

広樹がふと大希の性器が目に入ると、手をつなげていない方の手で大希の性器の皮を掴み、それを上下させていく。

「あっ、、、だ、だ、めっ、まえもやられちゃっ、あぅっ、あ」

すでに先走りで、性器全体が濡れていた大希の性器を扱くと、それはクチュクチュとした音をたてる。

「ひろちゃんそれっ、やら、ないぃっ、で、あん、、す、すぐにいっちゃうから、、、あ」

「大希はぁっ、気持ち、よくっ、ないといけないのぉっ!やばっ、オレもっ、すぐ…でるっ、、かも」

「あっ、はやっ、後ろも前もはやいぃっ、だめだからぁっ、」

「大希っ、、いって、いっていいのかっ…?、おれっ、お前の中っ…でぇっ、い、いっていいのか…?」

「いい、なんでだめなのっ、いいに決まってるよぉっ、あんっ、」

「もうっ、む、無理ぃっ、はぁっ、はあっ、」

「おっ、奥からきちゃうっ、ひ、ひろちゃんっ、んあああっっっ、!!!!」

「くるっ、あっ、大希っ、大希ぃっっ!!」

それから3秒もたたないうちに、2人は動かなくなった。
大希の性器からは、白い液体が高く吹き上がり、広樹は大希のお腹の中に、また別の白い液体を射出した。
それが3回ほど続き、さらに二人の体がびくびくと強く痙攣する。

痙攣が治ると、二人ははぁはぁと息を立てながら、初めての性行為の余韻にひたる。

左手で枕をぎゅっと掴みながら、右手で広樹の手を掴み、蕩けた目を開き、胸まで精液でどろどろになった大希、
膝立ちで腰を思い切り奥まで突き入れ、左手で同じく大希の手を掴み、どろどろがかかった右手では大希の性器を握っている。

その状態は、1分ほど続いた。

「き、気持ちよかったね…ひろちゃん…」

「…そうだな…オレも気持ちよかった…」

「…僕、頑張ったよね?」

「…うん。ありがと…オレのために」

「そんなことないよ。僕もありがとう。僕の恋人に、なってくれてっ…」

「そんなの、オレだって言いたいよっ、、ううっ」

二人とも、目から涙を流し、そして最後に、口付けをするのだった。

「ありがとう、ひろちゃん」

「…オレも、ありがとう。」


おしまい
しおりを挟む
感想 8

あなたにおすすめの小説

身体検査

RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、 選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。 そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

捜査員達は木馬の上で過敏な反応を見せる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

こども病院の日常

moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。 18歳以下の子供が通う病院、 診療科はたくさんあります。 内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc… ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。 恋愛要素などは一切ありません。 密着病院24時!的な感じです。 人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。 ※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。 歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。

疲弊した肉体は残酷な椅子へと座らされる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

【連載再開】絶対支配×快楽耐性ゼロすぎる受けの短編集

あかさたな!
BL
※全話おとな向けな内容です。 こちらの短編集は 絶対支配な攻めが、 快楽耐性ゼロな受けと楽しい一晩を過ごす 1話完結のハッピーエンドなお話の詰め合わせです。 不定期更新ですが、 1話ごと読切なので、サクッと楽しめるように作っていくつもりです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 書きかけの長編が止まってますが、 短編集から久々に、肩慣らししていく予定です。 よろしくお願いします!

処理中です...